太刀川さんのトリオン体を破壊してから出水先輩と話していると通信が来た。
「拓真くん。今技術班から連絡があって直ったから一度といてしばらくしたらまた換装してみてって」
「ありがとうございます。よし、トリガーOFF」
解除しても特に問題は無さそうだった。
「あーー」
「なんで残念そうなんですか人見先輩」
「だって可愛かったからもったいないなぁって」
「えぇ···」
「まぁいいや。とりあえず出水先輩」
「ん?どうした?」
「防衛任務は俺が太刀川さんと変わるとして、ちょっと再換装までの間にお願いしてもいいですか?」
「いいけど何?」
「あの実力派無職を連れてきてください。あと遊真も」
「実力派無職って···迅さんのこと?」
「はい」
「えー?だって迅さんなんて捕まえるの大変じゃん」
「いいからとっとと行け」
「イエッサ」
~~
「捕まえた」
「よくもまあこの短時間で」
「ぼんち揚げを物質(ものじち)にとった」
「なるほど。さて迅さん」
「はい」
「わかってますね」
「はい」
「流石に今回のことは感化できません」
「はい」
「どうせ視えてたんでしょ?」
「はい」
「なんで言わないんですか?」
「いやその···今朝会わなかったし···」
「誰かに伝言頼むなりメッセージ残しとくなりあるでしょう」
「う···」
「で、なんでですか?」
迅この先の未来を見た。
嘘を着いた場合··········遊真に見抜かれて投げ飛ばされる
何も言わない場合······投げ飛ばされる
結果正直に言うことにした。それが1番無害だった。
「特に問題が起きなさそうだったので何も言いませんでした」
「不具合の時点で大問題ですけどね?」
「それは···」
「というわけで」
「?」
「あ、もしもしレイジさん?俺がよしと言うまで迅さんの部屋からぼんち揚げ全部没収しといて」
「そんなぁ」
「自業自得です」
「おーい岸辺〜?そろそろ任務の時間なんだが」
「もうそんな時間ですか。じゃあ行きましょう」
「じゃあ太刀川さん行ってきます」
「おーう」
「いつの間に餅を···」
~~
「あれ〜?井戸原くんだ。太刀川さんは?」
「さっき俺が戦闘体破壊してしまったので代理です」
「なるほど。りょうかーい」
こうして防衛任務を始めたわけなんだが······
「出水先輩」
「どした」
「なんか今日やたら多くないですか?」
「やっぱそうだよな。俺も薄々思ってた」
「だよね〜」
「これじゃ拉致があかないな『もしもし、忍田さーん?』」
『どうした拓真』
『これ2人で捌くのきついから応援ちょうだーい』
『今臨時で二宮隊、草壁隊を向かわせた』
『なら大丈夫か』
少しするとハウンドの軌道が見え、そして銃撃音が聞こえ始めた。
「拓真先輩!お待たせ〜」
「緑川」
「旋空孤月」
「辻先輩!」
「ごめん。遅くなった」
「いえ、ありがたいです」
「お前ら、さっさと終わらせるぞ」
「「「「「「「「了解!」」」」」」」」
そのあとは数の有利など知ったことかと言わんばかりの蹂躙っぷりだった。緑川が撹乱し、宇野先輩が撃ち抜き、犬飼先輩と里見先輩が蜂の巣にし、二宮さんと出水先輩が爆散させ、俺と辻先輩と佐伯先輩が切り裂く。さっきのが嘘だったかのようにすぐに終わった。
「今日はもう帰って寝よ」
流石に疲れた。交代時間で俺は直帰した。ちなみに帰ったら迅さんの部屋からはまじで綺麗さっぱり無くなっていた。レイジさん。あの量どこへ隠したの?
アニメの最新話が···なんというか···生きてた