三学期の期末試験が終わり結果が帰ってきた。
「ねえ、あんたなんでそんなに点取れんの?」
隣の草壁がそう聞いてくる。それを耳にしたクラスメイトがよってきて矢継ぎ早に質問をしてくるが軽く流していく。ようやく納まった時再び草壁が聞いてくる。
「なんで?」
「なんでだと思う?」
教科書を揃え、帰る準備をする。
「なんで質問を質問で返すのよ」
「着いてくりゃわかるんじゃない?本部、一緒に行く?」
「······行く」
~~
本部直通の入り口から本部に入ると諏訪隊に会った。
「ようお前ら今日はどうした?」
「こんにちは」
「こんにちは」
「どうも。草壁、堤さんはともかく諏訪さんはありえないからな。教え方が上手かったとしても口の悪さで嫌われるタイプだ」
「そうね。堤さんはともかく諏訪さんはそうだと思うわ」
「会って早々失礼な奴らだな!」
「まあまあ」
「では」
「おい待て!」
「さー逃げるか」
「お前らー!!」
~~
「あーしんど」
「生身だものね」
「よーお前らどうした?そんな息切らして」
次に会ったのは弾バカこと出水と槍バカこと米屋である。2人を見てコイツらは?と言いたげな目で草壁が見てくるので。
「戦力外」
「えーーー?」
「酷くね?これでも俺らA級だぜ?」
「じゃあ聞きますけど、勉強で戦力になるんですか?」
「あーそゆこと?無理無理。この間出た課題だってわかんねぇもん」
「まあそんなことより俺らは模擬戦だからな」
そんなことを言うので辺りを見回すといい人を見つけた。
「三輪せんぱーい」
「えっ?秀次?」
「出水先輩と米屋先輩が課題サボろうとしてますよー!」
それを聞く無いなやこちらへ向かってくる。その際に何が言ってるようだが大方そいつら捕まえとけとかだろう。もちろん捕まえている。
「よくやった。ん?それはテストか?」
「はい。今日帰ってきたやつです。これから復習するところで」
「そうか。偉いな」
「普通だと思いますけど」
「その普通ができないやつが少なくともここに2人いるがな」
「耳が痛い」
~~
「よお。珍しい組み合わせだな」
次に会ったのは、
「荒船さんお疲れ様です」
「お疲れ。どうしたんだ?」
「テストが返ってきたんで復習です。俺は六頴館行くので」
「なんだ、いえば見てやったのに」
「そうしたかったんですけどね」
「なんだ?俺らじゃ嫌だってのか?」
「そうじゃなくって。運悪く先輩たちの学年末と被っちゃったんですよ」
「あーそういややったな」
「なので頼みづらくて」
「じゃあ誰に教わったんだ?」
「それは今その人の所に向かってるところです」
「俺もついて行ってもいいか?ちょっと気になる」
「いいですよ」
─荒船が仲間に加わった─
~~
「で、結局誰なの?」
「それは···」
俺はある場所の前で足を止めて体を右に向ける。そこは
「東さんだよ」
東隊の隊室前だった。
「マジか。それは羨ましいな」
「ずるい!」
「知らん。草壁も頼めばいいだろう。多分駄目とは言われないよ」
するとドアが開き、人見先輩が顔を覗かせた。
「騒がしいと思ったら岸辺くんか」
「すいません。あの、東さんは···」
「いるよ。どうぞ」
「「「お邪魔します」」」
「あれ?荒船くんもいるの?」