レアキャラ男子オペレーターの望む日常   作:紅葉064

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今回は番外編です。 まあ展開はラブコメにありがちなうちの1つ…だと思う。


番外編①

第 2 次大規模侵攻後、死にかけた岸辺拓真のお見舞いに行った風間隊オペレーター三上歌歩は帰宅後の夜、自室で…悶えていた。

「うう~なんであんなこと言っちゃったんだろ…」

彼から「好きだ」と言われて嬉しくないわけがない。 それに舞い上がってしまったのか、告白どころかもはやプロポーズ同然のことを言ってしまった。

「一生って」

枕に顔を埋めながら彼と出会った時のことを思い出していた。

 

 

 

 

遠征艇に乗って別の国に着いた。 太刀川隊と風間さんたちは私たちにオペレートを頼んで探索へ向かった。

数時間後に 1 人の少年を連れて帰ってきた。 何故だろうと思い顔を向けると私はすごく驚いた。全員がベイルアウト寸前のダメージを受けていたから。 風間さんが事情を説明する。

 

「おい太刀川、もう少し警戒しろ」

「でも風間さん、ここ木しかないぜ」

「そういうことじゃない。 敵地だから警戒しろと言っているんだ」

太刀川にジト目を向ける。

森の中を進んでいると少年が1人空を見上げていた。風間さんは迷わず声を掛ける。

「おい」

少年はビクリと震えこちらを視認すると一瞬で距離をとる。

「誰だあんたら」

「警戒されてますね」

「風間さんがむやみに声かけるから」

太刀川と交代する

「俺たちは別にお前をどうこうしようってわけじゃない。 ただ俺たちはこの国のトリガーについて知りたいだけなんだ。」

少年は少し力を抜いたように見える。 油断は見せないが

「それは無理だ。 俺は近界民であってもこの国の人間じゃない」

嘘をついているようには見えないがそのまま信用するわけにもいかない。それと同時に疑問を持った。 何故俺たちが俺たちはこいつを 1 度も近界民と呼んでいない。なのに何故そう呼んでいると知っているのか。 それを問おうとすると

「いたぞ ! こっちだ ! 」

「ちっ ! もう見つかった」

この国の近界民だろう。 追われているのか。 ならばさっきの話にも納得がいく。 足音が近付いて来る。

「あんたらさっきこの国のトリガーが欲しいって言ったよな ? だったらあいつらから取ればいい」

姿を現すと顔を歪める。30人弱か。

「お前ら玄界の人間か ? ちょうどいい遠征艇の場所を吐いてもらって一緒に持ち帰ろう」

「てめぇらが用あんのは俺だろ」

「事情はすぐに変わる」

「だったら全員たたっ斬る。 トリガーON」

そう言って起動したのは…孤月だった。 俺たちは驚いたが、状況から無視してトリガーを起動する。

「 1 つ教えとく。奴らのトリガーはカウンター型だ。 遠距離で叩くか一撃で仕留めないと持ってかれるよ」

戦いが始まり一瞬でケリが着いたが取り逃した。しかしそれは無視して風間さんが

「何故近界民であるお前が孤月を持っている ? 」

と聞く。だが

「言うわけがない」

返事はこうだ。

「ならば無理にでも聞かせてもらう」

こうして衝突してギリギリ勝った。

 

 

 

 

そうして今に至る。 菊地原君がいなかったら確実に負けていたそうだ。

「お前、名前は ? 」

私の目には太刀川さんに襟を掴まれた子が風間さんに問いただされるという奇妙な光景が映っている。当真さんも笑っている。

「…岸辺拓真」

「何故孤月を、俺たちのトリガーを持っている ? 」

と聞くが彼は口をつぐみ頬を膨らませて微動だにしない。 どうやらこの質問だけには絶対に答える気がないらしい。 少しこの顔が可愛いと思ってしまった。

「ねえ」

岸辺君が声を出す。

「あのとおり俺追われてる身だからしばらくここにいさせてくれません ? 」

「お前が孤月を持っている理由を話したらな」

「それは無理」

「ならばダメだ」

彼は落ち込むかと思ったがなんかちょっと笑っている。

「そっか。 ふーん。 じゃあこの国の兵力も所持してる黒トリガーの数と能力の情報もいらないか」

すごい条件を出してきた。

孤月よりも今はそっちの方が重要だろうと思った太刀川さんたちは了承した。

「でもあんたらのトリガー回収は手伝うよ。巻き込んじまったし」

「そうか」

「じゃあこれからしばらくよろしくお願いします。風間さん」

こうして拓真君と遠征部隊の協力生活が始まった。 以外だったのは、結構料理がうまいこと、すごい甘党。 ちなみにおやつを取ってあるけど太刀川さんに食べられるので嫌っている。 その近界での生活は私たちがトリガーを手に入れ、彼が別の国へ行くと言った日まで続いた。

 

 

 

いつからだろう。最初は結構普通だと思っていたのに太刀川さん相手に喧嘩したり、出水先輩と話してて見せる笑顔だったり、風間さんといる時の真剣な表情だったり。 私は彼の姿を目で追うようになった。 私は彼の人間性が好きだった。風間さんたちとはすぐに仲良くなって、太刀川さんと喧嘩しても次の日には戻っている。それは私にも変わらなかった。 だから拓真君と別れる時凄く胸が痛かった。今日彼に好きだと言われて、これが恋なんだとわかった。

「次からどんな顔して会えばいいんだろ…」

あと

「…国近先輩たちにバレてないかな ? 」




ラブコメは読むの好きだけど考えるの苦手なんですよね。
引き続きよろしくお願いします。
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