~ A 級 3 バカ~
「何かねぇかな~♪」
「よねやん先輩それ何 ? 」
「そっちなんか美味そうじゃね ? 」
病室で聞こえる楽しそうな 3 人の声、その主は米屋陽介、出水公平、緑川駿の 3 人合わせて通称 " A 級3バカ"である。
「あんたら何しに来たんすか ? 」
「「「お見舞い」」」
ハモらせんな。それにな
「病室の冷蔵庫開けて勝手にお見舞い品食べるのが ? 食うなとは言わんからせめて許可を取りなさいよ」
「じゃあ貰ったよ」
「事後報告じゃねぇか緑川」
突然米屋先輩が話を切り出す。
「そういやメガネボーイのお見舞いに行った時お母さんに会ったんだよ」
「そうそう、めっちゃ美人だった」
「最初はお母さんじゃなくてお姉さんかと思ったよね」
会ったことは無いけど美人なのは知ってる。 千佳から聞いたから。
「興味ねぇの ? 」
「あんまり」
というかずっと気になってたけどずっと食ってない ? 何個食べんだよ。俺の分もくれ。
「何はともあれ生きてて良かったな。結局全部隊のオペレーターを守ったも同然なんだから。もちろんウチの蓮さんも」
「俺のところの柚宇さんもだな」
「はいはい、ウチの隊長も ! 」
「緑川のところの隊長は今スカウト旅でいないだろ。」
「そうだった」
…ホントいつまで食べてんの ?
「ハァ…どういたしまして」
すると
「じゃあそろそろ俺ら行くわ」
と言って 3 人は立って出口へ向かう。が
「待て」
呼び止める。 3 人は足を止め不思議そうに振り返る。
「ゴミは片付けていきなさい」
~東さん~
「おお、元気そうだな」
「東さん…」
「これお見舞いな」
「ありがとうございます」
「本部長から聞いたが大変だったみたいだな」
「ええ、こうして死にかけるほどに」
何だこの結構安定したやり取りは。 東さんは苦笑している。
「まぁ無事でなによりだ」
確かに無事ではあったが決してとは言えない。
コーヒーを飲みながら会話をする。
「最近は何かあったか」
「米屋先輩と出水先輩と緑川にお見舞い品食われました」
「はっはっはっ、大規模侵攻の後に焼肉奢ったばかりなんだがな」
そうなんだ。 まぁそれはいいとして、
「ボーダーではなんかありました ? 」
と聞く。「特にこれといったことは無い」とか返ってくるんじゃないかと思ったが、
「ああ、実は岸辺のところの隊長が…」
「修が ? 何かあったんですか ? 」
「大規模侵攻後のボーダーの記者会見に乗り込んだ」
「ゴホッ !!」
コーヒー変な方入った。
「大丈夫か ? 」
"何やってだアイツ" と思いながらとりあえず
「はい」
と返しておく。続けて下さい。
「わかった。 それで遠征のことを喋ったもんだから今上層部は大忙しなんだ」
わー忍田さんかわいそー。
「さて、そろそろいい時間だしおいとまさせてもらう。
今度飯おごってやろう」
わーいやったー。 でも
「俺飯よりもスイーツの方がいいです」
「ははっ、わかったわかった」
そう言って東さんは病室を出ていった。
~影浦隊~
バァン!!
勢いよく扉が開く。
「おい岸辺ぇ起きてるか ? 」
「寂しい後輩よ光さんが来てやったぞ ! 」
成績残念コンビうるさい。 ここ病院。
「小バカにすんじゃねえよ。でけぇ声出したのは悪かったな」
「そのへんは俺は気にしないんで他の入院患者に言って下さい」
「無事でいてくれてゾエさんは嬉しい 」
「そうだね」
「なんでゾエは泣いてんだ」
「そんなことよりカゲお見舞いは ? 」
「ああそうだ。 ほらよ」
何コレ??????????????
「疑問符浮かべまくんな」
「これはね、カゲの実家のお好み焼き屋のクーポン券だよ」
「へぇー。 ありがとうございます」
カゲさんてお好み焼き屋の子なんだ………お好み焼き屋 ? ヤンキーとかではなく ?
「おい俺はサイドエフェクトでてめーがバカにしてんの丸わかりなんだよ。 いらねぇなら返せ」
「いえありがたく使わせていただきます」
「じゃあ僕たちはそろそろ行くね。 バイバーイ」
最後まで騒がしかったな…カゲさんたちは。
お見舞いは次で最後です。そして本編にそった内容も一応ストップです。 その後はオリジナルの話となります。