アザルトリリィ Mechanized Heart   作:渚のグレイズ

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そういえば、当初は各話の最後に次回予告的な小話をやる予定だったのに、一話でやったっきりになってる・・・・
まぁ、別にいいか(おい)


第四話 レギオンー仲間を求めて②ー

さてと、まずは・・・・・

 

「どこからあたる?」

「ではまず、同じクラスの人からいきましょうか!」

「同じクラスっていうと・・・・椿組の?」

「李組からにしますか?」

「うーん・・・・いずれは同じクラスの人も誘いたいけど、とりあえず今は二水ちゃんに任せるよー」

「ではまず椿組からですね!」

「えーっと・・・あ、あの人!」

 

梨璃ちゃんの指差した先にいたのは・・・・・

 

「・・・・・鶴紗、ちゃん」

「はい。安藤鶴紗さんですね!紋瑪さん、ご存知だったんですか」

「・・・・・・・」

「紋瑪さん?」

 

鶴紗ちゃんは、私をちらりと横目で見ると、さっさと立ち去って行ってしまった。

 

「あ、ちょっと待っ・・・」

「梨璃ちゃん」

「ふぇ?」

 

追いかけようとする梨璃ちゃんを止める。今はまだ、あの娘と話す勇気がない。だから、てきとうな理由を言って、後回しにして貰おう。

 

「向こうは・・・・忙しそうだし、誘うのは、今度に、しましょう?ね?」

「う、うん・・・・良いけど・・・・」

「・・・・どうしたんでしょう?」

 

・・・・・私、卑怯だなぁ。

 

 

――――――――――♣♧♣―――――――――

 

 

─紋瑪が理事長室にいた頃─

 

「うん・・・・うん・・・・大丈夫。それじゃ」

 

電話を切る。

 

「お母様ですか?」

「・・・うん」

 

いつの間にか姿が見えなくなっていた、同室の神琳が話しかけてきた。

気を使ってくれてた、のかな・・・?

 

「ご実家のアイスランドは、今は夜の11時といったところかしら?」

「うん。心配して、毎日電話をくれるんだけど・・・・」

「大切に想われているのね」

「ううん。私は姉や妹に比べて出来が悪いから・・・・だから、心配、なんだと・・・・思う」

「・・・・・・」

 

神琳は時々、私に不満そうな顔を向ける。

やっぱり・・・・私みたいなヘボリリィなんかと一緒だから・・・・

 

 

―――――――――――†――――――――――

 

 

自作の苔テラリウムを眺めていると、心が落ち着く。

今ではこの時間だけが、私の癒し。以前いた場所には、気心知れた仲の娘もいたけれど・・・・

そういえば・・・・

 

「神琳はレギオンに入るの?」

「ええ。貴女もせっかく留学してきたのだから交流すると良いわ」

「・・・・・・」

 

私なんかが交流したって・・・・

 

「ところでこれ、読みました?」

 

そう言って差し出してきたのは、一冊の新聞。

 

「週刊リリィ新聞・・・?こんなの読むんだ・・・・」

 

ちょっと意外。神琳はこういうの、興味ないと思ってた。

記事には昨日レストアヒュージを倒した二人が写っていた。ユリさん・・・?

 

「雨嘉さんも見たでしょう?昨日の戦い」

「・・・・うん」

 

あ、違う。梨璃さんと夢結様か。

 

「技量もバラバラで息も合ってない。なのに、不思議な迫力があって────」

「・・・・うん」

 

へぇ・・・・あの二人、シュッツエンゲルだったんだ。

 

「・・・私の話、退屈?」

「うん・・・・・へぁ!?そ・・・・そんなことないよ!」

 

新聞読むのに夢中で上の空だった。気を悪くさせちゃった・・・・よね・・・・

 

「構いませんよ・・・・それにしても、あの緋坏さん。気になるわ」

「え?・・・・緋坏さん?」

「確か、雨嘉さんは同じクラスでしたね?」

「うん」

「どんな方ですか?」

「どうって・・・・」

 

まだ、数回しか話したことないんだけど・・・・

 

「・・・・なんというか、自分に素直なひと・・・・って感じ、かな」

「ふぅん・・・・なるほど。あの翼のようなものについては?」

「・・・聞いてない。私も、昨日初めてみた」

「機密事項・・・だったのかしら?それにお目にかかれるだなんて、光栄でしたわね」

「・・・・・うん。そうだね」

 

この時、私達は知らなかった。

あれが緋坏さんと百由様が、学院にも無断で造っていたものだった、ということを・・・・




「汐里さんの件は残念でしたねー」
「もう既に他のレギオンに加入済みだったとは・・・・情報収集不足でした・・・・」
「仕方ないよ二水ちゃん。次、頑張ろっ!」
「誰にだって失敗はあるよー。大事なのは、それを次へ活かせるかどうか、よ」
「梨璃さん・・・紋瑪さん・・・はい!頑張ります!!」
「で、次は?」
「そうですね・・・・・・この方はどうでしょうか?」






あ、まだ四話は続きます。
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