アザルトリリィ Mechanized Heart   作:渚のグレイズ

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ようやく、神雨勧誘しに行きますよ~!!



三度目のヘルヴォルイベント!藍ちゃんの水兵服かわいいかよぉ・・・・!!


第四話 レギオンー仲間を求めて④ー

さて、あれから数人を訪ねて回ったが・・・・何の成果も、得られませんでしたーー!

というわけで、今日はこの辺でお開きとなった。お疲れ様でしたー♪

 

 

そして、翌日─────

 

「二水ちゃん、楓さん、紋瑪ちゃんも、みんなありがとう」

「いえいえ、どういたしましてー・・・で、どうしたんですか?急に」

「昨日、閑さんに聞いたの・・・・」

 

どうやら梨璃ちゃんは、楓さんが八つのレギオンから誘いを受けていたことを知ったらしい。二水ちゃんだって、“鷹の目”のレアスキルを持っているから欲しがるレギオンは多い、ということも・・・・

 

「それに・・・・紋瑪ちゃん、本当は工廠科に入る予定だったんでしょ?」

「あら?そうだったんですの?」

 

ありゃ、それも知られてしまったかぁ・・・・伊東閑さん、だっけ。侮れないわね。

 

「・・・・・だとしても、私は梨璃ちゃんと一緒が良かったので、これで良いんです」

「・・・・梨璃さんだって、頑張っているのはご自身の為ばかりではないんでしょう?」

「私は、お姉様のために・・・・」

「なら、それと一緒ですわ」

「おー、楓さんが良いこと言ってる・・・・明日はきっと雨ですよ、二水ちゃん」

「え?そこで私に振るんです!?」

「あ~や~め~さ~ん~!!!」

「やべやべやべ♪」

「みんな・・・・ありがとう!」

 

鬼のような形相で追いかけてくる楓さんから逃亡しつつ、梨璃ちゃんの笑顔に、笑って答えるのだった。

 

 

―――――――――――†――――――――――

 

 

「私を、一柳さんのレギオンに?」

「はい!・・・って、お姉様のレギオンなんですけど・・・・」

 

今日の一人目は郭神琳さん。二水ちゃん情報によると、台北市からの留学生だとか・・・・・あそこって確か、今は陥落指定都市だったような・・・・

 

「そう・・・・とても光栄だわ」

「えっと・・・・それはつまり?」

「謹んで申し出を受け入れます」

 

その一言に、私と梨璃ちゃんは大いに喜んだ。

 

「ほ・・・・ほんとですか!?ありがとうございます!あ、私のことは梨璃って呼んで下さい!」

「はい、梨璃さん」

 

さて、これであと三人!ここまで椿組の人しかいないし、そろそろ李組からも引き入れたいなぁ・・・・どこかに丁度良い人、いないかなぁ・・・・

 

「じぃーーーーー・・・・・」

「・・・・・えぇっと・・・なに、かな?」

「紋瑪ちゃんが熱視線をそこの人に向けてる・・・・どちら様?」

「紋瑪さんと同じクラスの王雨嘉さん。ご実家はアイスランドのレイキャビクで、お姉様と妹さんも優秀なリリィです!」

「あ・・・姉と妹は優秀だけど、私は別に・・・・」

「えーっと、紋瑪ちゃんも誘いたそうにしてるし・・・・どうですか?神琳さんと一緒に」

「え・・・私、そんな物欲しそうな顔、してます?」

「してますわね」

「してますよ」

 

うむむ・・・・楓さんはともかく、二水ちゃんにまでそう言われるとは・・・・

 

「私が、レギオンに・・・・?」

「ここまで椿組の人しかいないんで、ここらで同じクラスの人にも入って欲しいなーって・・・・どうです?」

 

こうなっては仕方ない、欲望に忠実にいこう。ということでプッシュしていく。雨嘉さんとはクラスで数回ほど会話した程度の仲だが、こうやって誘えば、きっと──────そんな私の思惑は、意外なところから挫かれた。

 

 

 

 

 

「自信が無いならお止めになっては?」

 

 

 

 

 

「え?」

 

神琳さんが、そんな発言をしたのだった。

 

「うん・・・・やめとく」

「えぇ!?」

「素直ですこと」

 

それを受けて、雨嘉さんはあっさりと引き下がる。

 

「な・・・なんでですか!?」

「神琳がそう言うなら・・・きっと、そうだから・・・・」

「あの、お二人は知り合って長いんですか?」

「いいえ、先月に初めて」

「だったら、どうして・・・・」

「私はリリィになるため、そしてリリィであるために、血の滲むような努力をしてきたつもりです──────だから、というのは理由になりませんか?」

「私は─────」

 

 

「ならねーです」

 

 

「ぅえっ!?紋瑪ちゃん!?」

 

黙って聞いてれば・・・・好き勝手なこと言いやがって・・・・!

 

「血の滲むような努力をしてきたァ?ンなもん、誰だってそうでしょうが。この百合ヶ丘のリリィなら、誰だって!!私だって、梨璃ちゃんだって、楓さんだって、二水ちゃんだって、あの亜羅椰さんだって!!!──────多分だけど」

「・・・・紋瑪ちゃん」

「そして何より・・・・雨嘉さんだって、そうでしょ?」

「・・・・私、は」

 

「ロクに知りもしないクセに他人を否定するよーな・・・・そういう奴が、私はね・・・・・大ッッッッッッッッッッッッッッッッ嫌いなのよ!!!!!!!」

 

一頻り言いきったあと、我に返った私の目の前には、呆然としている神琳さんがいた。

あちゃぁ・・・・これはやらかしたパターンだわー

でも後悔はない。なので反省もしないっ!

 

「えーっと・・・私は、才能も経験も、神琳さんみたいな自信もありません。でも・・・ううん、だからこそ、確かめないと分からないと思うんです!紋瑪ちゃんが言いたかったのは、そういうことだと思います・・・・・たぶん」

 

梨璃ちゃん・・・・!なんて良い娘なの・・・・!ぶっちゃけそこまで考えてなかったんだけどね!

 

「紋瑪さんのあの顔、絶対勢い任せにして、やらかした顔ですわね」

「やっぱり楓さんもそう思いますか・・・・」

「ちょっとそこ?」

「ふっ・・・・ふふふ♪」

 

気がつくと、神琳さんは笑っていた。

 

 

「何が可笑しいんです?」

「あははは!・・・・はー・・・失礼。雨嘉さんの言う通り、『自分に素直な方』な様で・・・・」

「雨嘉さんまでそんな風に私のこと・・・・」

「事実ですわね」

「事実ですよね」

「チッキショーめぇ!!!」

「・・・・ごめんなさい、どうぞ続きを」

「はい」

 

とうとう梨璃ちゃんまで突っ込みを放棄した!?

 

「それで、緋坏さんと梨璃さんは、雨嘉さんの実力の程を知りたいというのですね?」

「え・・・いえ、別に、私、そんな偉そうなことは・・・・」

「どっちかというと、貴女に見せつけてやりたいと思っとります」

「紋瑪ちゃんはさぁ・・・・!」

 

半泣きになってる梨璃ちゃんは可愛いなぁ♪

 

「・・・・・どうして」

「先日の戦いの時、雨嘉さんは私の撃ち漏らした爆弾を、狙撃で弾き飛ばしてみせました」

「あれは・・・・・」

「それだけのことができるのに、さっきの一言程度で諦めるなんて、もったいないと思います。自信がないのは別に構いません。ンなもんは後から身につければ良い。少なくとも私は、貴女を高く評価してます」

「・・・・・・・」

 

「さて、ここで質問でーす。貴女を否定する隣人(ルームメート)と、貴女を肯定する隣人(クラスメート)、貴女は、どっちを選びたい?」

 

「─────────」

 

雨嘉さんが、ちらりと神琳さんを見る。

 

「・・・・・雨嘉さんのお好きなように」

「─────────私、は」

 

 




やっべぇ三角関係だコレぇ!?
神雨引き入れるだけの話だったはずなのに・・・・どうしてこうなった?
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