アザルトリリィ Mechanized Heart 作:渚のグレイズ
そして、ついに天葉様実装まで秒読み段階となりましたな!!!
つべの自己紹介動画、とても善きかな・・・(昇天)
私を見つけた梨璃ちゃんと鶴紗ちゃんは、真っ直ぐにこちらに向かって歩み寄って来る。
「帰ろう、紋瑪ちゃん!こんなところに居ちゃダメだよ!!」
「っ・・・・」
「─────────」
私の手を取って訴えてくる梨璃ちゃん。その後ろで鶴紗ちゃんが、私をじっ・・・と睨み付けてくる。
「・・・・ここじゃ、話しづらいから」
ここで注目の的になるのはダメだ。とりあえず私の部屋に二人を連れ込むことにした。
「・・・・ここなら、誰にも聞かれませんね。さて、梨璃ちゃん、鶴紗ちゃん。なんで態々警告したのに来ちゃったんですか?───────なんて、聞かなくても大体分かりますけれど、というか言ってましたね、さっき」
「私、紋瑪ちゃんを連れ戻しに来たんだ」
「そうですね、そう言ってましたもんね・・・・・」
真っ直ぐに此方を見詰めてくる梨璃ちゃんの眼差しから、顔を背けたくなる。けれど、言わなくちゃ。
「今すぐ百合ヶ丘に帰ってください。鶴紗ちゃんも」
「そんな・・・!?」
「────────言うと思った」
「言うに決まってます。特に鶴紗ちゃん。この実験は、貴女のようなリリィを対象に行う実証実験なんです。連中は、ここにいるリリィ全員を使い潰すつもりなんです。だから────」
「それなら、尚更紋瑪ちゃんだって危ないよ!」
「私なら平気です。全員を守りながらだって戦えます」
「そういうことじゃ─────」
「いい加減にしろっ!!!」
「っ!?」
「鶴紗さん・・・・?」
唐突に怒鳴った鶴紗ちゃんに、私と梨璃ちゃんは押し黙る。
「お前はまたそうやって、自分一人だけでやろうとして・・・・!!そのせいで
「────────今は、あの時とは、違うよ」
「何が違うっていうんだよ!!」
「あの・・・鶴紗さん、もうその辺で────」
と、その時。部屋の扉をノックする音が聞こえた。
入り口の方を見れば、テールの奴がドアにもたれ掛かっている。
「エキサイトしてるとこ悪いんだが・・・・時間だぜ」
「─────────分かった、行くわ」
「紋瑪ちゃん!」
「ああ、それと一つ。そこの二人も、追加メンバーとして正式に登録されたからな。一緒に来い」
ああ、やっぱりこうなった・・・・・まぁ、予想はしていたけれど、ね。
「・・・紋瑪ちゃん。私、頑張るから!」
「梨璃ちゃん・・・・」
それだけ言って、梨璃ちゃんは鶴紗ちゃんと一緒に行ってしまった。
「・・・・・フッ」
「なによ」
「なァに・・・・前にも似たようなやり取りがあったなァ、と思っただけさ」
「・・・・・・うっさい」
テールを一発殴って*1、私も梨璃ちゃん達の後を追う。
─
■■月■■日
本日付けでこの部署は廃止となった。
といっても解散するって訳じゃない。新しく、“ブーステッドスキル”の研究が追加されるのに合わせて、この部署を一新する事となったそうだ。
なんで態々一度廃止するのかっていうと、どうやら上の連中は適合者をリーダーに、保有者連中で戦闘部隊でも作ろうとしているようだ。
確かに保有者は、適合者に比べればアレの性能を十分の一も発揮できない。が、それでもそんじょそこらのリリィなんかよりも、かなり戦闘能力が高い。
実験に失敗した際の処理やら、施設の防衛。そういう事に、その部隊を使うつもりらしい。
部隊名は『ハウンド・グリント』
“閃光の猟犬”だと。何が閃光なのやら・・・・・
そうそう、その適合者のチビだが・・・・暇だからと話し相手になってやってたら、なんか懐かれた。
俺のことを『パパ』と呼んで、暇さえあれば俺の側にべったりだ。
あー、まったく・・・・・煩わしいったらありゃしねぇ・・・