戦う者達に休息を!ー兵器少女の「未来」は選べないー   作:釣果津抜

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今回は東方プロジェクトのターン!
本当はその1と合わせて投稿の予定でしたw


世界の均衡を保つ為の観測者(Observer)編纂者(Editor)の始まり その2

それを聞いた少女は「・・・二ィ」と笑い笑みを不敵に浮かべた

 

「そうだよ、アタシは鬼だよ?ちなみに鬼は嘘が嫌いだけども・・・

何か鬼に知られるとマズイ事でもあるのかい?」

 

「えッ?!いゃぁ・・その・・・正直に言うと自分は相手を欺いて喜ばすのが仕事なのですが・・・」

 

そう言うと自らを「鬼」と名乗った彼女は少し不機嫌な顔にもとれるが、それ以外の感情も見える

複雑な、しかめっ面になってしまった・・・

 

え、え~と・・・こういう時は・・・

「では、実際に御覧に入れましょう、酒の席の前座って事でココは一つ・・・」

 

そう言いカウンターに座る様に進めバーカウンターの裏側に回り身だしなみを整え

トランプを取りだし、「ニコっ」と笑えば金髪にロングヘアの2人の少女が席に座り

目線で彼女に「座らないのか?」と訴えかけると、

彼女は腕を組み「ドカッ」と勢いよく座った・・・

 

神薙さんはと言うとグラスの準備や、人数分のカクテルを用意してる為、援護は期待できないかな・・・。

正直に言うと目の前の鬼と名乗った彼女が滅茶苦茶、怖い・・・

 

「えーまず、自分の手元には『ジョーカー』を抜いた52枚のトランプがあります、コチラをシャッフルして混ぜて行きます」

そう言い混ぜて行き程よく混ざった所で

 

「すみませんが、お客様、お名前を聞いても?」

「・・・伊吹萃香だよ」

 

「では、伊吹様、このトランプの一番上の図柄を覚えてもらえませんか?」

そう言い()()()トランプを見せ、覚えてもらう

そして、

 

「このカードを山札の中腹に差し込みます。そして、自分が指を鳴らすと・・・?

伊吹様、貴方の覚えたカードを皆さまにも教えてもらってもいいですか?」

 

「・・・赤色のはぁと?の形をした「1」と書かれた手札だったよ」

それを聞いて自分は山札の一番上のカードを伏せたまま、

 

カウンターに置き、一言

「どうぞ、捲ってください、そのカードは『ハートの1』です」

「・・・正気かい?アタシは嘘が嫌いなんだよ?だって、さっき手札の真ん中に入ってたぞ?」

 

「ええ、そうです、それにさっきそうおっしゃってましたね

ですが、そのカードは紛れもなく『ハートの1』なのです」

「・・・。」

そう言われ何も言わずにトランプを捲るとトランプの絵柄は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ハートの1』

 

・・・っ!!・・・・アアッ!!・・・めっちゃ緊張したああぁァッ・・・ッ!!

伊吹様の反応は?

 

「・・・あってる。」

驚かれたようで色々と思考してるのか百面相の如くコロコロと表情を変えられてる

 

そして、もう2人のお客様の反応は、と言うと、

 

「・・・ほぅ?」

と素直に驚かれる方と

 

「・・・。」

扇子で口元と鼻を隠し上品にコチラを見つめて来てる・・・。

すると、上品な方が一言

 

 

「・・・バーテンダーさん、貴方は見破れましたよね?」

「・・・ええ、まぁ・・・しかし・・・

こういったモノは『種明かしは無粋』とされてまして・・・」

 

そう言いコチラを「チラッ」と見てきた為一つ頷けば意図を理解し

 

「・・・許可も下りたので説明しますと・・・

 

伊吹様にトランプの一番上の図柄を覚えてもらった時の事です

あの時()()()トランプを見せた様に見えて実は()()()トランプを捲っていたのですよ」

 

神薙さんがそう言うと伊吹様の眉が「ピクリっ」と動いた気がした・・・

 

 

「そして、上から2番目のトランプを見せ伊吹様に覚えてもらいました

 

次に、伊吹様に見せた上2枚をさりげなくトランプの束の上に置いてから、

一番上のトランプを真ん中に差し込みます。

 

すると、上から2番目のトランプが1番上に残り

元々1番上にあったトランプが山の中に埋もれていきます

 

後は元々2番目のトランプを伊吹様の目の前に置き捲って貰う

という流れです・・・」

 

「なる程、の・・・。」

「綺麗に騙されましたわ・・・でも悪い気分では無いですわね?ねぇ?萃香?」

 

「・・・~っぅぅッ!!ああ!そうだよ!悔しいけども!

騙されてちょっと楽しんでる自分がいるよ!」

 

「そう怒らないで頂戴、お酒も丁度出来たようだし楽しむのはどう?」

「・・・紫に言われて従うのはやっぱり癪だが・・・酒に罪はないからな・・・飲むか」

 

そう聞くと神薙さんが一言を添えつつカクテルを提供していく

 

「コチラのカクテル『ボイラーメーカー』と申します

摩多羅隠岐奈様は少々、ワイルドなモノがお好きとお見受けしました」

「ほぉ・・・?」

 

「伊吹様にはコチラ『ハリケーン』

 

鬼の皆様は並々ならぬ酒豪が多いとお聞きします

ですので普通のカクテルでは満足できないと思いコチラを提供させていただきました

 

是非、お楽しみ頂けるかと、思います」

「へぇ・・・?」

 

「八雲様にはコチラ『マティーニ』お美しい八雲様には

「カクテルの中の傑作」「カクテルの帝王」と称されるカクテルをお送りします」

「・・・あら♪」

 

全員にカクテルが行き渡るのを見て伊吹様が

「アタシは酒を目の前に!もう我慢できない!」

 

そう言って一気にグラスを煽って逝ったけども確かハリケーンって・・・

「ハリケーンって「熱帯性台風」「大暴風」などの意味を持ち、飲むと体内を

嵐が通り抜けていくということかいう普通の人が口に含んだらむせる位キツイ、カクテルの・・・

 

筈・・・なんだけども・・・、・・・。」

目の前で伊吹様はむせる事無く一気に豪快に飲み干してしまった・・・。

 

【※一気飲みは生死にかかわる危険な飲み方です※】

【※彼女は『幻想郷の住人』であり『鬼』という特別な存在で『特別な訓練』を積んでます※】

【※絶対に真似しないでください※】

 

「・・・え、えぇ~・・・?」

「確かにのどを過ぎるやくそう?のスッキリとした爽快感と、

アルコール度の強さで、インパクトは大きいな!なぁ!おかわりはないのか!」

 

「ただいま、用意しますので少々、お待ちを・・・」

「おう!任せたぞ!!」

 

 

「ほう?萃香が気に入るとは・・・どれ?」

そう言い摩多羅隠岐奈様と呼ばれた彼女がグラスに口をつけると

 

「・・・飲みやすい、が、かなり度数は高い目だな?だが・・・悪くない」

「ありがとうございます」

 

 

「・・・二人が気に入るとは、ね。」

そう言いつつグラスをゆっくりと煽る八雲様

 

「・・・見た目は透明で飲みやすそうだけども・・・

辛口で度数が高くて危険なカクテルね・・・そうね・・・例えるなら・・・私達3人と・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今まさに問題の扉から飛び出そうとしてる『度し難い人間のクズ』の銀発のおサルさんのようね」

 

 

【世界の均衡を保つ為の観測者(Observer)編纂者(Editor)の始まり その2】

その3 へと続く

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