喪失少年はこのセカイのキャラとの絆を結ぶ   作:エム3

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15話目。
今回はワンダショのイベントストーリーに加えて、奏を添えてです。
そして、題名の通りです。駄文注意。


転生者の再来 覚醒する力

朝比奈さんと新たなセカイで出会った翌日。今日はワンダーステージではなく、セカイの中で、ショーの練習をしている。といっても、今は一通り、ショーの練習を終えて、休憩中な訳だが。

 

ミク「今日のショーもと〜っても楽しかったよ〜♪」

 

司「はーっはっはっは!!そうだろう!そうだろうとも!俺達がやっているショーだからな!」

 

カイト「特に、最後のライトを使った演出がとても良かったよ。照明をあんな風に使うなんて思ってなかったな」

 

類「フフ、それは嬉しいね」

 

ミク「あ!司くんがビューン!って勢いよく飛び上がる時も面白かったよ〜♪」

 

えむ「あ!私もあそこ大好き〜☆司くん、ロケットみたいでかっこよかったよ〜!」

 

霊斗「まあ、飛び上がりすぎて、屋根突き破るかと思ったけどな。」

 

寧々「天井スレスレまで、飛び上がったんじゃない?」

 

司「ワイヤーの時のあれか・・・実際、生きた心地はしなかったが・・・・・」

 

マジで勢いよく吹っ飛んでたからな。某ゴム人間かよってくらいで。

 

司「だが、俺は最高のショーを作る為なら危険が伴うショーであっても!必ず!観客を笑顔にして見せるぞ!」

 

類「いやぁ、司くんは頼もしいねぇ。そんなスターである司くんの為に新しい演出を追加したいんだけど・・・どうかな。」

 

司「あ、新しい演出だと・・・!」

 

えむ「えっ?なになに?その演出って面白い?」

 

寧々「なんかまた嫌な予感しかしないんだけど・・・・・」

 

類「いやいや、ちゃんと安全は考慮しているよ?霊斗くんに協力してもらって検証もしているからね?」

 

類の言葉に驚愕の表情をして、俺を見る3人。いや、なんで驚くんだよ。

 

司「な、なに!?霊斗!そうなのか!?」

 

霊斗「ん?おお。類との約束だしな。演出の実験に付き合うって話してたし。問題ねぇだろ?」

 

寧々「け、けど、もし霊斗が怪我でもしたら・・・!」

 

霊斗「平気だ。司も言ってたろ?全員が笑顔になる為に必要な事だろ?これ」

 

俺の言葉にどこか納得のいっていない表情の3人。そんな時だった。

 

「おーい!みんなー!」

 

俺達やミクやカイトとも違う声が聞こえて来る。声のした方へ俺達が視線を向けると。そこにいたのは黄色の髪に、オレンジの華やかは衣装を着た一人の少年。いや、あれって。

 

霊斗「鏡音レン?」

 

レン「うん!僕はレンだよ!みんなよろしくね♪」

 

ミク、カイトときて、今度はレン・・・か。

 

レン「みんなのショーを見に行こうと思ってたんだけど、途中でぬいぐるみ達がケンカしててさ・・・止めてたら、こんなに遅くなっちゃったよ。みんなのショー、見たかったのになぁ・・・」

 

類「ふむ、それなら、折角新しいお客さんが来てくれた事だし、もう一回、やるのはどうかな?」

 

えむ「やりた〜い!あたし、何十回でも出来ちゃうよ!!」

 

寧々「な、何十回はちょっと・・・けど、ショーの練習にもなるし、もう一回ならいいかな。」

 

霊斗「だな。レンも見たいって言ってるしな。司、満場一致でもう一回だ。」

 

司「よし!決まりだな!俺達のショーをしっかりと目に焼きつけておくと良い!」

 

レン「ほんと!?やったー!ありがとう、みんな!」

 

そして俺たちは、レンのためにもう一度、ショーを上演して見せた。レンは目をキラキラ光らせながら、見ていたのを覚えている。その後、俺たちは練習を終えて、フェニックスワンダーランドに戻ってきていた。

 

えむ「レンくん、喜んでくれて良かったね〜♪」

 

寧々「うん、それに、色々アドバイスも、もらえたし」

 

司「これで、明日のショーは成功間違いなしだな!」

 

霊斗「それなら、次のショーの事も考えないとな。類、今度時間空いてるか?」

 

類「そうだね・・・うん。明日の会議の時に話そう。色々とアイディアが浮かんできているからね。色々持ってこようと思うよ。」

 

寧々「二人とも、もう次のショーの事?」

 

霊斗「何事も早め早めの方がいいだろ?」

 

類「それに今度は司くんだけじゃなくて、霊斗くんにも色々、やってもらいたいと思ってるんだよ」

 

霊斗「俺も?」

 

類「そうだよ!霊斗くんは基本、バトルシーンが多い役になるからね!色々、戦闘シーンでの演出のアイディアも浮かんできているんだ!だけど、この演出は僕も初めての経験だからね!色々手探りなのさ!」

 

霊斗「お、おう。俺で良かったら、いくらでも付き合うからな」

 

寧々「類、霊斗が怪我しない演出でお願い。」

 

類「わかってるよ。寧々。あ、そうだ霊斗くん。こんな場面ではこんな演出がいいと思うんだけど・・・」

 

霊斗「ん?どれだ・・・?あー・・・こういうシーンなら・・・」

 

明日に話すと言っていたが、ほとんどの確率ですぐに俺は類との演出の話をしてしまう。まあ、類がそれだけ演出に集中できてるって事なんだけどな。

 

 

 

そんなこんなで、更に翌日。今日も予定通り、ワンダーステージで俺たちは練習をするはず・・・だったが。

 

『お嬢様ー!!』

 

霊斗「ん?」

 

練習を始めようと思った直後、突然、先輩のぬいぐるみが駆け足で来た。

 

えむ「ん?そんなに急いでどうしたのー?」

 

『今日、園内でイベントの告知がありまして・・・!』

 

霊斗「イベントの告知?えむ、そんな話があったのか?」

 

えむ「ううん。お父さんからそんな事聞いてないけど・・・どんな内容なのー?」

 

『こちらが案内になります』

 

着ぐるみの人から、案内を受け取るえむ。

 

えむ「えっと・・・え!?れ、霊斗くん!!これ見て!」

 

えむが驚きながら、俺に案内を見せてくる。

 

霊斗「んあ?何々・・・?『第一回、フェニックス☆ショーコンテスト』・・・コンテスト・・・!?」

 

司「ショーコンテスト・・・だと!?」

 

類「ショーコンテスト?へぇ、そんなイベントがあったんだね。初耳だよ」

 

えむ「・・・・・コンテスト・・・やっちゃうんだ」

 

寧々「やっちゃうってどういう事?えむはこういうイベント、好きそうだと思ってたんだけど」

 

そうだよな。俺も実際思ってたし。けど、今のえむはなんというか、いつもの元気さがない。

 

えむ「あ、昔もショーのコンテストの話が出てきた事があって・・・でも、おじいちゃんが『ショーは一番なんて決めなくていい。みんな違くてみんな良い』って言ってて、やらなかったんだ。だから、やるってやるってなってちょっとびっくりしちゃったんだ〜」

 

類「ふむ。方針が変わった・・・って事かな?」

 

方針・・・ね。なんだろうな。また、嫌な感じだ。

 

司「なるほど。コンテスト・・・コンテスト・・・大いに結構!!!!」

 

えむ「うわわっ!?」

 

寧々「うるさ・・・」

 

司「コンテストが開かれるということはここで、最も素晴らしいショーを作るユニットが明らかになるということ!さすれば、オレの役者としてのスター性、座長としてのリーダーシップが世に広まる絶好のチャンス!」

 

霊斗「たしかに司の言ってることも一理ある。寧々のミュージカル俳優って夢にも近づける。それに人気が出るようになれば、ここに回ってくる予算も多少増えんだろ。」

 

予算はもらえるだけでもありがたいが、ちょっと心許ないんだよな・・・

 

類「確かに霊斗くんのいう通りだね。演出に必要なものはそのあたりのもので作ってしまうけど・・・予算が増えることは悪いことじゃないからね」

 

えむ「・・・うん!せっかくのイベントだもん!みんなで楽しくがんばろー!」

 

寧々「まあ、みんながいいなら、私も文句はないかな。」

 

霊斗「なら、決まりだな。俺達も出るってことで。」

 

司「それで、霊斗、そのコンテストの内容は?」

 

霊斗「おう。えーっと?『フェニックスワンダーランドで最も優れたショーユニットを決めるコンテストで、決められた期間の中で3回ショーを行い、ショーの一回ごとに来場者に投票してもらい総合得点を競い合う』だとよ」

 

類「なるほど、一回だと、内容の好みに分かれるから、3回に分けて投票してもらうってとこかな。」

 

寧々「そういえば、ここって他にいくつステージがあるの?」

 

霊斗「確か、着ぐるみの先輩の話だと、10はあるとか言ってたな。小さいのも含めたらだけどな。えむ、マジなのか?」

 

えむ「うん!ショーユニットもステージごとにあるよ!」

 

司「そんなにあったのか!?」

 

寧々「なんで霊斗は知ってて、面接受けたあんたは知らない訳・・・?」

 

寧々・・・まあ、そんな反応はするのはわかる・・・って。

 

霊斗「ん?まだ続きがあんぞ?『なお、優勝したユニットは、フェニックスワンダーランドの宣伝大使となり、テレビCMに起用される』・・・マジか」

 

司「て、テレビCMだと!?では、やはり、優勝すればスターへの道が一気に開かれるという訳だな!!」

 

霊斗「スターへの道はともかく、参加してうまくいけば観客も増えるだろうし、成長にはつながるんじゃねぇか?」

 

えむ「うん!そうだねー!」

 

類「決まりだね。これから、このコンテストに向けてショーを作っていこう。」

 

『おーっ!!』

 

俺達の今後の方針はコンテストでの優勝へと決まった。今日の活動はこれで終了し、俺は一人、帰路へと付いている。

 

霊斗「コンテスト・・・ね。こういうのは何かしらあるもんだよな・・・例えば、順位が下のユニットは解散とかな・・・まあ、深く考えすぎか・・・」

 

今はとにかく、コンテストに向けての脚本とか、演出とかいろいろ考えていかないとな・・・

 

霊斗「って、ん?あいつ・・・」

 

帰る途中、俺はある光景を目にした。なんだ?男が女に絡んでる・・・って前にもこんな光景見たよな。寧々の時と似たような感じか・・・って、絡まれる奴、奏じゃねぇか?

 

霊斗「って事は、男の方、もしかして転生者か?」

 

そんな考え事をしていたら、男が奏の腕を掴んでいる・・・おいおい、またこのパターンかよ。目障りだし、止めとくか。

 

霊斗「おい、俺の知り合いに何してんだ?」

 

俺が声をかけると、男の方は睨みつけながら、俺の方を見ている。奏は少し、驚いている様子だ。

 

奏「霊斗・・・?」

 

「おい!誰だテメェ!?」

 

霊斗「そりゃ、こっちの台詞だ。テメェこそ、道の真ん中で何やってんだよ?しかも、女の腕無理やり掴んで何しようとしてたんだ?」

 

「はぁ?なんだお前?モブは引っ込んでろよ。俺は今から、奏といいことするだからさ」

 

霊斗「・・・キモすぎるだろ。お前。何で奏と知り合いな感じ出してんだよ。奏、そいつお前の知り合い?」

 

奏「知らない・・・知り合いなんて、ニーゴのみんなと・・・家事の人と、霊斗しか知らないから」

 

その言葉にショックを受けたのか、一瞬、奏の腕を掴んでいた手の力が緩む。その瞬間に、俺は奏を軽く引っ張り、俺の方へ引き寄せる。

 

霊斗「奏自身がこう言ってんだ。お前、ストーカーなのか?警察呼んでもいいんだぞ?」

 

すると、男はプルプルと震え出し、顔を上げて、怒りの視線を俺に向ける。

 

「クソガァ!!邪魔すんなよ!!もういい!!テメェを消して!奏を俺のものにする!!」

 

奴は手に何かを持つ・・・って、ベルト?俺のと似てるな・・・と思ったその時、奴は自身の腰にベルトをつける。そして、ベルトとは違う何かを手に持っている。奴がボタンを押すと。

 

『MIGHTY Action X!!』

 

というボイスが流れる。そして。

 

『変身!!』

 

奴が叫び、手に持っている物をベルトに突き刺した。そして、ベルトのレバーを引く。

 

『MIGHTY JUMP!!MIGHTY KICK!マーイティアクショーン X!』

 

奴の姿が変化した。俺の元いた世界で、元々は敵だったが、共通の敵を倒すために、主人公と共闘した1人の戦士。

 

霊斗「・・・・・は?」

 

奏「仮面ライダー、ゲンム・・・?」

 

『はははは!!!コンティニューをしてでも!奏は俺が貰う!!』

 

ゲンムと呼ばれる戦士に変わった男は、オレに襲いかかる。拳や蹴りの猛襲を俺は、危なげなく俺は回避しています。いや、本当に危ないんよ。

 

霊斗「っぶね!っと!」

 

『ちょこまか避けんなよ!!モブの分際で!!』

 

霊斗(攻撃は簡単に避けれる・・・けど、逆に言うと、俺の方にこいつを退ける力はない・・・面倒くせぇ・・・どうすりゃいいかねぇ・・・)

 

と、そんな時、俺の持つカバンから、あるものが飛び出してきた。俺は咄嗟にキャッチして、掴んだものを見ると。

 

霊斗「神様からもらったベルトに・・・カード入ってた奴だよな・・・?」

 

神様からもらったベルト達。いや、何で今・・・?って待てよ?まさか・・・

いや、まさか・・・だよな?

 

霊斗「っ!めんどくせぇ!やってみるしかねぇだろ!!」

 

俺は自身の腰にベルトを巻きつける。そして、一枚のカードが俺の目の前に飛び出してきた。カードを手に取り、ベルトを開き、一枚のカードを相手に見せる。そこに描かれているのは1人の仮面の戦士。そして戦士の名前が書かれていた。そこに書かれていた文字はこうだ。

 

 

 

 

 

『DECADE』と。

 

霊斗「変身っ!!」

 

『KAMEN RIDE DECADE!』

 

俺は、ベルトから流れるボイスの聞いた時俺は理解した。俺の特典で貰った力は、奴と似たような能力であり、奴らを倒すために与えられた能力であり、この力で、司達や奏を守る為の力だと。

 

 




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