ニーゴ、メインストーリーではなく、なるべくオリジナルストーリーにしたいと思います。
メインストーリーでの展開を期待していた人、誠に申し訳ない。
奏「・・・入って」
霊斗「・・・お邪魔します」
・・・いや、何でこんな事なってんだよ?公園で音楽聴いてたら、買い物帰りの奏に会って、何で家にお邪魔してんだよ?普通おかしいだろ?しかも夜だろ?友達でもない男をあげんなよ。
霊斗(ってか、何気に女子の家に上がるのって・・・初めてだよな・・・)
と、思いつつ、リビングに連れて行かれ、奏に言われてソファに座る。奏は俺の隣に座る。
霊斗「んで?俺を家にあげてなんかあるのか?家に来いって言ってたからついてきたけどよ」
奏「うん。霊斗と話がしてみたかったから。前にセカイであった時、すぐ帰ったから。」
霊斗「あー・・・それは悪かった。」
奏「別に気にしてないからいいよ。けど、何ですぐ帰ったの?」
霊斗「・・・昔の事、思い出して、ちょっとな。今度、セカイに行った時、他の奴らにも謝るつもりだから。」
奏「そっか・・・」
・・・朝比奈さんといい、こいつもあんま表情変わんねえな。読みづらい・・・
霊斗「・・・そういや、さっきから気になってたけどよ。この家、お前しかいないのか?両親は?」
普通なら、両親が『お帰り』っていうもんだろ・・・
奏「・・・お母さんは昔、死んじゃって・・・お父さんは病院・・・」
霊斗「・・・悪い。」
・・・奏も、俺みたいな奴だったんだな。俺以外にも・・・
奏「別にいいよ・・・こっちからも質問、いい?」
霊斗「お、おう。何だよ?」
奏「霊斗は・・・何か抱えてたりする・・・?昔、何かあった・・・とか。その・・・前、セカイで会った時も、CDショップで会った時も気になったから。眼帯とか・・・」
・・・まあ、気になるわな。前、朝比奈さんと話してた時も質問されたし・・・今更、話さないってわけにもいかないよな。
霊斗「・・・俺も同じなんだよ。お前と。」
奏「え・・・?」
霊斗「昔、俺は両親が死んでる姿を目の前で見てる」
奏「・・・・・・っ」
・・・俺の言葉に、流石の奏も若干だが、驚いた表情をしている。まあ、そうだろうな。
霊斗「家に強盗が入ってきてな。俺はその時、学校行ってて、助かったんだよ。けど、帰ってきたら親父もお袋も死んでた。その後、犯人は捕まって、俺は一人暮らしを始めた。だけど、想像以上に俺は両親が死んだことにショックを受けてたみたいでな。飯の味がしなくなって、その時の事、まったく覚えてないんだけどな?俺のこの左目と両腕にナイフを突き刺して、左目の失明と、両腕に傷痕が残ってる。それを隠す為に、包帯と眼帯をつけてんだよ。後は・・・まあ、感情がほとんどない・・・そんなところか?」
・・・改めて説明したが、俺、転生前の人生ってやばいか?これ?
奏「・・・そっか。」
・・・こんな話、聞きたくもなかったよな。奏の表情が・・・そう物語ってる。
霊斗「まあ、こんな話もういいだろ?つか、俺の昔の話、聞きたいが為に呼んだのかよ?」
奏「・・・ん。そうだけど・・・?」
霊斗「マジで・・・?けどよ、よく知りもしない男、家にあげるなよ。俺が襲いでもしたらどうするよ?」
奏「・・・襲うの?」
霊斗「・・・いや、するわけねえだろ?言葉の綾だ。そんな事でもあったらどうすんだ?って話だ話」
何でこいつは純粋というか・・・何というか・・・
奏「なら、別にいいでしょ・・・?」
霊斗「いいわけねぇだろ・・・はぁ・・・」
なんつうか・・・俺が特別普通じゃねえと思ってたけど・・・・・・奏も普通・・・ではないよな・・・
霊斗「とにかく、俺じゃなかったら、何が起きるか分からねえんだよ。お前、自分の事、大事にしろよ?お前、何つうか・・・周りの奴らに目、行き過ぎなんだよ。たまには、自分の事、労ってやれ。」
奏「・・・わかった。なるべくそうする。」
霊斗「それ、やらない奴の言葉な?まあ、信じてはみるけどよ。んじゃあ、俺、明日やる事もあるし、帰るな?」
類の件もあるし、色々まだ考える事もあるからな・・・。そう思いつつ、俺は立ち上がり、玄関へ向かう。が、袖を引かれて俺は立ち止まる。後ろを振り返ると、奏が俺の袖を軽く引っ張っていた。
霊斗「・・・どした?」
奏「・・・霊斗、連絡先・・・交換してくれない?」
霊斗「・・・まあ、別にいいけどよ」
俺はスマホを取り出し、連絡先を奏と交換する。こんなにも早く、新しい連絡先を交換するとは思いもしなかった。
奏「ん。ありがとう。」
霊斗「おう。んじゃ、また。またその内、セカイに来るからよ」
奏「うん。また。」
奏の家を出て、俺は自分の家へと戻る。これで、俺の話をしたのは・・・朝比奈さんと奏の2人。俺の前世の話をする事は・・・まあ、無いとは思ったなかったが、こんな早く言うことになるとは思ってもいなかった。
霊斗「・・・・・・この話・・・司達に話したら・・・どんな反応をするんだろうな・・・?」
いつもみたいに、笑顔で話しかけてくれるだろうか?今現在、類とも口論になって、雰囲気が悪くなっているというのに・・・
また・・・俺は大切な存在を失うのだろうか・・・?
霊斗「・・・考えるの、やめるか。明日考えればいいだろ」
俺は足早に、自分の家へと帰っていく。少しだが、奏と話して心が軽くなったと思いながら。
奏side
奏「・・・あ、ナイトコード・・・」
霊斗が帰った後、私はナイトコードを開き、作曲の準備をする。すると、Amia・・・瑞希が入ってきた。
瑞希『あ!Kがいる〜♪やっほー♪』
奏『・・・Amia』
瑞希『えななんと雪は?』
奏『わからない。雪は学校だと思うけど・・・』
瑞希『そっか〜。まあ、多分えななんは、写真を撮ってるだろうし・・・最初は僕達2人で作業する感じかな?』
奏『そうだね・・・』
瑞希『・・・K、なにかあった?いつもより、元気ないような感じがするけど・・・?』
奏『・・・?そんな事ないと・・・思うけど・・・?』
何かあった・・・・・・って言われても、変わった事は・・・霊斗が家に来て、話したくらいだから・・・
瑞希『え〜?そうかなぁ?例えば・・・うーん、あ!霊斗先輩とまた会ったとか!』
Amiaの言葉に私はドキッとした。Amiaはたまに鋭い時がある。今の言葉は例えで言ったんだろうけど。
奏『・・・会ったけど・・・?』
瑞希『え!?当たってた!?僕って鋭い♪それでそれで?Kが霊斗先輩と会って何してたの?教えてよ♪』
Amiaの声が少し明るくなりながら私に聞いてくる・・・だけど、Amiaに話していいのかな・・・?霊斗と話していたときのこと。・・・ううん。話さないほうがいいよね・・・
奏『・・・音楽が好きなのか聞いただけだよ?会った時、公園でヘッドフォンつけてたから、何聞いてたのか聞いてみただけ。』
Amia『え?そうなの?それならもしかして、僕達が作った曲も聞いてくれてたりするかもね?』
奏『うん。そうかもね。』
もしそうだとしたら・・・霊斗も救えてると信じたい。まふゆみたいに彼の壊れている心が少しでも救えていると。私達の曲で。
奏(だけど・・・もし、霊斗を救えなかったら・・・?あの時・・・霊斗が昔の事を話してくれてた時・・・霊斗は無表情だった。だけど・・・)
私は見た。霊斗の目が・・・真っ暗だった事を。まふゆとは違う・・・ミクはそう言ってたけど。ミクの言う通りなのかもしれない。彼の目・・・私を見据えているのに、何も見ていない様な、真っ暗な瞳。一体、どれくらい辛い過去を経験していれば、あんな瞳をするんだろう。
ミク『今のみんなに・・・絶対、彼は救えない』
霊斗とセカイで会った後の、ミクの言葉が胸に突き刺さる。私は・・・ううん。私達は今の霊斗を救う曲を作れるのかな・・・?両親を失い、心が壊れ、自身を傷つけ続けている彼を。
奏(ううん・・・救えるかじゃない・・・絶対に私達で救うんだ・・・!絶対に・・・!)
私は心にそう決めた。私を助けてくれた彼を。今度は私が救う番なんだ・・・!
1人の少女は誓う。1人の少年を救う決意を。
これから、ワンダショとニーゴ・・・この二つのグループを巻き込む・・・事件が起こるとも知らずに。
ご愛読ありがとうございます
オリ主を絡ませる次のグループは?
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Leo/need
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モアジャン
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ビビバス
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ニーゴ