喪失少年はこのセカイのキャラとの絆を結ぶ   作:エム3

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2話目です。
やっぱり、ワンダショ描きやすくていいですね。
あ、ちなみにワンダショ以外のキャラも出ます。お楽しみに
本家のストーリーとは若干異なりますがご了承ください


ワンダホイ少女との出会い

霊斗「ふぁ〜・・・寝むい。」

 

翌日、いつも通り、朝飯作って食って、今日は休日のため、リビングのソファに座る。

 

霊斗「そういや、明日だっけか?司と一緒にフェニックスワンダーランドに行くの。」

 

司との約束の日の1日前。

転校したのが金曜日だったため、土日って休みなんだがやる事がねぇ。趣味らしい趣味もねぇし。けどな、一人の時ほど暇な時はねぇ。だから。

 

霊斗「あんまこの街の事、知らねぇし、ぶらぶらしてみるか。色々見て回れば面白いことあるだろ」

 

俺は私服に着替えてから、首にヘッドフォンを付ける。まあ、暇な時に音楽を聞けるから、いつも休日は付けている。

 

霊斗「んじゃ、家の鍵閉めてっと・・・行ってみますか」

 

俺は街を歩き始める。休日だからか、人の行き来は多い。

 

霊斗「え〜と?カフェにショッピングモールもあんだよな?お、CDショップあるじゃねぇか。見てみるか」

 

俺はマップを見ながら、歩き回ると、CDショップがあるのを知り、訪れる。中に入ると、結構な種類のCDが置いてある。バーチャルシンガーのやつから、アニメやゲームのオーディオCDもある。

 

霊斗「ほーん。色々置いてあんのな。この店。って・・・お?」

 

そこに、俺の好きなゲームのCDがあった。色々なBGMが入ってるアルバムみたいなやつだ。前から欲しかったから、是非買おうと思い、CDに手を伸ばすと、別のやつの手に当たってしまう。

 

霊斗「あ、悪い。」

 

俺は手のぶつかった奴に謝る。その相手は、白髪のロングヘアー、そしてジャージを着た女だった。

 

「別にいいよ。気にしてないから」

 

霊斗「そうかよ・・・お前も、そのゲームやったことあんのか?」

 

「ううん。私はゲームはやらない。やっても音楽に集中して上手くできないから。動画とか見て、聞く」

 

霊斗「ほーん。まあ、楽しみ方は人それぞれだしな。ゲーム好きなやつも音楽が好きとか色々な。あ、ぶつかった詫びだ。それの金、俺が払ってやるよ」

 

「え?別にいいよ。私もぶつかったから」

 

女は遠慮しているが、俺は女からCDを奪い取りカウンターに持っていく。代金を払って、お釣りを受け取り、買ったCDを女に渡す。

 

霊斗「受け取れよ。詫びなんだから。」

 

「気にしなくていいのに。けど・・・ありがとう」

 

霊斗「おうよ。んじゃな。また会えんだろよ。俺は鬼灯霊斗な。」

 

「うん。またね。私は宵崎奏。」

 

霊斗「奏な。OK」

 

俺は女・・・いや、奏と別れる。CDショップを出て、飯の材料を買って家に帰る。

 

霊斗「宵崎奏・・・ね。俺と似たような感じがするな・・・」

 

何か失ったというか、縛られてるというか・・・この世界にもそんな奴、いるんだな。まあ、俺以外に、しかも俺以上に苦しんでる奴なんていっぱいいるんだろうが、そんなの知らねぇし、興味もねぇ。

 

霊斗「まあ、あいつとも関わらなきゃいけないよな。あいつも【この世界の重要人物】何だろうし、転生者が関わってくんだろ。」

 

初めて会ったあの女みたいにならなきゃいいけどな・・・まあ、そん時は、俺が潰せば問題ねぇだろ。再起不能にしても・・・問題ないよな?なあ?神様?。あ、ちなみにその後は、普通に家で過ごして寝たぞ?

 

 

奏 SIDE

 

私は、CDショップで、ある人にあった。その人とは買うCDが同じで手が当たり、そのCDの音楽が使われてるゲームの話をした。

 

あんまり人と話す事がない私でも、不思議と話せた。初対面なのに。鬼灯霊斗。それが彼の名前だった。私も自然と自分の名前を教えていた。彼が自分の名前を呼んでくれた時、胸が暖かくなった。

 

奏「・・・・・・どうしてだろう?」

 

あの後家に帰っても、彼の事が頭から離れなかった。曲作り以外、興味なんてなかったけど、彼の事は気になった。眼帯をしてたから?腕に包帯が巻かれてたから?多分・・・違う。それだけじゃないと思う。

 

『ねぇ〜K〜?聞こえてる〜?』

 

考え事に集中していたからか、ボイスチャットのメンバーの声が聞こえて、私は我に帰る。

 

奏『ごめん、聞いてなかった。なに?Amia?』

 

Amia『いや、いつも曲作りの指揮してるKが静かだったからさ。何かあったの?』

 

奏『少し、考え事。気になる事があったから』

 

『何よそれ?Kって曲作り以外に興味が湧くのが意外なんだけど?』

 

奏『・・・そんなに意外?えななん?』

 

えななん『意外も何も、Kってこのボイチャの時って、殆ど・・・いや、全部、音楽の話でしょ?それ以外の話とか、考え事とか・・・あんまりイメージできない』

 

『うん。確かにそうかも』

メンバーの一人、えななんの言葉には否定できない。たしかにこのボイスチャットの時は、新曲の話しかしてないような気もする。まさか、もう一人のメンバーの雪も肯定するとは思ってなかった。

 

Amia『えななん、流石に言い過ぎ・・・でもないかな?まあ、Kにだって気になることぐらいあると思うよ?ちなみに教えてくれたりしない?K?』

 

奏『CDショップで会った人の事。』

 

Amia『え?』

 

えななん『どういう事?』

 

雪「・・・」

 

奏『今日、欲しいCDがあったから買いに行った時、会った人と話してから、気になってるってだけ』

 

Amia『・・・ちなみに、それって男性?女性?』

 

奏『男の人・・・鬼灯霊斗って人』

 

Amia『鬼灯霊斗?あれ?それって僕の高校に転校してきた人だ。』

 

Amiaの言葉に、少し、私は驚いた。まさか、身近に彼を知ってる人がいるとは思わなかった。

 

えななん『Amia、その人の事知ってるの?』

 

Amia『僕もあんまり知らないけど、眼帯と腕に包帯巻いてるから、みんな不思議がってたんだよ。けど、運動神経抜群とか、勉強ができるとか、顔がいいとかって話題で持ちきり。』

 

えななん『へぇ〜、そんな人いるんだ』

 

Amia『よし!今度、僕も話してみよっと!Kの事も教えてもいい?』

 

奏『何で?』

 

Amia『え?だって・・・ねぇ?』

 

えななん『ねぇ?』

 

雪 奏

 

『『・・・?』』

 

二人の意味深な言葉を、私は理解できなかった。多分だけど、雪もわからないのではないだろうか。この、彼に対する興味はなんなのか。何故、彼なのか。それはこれから先知る事になる。

 

 

奏side out

 

 

霊斗side

 

翌日、俺は司との約束がある為、フェニックスワンダーランドへ向かう。いつも通りの私服で、お気に入りのヘッドホンを首にかけ、家を出る。バスに乗り、揺られて数分後、俺はフェニックスワンダーランドに到着する。

 

霊斗「休日だからか?人、多いなぁ・・・」

 

人気なテーマパークだろうし、休日だから、人は多いとは思ってたが、こんだけいるとは思わねぇだろ・・・

 

霊斗「これで司を探せって無理だろ・・・あ?いや、簡単だったわ。こんなかでも目立つなあいつ。」

 

人が多いが、約束の場所で、司が待っていた。彼は俺に気づくと、いい笑顔で俺に向かって手を振る。俺は手をあげて返すと、人混みをかき分けて、司と合流した。

 

司「霊斗!早かったな!約束の時間より早いぞ!」

 

霊斗「いや、それ司が言う事か?お前の方が早いだろ?」

 

司「当然だ!ついにこのフェニックスワンダーランドで!俺のスターへの第一歩を踏み出すんだからな!!」

 

霊斗「お、おう。まあ、楽しみなのも仕方ないか。」

 

やっぱ、こいつのテンション高すぎるだろ。まあ、夢への第一歩ってのは司にとっては重要なんだろうな。俺はもう、どうでもいいけど。

 

「天馬司様ですか?」

 

すると、司に向かって声が掛かる。俺たちは声のした方を見ると、一匹・・・?一人・・・?まあ、どっちでもいい。マスコットキャラクターがいた。てか、声渋すぎるだろ。重低音ボイスだったぞ。マスコットキャラクターの声じゃねぇよ。

 

司「わっ!?び、びっくりした・・・って、は、はい!僕が天馬司です。よろしくお願いします!」

 

「それと・・・そちらの方は?」

 

司「彼は僕の親友です。資料には、友人や劇団に興味のある人は連れてきていいと書いてあったので・・・」

 

霊斗「鬼灯霊斗です。俺もついてって構いませんか?」

 

「そうでしたか。構いませんよ。歓迎します。」

 

司「ありがとうございます!それで、僕が配属されるステージはどこにあるんでしょうか?」

 

「あちらです。少し離れた場所にありますので、ついてきてください」

 

先を歩き出すマスコットキャラクターについていく俺と司。

 

司「霊斗!あれが新しくできたネオフェニックスコースターだぞ!あっちは改築されたネオフェニックス城だ!!」

 

霊斗「おー、さっすが国内有数のテーマパーク。どれもこれも最新鋭だな。アトラクションの整備も問題なさそうだし」

 

司「フフフ、だが、一番楽しみなのはやはりショーステージ!!改築されたばかりなら、素晴らしく楽しいショーが開催されているに違いない!!」

 

司の細かい説明を受けながら、歩く。周囲を見渡しても客の笑顔が絶えない。それに、アトラクションやお土産ショップなどの整備も整ってる。確かにこれならショーも期待できる。

 

霊斗「・・・にしても、ずいぶん歩くな。結構な距離、歩いてきたと思うんだが」

 

正門から歩いて結構歩いたぞ?司も少し疲れが見えてるぐらいだしな。

 

司「あの・・・まだ歩くんですか?随分と離れた場所に来ていますが・・・」

 

「もうすぐです」

 

司「もうすぐって・・・このあたりは客もまばらだし、ボサボサ木が生えてるだけで何も・・・」

 

霊斗「・・・いや、見ろよ、司。ここ、道が奥に繋がってる。」

 

一見わかりづらいが、小さな道が奥に繋がってる。

 

司「あの・・・この道、通っても大丈夫なんですか?」

 

霊斗「ついてこいって言われてんだし、入っても大丈夫なんだろ。ってか、よく見てみろよ。この先、ひらけてる場所だぞ?」

 

道の奥へと進み、俺達は開けてる場所に到着する。そこには小さなステージがあった。長い事使われてないのか、外装はボロボロだった。

 

司「これは・・・ステージなのか?ボロボロだぞ・・・」

 

霊斗「こんな良いテーマパークなのに、ここまでボロボロのステージもあるんだな。って、おい、司。看板があるぞ」

 

俺は、司を呼び、一緒に看板を見た。そこにはこのステージの名前が書かれていた。

 

司 霊斗

 

「「ワンダーステージ・・・?」」

 

と、その時だった。

 

「とーーーーーっ!!」

 

突然声が聞こえた後、ステージの上から、何かが降ってきた。

 

司「どわーーーっ!?な、何だ!?何か降ってきたぞ!?」

 

霊斗「おー。すげーな。あのステージの上から降りてきたのか。」

 

ステージに降りてきたのは、小さな少女。ピンクの髪色の元気いっぱいな女の子だった。

 

「ようこそ!笑顔いーっぱいのワンダーステージへ!!」

 

「じゃあみんなでいくよー!!せーの!わんだほーいっ☆」

 

司 霊斗

 

「「・・・・・・は?」」

 

あのマスコットとその少女は両手を広げて、俺達に呼びかけてる・・・のか?俺達は、突然の出来事と、意味不明な彼女達に、呆けてしまった。

 

「わんだほーいっ☆」

 

司「いや、おい」

 

霊斗「司、多分これ、返さないとずっと続く奴だぞ」

 

なんとなく、そんな気がするぞ。これ。多分。

 

「わんだほ〜〜〜・・・」

 

司「あー!わかったわかった!わんだほいわんだほいやっほっほーい!!!」

 

霊斗「わんだほーい(棒)」

 

司「で!!なんなんだお前!!どっから降ってきた!!」

 

「上だよ!あの辺!」

 

彼女が指を差した所。その場所はステージの真上。大体、今、彼女がいる所から見ると、およそ2階くらいの高さがあった。

 

司「あの辺って・・・正気か!?」

 

霊斗「身体能力高すぎるだろ。お前」

 

「うん!運動は好きだから!それに・・・司くん達が来るからびっくりさせようと思ったの!!」

 

司「いや、確かにびっくりはしたが・・・というか、何で俺の名前を知ってるんだ!?」

 

霊斗「それに、司以外に俺が来る事も知ってたのな。お前、マジでなにもんなんだ?」

 

「そりゃあ知ってるよー!だって!司君をここに呼んだの!私だもん!」

 

司「は?」

 

霊斗「司をここへ呼んだ?」

 

ってなると、こいつは俺より前に司と知り合った・・・いや、どっかで知ったって事か。多分、オーディションの時だろうけど。

 

「あたし鳳えむ!キラキラ笑顔がい〜っぱいのワンダーステージへようこそ!!」

 

えむ「一緒にすばらしいショーをつくろうねっ!司君と・・・えっと?」

 

霊斗「鬼灯霊斗だ。えむって呼んでもいいか?」

 

えむ「うん!あたしも霊斗君って呼ぶね!!」

 

霊斗「おう。」

 

司「・・・・・・ん?んん?んんんん?」

 

司「ど、どう言う事だーーーーーーっ!?!?」

 

司が困惑したように叫んだ。まあ、仕方ねぇよな。キャストオーディションの合否を聞きに来て、突然、案内されて、変なテンションの女の子に会って、こいつといると、退屈しねぇな。それに、一つ言える事がある

 

 

 

 

 

 

こいつらの物語はこれから始まる。それが確定している事だ




ご愛読ありがとうございます。
えむちゃん、登場回でした。ちなみに本家では限定えむちゃん出ました。

ぜひ、この小説に評価とコメントよろしくお願いします

オリ主を絡ませる次のグループは?

  • Leo/need
  • モアジャン
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