この二グループを交えた後日談の予定。
類と仲直りして、ハロウィンショーへ向けての練習をし続け、数週間後、ハロウィンショー本番の日。今、ショーの開始する時間まで、俺と類は機材チェックをしている。司達には、軽く喉を慣らしてもらってる。
霊斗「・・・っと、これでよし。こっちの機材は特に問題はないな。類、そっちは?」
類「こっちも問題ないよ。ネネロボの充電も終わってるし、演出用の機材にも問題なく動いてるからね。」
霊斗「そうか。・・・にしても。」
俺は幕を少し開くと、そこには最初にショーをした時以上のお客さんが入っていた。
霊斗「・・・ネネロボ達の効果があるとはいえ、来すぎじゃね?こんなに来ると思ってなかったんだが?」
類「そんな事ないんじゃないかな?前のショーでもお客さんはすごく喜んでいてくれてたし、これだけ来ていても、不思議じゃないよ。」
霊斗「そんなもんか・・・?って、あれは・・・」
お客さんの方を見ていると、見知った人物達がいた。奏達だ。人が多い場所が苦手なのか、表情は少し悪い。そんな奏を連れている絵名と瑞希。そしてまふゆの姿。ちゃんと来てくれたんだな。
霊斗「こりゃ、失敗できないな。コンテストの一番最初のショーだし。」
類「そうだね。スタートは大事だし、後々のショーでお客さんの増減にも関わってくるからね。」
霊斗「けど、俺達ならできるだろ?最高のショーってやつ・・・だよな?類?」
類「ふふっ、当然だよ。霊斗くん」
あの出来事があってから、類との仲はより深くなったような気がする。・・・司とおんなじ位の仲には俺はなったと思ってる。っと、そろそろだな。
霊斗「おーい!司!えむ!寧々!こっちの準備終わったぞ!そっちはどうなんだ?」
司「こっちも終わったぞ!俺はいつも通り、最高の状態だ!」
えむ「うん!今日もいいショーができる気がするよっ!」
寧々「私も大丈夫。」
霊斗「うし、なら公演の準備OKだな。そろそろ時間だし・・・いつものあれ、やっとくか。えむ。頼むな」
えむ「うん!みんな、今日もお客さんを笑顔にして楽しいショーにしようね!
ワンダホーイ!」
司 寧々 類 霊斗
「「「「わんだほーい!!」」」」
俺達専用の、掛け声をしたあと、ハロウィンショーの幕が上がる。
奏Side
私達は霊斗からもらったチケットで、フェニックスワンダーランドに来てる。霊斗からショーをする場所の事は教えてもらってたから、色んな場所を回ってから、来ている。
瑞希「ここじゃない?霊斗先輩が言ってたステージって?」
絵名「初めて来たけど、たしかに楽しいけど、無駄に広いから歩くの疲れるのよね。それに、霊斗がショーをするステージって更に離れた場所にあるから余計に疲れる」
まふゆ「そうかな・・・?私は大丈夫だけど・・・?」
瑞希「あ、あはは・・・まふゆは大丈夫かもしれないけど、奏が大変そう・・・大丈夫?奏?」
奏「だ、大丈夫じゃない・・・人が多いところは苦手・・・・・・」
こんなに人がいるなんて・・・人気な場所なのは知ってはいたけど、ここまでとは思ってなかった・・・すると、ブーっ!と言う音が鳴り、ステージの幕が上がると、お客さんは拍手や歓声を上げる。
瑞希「あ!始まるよ!」
私達は、幸運にも、見やすい場所の席を確保できたので、座りながら、ショーを見始める。演目はどうやら、ハロウィンを題材にしたショーみたい。遊園地の園長が、墓地から蘇ったゾンビから逃げている。
まふゆ「・・・ショーってこう言う物なの・・・?」
絵名「さあ?私もみた事ないからわからないわよ。けど、破茶滅茶な感じがするわね。」
奏「けど、周りの人たちは、笑ってるよ・・・?臨場感があるからなのかもしれないけど・・・」
そう。このショーは臨場感がすごい。ショーの物語を体験してる・・・って言うのかな?そんな感じがする。すると。
『おーい!園長!』
聞き慣れた声が聞こえてきたのは。ステージに目を向けても、いるのは園長役の人だけ。すると。
『ワァァァァァ!』
という歓声が上がり、歓声の上がった方へ視線を向けると。そこには・・・園長に襲い掛かろうとしていたゾンビを退けながら、向かってくる、霊斗の姿があった。
瑞希「あ!霊斗先輩だ!」
絵名「あいつ、本当にショーの手伝いしてたのね・・・」
まふゆ「意外・・・」
奏「・・・」
霊斗が出てきてから、周りの人の歓声がより大きくなった。多分、霊斗はお客さん達に人気なんだと思う。そうじゃなかったら、こんなに大きな歓声が上がるはずがない。
絵名「なんていうか・・・セカイであった時とはまるで別人みたいよね。どっかの誰かさんみたいに」
まふゆ「・・・?誰の事・・・?」
絵名「あんたの事に決まってるでしょ!!何よその、そんな人もいるんだぁ。みたいな顔!」
奏「絵名、静かにしてた方がいいよ。」
絵名「あっ・・・ごめん・・・」
絵名を指摘した後、私はもう一度、霊斗に目を向ける。
『園長!ここはもう危険です!逃げましょう!お客さま達も全員の避難が終わりましたので!』
『そうか、よし!私達も逃げよう!』
金髪の髪の人と霊斗がゾンビから逃げている。四方八方からゾンビが溢れていて、とてもストーリーに、入り込める感じがする。けど、その時だった。
バンッバンッ!!と音が鳴り、周りから悲鳴が上がる。
奏「な、何・・・!?」
私達は音が鳴った方を見ると、男の人が拳銃を持って、発砲している。
絵名「あ、あいつ何!?拳銃、持ってるけど!?」
瑞希「言ってる場合じゃないよ!これ絶対、ショーの内容じゃない!!」
『おい!ここにいる奴ら!動くなよ!!動いたら、撃つ!!』
男が脅迫をすると、お客さん達は一斉に黙り動きが止まる。ここから恐怖は始まった。
霊斗side
何だよあいつ?拳銃・・・さっき撃ってたから本物だよな・・・下手に刺激して撃たれたらやばいし・・・
霊斗「司、下手に動くなよ・・・?なんかあったら、お客さんに銃が撃たれるからな。」
司「あ、ああ・・・くそ。何でこんな事に・・・!」
ほんとだよな。最初のショーの時みたいになってるし・・つーか、あいつの目的何・・・?すると、奴は近くにいる奴らを人質にするらしい・・・1人か・・・?それとも・・・いや、複数人だな選んでる感じ・・・・・・って。
霊斗(よりにもよって奏達かよ・・・!!)
何でよりにもよって奏達選んでんだよ・・・!いや、ちょっと待て・・・あいつ、笑顔になってるよな・・・最初、驚いてたけど今は笑顔・・・嬉しい誤算ってか・・・?つーことは・・・
霊斗(なるほどな・・・あいつ、転生者か・・・しかも、他の奴らと同じ・・・いや、それ以上のイカれ具合か・・・)
すると、奏達を連れて、ワンダーステージに上がってくる男。
『おい!お前!』
霊斗「・・・ん?俺?」
『そうだ!お前だ!お前は何で司達と一緒にいるんだよ!!』
霊斗「はぁ・・・?何でって・・・俺、ワンダーランズ✖️ショウタイムの一員だし。」
『はぁ!?嘘言ってんじゃねぇよ!!テメェが勝手に入ったんだろ!!』
霊斗「いや、嘘言ってないけど・・・つか、人質離せよ。それとも、人質いないと話すことすらできない奴か?弱い奴だな・・・」
その瞬間、バンッ!と音が鳴り、俺の頬に痛みが走る。ツーっと何かが流れる感覚がする。どうやら、頬を掠めて、血が流れているみたいだ。その瞬間、悲鳴が軽く上がる。奏達は、少しだが目を見開き驚いている表情だ。
『黙れよ!お前!俺の指、一つで誰か死ぬこと忘れんなよ!!』
司「霊斗!!」
霊斗「・・・あっそ。んで?お前の要求は?」
『・・・簡単だ。ここにいる草薙寧々と鳳えむを俺によこせ』
寧々「・・・っ!?」 えむ「ええっ!?」
霊斗「寧々とえむを・・・?」
『お前が気安く呼んでんじゃねぇよ!この世界の女性キャラ達は全部俺のもんだ!俺はこの世界でハーレムを築くんだよ!!』
・・・欲望だらけの転生者だな。他の奴らの方がまだマシに見えやがる。
全員って事は、寧々達だけじゃなく、奏達も連れてくわけだな。めんどくさい奴。
『なのに・・・!!テメェみたいなしらねぇ奴がワンダショの仲に紛れてて、しかも、寧々達と仲良くしてやがる・・・!!俺の計画にテメェは邪魔なんだよ・・・!!だから、テメェだけは殺してやる・・・!!」
類「・・・その為だけに、君はこのショーを楽しみにしていたお客さん達を悲しませているのかい?」
霊斗「・・・類?」
類の奴、どうしたんだ・・・?
『・・・それがどうした?神代類?』
類「僕たちが必死に準備をしてお客さんを笑顔にするためのショーを台無しにされ、あまつさえ、親友の霊斗くんを殺す?ふざけないでほしいな?」
『そんなのどうでもいい!俺がハーレムを築ければそれでいいんだよ!他の奴らの笑顔なんか知ったことか!!』
類の奴、マジで怒ってやがる・・・類だけじゃなく、司もな。表情に出てやがるし。まあ、これ以上、奴のヘイトが類達に任せるわけにもいかないし・・・本題に入るか。
霊斗「つまり、お前はお前の目的の為にここにいると。んで、その目的に俺は邪魔だと。そういうことでいいんだよな?」
『・・・ああ!そういうことだ!もうこいつらも必要ねぇ!』ドンッ!
男は奏達を突き飛ばし、俺を見据える。俺は寧々達にアイコンタクトを送る。それに気づいた寧々達は、奏達に駆け寄る。
『テメェだけは俺が殺す・・・!!俺が殺すんだよ!!』カチャ!
すると、男は俺の知らないベルトを腰につける。どうやら奴も俺と同じような特典をもらっているらしい。
『さぁ・・・テメェを殺す実験の開始だぁ!!!!』
男は両手に、赤と青のボトルを持ち、軽く振って、何かを回し、ベルトに装着させる。
『rabbit!!』『tank!』
独特な音声が鳴り、奴はベルトについているハンドルを回し始める。すると、奴の周りに現れる謎の機械。なんだあれ?実験器具かなんかだよな?
すると、奴はポーズを取り。
『変身っ!!』
『are you ready!? 鋼のムーンサルト!!ラビットタンク!!YEAH!!』
奴は、俺のように変身した。初めて会ったやつとは違い、赤と青のカラーリングをした・・・確か、仮面ライダー・・・になった。
『ははは!!この力で・・・ビルドの力で!!俺は夢を叶えるんだよ!!』
・・・自分の夢を叶える・・・ねぇ。
霊斗「・・・お前は夢を叶えられねぇよ。」
『・・・はぁ?』
霊斗「夢っていうものは、力が有れば叶うんじゃない。夢を諦めず、必死に努力して、自分の力で何かをしてそれを達成した時、夢っていうのは叶うんだ。司やえむがそうだ。」
司「・・・霊斗?」
霊斗「司は全員を笑顔にするスターになるって夢を叶えようとしてる。突拍子もない夢だと言われても、こいつは諦めずに努力してる。こういう奴が夢を叶えるんだ。えむも、このステージを笑顔いっぱいにするって夢を持ってる。寧々や類も。お前が人質に取った奏達にも、ここにいるお前以外の全員が夢を叶える為に努力してる。その努力が大事なんだ。お前はその努力をしてないだけだろ。テメェが夢を叶えるなんて言葉を言う資格はねぇ。」
えむ「霊斗くん・・・!」
こんなふうに言えばいいか・・・?まあ、反論がないんだし、別にいいんだろ。すると、男は怒りの表情をしていて、俺に向かって怒声を上げる。
『ウルセェ!!知った風な口、しやがって!!何なんだよ!!テメェは何なんだよ!!』
霊斗「俺か?俺は・・・・・・」
なんて言えばいい・・・?普通に名前言うのもいいが・・・・・・
そういや、あいつ言ってたな・・・俺が変身した時の姿、仮面ライダーディケイドだって・・・しかも、これは特典でもらった力だから、このセカイには存在しない者・・・なら。こういうのがいいよな。
霊斗「鬼灯霊斗・・・そして。」
俺は、腰にベルトを装着、開き、カードを一枚を手にとる。そして。
霊斗「通りすがりの・・・仮面ライダーだ・・・!変身!!」
『KAMEN RIDE DECADE!!』
俺はもう一度、変身する。奴と対峙する為に。仮面ライダーへと。
『ディケイドだ!仮面ライダーディケイド!!』
俺の姿を見た子供達は、なぜかキャッ!キャッ!と騒いでいるが、正直、心配だ。こんなに騒いでると、そっちにヘイトが向くかわからん。
寧々「え・・・!?か、仮面ライダー、ディケイド・・・!?」
えむ「わぁ〜♪ディケイドだぁ!」
類「霊斗くんがディケイドに・・・これには、僕も流石にびっくりしたよ」
寧々と類は驚きの表情、えむは目をキラキラさせながら、俺を見てる。司は言葉が出ないのか口を開けて固まってる。
奏「やっぱり・・・この間の事、見間違いとか夢じゃない・・・霊斗がディケイド・・・」
絵名「そ、それもおかしいでしょ?仮面ライダーなんて、空想上の存在じゃないの!?」
まふゆ「けど・・・現に霊斗が変身してるわけだし・・・」
瑞希「そうだよ?絵名?霊斗先輩が変身して、この男の人を止めようとしてくれてる・・・それだけわかれば充分じゃない?」
・・・意外と、冷静なのな。奏達。人質にされてたのに。すると、奴がなぜがプルプルと震えている。・・・なんぞ?
『そうかよ・・・!!テメェ、俺と同じか・・・!!おもしれぇ!!やっぱり、テメェは俺が殺す!!オラァ!』ブンッ!
すると、突然、奴は俺に目掛けて拳を振るう。俺は最小限の動きで回避して、軽く反撃。なるべく、周りの奴らに攻撃が飛んで行かないようにしながら、奴と戦っている。
霊斗(奏を襲ってたやつよりかはやるな・・・けど、勝てないわけでもねぇ)
シッ・・・!!ラァ!!」ドゴッ!!
『・・・ごっ・・・かっ・・・!おえっ・・・!!』
隙を見て奴に渾身の力を込めた拳を奴の腹部に叩き込む。腹を押さえながら怯む男。・・・意外といいの入ったのか。ラッキー。
霊斗「まだ・・・やるか?威張ってた割には、弱えし、これ以上変な事すんな。お前、マジで取り返しがつかなくなるぞ?」
俺は奴を諭す様に話しかける。正直、クズが変わるとは思ってないが、一応、言っとく。
『ふ、ふざけんなよ!テメェを殺せば万事解決なんだよ!!そんなんでやめるわけねぇだろうが!!』
霊斗「・・・わかった。なら。次で決める。」
俺は・・・確か、ライドブッカー・・・だったか?そこから・・・多分、ここに入ってるカードに写ってる奴らも仮面ライダーだよな?一枚のカードを取り出す。
霊斗「折角のハロウィンなんだ・・・ハロウィンらしいライダーで行こうか。
変身」
『KAMEN RIDE GHOST!!
Let's go! 覚悟ー!!ゴ、ゴ、ゴ、ゴースト!!』
俺は新たな姿へと変身する。多分、声的に・・・仮面ライダーゴースト・・・って名前なんだよな?
『ゴースト・・・!てことはやっぱり、テメェのそのベルト、ネオディケイドライバーか!!』
霊斗「そんなもん知るかよ。このベルトの名前なんてどうでもいい。お前を倒して、ここにいる全員が楽しめるショーを再開する。それだけでいいんだよ。だから・・・とっとと、くたばれ」
ライドブッカーから、黄色のカードを取り出し、ベルトに差し込む。
『FINAL ATTACK RIDE Gho Gho Gho Ghost!!』
音が鳴り、俺の右足にエネルギーが溜まっていく。空中へと浮かび、奴に向けて、技を放つ。
霊斗「せやぁぁぁぁぁぁ!!!」
エネルギーが溜まった右足を前に突き出し、飛び蹴りを繰り出す。
『っ・・・!!そんなもんに負けるわけねぇだろ!!』グルグル!!
『Ready GO!!! ボルテックフィニッシュ!!!』
奴も右脚にエネルギーが溜まり、奴も飛び蹴りを繰り出してくる。俺のわざと奴の技、二つの技がぶつかり合う。
霊斗「・・・っ!負けるか・・・!せやぁぁぁ!!」
『・・・テメェに負けるわけねぇだろうが!!』
・・・ちっ・・・!しぶとい・・・!すると、その時だった。
『がんばれ!!ディケイドー!!』
霊斗「・・・?」
なんだ・・・?視線を声が聞こえた方へ向けると、そこには、えむがいた。
霊斗(何やってるんだ・・・?えむのやつ・・・?)
えむ「みんなぁー!私達と一緒に、霊斗くんを・・・ううん!!ディケイドを応援しようよー!!」
司「えむ・・・ああ!そうだな!!お客様!俺たちと一緒に、みんなを守ってくれているディケイドを応援してくれ!」
寧々「みんなの力が必要なの・・・!だから、お願い・・・!」
類「ここにいるみんなの応援が、ディケイドの応援になるんだ。また、ショーをみんなで楽しむ為に、僕達と一緒に応援しよう!」
霊斗(あいつら・・・)
『頑張れーー!!ディケイドーー!!!!』
奏「・・・すごい。みんなが霊斗を・・・ディケイドを応援してる」
まふゆ「・・・これって、私達も応援した方がいい・・・?」
瑞希「この流れなら、僕達も応援しようよ♪みんなだって、勝ってほしいでしょ?」
絵名「当たり前でしょ?あいつが勝ったら、私達、好き勝手にされるんでしょ?絶対に霊斗に勝ってほしいわよ!頑張りなさい!」
瑞希「頑張れー♪霊斗先輩♪」
まふゆ「・・・頑張れ」
奏「頑張って、霊斗・・・!」
今ここにいる全員が、俺を応援してくれている・・・何もない俺を。全てが壊れてる俺を。そんな俺を応援してくれる・・・なら。
霊斗(負けられるかよ・・・こんな奴に・・・!)
霊斗「おおおおお!!!」
俺の技が奴の技を徐々に押していく。
『な・・・!?』
霊斗「こいつらの夢の・・・邪魔すんなぁ!!」ドッガーン!!
奴の技を押しのけて、奴に蹴りを叩き込む。奴は吹っ飛び、地面を転がり、数秒後、止まる。俺は地面へ着地し奴の方を見ると、どうやら気絶しているらしい。ピクリとも動かない。
霊斗「・・・終わったな。」
俺は変身を解こうとしたが・・・今ここで解くのは流石にまずいよな・・・?多分。けど、このままショーを続けるわけにはハロウィン関係ないし・・・、なら。司達には悪いとは思うが、こうするか。
霊斗「みんな、応援ありがとう。みんなの声が俺に届いた。だから、勝てたんだ。」
この襲撃を、ショーの内容にしちまうか・・・結構、無理矢理感あるけどな。
その時、お客さん達がわぁー!歓声を上げる。
『ありがとう!ディケイド!』
『かっこいいよ!!ディケイド!!』
子供達も、大人達も、笑顔で拍手してくれている。あんな危険な出来事の後なのに、みんな笑顔になってる・・
いや、いいのかそれで・・・?司達に、顔を向けると、全員が笑いながら、頷く。おまえらもかい。仕方ねぇな。
霊斗「さて・・・俺はもう行く。・・・このステージで行われる別のショーを見たい奴は、明後日の休みにここにくるといい。また、ショーをやってる。それじゃあな」
俺はゆっくりと歩き、ステージから退出する。変身を解除した後、司達が感謝の言葉をお客さんに向けて話し、退出し、幕が下ろされる。その後、お客さんの1人が警察に通報して、襲撃した転生者は警察に連れて行かれた。そして、俺はと言うと。
霊斗「・・・なぁ、こんなの平気だから、お前も行けよ。ナイトコード、今日もやってるんだろ?」
まふゆ「駄目。怪我の治療しないと。」
何でか知らんが、まふゆが俺の頬にできた傷の治療をしてくれている。
いや、なんでや・・・?と思っていると、何やら視線を感じて、そちらを見ると、えむと寧々が少し羨ましそうな表情をしていて、奏達も俺を見てる。・・・嫌だな。
そんな視線を浴びながら、治療が終わるまで俺はただ、まふゆの治療を受け続けたのだった。
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