俺と司は、ワンダーステージに立つ。集まってくれたキャストの人達は、俺達へと視線を向けて、ただ黙っている。どうやら、俺達が話すのを待っていてくれているらしい。
霊斗「さて、皆さん、集まってくれてありがとうございます。俺はワンダーステージの役者の一人、鬼灯霊斗です。そして、こっちが俺達、ワンダーランズ✖️ショウタイムの座長の・・・」
司「天翔けるペガサス!天馬司だ!」
「・・・・・・は?」
おい、司。その自己紹介の仕方は困惑を招くぞ。見ろ。何言ってんだこいつ?みたいな顔になってるぞ・・・
まあ、こいつらしいからいいか。
霊斗「まず最初に、俺達の突拍子もない、お願いを聞いてくれることに、感謝を。本当にありがとうございます。」
寧々(霊斗、このまま続けるの・・・!?)
霊斗「ここに集まってくれた人達は、知ってると思いますけど、今、このフェニックスワンダーランドは、大きな転換点に立っています。
『集客率を上げる為に、若者をターゲットとしたテーマパーク』にするか
『年齢性別を問わず、全ての人が笑顔なれるテーマパーク』であり続けるか。この二つに。」
霊斗「まあ、経営側の方は、前者の方を選んで進んでいます。けど、俺達の座長は、それを納得いかないと言ってます。」
司「ああ!その通りだ!存続の為に、戦略が必要な事は理解している!だが、俺達や、皆さんがやってきたショーは!万人を笑顔にするものだ!
そこには、年齢も!性別も関係ない!たとえ、宇宙人が俺達のショーを見にきていたとしても、少なくとも俺は俺の・・・
いや!『俺達のショー』を見る人達全員を、笑顔にしたい!
そしてここは、そういう想いで作られた場所なのだと思う。」
全員を笑顔にしたい想い・・・それは確かなのだろう。実際、今まで、いろんなアトラクションやステージを見に行ってみたが、そこに来ていたお客さん達は、全員が笑顔だった。そんな笑顔を作りたい・・・その想いがなければ、笑顔は生まれないはずだ。
司「全ての人を笑顔にしたいという想いを持っていたからこそ、このフェニックスワンダーランドは愛されてきたし、今までの人々が訪れてきていたのだと!」
司「ゆえに!俺は・・・いや、俺達、『ワンダーランズ✖️ショウタイム』は!このショーをやる!そして証明するのだ!
『全ての人を笑顔になれる場所』と「集客率を上げる事』はどちらかしか選べないわけではないと!『全ての人が笑顔になれる』ショーをすれば!たくさんの人々が、きっとこの場所を訪れてくれる!それさえ忘れなければ・・・
フェニックスワンダーランドは!何度でも!不死鳥の如く蘇る!」
司の声に、集まってくれた人達は騒つく。全ての人を笑顔に・・・その想いは確かにここの全員に届いたはずだ。
霊斗「さて皆さん!改めて、言わせてもらいます!うちの座長は皆さんの力を信じてます!日々、フェニックスワンダーランドで働いて、全員の笑顔のために働いている皆さんの力があれば、俺達の提案した、このショーを、最高の形で成功させられると。だから皆さん、本番まで、全力で駆け抜けていきましょう。そして・・・全ての人を笑顔にさせましょう!」
俺と司の声を聞いて、静寂が包み込む。そして、数秒後、パチパチという音が鳴った直後、集まってきてくれた人たちから拍手が。ほぼ全ての人たちが賛同してくれた証拠だ。
司「よーし!みんなありがとう!ここからはショーについて説明をしていく!霊斗!」
霊斗「あ、俺なの?まあいいけど。じゃあまずは、それぞれの担当から言っていきます。まず、総合演出は、ワンダーステージより、神代類が。
歌唱とダンスの指導はフェニックスステージから、青龍院櫻子さんに担当してもらいます。もし詳しい事が聞きたかったら、それぞれの担当や、俺か、司を通して聞いてください。それじゃあ、早速、ここから練習を始めていきましょうか。司、掛け声よろしく。」
司「まかせろ!それでは・・・練習、スタートだ!!」
司の掛け声を合図に、全員がそれぞれの持ち場へと移動し、練習を開始する。まず、それぞれの人達に、演出の詳しい説明を類が。あいつの奇抜な演出に、驚きながらも興味津々に見ているあたり、大丈夫だろう。
歌唱やダンスを見てくれている櫻子さん。フェニックスステージの歌姫なだけはあり、厳しく、より完璧に仕上げてくれている。寧々も、櫻子さんのサポートをしてくれている。人見知りで少し心配してはいたが、彼女なりに、いろいろ教えており、頑張っているようだ。
えむも、自分なりに動きを他の人たちに、教えているようだ。けど、『右、左、ぶんぶん、ぐるーん!ぱっ!』ってなんだ?それで伝わるのも凄いんだけど?
「あの!鬼灯さん!ここでのポジション教えてもらえませんかー?」
霊斗「あ、はーい。少し待っててください。司、こっち頼む。」
司「ああ!まかせろ!」
ちなみに、俺は臨機応変にと言われた。司曰く
司『霊斗は、大変だとは思うが、色々なチームを見て回ってくれ!俺もなるべく回るようにするが、手が足りなくなる時があるからな・・・それに、霊斗は基本的な演出や動きは全て頭に入ってると思うからな!』
らしい。俺にどんだけ過大な信頼をしてるの?俺だって体一つだから、限界があるんだけど?まあけど、このショーを成功させる為だし別にいいか・・・それに。
『こういう動きや、扱い』には、慣れてるし。
それから、数週間はこのような練習が続いた。以前の練習とは勝手が違い、一苦労はあったが、順調に練習は進んでいき、そして、その日はついに訪れる。
ショー当日。ワンダーステージ。
類「霊斗くん、フェニックスワンダーランドの入り口に、えむくんのお兄さん達を発見したよ。契約先の人も一緒だ。そろそろ始めよう。」
霊斗「おう。司達からも、準備OKって、連絡来てるしな・・・ほんじゃま・・・始めますか。」
さて、こっからが、司の目指す、夢のステージの始まりだ。
俺は、調整室にある、マイクの音量を上げ、放送を流す。
霊斗『あーあー、フェニックスワンダーランドにお集まりしている、皆様に、ご連絡があります。』
「な、なんだ?この声・・・この間、えむと一緒にいた・・・?」
おお、驚いてる驚いてる。まあ、なんの予定も聞かされてないだろうし、当たり前だろうな。あ、ちなみに、お客さん達の声は、類のドローンを経由して聞いてるぞ?
霊斗『まず最初に、本日、当フェニックスワンダーランドにお越しいただき、まことにありがとうございます。そんな皆様のため、俺達、『ワンダーランズ✖️ショウタイム』の本日限りの、スペシャルショーを上演いたします』
「何が始まるのかな?」「スペシャルショーだって」「けど、どこでやるんだろ?場所がわからないなら・・・」
お客さんも困惑してるよな。今まで、こんな事なかったろうし。まあ、これで、いいんだけどな。
霊斗『では、このフェニックスワンダーランド、全てを利用した、今日限りのスペシャルショーを楽しんでもらう為に・・・皆様!ネオフェニックス城までお越しください!』
俺はマイクのスイッチを切り、放送を終了する。
霊斗「ふぅ、これで集まってくれるかね?」
類「えむくんのお兄さん達は確実に来るだろうね。予定にないショーをやっているなら、尚更だ。」
霊斗「だといいけどな。そんじゃま、ここからはネネロボと俺の仕事だな。行ってくる。類は司達と合流な。」
類「ふふっ、任せたよ?霊斗くん。」
類は微笑みながら、立ち去っていく。さて俺も早く行くか。ネオフェニックス城。俺はネネロボとの合流のため、走り出す。それと、ベルトを装着するのも忘れずにだ。
霊斗「司からこれを聞かされた時は、どうかと思ったけど・・・まあ、使えるもんは使っておかなきゃな。」
俺はディケイドのカードを取り出し、ベルトに装入、変身する。
『KAMEN RIDE DECADE!!』
俺は、仮面ライダーディケイドに変身して、ネオフェニックス城にいるネネロボと合流する。すでにネオフェニックス城前には、多くのお客さん達が集まっている。えむのお兄さん達も一緒だ。
ネネロボ『レイト、準備はイイですか?』
霊斗「あいよ。んじゃま、仕事するか。」
俺とネネロボはお客さん達の前に立つ。すると、何故か歓声が上がり、もうすでに子供達はキャッ!キャッ!と騒いでいる。・・・なんぞ?
晶介(あれは・・・仮面ライダー・・・ディケイド?)
霊斗「今日も集まってくれて、ありがとう。ここにいる人達は、全員、俺達のスペシャルショーを見に来てくれたお客さん達って事だよな?」
俺の言葉に、歓声で返すお客さん達。どうやら、相当、楽しみにしているらしい。
霊斗「よし、それなら、俺とネネロボから、楽しんでもらう為の準備を進める。まず、このショーを楽しんでもらう為に、このブレスレットをつけてくれ。」
俺とネネロボは、類が作ってくれたプラスチック製のブレスレットを手渡しで渡していく。もちろんえむのお兄さん達にもだ。
霊斗「どうぞ。」
晶介「あ、ああ・・・」
慶介「・・・・・・」
「おお?これがあの有名な仮面ライダーなんですね!」
なんか、すげぇ、楽しんでるおっさんだな。この人が企業のひとなのか?
霊斗「えっと、お兄さんは、はじめてのお客様ですか?」
「おお!これはすいません!私はライリーと言います。」
霊斗「では、ライリーさん。今日はとってもお楽しみになれると思いますよ?」
ライリー「そうですか!とっても楽しみです!」
すると、開演のブザーが鳴り響く。よっし、それじゃあ、本編の始まりだな。
霊斗「それじゃあ・・・楽しんでいってくれ。」
俺とネネロボは渡すものを渡した後、それぞれの持ち場へと向かう。さて、こっから忙しくなるぞ。
今回も軽く説明するか。今回のショーの内容は、笑顔を届ける魔法使いとその弟子の話だ。戦争で笑顔を失った、ある場所で遊園地を作る・・・簡単に言えばそんな話だ。
ちなみに、俺の担当は今、裏方だけど、色々な仕掛けを起動させる為に、類と一緒に行動中だ。
霊斗「類、順調に進んでるか?」
類「ああ、そろそろ・・・・・・合図だ。霊斗くん、今だよ。」
霊斗「ほいほい。」
俺はスイッチをカチッと押す。すると、司の動きに合わせて、観覧車にたくさんの光が灯る。にしても、よくこんな仕掛け思いつくよな。類のやつ。
類「よし、お客さんの反応も上々・・・いいタイミングだったよ。霊斗くん。」
霊斗「よし、ならどんどん行くか。次は確か・・・」
類「メリーゴーランドだよ。寧々と司くんの話の途中で、魔法を司くんがメリーゴーランドにかける。そのタイミングで霊斗くんが、メリーゴーランドを起動させるんだよ。」
霊斗「OK」
類「さて、僕もそろそろ出番になってしまう。少しの間、頼むよ。霊斗くん。」
霊斗「おう。」
類が離れていき、俺だけが、裏方の役回りだ。ちなみにタイミングは他の人に頼んでる。その後は、メリーゴーランドを起動させたり、園内のパークトレインを動かしたり・・・そんな裏方作業を進めていった。そして、話は終盤、爺さんになった魔法使いの想いを継ぎ、弟子の魔法使いが、お客さん達と力を合わせて、魔法を発動させる。フェニックスワンダーランドがライトアップされ、そこでショーは終了。
霊斗「と思ったけどねぇ・・・これだけじゃあ、足りないよな。」
・・・あ、そうだ。せっかくだし、これ使ってみるか。ショーが終了した後、キャスト全員がステージ上に上がり、最後の挨拶をしようとしている。よし、今だな。俺はもう一度、仮面ライダーディケイドへと変身をする。
霊斗「よう、今回のショーは、どうだった?最高だっただろう?」
ディケイドとして現れた俺の言葉に、全員が歓声をあげる。どうやら、相当好評だったみたいだな。
霊斗「本来なら、このまま挨拶をしてこのショーは終了・・・なんだけどな。ここからは、俺、仮面ライダーディケイドからの、今日、このスペシャルショーに来てくれた全員に、サプライズをしたいと思う。」
『ええー?なになにー?』
霊斗「実は、このスペシャルショーをより一層楽しいものにしたいって人達を連れてきたんだ。ここからは、この人達とも楽しんでいってくれ」
俺はライドブッカーの中から、ある一枚のカードを手に取り、ベルトの中へと入れる。
「ATTACK RIDE ワンダーランズ✖️ショウタイム!!」
カードを使用すると、ステージ上にカーテンの様な物が現れる。周りは何事だとばかり、騒いでいるが、ここから、大きく騒ぐ事になる。何せ、そこから現れたのは。
『はーい♪彼に呼ばれたからきったよー♪』
そこから現れたのは、司のセカイにいるはずの、ミクの姿だった。
「は!?は、初音ミク!?」
「わぁ〜、ミクちゃんだー♪」
お?反応は上々・・・驚いている人、キャッキャっと騒ぐ子供達・・・様々だな。けど、それだけじゃないぜ?
霊斗「そう。今回のゲスト達は、初音ミク達だ!さぁ、どんどん来てくれ!」
ミク『はーい♪みんなー、こっちこっちー♪』
『やっほー♪こんばんわー♪リンだよ♪』
『レンもいるよー☆』
『みんなー!!メイコお姉さんと楽しみましょう!!』
『私もいるわよ〜♪ここからは、私達とも楽しんで、笑顔になりましょう〜!』
『そうだね。僕達も、みんなも全員で楽しむ時間の始まりだよ!』
「え〜っ!?リンちゃんだ!?」「レンくんもいるよー!」
「メイコもいるのか!?」「ルカもいるぞ!?どうなってんだ!?」
「カイトもいる!?え!?何これ!?プロジェクションマッピング!?」
うわぁ、全員来たことで驚きが頂点になってる。すげえ騒ぎになってるな。これ。
霊斗「どうだ?最高だろ?ここからは、俺達、ワンダーランズ✖️ショウタイムと初音ミク達と一緒に、この最高の夜の時間を・・・スマイルナイトタイムを存分に楽しんでくれ!それじゃあ、行くぞ!カイト!」
カイト「そうだね!霊斗くん!それじゃあみんな!」
カイト 霊斗「it's SHOWTIME!!」
俺とカイトの掛け声を切っ掛けに、お客さん達は散り散りになり、さまざまなアトラクションへと、向かっていく。ジェットコースターや、観覧車、メリーゴーランドなど、多くの観客達が一斉にアトラクションへと向かっていったのだ。
最初はどうなることか、わからなかった前代未聞のショー。それは、司達の努力と、全てのステージ、アトラクションのキャストさん達の協力の元、最高のショーへと仕上がった。そしてこの日は、フェニックスワンダーランドの閉園時間まで、お客さん達の歓声と笑顔は消えなかったらしい。
そして、閉園し残っているのはワンダーランズ✖️ショウタイムとえむのお兄さん達、そして、ライリーさん、そして、協力してくれたキャストさん達だけとなった。
慶介「えむ・・・」
晶介「えむ・・・お前・・・!!」
えむ「お兄ちゃん達・・・えっと・・・あの・・・」
えむのお兄さん達の圧に、言葉が出なくなるえむ。すると、なぜか俺の横にいる司が俺の方を向き、頷いた。・・・なんとなくわかったわ。俺はため息をつきながらも、えむの方へと向かう。
霊斗「えむ、落ち着け。ゆっくりで良い。えむの言いたいこと、お兄さん達に言いたいこと、全部、落ち着いて話したら良いんだ。」
えむ「霊斗くん・・・うん!すぅ〜・・・はぁ〜・・・よし!お父さん!お兄ちゃん!急にこんなショーをやってごめんなさい!でも、わたし、諦めたくない!『みんなを笑顔にする』フェニックスワンダーランドをこのままずっと残していきたい!
どんどんアトラクションが変わっても、ステージがなくなっても、『みんなを笑顔にする』。この想いだけは残しておきたいの!その想いが無くならなければ、お客さんも来てくれると思うの・・・!だから・・・!」
「・・・・・・」
えむのおやじさん、なんか納得いってない感じだよな。こりゃ、駄目か・・・?
ライリー「少々、よろしいですかな?」
慶介「・・・ミスターライリー?」
ライリー「今日、わたしは初めて彼女達のショーを見ました。そして、こう感じました。この場所から生まれるショーを・・・もっともっと見たい・・・とね。
テーマパークを全て使ったショーは世界中を見渡せば今までなかったわけではないですが、それでも、わたしがこんなにも心打たれたのは・・・
『この場所にいる人達の想いがそうさせたんでしょう』
全てのキャストの目に、意思があり、全員が、お客さんを笑顔にしたいと純粋に願っている。そんな素晴らしいテーマパークは作ろうとしても簡単には作れない物です。」
「・・・・・・」
ライリー「ですので、我が社のキャラクターでテーマパークを塗り替えてしまうよりも、
我々もここの仲間に加えてもらいましょうか?」
慶介「それはどういう・・・?」
ライリー「ただ、純粋に、この場所から生まれるショーに、我が社のキャラクターが混ざっている未来を想像したんですよ。ここに混ざっていれば・・・どうにも見たことがない、幸せな笑顔をしている気がしてならないんです。もちろん、ライセンス料も、最低限で構いません。どうですか?」
慶介「は、はい。ぜひ、よろしくお願いします。」
「・・・・・・慶介、晶介」
慶介「父さん・・・?」
「・・・すまなかったな。」
突然の謝罪に、お兄さん達は困惑しているみたいだ。正直な話、俺達はもうついていけてないのだが。
えむの親父さんは、鳳グループを預かる身として、個人的な思いよりも、経営的に厳しい部分を改革していくことをやむを得ないと思っていたが、今この景色を見て、えむのおじさんが、望んでいたフェニックスワンダーランドのままでいられる事を喜んでいるとのことだったわ、
そして、流れるように、鳳グループとライリーさんの会社の契約が叶ったみたいだ。
晶介「おい!えむ!お前が勝手にショーをしたこと、俺は許してないからな!」
えむ「ひぇ!?」
晶介「けどまあ・・・お前の夢のおかげで、兄貴も父さんも喜んでる・・・だから、今回だけは許してやる」
えむ「・・・!!」
寧々「それじゃあ・・・!」
類「ショーは成功・・・ということだね。」
「本当に!?」「やったー!」
櫻子「まあ、わたしが手伝ったのだから当然よね?」
司「・・・・・・・・・そうか。」
霊斗「何固まってんだよ?司?いつものお前ならうぉー!って喜んでるところじゃないのか?」
類「もしかして、ショーをやりきって、お疲れかい?」
司「ああ、いや、これだけの人が・・・俺の目に映る全ての人が笑っていて
なんて、素晴らしい景色なのかと思ってな。」
えむ「うんっ!これってやっぱり、とってもとっても〜・・・
寧々 司 えむ 類
『わんだほ〜いっ!』
えむ「だねっ!!」
フェニックスワンダーランドに残った全ての人たちが笑って過ごしているこの時間・・・これが、もしかしたら、司が望んだ
『お客さんも一緒にショーをした人達全員が笑顔になるショー』だったのかもしれない。
霊斗「これが司の望んだ景色・・・・・・か。」
俺は全員が笑って話をしている途中、俺は少し離れた場所に腰をかけていた。すると。
「今回のショー、大成功だったみたいだね?霊斗くん?」
突然、隣から声をかけられ、声のした方へ顔を向けると・・・
霊斗「・・・柳瀬真優・・・」
そう。ついこの間、出会った謎の多い女、柳瀬真優がそこにいた。
真優「鳳えむちゃんも救って、フェニックスワンダーランドの危機も救った・・・いやぁ、霊斗くん、君はとってもすごいんだね?」
霊斗「俺じゃねぇよ。司達全員の力だ。俺の力じゃねぇし。」
真優「自己評価が低いね?まあ、そこが君の美点でもあるけど。」
霊斗「んで、何しに来た?ただ、ショーを見に来たわけじゃねぇんだろ?つか、関わったらいけないんじゃなかったのか?」
真優「へぇ。僕のことが気になったりするのかな?まあ、確かに君とはあんまり関わるなって言われてるんだけどね。まあ、単なる好奇心と助言かな?」
霊斗「助言?」
真優「そうそう。助言。
『ワンダーランズ✖️ショウタイム』での時間だけを過ごさない方がいいよ。」
霊斗「・・・あ?」
真優「助言はそれだよ。それじゃあね。」
霊斗「あ、おい!?」
それだけを言い残して、柳瀬真優は闇の中へと消えていった。
意味深な、言葉だけを残して。
ご愛読ありがとうございます。
あれ?レオニード編なのにレオニードが出ていない・・・?
つ、次ではちゃんと大きく絡ませる予定なの・・・で。
オリ主を絡ませる次のグループは?
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Leo/need
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モアジャン
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ビビバス
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ニーゴ