最高でしたね!ベノム凄かったな・・・。
前代未聞のショーから数日後。俺達はいつものごとく、ワンダーステージで集まっていたのだが、今日はいつにも増して賑やかになっていた。
司「はーっはっはっは!いや〜、昨日はまさに絵に描いたような大成功だったな!」
霊斗「というか、想定以上だぞ?SNSじゃ拡散が続いてるし、動画サイトじゃ、えむのシーンとか、映像で上がってる。『前代未聞のショーだ』ってよ。」.
類「まさか、ここまで人気になるとは思ってなかったけどね。これもまた、えむくんの『笑顔の魔法』のお陰かな。」
えむ「ううん!みんなのおかげだもん!私がありがとうだよ!あ!そういえば、今日はお兄ちゃん達がここに来るかもしれないの。」
寧々「え?えむのお兄さん達が?」
何でここに?というか、あの二人忙しくないのか?そう思っていると、ワンダーステージの入り口から、二人の男性が歩いてくる。
霊斗「噂をすればなんとやらってな。」
慶介「すまない。急に来てしまって。」
類「おや、まさかこんな早くに再会することになろうとは。」
寧々「な、何の用・・・?」
・・・寧々、俺の後ろから顔を出して話さないでくれ。せめて姿を出してくれ。
慶介「まず、感謝させてほしい。あの素晴らしいショーをしてくれて。」
えむ「・・・え?」
慶介「君達のお陰で思い出せたんだ。理想があるからこそ、素晴らしいものは出来る事を。」
えむのお兄さん・・・慶介さんの言葉に、笑顔になる司達。まあ、これだけの物をしたんだ、納得してくれなきゃ困るぐらいだな。
慶介「そんな君達に、ぜひやってもらいたい事があるんだ。」
霊斗「・・・やってもらいたい事?」
寧々「それって・・・?」
慶介「フェニックスワンダーランドの宣伝大使をやってほしい。」
司「宣伝大使・・・?」
慶介「今回のショーが話題になった事で、君達ワンダーランズ✖️ショウタイムの知名度が上がっている。それを生かした新しい施策だ。昨日のショーや、ワンダーステージでのショーも定期的に開催しつつ、君達には外部公演をしてもらい、フェニックスワンダーランドの名前を広めてもらいたいんだ。」
なるほど。つまり、俺達はショーコンテストの優勝した時の景品・・・というより、特典みたいな物をもらったわけか。
慶介「それに、君達のショーには、『仮面ライダーディケイド』がいる。人気のライダーがいる事も、君達の人気のひとつみたいだ。」
・・・まさかの仮面ライダーディケイド人気だったわけかい。いや、そうじゃなきゃ、あんな歓声湧かないとは思っていたけど。
晶介「本来なら、ショーコンテストの優勝したキャストを中心に、新CMを打つはずだったんだが・・・それも、提携方針の見直しで流されたからな。その代わりにあちこちに飛び回って、ショーで新しい宣伝をしてほしいってとこだ。」
司「ぬ!と言うことは・・・・・・俺達の素晴らしいショーを全国に披露するチャンス!と言うわけだな!その話、引き受けた!!」
霊斗「・・・座長が決めたならいいんじゃないか?細かい話は俺が聞いとくし。」
寧々「まあ、司はともかく、霊斗が細かい所をやってくれるなら安心・・・かな。」
慶介「無論、こちらも君達のサポートを最大化していくつもりだ。
フェニックスワンダーランドの可能性を思い出させてくれた君達とさらにそこを盛り上げていきたい。どうか、よろしく頼む。」
晶介「そういうことだ。まあ・・・よろしくな。」
類「では、第一幕の閉幕、第二幕の開幕・・・ということかな?」
霊斗「まあ、丸く収まったし、やる事も増えたしそれでいいんじゃないか?」
司「よーし!それでは、我々ワンダーランズ✖️ショウタイムは、このワンダーステージを、起点として宣伝大使の活動をスタートする!
これからも大きな苦難とぶつかる事もあるだろうが・・・俺達ならば、どんな困難も乗り越え!突き進めるはずだ!!というわけでえむ!気合いを入れるのも兼ねて、いつものやるぞ!」
晶介「いつもの?」
霊斗「あ、なんだったら、慶介さん達もやります?」
慶介「何をするんだい?」
俺は、これからやる事を簡単に説明する。まあ、俺たちにしたら、恒例行事みたいなもんだしな。
晶介「はぁ?俺はやらないぞ?」
慶介「なるほど。面白そうだな。」
晶介「兄貴!?」
えむ「それじゃあ!これからも頑張ろうー!」
司 えむ 寧々 類 霊斗 慶介
『わんだほーい!』
えむ「えぇ!?なんで晶介お兄ちゃんはやってくれないの!?」
晶介「誰がやるか!なんだこのアホみたいな掛け声は!」
慶介「ははは。まるで子供の頃みたいだな、晶介。」
司「では、ワンダーランズ✖️ショウタイム、第二幕のスタートだ!!」
これで、俺達の新たな活動・・・いや、新たなスタートが切られたのだった。
その後、俺達はいつもより早く解散して俺は、一人で帰路についていた。
霊斗「ふぅ、今日も疲れたな・・・にしても、宣伝大使・・・ね。これから、どんどん忙しくなるな・・・。」
色んな場所に行く訳だから、それぞれステージも違くなるし、毎回、演目も考えなきゃだしな・・・もっと大変になるな。
霊斗「・・・それとあいつ・・・『柳瀬真優』が言ってたことも気になるな・・・」
『ワンダーランズ✖️ショウタイムだけの時間を過ごさないほうがいいよ』
・・・だったな。どういう意味なんだ・・・?司達と時間を過ごすな・・・ってことか?だとすると・・・
霊斗「奏達や一歌達とも過ごさないとダメ・・・ってことか?」
・・・結局、あいつが何をしたいのかわからない。あいつは他の転生者とは違い、欲望で行動している訳じゃない・・・。だが、何か明確な目的があるのは確かなはずだ。
霊斗「・・・考えてもわかんねぇな・・・」
「・・・あれ?霊斗・・・さん?」
「あー!?霊斗さんだー!!」
霊斗「ん?」
考え事してたら、誰かに声をかけられたな。後ろから。俺は後ろに振り向くと。
霊斗「あれ?一歌達じゃねぇか。」
まさかのLeo/needメンバー勢揃いだった。よく見ると、彼女達は私服の姿。あ、バンドの練習帰りか。
霊斗「練習終わりか?」
咲希「うん!今日も、いっちゃん達といっぱい練習したんだよ!」
一歌「まだまだ、できていないところもありますけど。」
志歩「全員、上手くなっては来てるからできると思うよ。このまま練習してればね。」
穂波「そうだといいなぁ。あ、霊斗さんも司さん達との練習終わりですか?」
霊斗「ん?おお。いつもよりかは早く終わったからな。せっかくだし、このまま送ってくか?女の子達だけじゃ、色々危ねぇだろうし。」
咲希「本当ですか!?やったー!霊斗さんと一緒に帰れるー♪」
おいおい、咲希ちゃん。むやみにぴょんぴょん跳ねるんじゃない。君、スカートだってこと忘れてませんか?
一歌「さ、咲希!スカート!」
咲希「え?」
慌てて、咲希ちゃんを止める一歌。あ、気づいてないのね?
穂波「さ、咲希ちゃん、霊斗さんの前で、ぴょんぴょん跳ねちゃうのは・・・」
志歩「スカート捲れて、霊斗さんに見られるところだったね。」
咲希「え、えぇ〜!?//れ、霊斗さん!見えました!?//」
霊斗「いや、なんで俺に聞くの?一歌達に聞けばいいじゃん。」
頬を赤くしながら聞く咲希。答えられるか。周りを周りを。
「お、おい!お前!!」
霊斗「ん?」
なんだ?一歌達と話してたら、なんか・・・なんだ?変なやつ来たぞ?息荒いし・・・なんだ?
霊斗「誰?お前?」
「そ、それは、こ、こっちのセリフ、だ!お、お前、一歌ちゃん達と何、仲良く話なんて、し、してるんだ!!」
霊斗「・・・は?なんでって・・・というか、お前誰なんだよ?一歌達の知り合い?」
志歩「・・・また来たの?いい加減にしてくれない?」
穂波「さ、最近、私達の跡を付けてる人・・・です。」
霊斗「・・・え?ストーカー?」
えぇ・・・転生者・・・か?ただのストーカー・・・か?いや、どうせなら後者の方がいいんだけど。まあ、一歌達は世間から見たら、可愛い部類に入るんだろう。こういうのがいるのも当たり前・・・ではないな。変質者だからな。
一歌「霊斗さんとは・・・お、お友達です!!」
咲希「そうだよ!霊斗さんは、お兄ちゃんの親友さんなんだよ!だから、私達ともお友達なの!」
咲希ちゃん、その理論はどうなの?まあ、友達だ・・・よな。
「お、おお、おおお友達!?こ、こここの世界に男の・・・しゅ、主要メンバーなんて、き、聞いてないぞ!?」
霊斗「・・・?この世界・・・?主要メンバー・・・?」
はい確定。前者確定。転生者だな。となると・・・なんかの特典待ち・・・だな。
霊斗「・・・んで?俺が一歌達と仲良くしてて何か不都合でもあんの?」
「そ、そそ、それはそうだ!お、お前みたいな、穢らわしい存在が、か、彼女達の間に挟まってはいけないんだ!!」
霊斗「・・・は?」
志歩「・・・何言ってるの?」
穢らわしい存在・・・まあ、間違ってはいない・・・か。
「お、お前は、彼女達の頑張りをまるでわかっていない!一歌達の努力や物語を何も知らない男が、近くにいてはいけないんだ!その場所は、ぼ、ぼぼ、僕にこそふさわしい!」
霊斗「・・・ふーん、じゃあお前さ、ここにいる一歌達が、お前のこと嫌悪してる事、理解してんの?」
「・・・は?」
霊斗「だからさ。お前がやってる事で、一歌達が迷惑してるって事、理解してる?そんな出過ぎた行動で、自分が一歌達に嫌われてんだよ。」
こういう奴にはとりあえず、きっちり言っておかないとな。理解してもらえるかは別として。
「そ、そんな事、あるはずがない!俺は、Leo/needを一番理解してるんだ!だから、一歌達は、俺に惚れるはずなんだ!!お前の言う事を信じるはずあるか!!!」
志歩「・・・は?」
霊斗「あ、いや、信じるとか信じないとか・・・そうじゃないんだけど・・・」
・・・事実を突きつけてるだけなんですが、何?認めるつもりはないと?
「・・・っ!そうか!わかったぞ!お前が一歌達を洗脳してるんだな!そ、それに、ワンダショのメンバーと一緒にいたのはお前だな!!SNSに出ていたから覚えてるぞ!!どうせ、ワンダショのメンバーも洗脳してるんだろ!!」
・・・なるほど。こいつの中では、俺が一歌達と、司達を洗脳して、操っていると思われてるわけですか・・・全然違うけど、態々否定するつもりもないし、どうでもいいし、まあいいか。
一歌「っ!霊斗さんはそんな人じゃありません!!勝手な事、言わないでください!!」
霊斗「・・・一歌?」
咲希「そうだよ!霊斗さんはそんな人じゃないよ!!」
穂波「咲希ちゃんの言う通りです!霊斗さんは、私達を洗脳なんてしてません!!」
志歩「霊斗さんの事、勝手に悪く言ってるけど、あんたの方が、私達は嫌いだから。それに、ストーカーの言う事なんて、誰が信じるの?」
・・・ズタボロに言われてるな。あいつ。まあ、同情なんてしないし、そんな風に思う気持ちもねぇけどな。
「・・・っ!そ、そんな・・・!お、俺は、一歌達のことを本気で・・・!」
霊斗「・・・まあ、自業自得だからよ。自分の行動を反省して、見直してみろよ。それで・・・」
「・・・なら、し、仕方ないな!!こ、こうなったら、力づくでも一歌達をもらってやる!!」
霊斗「・・・あ?」
そう言いつつ、男はナイフを取り出し、こちらへと向ける・・・あら?もしかして、こいつ・・・?
霊斗「・・・何、そんなもん出してんだ?」
「な、なんでかは知らないが、俺は元々持ってた特典が発動しないんだ!!けど、俺が発動しないってことは、お前も使えないんだよな!!なら、凶器を持ってる、お、俺が有利なんだ!!」
・・・ああ〜、神様が、クソ転生者の特典の力は、無くなってるか、弱くなってるって言ってたけど、こいつは無くなってるパターンなのか。
「・・・だ、だが、万一があるからな!お、俺が狙うのはお前じゃない!!」
そう言い、男がナイフを構えて、こちらへ向けて、走り出す。だが、男が走り出した方向には、俺ではなく。
一歌「っ!!志歩!!」
志歩「・・・っ!!」
志歩を狙ったのだ。ああ、好きなやつを殺して近くに置いておこうってやつ・・・?俺がそんな事、させるとでも?
霊斗「・・・・・・」
「っ!!?ど、どけぇぇぇぇ!!」
志歩「っ!?れ、霊斗さん!?」
男が叫びながら俺に向かってくる。全速力で、走ってくる男は、俺が志歩の前に出た事に驚き、止まろうとしたのかもしれないが、急に止まれるわけもなく。
ザクッ!!
俺の腹に、奴の持っていたナイフが突き刺さった。ナイフの刺さった場所から血がどんどん流れていく・・・
まあ、痛くもねぇし、別にいいけどな。
「っ!!!????」
男はナイフを刺した直後、咄嗟に、ナイフから手を離してゆっくり一歩ずつ後ずさる。
・・・ビビるくらいなら、刺すんじゃねぇよ。
志歩「っ!!!」
穂波「れ、霊斗さん!!!」
一歌「霊斗さん!!」
咲希「な、ナイフ、刺さってるよ!?だ、大丈夫!?霊斗さん!?」
・・・心配してんだ。
たかが、ナイフが腹に刺さっただけじゃん。
俺は、刺さったナイフを手に取り、一気に引き抜く。血が更に溢れてきたが、別に気にする必要もないだろう。
穂波「ひ、引き抜いた・・・!?」
一歌「ち、血がどんどん流れてる・・・!!」
咲希「と、とりあえず救急車呼ばないと!!」
志歩「それに警察もでしょ・・・!」
後ろで一歌達が騒いでるのがわかる・・・そんな血が流れてんのか?そこまで感覚もないんだけど・・・
「な、なんでお前は立ってられるんだ!!は、腹を刺したんだぞ!?」
男は怯えながら、俺に問う・・・。まあ・・・・・・。別に気にすることでもないからな。血塗れになってる事なんて・・・
霊斗「・・・・・・なぁ、今、志歩を狙ったよな・・・?」
・・・俺は男に向けて、極めて冷たい声を掛ける・・・。俺って、こんな声、出せたんだな。
「・・・ひっ・・・!」
霊斗「俺を狙わなかったって事だよな?志保を・・・いや、一歌達を殺そうとしてたわけだよな?
だったら、テメェ自身が、殺される覚悟もしてたわけだよな?」
俺は、地面を蹴り、相手の顎に向けて膝蹴りをする。ゴキッ!と音が鳴ったような気がするが、こいつ相手に手加減もする必要がない。別に気にする必要もないだろう。俺はそのまま相手を押し倒し、先程、引き抜いたナイフを奴の喉に当てる。
「はっ・・・!はっ・・・!」
恐怖からなのか、奴の息は更に荒くなっており、目の焦点があっていない。まあ、こうなってしまってはもうどうしようもないだろう。
・・・さぁて・・・こいつ・・・
殺すか。
霊斗「・・・・」
俺は腕を上げ、ナイフを奴の喉元に突き刺す為に、振り下ろそうとするが。
『駄目ェェーーー!!!!』
振り下ろされるはずの俺の腕が止まり、俺は抑え込まれる。周りを見てみると、一歌達が俺を止めているのだ。
霊斗「・・・どけ。邪魔。」
咲希「嫌です!!絶対に離れません!」
一歌「れ、霊斗お兄ちゃんから離れたら、また、あの男の人に何かするから!絶対にどきません!!」
穂波「私達は、霊斗お兄さんにそんな事してほしくありません!!」
志歩「助けてくれた事には感謝してるけど、霊斗兄さんにはそこまで、してほしくないから・・・!」
・・・ああ。こいつらは・・・そう言うよな。どんな理由であろうと、俺が今、やろうとしていたことは・・・絶対に止めるべき事だよな。
俺は力を緩めて、一歌達に怪我を負わせないように、抵抗を止める。ナイフ持ってるし、暴れたら、下手すりゃあ、俺が一歌達を傷つけちまうからな。
霊斗「・・・はぁ。わかった。別に暴れたりしねぇから、さっさと退いてくれないか?止血したいから。」
俺がそういうと、一歌達はハッ!とした表情になり、一斉に俺を抑えるのをやめる。
・・・改めて見ると、なかなか、血が流れてるのな。周囲に人いなくてよかったな。これ、見られてたらやばかったろ。
一歌「あっ、早く霊斗さんの止血しないと・・・!」
咲希「わ、私!周りのお家から、包帯貰ってくるー!!」
志歩「それなら、咲希が来るまで、応急でも止血しておこう・・・!」
穂波「は、ハンカチとかあるから、それで止血できるかな・・・!」
霊斗「・・・慌てすぎじゃねぇか?そこまで深い傷じゃないから・・・」
って、聞いてないし。なんなら、横になって、穂波と志歩に止血されてるし・・・って、なんか視界ぼやけて・・・血、流しすぎたな・・・
・・・大丈夫って言いながら・・・この様かよ・・・
そこで、俺の意識は、眠りについたのであった。
ご愛読ありがとうございます。
セカライを見たことにより、筆が進み、更新できました。
リリカルなのはの方はもう少しお待ちください・・・。
あ、ご愛読の皆さんは、2周年カラフェスはどうでしたか?
私は、ルカ、ミク、まふゆは当たりました!
そのほかにも、奏と穂波の限定も出ました!
オリ主を絡ませる次のグループは?
-
Leo/need
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モアジャン
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ビビバス
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ニーゴ