喪失少年はこのセカイのキャラとの絆を結ぶ   作:エム3

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最新話です。ついにビビバスのキャラ参戦。ということで、手始めに彼女を出してみました。

今回の話の内容を簡潔に話すなら、シリアスかと思ったら、ギャグでした・・・という感じでしょうか?

誤字、駄文、注意!



『この小説はあくまで、主の設定で書いてあります。このキャラはこんなんじゃないだろ?と思う人は、あまりいい気はしないかもしれません。ご了承ください。ということです。』


彼の崩壊の兆し、そして波乱

 

『ん?おお、那月、おっすー。』

 

いつからだったろう。

 

『だーっ!疲れたぁ。体育しんどすぎだろ!』

 

あんなに元気に、楽しそうに話していた彼の声が。

 

『〜〜〜♪ん?あ、悪い。全然気づかなかったわ。』

 

歌っている時の、あの時の彼の声が、楽しそうな表情が。

 

 

『・・・ああ、那月か。』

 

『〜〜〜♪、全然ダメだ・・・。これじゃ、何にもならねぇ。もっと・・・もっと上手くやらないと・・・。じゃないと・・・』

 

全てがなくなって、彼の全てが変わっていって・・・

 

 

『・・・なあ、那月・・・。俺ってさ、⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎なんだって。親父と、お袋に言われた。俺って・・・・・・生きてる資格、あんのかな?』

 

 

黒く濁った瞳、全てを諦めた様に笑っていた。それを見て、私は彼が怖くなり、連絡も取らなくなり、彼を避けていた。彼と向き合わず、逃げ続けていた。だけど、ある事がきっかけとなり、私は彼と向き合って、支えようと誓った。

 

 

 

そう決意したその日に、彼が家で自殺していたことを知ったんだ。

 

 

私がもっと早く、彼の事を支えていたら?

 

私が彼から逃げなかったら?

 

私が・・・私が・・・私が・・・。見捨てたから?だから・・・彼は死んだ?私が、彼を自殺に追いやった?

 

周りの友達やお母さんは、私のせいじゃない。そう言ってくれたけど、私は耐えられなかった。私の罪から。だから私も、彼の後を追う様に死んだ。

 

 

死んだら、地獄に行くものだと思っていた。だけど、私は地獄に行くことはなかった。目が覚めたら、私は高校生で、同じ名前で、宮女と呼ばれている学校に通っている。新しい友達もできて、楽しい生活だった。

 

小豆沢こはねちゃん。私の友達。ビビバスって呼ばれているストリート系の・・・アーティスト?ダンサー?なのかな。多分。たまに、チケットをくれて、何回か見に行った事があった。

 

それをきっかけに、杏ちゃん。東雲くん。青柳くんの3人も友達になった。杏ちゃんのお父さんが経営しているカフェで、いろいろお話ししたり、どんな事をしているのかを話したりした。こんな風に、楽しく話をしたのは久しぶりで、楽しかった。

 

けど、ある日の出来事。また、みんなで話した時、杏ちゃんがある映像を見せてくれた。

 

フェニックスワンダーランドのショーの映像。なんでも、今一番人気の動画らしい。みんなで見てみたけど、確かに凄かった。こんなショーは見た事がなかった。すごくキラキラしていて、みんなが笑顔。

 

本当にすごいショーだと思った・・・。見に行きたい。だけど、私のその考えはある人物を見て、一転することになる。

 

目を疑った。杏ちゃんにもう一度、動画を見せてもらっても、目を擦っても、そこにいた。この世界にいるはずのない『仮面ライダーディケイド』の姿。ありえない。この世界に絶対にいてはいけない存在。

 

なんでディケイドが映っている?そもそも、何故ワンダショのメンバーにやつがいる?そもそも、これに変身している奴は誰?

 

けど、私の頭の中にある事が浮かび上がる。それは、この世界に来る前。変わる前の彼が言っていた。

 

『俺さ、仮面ライダーディケイド、好きなんだよな。あいつってさ、敵みたいな動きするし、よくわかんない奴なんだけどさ。やる時はやるし、仲間とか大切にするじゃん?ああいうのがいてもいいと思うんだよな。』

 

・・・まさかと思った。彼なのか・・・?いや、そんなはずない。彼のはずがない。絶対。だから、私は確かめたりはしなかった。

 

 

だから、なんだろう。今日、みんなでお話しするって聞いて、ウキウキしながら、集合場所に向かったら、出てきたお客さんとぶつかってしまった。ぶつかった相手が、謝罪をしたので、私も悪かったので、謝罪をしようと相手の顔を見た時、私の思考はフリーズした。

 

赤い髪、毛先は少し黒く、眼帯をしていたけど、彼だった。鬼灯霊斗。彼が、今、目の前にいる。どうすればいいのか、私はわからず、自分を覚えてくれてるのか聞くと。帰ってきた言葉は。

 

 

『・・・ああ、久しぶりだな。俺は会いたくなかったけどな』

 

 

とてつもなく冷たい声色で、目で、私を見ていた。あの時以上の、暗く濁った目で私を。

 

 

 

霊斗side

 

那月「え・・・あ・・・」

 

俺は目の前の女、上川那月を見据える。俺の発した言葉に動揺しているのか、わたわたしてるな。

 

霊斗「・・・どけ。店から出るから邪魔なんだよ。」

 

俺がそう言うと、ハッとした表情になった那月はスッと横によける。俺達はそのまま店を出て、CDショップに向かおうとしたのだが。

 

那月「ま、待って!!レイ君!」

 

那月が俺を呼び止める・・・。振り返りたくもなかったのだが、俺は振り返り。

 

霊斗「・・・なに?」

 

那月「レイくん・・・なんだよね?」

 

霊斗「だから、何?俺が鬼灯霊斗で、昔レイって呼ばれてたなら何?」

 

司「霊斗、この女性と知り合い・・・なのか?」

 

霊斗「ん、おう。正直知り合いなのも嫌なんだけどな・・・。

 

 

上川那月。俺が神高にくる前の学校で・・・、友達『だった』やつだ。」

 

寧々「だったって・・・今はそうじゃないの?」

 

霊斗「少なからず俺はそう思ってる。そっちがどうかは知らねえけどな。んで何?」

 

那月「わ、私、レイくんに謝りたくて・・・」

 

霊斗「・・・謝る?何を?」

 

・・・今更何を謝るってんだ?本当に今更・・・

 

那月「わ、私・・・レイくんをずっと独りにして・・・辛かったはずなのに、寄り添ったりしないで・・・本当にごめん・・・!!」

 

霊斗「・・・」

 

那月「みんな、レイくんの事を避けてて・・・私が1人だけレイくんと仲良くしてたら・・・みんなから嫌われると思ったから・・・!!私も便乗してやったの・・・!!そのせいで・・・!」

 

 

霊斗「自分にヘイトが向くのが怖かったから?だから、便乗して、俺にヘイトを集中させたって?」

 

俺の言葉に、那月はコクンと頷く。・・・んだろうなぁ。前までの俺なら・・・怒り狂ってたのかもな。けど、今は・・・

 

 

霊斗「・・・で?」

 

 

 

 

そんな事なんて・・・もうどうでもいい。

 

那月「え・・・?」

 

 

霊斗「自分が嫌われるのを避ける為に、俺を生贄・・・って、考えは間違えてんのか?まあ、身代わりにしたとして、それが何?謝って・・・それで何?」

 

那月「だ、だから・・・レイくんに償いをしないと「いらないし、うざいだけ。」・・・っ!」

 

司「れ、霊斗、その言い方は・・・「司、悪いけど、黙ってろ?」・・・っ」

 

口を挟もうとした、司を黙らせて、俺は那月の目の前へと立つ。こいつの目には、恐怖しているのか、目が潤んでるのがわかる。けど、

 

 

 

霊斗「お前がどう思ってんのかしらねぇし。興味もない。俺は今、ワンダーランズ✖️ショウタイムの一員として、過ごしてんだよ。司達とショーしてな。テメェらがどう思ってんのかとか、何したいとか、どうでもいい。ショーの邪魔だけすんな。それに、俺への償い?

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ、テメェが、俺に対して償いをしたって、テメェが思いたいだけだろうが?」

 

 

那月「ち、ちが・・・!」

 

 

 

俺が那月を問い詰める形で話していると。

 

「すみません。お店前での言い合いはやめてもらえます?」

 

店の中から、先程の女性の店員が俺達の話し合いに入り込んできた。

 

少し、話しすぎたか。迷惑になっちまったか。

 

那月「あ、杏ちゃん!!ご、ごめんね・・・?」

 

霊斗「すみません、知り合いがいたので少し話をしてただけなので。すぐに、帰りますんで・・・。行こうぜ、みんな。」

 

司「え・・・?れ、霊斗、いいのか?」

 

霊斗「何が?」

 

寧々「那月さんとまだ、話し合い終わってないんじゃないの?」

 

霊斗「さっき言ったじゃん?興味ないって。俺はこいつが何したいとか本当にどうでもいい。俺達の邪魔さえしなければどうでもいい。」

 

えむ「で、でも、霊斗くんのお友達なんでしょ?仲良くしなきゃ駄目だよー?」

 

・・・お友達?こいつが?

 

霊斗「・・・友達なら・・・こうなる前に・・・」

 

えむ「ほえ?」

 

霊斗「・・・悪い。みんな、CDショップは、なしにしよう。プレゼントはサンキュー。俺、帰る。」

 

司「何?れ、霊斗!?」

 

俺は、その場から逃げる様に家へと足を歩を進める。何故かはわからない。知りたくもない。だが・・・俺は無性に、あの場から離れたかったのだ。

何か、みんなが何かを言っていたが、俺はヘッドフォンを耳にかけ、音楽を鳴らし雑音を遮断する。そして、店から離れた公園のベンチに腰をかける。

 

霊斗「・・・なんであいつがいんだよ・・・」

 

他にも転生者がいるのは、神様から聞いてたから知ってた。だが、俺が前世で死ぬまで、あいつや、あいつ以外の友達だったやつは生きていた。それは間違いない。なら、なんであいつがいる?

 

霊斗「あいつも、死んだから・・・なのか?なら・・・もしかして、他のやつも・・・」

 

(レイ!こっち来てサッカーやろうぜ?1人でいても、つまんないだろ?)

 

 

そんな時、昔の・・・前世で友と呼べる人達の、記憶を思い出してしまう。

 

霊斗「・・・違う。あいつらはもう、そんなんじゃない・・・」

 

(レイくん、クッキー焼いたんだ。みんなと一緒に食べよう・・・?)

 

2度と聞きたくもないと思った声が、耳に響く。

 

霊斗「ざけんな・・・。優しくすんな・・・」

 

(レイ!歌の本だけじゃなくて、漫画とかアニメみようぜぇ?おすすめ教えるからさ?)

 

霊斗「そう言って・・・結局離れんだろうが・・・」

 

先ほどよりも、音楽の音を上げても、ヘッドフォンを外し、耳を塞いでも、聞こえてくる。

 

(レイくん・・・レイくんの好きな、お菓子あるよ・・・?食べる?)

 

 

 

 

 

霊斗「・・・っ!!!」ブンッ!

 

 

その声が聞こえた時、俺は寧々達からもらった物とは違う、昔からつけてたヘッドフォンを地面に向けて投げつける。何度か跳ねた後、ヘッドフォンは地面を転がり、遠くで止まってしまった。

 

 

 

霊斗「雑音が・・・響いてんな・・・。雑音風情が・・・。」

 

 

どうすれば、この声・・・雑音は聞こえなくなる・・・?どうすれば・・・・・・あっ。

 

 

霊斗「アハハッ。そうだよ。耳を壊せば・・・音も声も・・・聞こえなくなるよなぁ・・・?聞こえなくても・・・いいよなぁ?

 

 

耳がなくなったって・・・声さえ出せれば歌えるんだからなぁ・・・俺には歌さえあればそれで・・・・・・?」

 

 

『歌さえあればそれで』?それって・・・司達や、一歌達・・・奏達の事は・・・

 

 

霊斗「・・・いや、そんなんじゃない・・・。あれは俺の作ったあいつらに対しての顔なんだよ・・・。本心じゃねぇんだよ・・・。そう思うはずなんかねぇんだよ・・・。俺は・・・」

 

 

と、その時だった・・・。

 

「あ、あの・・・大丈夫・・・ですか?」

 

誰かに声をかけられた。顔を上げると、そこにいたのは、少し心配そうな顔をした少女・・・。なんか、那月に似てる感じの服着てるな・・・。っと、さっさといつもの感じで・・・。

 

 

霊斗「・・・ああ、平気だ。」

 

「ほ、本当ですか?体調が悪いとかは、ありませんか?」

 

霊斗「大丈夫だ。そんなに心配しないでくれ。」

 

「それなら、いいですけど・・・あ、これよかったらどうぞ。それと、これ。」

 

そう言って、彼女は俺に水のペットボトルと、先程、投げたヘッドフォンを渡してくれる。優しい子なんだろうな。

 

霊斗「ああ、ありがとう。えっと・・・?」

 

「あ、私、小豆沢こはねって言います。」

 

霊斗「俺は鬼灯霊斗、小豆沢さん、水、ありがとうね?」

 

こはね「い、いえ、心配でしたから・・・。って、鬼灯霊斗・・・さん?」

 

霊斗(・・・なんだろうな。どっか・・・この子も、司達と似た様な感じがする。主要人物・・・なのかね?)

 

小豆沢こはねさん・・・か。なんか・・・小動物みたいな感じだな。なんでなんだろうか?

 

すると、なんかキラキラした目で、小豆沢さんがこっちを見てる・・・。なんだ?

 

霊斗「え、えっと・・・小豆沢・・・さん?どうかしたの?」

 

こはね「も、もしかして・・・フェニランのショーの動画に出てた・・・お兄さんですか?」

 

霊斗「・・・はい?」

 

こはね「え、えっと・・・『仮面ライダーディケイド』に変身してた、あのお兄さんですか・・・?」

 

 

 

 

霊斗「えっと・・・確かに俺はその『ディケイド』に変身できるけど・・・?」

 

 

 

こはね「・・・っ!や、やっぱり!!」

 

なんかすごい嬉しそうだな・・・?なんぞ?

 

 

 

こはね「あ、あの!!もし、よかったらサインもらえませんか!?」

 

すると、小豆沢さんはそんな事を言いながら、俺に色紙とペンを渡してくる。

 

霊斗「・・・は?」

 

サイン?司のじゃなくて、俺の?なんで?

 

霊斗「えっと・・・俺のがいいの?もっと他の人の方がいいんじゃないk『お願いします・・・!』あ、はい。」

 

 

俺はサラサラと色紙にそんな風に見える様に描き、小豆沢さんに渡すと、更にキラキラした様な目になった。

 

こはね「あ、ありがとうございます!」

 

霊斗「まあ、俺のでいいなら、まあ・・・」

 

 

 

 

・・・っと、そろそろだな。帰って自主練しないと・・・日課だし。

 

霊斗「えっと、俺、そろそろ帰って自主練するから・・・また会えたらいいね?」

 

俺はそう言い、家へと帰路に着こうとしたのだが。

 

 

こはね「あ、ま、待ってください!鬼灯さん!」

 

また、小豆沢さんに、呼び止められ、俺は足を止める。

 

 

霊斗「っと、な、何?まだ何かあった?」

 

・・・正直、これ以上誰かと関わりたくないんだけど・・・?あまりの小豆沢さんの変化に気にしてなかったけど、最初心配されたって事は、さっきの言葉を聞く限り、さっきの聞かれたみたいだし・・・。変な事聞かれないよな?

 

 

 

 

 

 

 

先に、みんなに話しておくが、俺は結果、変な事は聞かれはしなかった。聞かれはしなかったのだが。

 

 

 

 

 

こはね「あ、あの!!わ、私と・・・・・・!!お・・・!」

 

 

霊斗「・・・お?」

 

 

 

誰もが予想しなかっただろう。だって・・・

 

 

こはね「お、おお・・・!!お付き合いして・・・くれませんか・・・・・・!」

 

 

 

霊斗「・・・・・・・・・・・・・・・は?」

 

 

 

 

 

初対面の女の子に『告白』されるなんて、誰が予想できるんだよ?




ご愛読ありがとうございます。


まさかの小豆沢こはねさん、爆弾投下笑


さてさてさーて?この先はどうなってしまうのでしょうか?次回をお楽しみに!!

オリ主を絡ませる次のグループは?

  • Leo/need
  • モアジャン
  • ビビバス
  • ニーゴ
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