喪失少年はこのセカイのキャラとの絆を結ぶ   作:エム3

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7話目です。
リリカルなのはの小説より、断然短めだけど、こっちの方がいいんだろうか。


結成!俺達の劇団

司「それで、ここで俺がドーン!と登場する、と。うむ!なかなかいい展開だな!」

 

俺、天馬司は、昨日、霊斗に言われた通り、初舞台の脚本を書いていた。だが、やはり、俺は天才だな!ここまでの脚本を書けてしまうのだから!

 

「お兄ちゃん、新しいお芝居書いてるの?」

 

そんな俺に話しかけてきたのは、我が最愛の妹、咲希だ。俺の書いている脚本を覗き込んでいる。

 

司「ああ。今度ショーをやる事になってな。俺が直々に、脚本を書き下ろしているんだ」

 

咲希「そうなんだ!いつやるの?私も見にいきたい!」

 

司「連休初日の昼頃にやる予定だ」

 

咲希「あ!その日バイト入れちゃってたんだ〜残念・・・・・・」

 

司「ああ。そういえばカフェでバイトを始めたんだったな。部活も始めたと言っていたが・・・・・・体調は大丈夫なのか?」

 

咲希は昔から、体が弱く、つい最近まで、入院していたのだ。兄として・・・妹の事は心配なんだが・・・

 

咲希「うん!もう体は大丈夫だよ!でも、あんまり張り切りすぎないようにしないとね!またみんなに迷惑がかかっちゃうから」

 

司「咲希・・・・・・『我は王子ペガサス!』

 

咲希「ちょ!?お兄ちゃん!?」

 

司『魔王を倒す旅はまだ始まったばかり!きっと困難があるだろう。だが、その先には・・・希望がある!そう信じているから私は、恐れず進んでいくのだ!』

 

咲希「っ!・・・ふふ、ありがとう!お兄ちゃん。昔もこんな風に色んなショーを見せてくれたよね。私のぬいぐるみも使ってくれたんだよ?うさぎのぬいぐるみ。覚えてる?」

 

司「うさぎのぬいぐるみ?そういえば、そんなこともあったような・・・?」

 

咲希「いっぱい、遊んだからくたくたになっちゃったけどね。お兄ちゃん!今度のショー、頑張ってね!お兄ちゃんの頑張ってる姿を私も見たら、頑張れるから!」

 

司「ああ!任せろ!」

 

妹のためにも・・・そして、俺の夢の為にも、絶対このショーは成功させるぞ!!

 

 

司side end

 

 

 

 

 

 

 

霊斗Side

 

霊斗「ふぁ〜・・・やっぱ、眠い・・・司のやつまだ来ねえか・・・何してんだ?」

 

翌日、俺、類、えむ、寧々はワンダーステージで衣装に着替えて待機していた。もちろん寧々はネネロボで。だが、肝心のリーダーである司が来ていない為、打ち合わせはもちろん、会議もできず、待機を余儀なくされていた。

 

寧々『大方、脚本が書けてなくて遅刻してるんでしょ・・・?』

 

霊斗「どうだろうな・・・類、脚本に合わせて演出も若干変えるけどよ。大まかな所は類の提案通りに行くか。」

 

類「ああ。その方が司君も目立つし、ショーも盛り上がるからね」

 

えむ「あ!司くん!おーい!」

 

えむが指を指す方向へ目を向けると、衣装に着替えて、走っている司の姿があった。

 

霊斗「少し遅刻だな?司?」

 

司「ぜぇ・・・!ぜぇ・・・!す、すまない!脚本を書いてたら寝てしまって、遅れてしまった!」

 

霊斗「お、できたのか。どれどれ・・・?」

 

類「司くんが書いてきたのかい?」

 

司「ああ!スターたる俺にふさわしい、作品になっている!」

 

寧々『へー、じゃあ、この脚本で、あんたの頭のレベルがわかるの?」

 

司「くっ・・・!いちいちつっかかってくるロボットめ・・・!この脚本が高尚すぎて、理解できなくても解説してやらんからな!」

 

寧々『あんたに解説なんて聞いたら、余計理解できなくなりそう・・・」

 

えむ「二人とも、すっかり仲良しだね〜」

 

寧々 司

 

「「どこが(だ)!?」」

 

二人とも息ぴったりだな。やっぱ、仲良いだろ。

 

司「そうだ!もう一つ、大事な事を発表しよう!」

 

霊斗「あ?もう一つ?なんかあったか?」

 

司「劇団名だ!公演をするなら、劇団名が必要だろう?」

 

類「たしかに、必要なものだね。それで、なんて名前にしたんだい?」

 

 

 

 

 

司「その名も・・・・・・劇団!ペガサス☆インザスカイ!」キラーン

 

 

 

 

ドヤ顔で決める司。・・・いや、それは・・・・・・

 

寧々『・・・・・・ダサ』

 

司「だ、ダサいだと!?この名前の何処がダサい!むしろこの名前以上にカッコいい名前などないだろう!」

 

寧々、あんまし直球でいうな。確かに俺もそう思ったけど。あの類ですら、困ったような顔してるぞ。

 

類「どうしてダサいのか・・・分析は難しいね。ただ、一言で言うとしたら・・・・・・」

 

寧々『シンプルにダサい』

 

類「それだね」

 

霊斗「まあ、司らしくはあるけどな・・・」

 

司「お前ら、人が考えてきたものを〜!なら、お前達にはいいアイディアがあるんだろうな!?」

 

類「そうだね・・・えむくんはどんな名前がいいと思う?」

 

えむ「う〜ん、おひさまの世界のサニサニパワーとか、お花畑の世界のハナポンサクサク☆とか?」

 

寧々 霊斗

 

「「・・・・・・教育テレビ番組(か)?」」

 

司もそうだが、えむも少し独特な表現だな・・・いや、ネネロボって安直な名前をつけたおれもどうかと思うけど・・・な。

 

司「というか、その'"世界,ってなんなんだ?」

 

えむ「ワンダーステージはね?ショーでいろ〜んな世界になるの!ジャングルの世界になったり、雲の上の世界になったり、原始人の世界になったり、宇宙人の世界になったり!」

 

霊斗「メルヘンだな・・・現実的なところもあるけど」

 

えむ「どんな世界にもなっちゃう、ワンダーランドなの!だからショーの時間になると、みんなが笑顔になるんだよ!」

 

ワンダーランドね・・・・・・意外としっくりくるな。

 

霊斗「なら、それでいいんじゃないか?」

 

司「?霊斗、それはどう言う意味だ?」

 

霊斗「要するに、このステージが生み出すワンダーランドで、みんなが笑顔になる時間を過ごしてほしいって事だろ?なら、その思いを名前にすれば良い。」

 

えむ「むむむ?ワンダーランドで・・・・・・素晴らしい時間を?」

 

寧々 霊斗

 

「「ワンダーランズ、ショータイム」」」

 

類「うん?」

 

霊斗「このステージの名前はワンダーステージ。そして、この場所では複数の世界がある。」

 

寧々「それと、時間を別の呼び方にすれば、ショータイム。」

 

霊斗「んで、複数の姿を持つこのステージの名前と、ショータイムをくっ付ければ、ワンダーランズショータイムって名前になるだろ?」

 

えむ「わ〜っ!かっこいい〜!じゃあ台本の表紙に書こ〜っと!」

 

司「あ!おい待て!どう考えても劇団ペガサス☆インザスカイの方が・・・」

 

えむ「できたー!ワンダーランズ✖️ショウタイム!」

 

えむの持つ台本には、たしかに『ワンダーランズ✖️ショウタイムと書かれていた。

 

司「この✖️はなんだ?あと、なぜ『ショウ』なんだ?伸ばし棒だろう!そこは!」

 

えむ「✖️は掛け算だよ〜♪ショーをやった分だけ、ワンダーランドが増えてくから!」

 

えむ「で、『ショウ』なのは・・・・・・なんだかカッコいいから!」

 

司「あ、あのなぁ・・・・・・」

 

霊斗「ワンダーランズ✖️ショウタイム・・・か。悪くねぇな。えむの言ってる事にもあってるし、俺達の方針にも合ってる。なぁ?類?」

 

類「そうだね。僕も嫌いじゃないよ?直感も大切なものだ。寧々もそう思うだろう?」

 

寧々『・・・・・・まあ、悪くないんじゃない?あの、ダサい名前よりは」

 

司「うぐぐ・・・はぁ、まあいいだろう。大事なのはショーの内容だからな。名前も決まった事だし、これから気合を入れていくぞ!」

 

えむ「うん!頑張ろう!おーっ!!」

 

寧々『・・・・・・え?お、おーっ』

 

 

 

寧々、無理になる必要はないと思うぞ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ご愛読ありがとうございます。
是非是非コメントや評価をよろしくお願いします。リリカルなのはの小説もよろしく!

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