このまま残ってる人達とも、絡ませてあげたいんですけど・・・
女学院メンツはどうしようか?
司「む?相当時間がたったみたいだな。周りも暗いぞ?」
あれからもショーの演出や小物類の確認をしているとすでに夕方になっていた。
霊斗「なら、今回はお開きか?」
司「そうだな。明日は朝7時にここに集合!入園用のスタッフカードは各自で持ってくる様に!」
えむ 寧々 類
『はーい』
それから俺達は各自で分かれて帰路に着く。俺はもちろん司と一緒だ。といっても帰る方向が同じだからな。
霊斗「ようやく夢への一歩目だな?司?」
司「ああ!これから始まるんだ!俺のスターへの第一歩が!!」
霊斗「まあ、個性的なメンバーの劇団だけどな。っと、悪い。司、ここで別れるわ」
司「ん?何か用事か?」
霊斗「おう。少しな。家に食材なかったからよ。買い出し、してくるわ。司は早く帰ってやれよ。咲希ちゃん・・・だっけか?妹さん、待ってんだろ?」
司「そ、そうか?なら、ここで別れるぞ?霊斗も気をつけて帰るんだぞ!!」
霊斗「お前は俺の母親かよ・・・んじゃな。」
俺は、司と別れ、行きつけのショッピングモールへと向かう。
霊斗「今日は何にするかねぇ。カレー・・・いや、パスタもありだな。色々買っときますかね。」
俺は足を早めて、ショッピングモールへと急ぐ。数分後、到着し、多くの食材をカゴに入れ、会計を済まし、改めて帰路に着く。その時、甘い匂いが漂って来る。匂いのする方へ視線を向けると、一つの店があった。
霊斗「おん?アップルパイ・・・?この店のお勧めの一品・・・か。何かの縁かもな。買ってくか」
俺は、店に寄り、アップルパイを買う。どうやら、さっき買ったアップルパイが最後のやつだったらしく、売り切れになっていた。俺は、店を出ると、1人の女性が佇んでいる。その女は、ショートヘアの女にしては少し高い身長が特徴だった。私服ではない。確か近くの女子校がこんな制服だった気がする。
その女は俺の持っている袋を凝視している。どうやら彼女の目当ての物もアップルパイだったらしく、俺が最後のアップルパイを買ってしまった為、買えなかった様だ。
「・・・・・・」ジーッ
霊斗「・・・」
・・・仕方ねぇか。買っては見たけど、俺より彼女の方が美味しそうに食うと・・・なんでかそう思ったしな。俺は自分の持っている袋を彼女の前に持っていく。
霊斗「ん」
「え?」
霊斗「食いたいんだろ?俺は、母さんと父さんの分あればいいからよ。俺の分でいいなら食えよ。」
「い、いえ!そんな・・・!」
霊斗「遠慮すんなよ。さっきから見てるの知ってたしよ。好物・・・なんだろ?好きな物くれるっていってんだから受け取れって。」
「・・・本当にいいんですか?」
霊斗「良いって。さっさと受け取れよ」
俺は無理矢理渡す様に、彼女に軽く押し付ける。袋は彼女の手に収まった。
「あ、ありがとうございます・・・甘い物、好きなんですか?」
霊斗「んお?まあ、嫌いではねぇかな。買い物帰りにいい匂いがしたからよ。匂いの来る方見たら、そこの店のアップルパイだったからよ。父さんと母さんに・・・な」
「お父さんと・・・お母さんに?」
霊斗「まあ・・・な。っと、自己紹介してなかったよな?俺は、鬼灯霊斗。神山高校2年、よろしくな」
「え!?ご、ごめんなさい!年上だったなんて!え、えっと、宮益坂女子学園1年生の、望月穂波です!」
霊斗「望月さんな。OK。んじゃあ、俺そろそろ行くからよ。機会あったらまた会おうぜ。」
穂波「あ、ちょっと待ってください、それなら連絡先を交換しませんか?霊斗さんと、またお話とかしたいですし」
霊斗「おう。いいぜ。」
そして、司、類、えむ、寧々以外に、新たな連絡先が加わりました。交換後、俺は望月さんに別れた。数分、歩き、家に着いた俺は、すぐに夕食の準備に取り掛かろうとするが。
霊斗「あ、やべ、忘れるところだった。」
俺は、アップルパイを皿に乗せ、運びある場所へと置く。そこは亡くなった父さんと母さんの仏壇だった。
霊斗「母さん、父さん、これ帰る途中に見つけた店のアップルパイ。さっき知り合った人からのお墨付きだからよ。きっと美味いはずだ。それと・・・司以外に、3人、連絡先交換したよ。友達もできた。だから・・・うまくやってけてるよ。これからも見守っててくれよな」
俺は、その場を離れて、夕食を作っていく。ちなみに今日はパスタになりました。旨さは相変わらず、わかりはしないが、自分ではうまくできたとは思う。手早く食べて、風呂に入り、髪を乾かしている時、ピロンッ♪とスマホが鳴った。確認してみると、望月さんからのLuinだった。(Luinとはこの作品内の、SNSアプリである)
『霊斗さん、アップルパイ、美味しくいただきました。ありがとうございました。』
霊斗「別に気にしなくていい。うまかったならよかったな・・・っと。」
俺は手早く返信をして、自室へと戻る。ちなみに自室には、PCとテレビや、ゲーム機などが一応置いてある。PCとテレビしか基本は使いはしないが、たまにゲームもしたりする。奏と初めて会った時、取ろうとしたCDはここにあるゲームのOSTのCDでもある。だが、今日はやる気が起きず、ベットにそのままダイブする。
霊斗「疲れた・・・まあ、類と司のお陰で、ショーの演出は決まってきたし・・・えむと寧々も、色々意見出してくれたし、順調ではあるよな。けど
あの時の司達の反応・・・何だったんだ?」
俺が類の演出の実験に付き合う話をした時、司達は『絶対にダメだ!』と強く言っていた。特にえむと寧々が。
霊斗「何であんな反応したんだ?俺、3人に何か言ったか?司はともかく、えむと寧々は最近、会ったばっかだしな・・・マジで分からん・・・」
あいつらには俺の事、あんま話してねぇし・・・類に至ってはあんま関心もしてねぇ感じだったし・・・まあ、あの感じがいいんだけどなぁ・・・
霊斗「まさか・・・包帯見て危険だと判断された・・・?いや、確かにこれ見たら、なんか怪我してんだと思われても仕方ねぇか・・・外しても問題ねぇけど・・・」
俺は、鏡の前に立ち、左目と腕に巻いた包帯を解いていく。解き終わった後、鏡に映るのは、左目に大きな傷と、腕には自傷行為によって付いた、無数の傷跡が映し出される。
霊斗「これ見られたら・・・何言われるかわかんねぇしな・・・けどまぁ・・・司達には話しておいた方がいいか・・・?」
司達にはあんま隠し事したくねぇんだよなぁ・・・
霊斗「その内話すか・・・ふぁ・・・眠ぃ・・・今日はもう・・・寝るか。」
眠さに負けて、俺はもう一度、ベッドに倒れ込んだ後、すぐに眠りについた。
そして、翌日、早めに起き、朝食を済ませた後、えむから渡された衣装に着替えた後、俺はワンダーステージで待機していた。
霊斗「えむから貰った衣装・・・俺にピッタリだったな・・・てか、あんま目立たない色がいいって言ったはずだが・・・赤は目立つよなぁ・・・」
えむから貰った衣装は、主な色は赤、細部の色が黒の服なのだが・・・
いや、確かに、ショーの衣装だから、目立つ色になるのはわかってた。その中でも、なるべく目立たない色がいいって言ったはずなんだけどなぁ。
いやまあ、かっこいいし、別にいいけどな・・・
(霊斗の衣装は青柳君の衣装である、クラシックコーディネートの黒が赤、黄色が黒になったような衣装だと思ってください。)
その後、軽くダンスの練習と、発声練習をしていると、衣装に着替えたえむが、来た。
えむ「おっはよ〜☆霊斗君!はやいね〜!」
霊斗「おう。おはよさん、えむ。まあ、軽く運動する為だしな。えむも、軽く準備運動と喉、慣らしとけ。急にやって、怪我とか喉痛めたりするかもだしな。」
えむ「うん!」
霊斗「せっかくだし、一緒に喉慣らししとくか?えむの、好きな歌、一緒に歌ってやる。」
えむ「ほんと!?じゃあ!ぼうけんのしょがきえました!にしよ〜!☆」
霊斗「うっし、ならやるか。」
俺達は、司達が来るまで、えむのリクエストした曲を歌う。まあ、合わせるのは、得意だし、なんとかなる。
霊斗「・・・ふぃ、まあ、こんなもんか。どうだ?えむ、喉、あったまったか?」
一曲、歌い終わった後、俺はえむに問い掛けるが、何も返答がない。気になり、視線を向けると、目をキラキラさせながら、何やら興奮したようにしていた。
霊斗「ど、どした?」
えむ「すごいすごい!すごいよ!霊斗君!なんかね!霊斗君と歌ったら、心がぽかぽかして、お客さん達の席がね!キラキラしてたんだよ!」
霊斗「お、おう?なんかよくわかんねぇけど、よかった・・・なのか?」
えむ「うん!司君達もそう思うよね!?」
霊斗「・・・あ?司達?」
観客席の方を見ると、司、寧々、類達が、俺たちのほうを見ていた。どうやら、俺とえむが歌ってる最中にきていたらしい。
霊斗「おぉ、司達来てたのかよ。」
司「あ、ああ。来ていたぞ!類と寧々の二人と合流した後、来たんだが・・・霊斗とえむの声が聞こえてな。見に来たら二人で歌っていたということだ。」
類「それにしても、寧々と歌っていた時もそうだったけど、霊斗君は歌が上手だね。寧々とも相性はいいし、えむ君と歌っている時は、落ち着いた声の霊斗君がいるおかげで、聞きやすいし、えむ君との相性もいいみたいだね?」
寧々『二人とも、いい声だったよ・・・?』
3人からもいい評価を貰えたらしい。
えむ「いい声だって!やったね!」
霊斗「まあ、喉慣らすならこんなもんだろ。んじゃ、全員揃ったし始めるか。俺達の最初の練習」
司「そうだな!よし!これから、俺達、ワンダーランズ✖️ショウタイムの練習を始めるぞ!」
「「「はーい」」」 「おう」
そして、俺達の最初の練習が始まった。やる事は、まず主役を務める司のダンスと演技がどのくらいできているのかという実力の把握からスタートするのであった。スターを目指しているだけあって、司の演技とダンスは中々の物で、類や寧々も評価するほどである。そして、今は、一度、小休憩を取っているのだが。
司「ぜぇ・・・ぜぇ・・・ぜぇ・・・」
霊斗「平気か、司?ほれ、水分補給、ちゃんとしとけよ?」
ぶっ通しで演技をしたからか、司がスタミナ切れを起こしている。俺は、スポドリを司に渡した。
司「あ、ああ。ありがとう、霊斗。」
寧々『口先だけかと思ったけど、ダンスも演技もわりと出来るじゃん』
類「うーん、とはいえ、その動きはペガサス王子の戦い方として適切かな?司君は格段にいい動きならなっているけど、だからこそ、物足りなさを感じてしまうよ」
司「むむ・・・類、お前、思った以上にスパルタだな・・・だが、確かに俺も納得がいかんのは事実・・・うーん、何かヒントが欲しいな・・・」
ヒント・・・ね。そんな簡単に見つかったら苦労はしねぇわな。
えむ「あっ☆だったらあそこに行ってみようよーっ!」
類「あそこ?どこかいい場所があるのかい?」
えむ「うん!ね?霊斗君!あそこなら、ヒント見つけられるよね!☆」
霊斗「あそこって・・・なるほどな。確かに、あの場所なら、ヒントをくれるかもしれない奴もいるしな。」
司「おい!わかるように説明してくれ!」
霊斗「セカイに行くぞ。untitledを起動させてヒント、聞きに行こうぜ。」
そう。カイトとミクのいた『セカイ』と呼ばれている場所。あそこにいる二人ならいいわヒントをもらえるかもしれない。
類「セカイ?霊斗君、そこはどんな場所なんだい?」
霊斗「信じられないと思うが、俺とえむ、そして司のスマホに『untitled』って曲が入っててな?その曲を流すと、初音ミクのいるセカイって場所に行けるんだよ。」
寧々『・・・は?』
司「えむと霊斗のスマホにもあの曲が入ってるのか?ってまさか!?あの変な世界にまた行くつもりなのか!?」
霊斗「ちょうどいいだろ?寧々と類の事、二人にも紹介できるし、司もショーのヒントを貰える。一石二鳥じゃねぇか。何が不満なんだ?」
司「た、確かにそうだが・・・!」
霊斗「えむ、いいぞ」
えむ「はーい☆えいっ!」ポチッ!
司「あ!おい!やめろーーーっ!」
えむがスマホを操作し、untitledが流れ始める。その瞬間、またあの時の様な光に飲まれ、俺達はセカイに到着していた。
ご愛読ありがとうございます。
もし、ワンダショの次に、絡ませて欲しいグループがあれば、コメントで送ってください。前向きに検討します
オリ主を絡ませる次のグループは?
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Leo/need
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モアジャン
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ビビバス
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ニーゴ