ノリの良いスタンド使いの奇妙な幻想入り   作:仁堂六華

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何故、このような回が出て来たのか。
それは読む人の解釈次第です。
重要なのか無意味なのかお巫山戯なのか一発ネタなのか…全て解釈次第なのです。

短いので箸休め程度にどうぞ!


番外 誰かが書き残した日記

 

その日記はこの世界の何処かに存在する。

その日記は誰が何のために、何を思い書き残したのかは不明である。

その日記は決して真実しか語らない。

その日記は凡人には理解出来ない。

 

 

その日記には天国への行き方と、その先にある何かを…書き記さている。

その日記の内容は以下の通りである。

 

 

 

 

 

 

♢♢♢♢♢♢♢♢♢《謎の日記》♢♢♢♢♢♢♢♢♢

 

 

 

私は天国はあると…その存在を信じている。

しかし私の思う天国とは、皆が思うような死後の楽園の事では無い。

私の思う天国とは精神が行き着く場所の事だ。

 

私は…天国に到達する事は出来た。

しかし、その先にある絶対の領域へは辿り着けなかったのだ。

私にはその資格が無かった。

私が筆を執るこの時代には…残念ながらその資格を持った者はいなかった。

 

私がどうしても辿り着きたかった絶対の領域とは、世界でただ一人が立つことの許される頂であり、そこに立つ者はどんな害悪や脅威からも完全に解放され、私でも想像さえつかない程の、幸福を得るだろう。

 

その頂へは…天国の力だけでは辿り着けない。

天国の力ではいずれ限界が来るだろう…私ももう間もなく滅びる…数千も時代が経つ頃には、私の全てはこの日記を残して消え去っているだろう。

 

だから私はいずれ資格ある者が現れた時に、その者に私の夢を託すために…この頂へ達する方法を書き記しておく。

 

 

 

 

必要なものは“全てのスタンド”である

 

全てのスタンドを始めから制する選ばれし者が、絶対の領域へ踏み入る資格を持つ。

 

 

必要なものは“信頼できる友”である

 

絶対の領域へ向かうのに必要な友とは“自身の幸福”よりも、“友への献身”を喜んで選ぶ事のできる、“献身の心”を持った者である。

 

 

必要なものは“極罪”を犯した36名以上の魂である

 

 

罪人の魂の持つ力は、天国へ到達した者に更なる力を与えてくれる。

 

 

必要なものは“14の言葉”である

 

 

「らせん階段」 「カブト虫」 「廃墟の街」

「イチジクのタルト」 「カブト虫」

 

「ドロローサヘの道」 「カブト虫」 「特異点」

「ジェット」 「天使(エンジェル)」

 

「紫陽花」 「カブト虫」 「特異点」 「秘密の皇帝」

 

 

必要なものは“勇気”である

 

 

朽ちていくその者の“スタンド達”と“天国の力”は、36の罪人の魂を集めて吸収。

そこから“新しい一つ”を生み出すであろう。

その者は一度自身の命を捨てる“勇気”を持つのだ。

 

 

必要なものは“黄金の精神”である

 

 

かの者達との因縁。絶やさねばならなかった血統。

私には無かった意思。

それが絶対の領域へ向かう為に必要な“靴”となる。

 

 

最後に必要なものは“場所”である

 

 

北緯28度24分 西経80度36分へ行き、次の“新月”の時を待て…

それが“絶対の領域の時”であろう。

 

 

 

可能ならば私自身が辿り着きたかったその場所で…

選ばれた者は…どんな景色を観るのだろうか…

ただ一つ言えることは、もう決してその者は何者も恐れる必要は無いという事だ…

望む全てが手の中にあることだろう…

 

 

私の名は…………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ページはここまでだった…

果たして日記に書き記されてる絶対の領域とは…一体何なのか。

それを知る者は、そこに辿り着けた者だけである。

 

この日記はまた今日も世界の何処かで、誰にも見つからずにひっそりと眠っている…。

 

 

 

 

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