私が貴女を守るから……(本編完結)   作:タク-F

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そして二課に所属した鏡香が過ごす1日を見て頂こう……


鏡香の1日

 5月も半ば……ようやくリディアンでの生活に慣れてきた鏡香の朝は早い。

 

ピピピッ

 

「もう5時か……」

 

 鏡香はスマホにイヤホンを接続し、装着したまま就寝するので、起床のアラームが2人に聞こえる事はない。

 

「今日も軽く……行ってこよう……」

 

 15分程で着替えと支度を済ませ……鏡香は6時まで走り込みをする。これは後に起きる2人の朝食を作る為に逆算して切り上げているだけだ。

 

「2人には……特に響には元気でいて欲しいしね?」

 

 そして鏡香は6時まで凡そ3キロ程走り込む。本格的なトレーニングは二課で行う為にしなくても良い行程かもしれないが、少しでも身体を動かしていないと今の鏡香は不安で仕方無かった。

 

「さて……そろそろ作らないとね?」

 

 帰宅した鏡香はシャワーを浴びるが、熟睡中の2人は気付く事は無い。充実した学校生活で疲れている為だ。

 

「この笑顔が守れるなら……」

 

 そう呟き朝食の準備を始めた。2人の起床時間は7時。リディアンの授業は授業8時半なので、実は寝すぎだったりもする。

 

「炊飯を始めてその間に……」

 

 2人から前日までに時間割を聞き出した鏡香は、その日のテキストを揃える。あくまでも()()()()()()()()だけなので、やっていない課題があろうと容赦なく詰める。

 

「さて……じゃあそろそろ……」

 

 2人の眠る部屋に入った鏡香は容赦なく起こした。

 

起きなさい2人共! 学校に遅れるわよ! 

 

う……ん……

 

もう……あさ……? 

 

 寝ぼけ眼の2人に鏡香は追い打ちをかける。

 

さっさと顔を洗って来なさい! 遅刻するわよ! 

 

 そう言い残して朝食の準備を再開する。

 

「今日は味噌汁が残ってたから……」

 

 片方で味噌汁を温め、もう片方で目玉焼きとベーコンを加熱する。

 

「お姉ちゃんおはよ〜」

 

「い〜匂い〜……」

 

 鏡香がしっかりと世話を焼くためか……本来ならばしっかりしている未来も、少しだけのんびりとしていた。

 

「さっさと食べないと遅刻するわよ!」

 

 そうして3人は食卓を囲む。

 

「「いただきます! 」」

 

 そして朝食が終わると鏡香は2人分の鞄を玄関に置く。

 

()()玄関にあるから忘れずに持って行きなさいよ? それと響……課題やって無いでしょ? 学校で絞られて来なさいね?」

 

「な……なんの事かな〜?」

 

「行けば……わかるよ?」

 

 そう言い残して鏡香は片付けを始めた。ちなみにこの昨夜響は課題の事を完全に失念していた為、登校後に担任より怒られる事となる。

 

「それじゃあ片付けは私がやるから遅刻しないようにね?」

 

 そうして鏡香は2人の登校までの時間を過ごす。

 

「「行ってきま〜す! 」」

 

「行ってらっしゃい!」

 

 そして2人を見送った後鏡香も二課へと出発する。

 

「さぁて……そろそろ私も行かないとね?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 到着した鏡香は弦十郎へと挨拶をする。

 

「こんにちは。今日もよろしくお願いします!」

 

「本当に毎日続けるつもりなんだな。ならば……仕方無いか……」

 

 弦十郎もトレーニングにはいつか限界が来るかと思っていたが、転生の恩恵で学力や家事技能に困らなかった鏡香は基礎体力の向上をはかっていた。その為……徐々に翼のトレーニング内容に追いつこうとしていた。

 

「翼は現在授業中だからな。今はしっかりと教えていけるぞ? とはいえ……もしかしたら……」

 

 〈シンフォギアを手に入れたら翼以上の戦力になるかも〉……とは言え無かった。

 

「ええ。私は響達がリディアンを卒業するまで……何も起こらない事を信じています。でもやれる事は惜しみません!」

 

 そして鏡香は弦十郎のトレーニング内容である、

 

〈映画観賞を行い、有用なトレーニング方法を取り入れる〉

 

 を実践していた。しかし……鏡香自身がその効果に気付くのは……2043年(来年)の翼がニューシングルを発売する日だ。

 

 


 

 

 

 

 

 そして15時をすぎて……

 

「ありがとうございました」

 

「うむ。くれぐれも身体を大事にな!」

 

 鏡香は二課を後にして帰宅する。

 

「そろそろ2人が帰って来るかな? 朝の件もあるし響には説教だなぁ……」

 

 そうして鏡香は2人の帰宅を部屋で待つことになる。

 

ただいまぁ〜! 助けてお姉〜ちゃ〜ん!! 

 

「はぁ……予想通りの事態になったかな?」

 

 鏡香は溜息をつきながら妹の行いを想像していた。

 

「で? 課題の件で怒られたのね?」

 

「あぅ……」

 

「……勉強を見てあげるからテキストを出しなさい?」

 

お姉ちゃんありがとう! 愛してる! 

 

「良いよ。貴女の事は私が守ってあげるから……」

 

 抱きついた響の頭を……鏡香は優しく撫でた。そして……その様子を見ていた未来は複雑な表情をしていた。

 

「響とお姉ちゃんが仲良しなのは……家族だから当たり前の筈なのに……どうして……()()()()()()()()()()()()()……誰か……教えて……」

 

 未来はまだ自分の気持ちに気づけ無い。その気持ちはとても甘く……そして何よりも強い猛毒だ。人はその感情をこう言うだろう。

 

 

 と……そしてもう1つ。

 

 

 2つの感情が……時に世界を救い……世界を滅ぼす切欠になっている事を……このときの3人はまだ知らない。

 

 

 

 


 

 

 

 

 そして鏡香は……響がガングニールを覚醒させるまでの凡そ1年を弦十郎の元で修行に費やし、身体を鍛え続けた。ヒビキから託された……エレクライトを使いこなす為に……。

 

 

 

 




はい!これで鏡香は原作響よりもOTONAトレーニングを長く受ける事となりエレクライトを扱う下地を作り上げました!未だ覚醒しない妹の為に鏡香はここまでやります……

よろしければ感想・高評価・メッセージ・お気に入り登録等もお待ちしています!アンケートの回答もしていただければ嬉しいデェス!

鏡香ちゃんのメインヒロイン(恋人)誰にしよう……

  • キャロル
  • クリス
  • マリア
  • きりしら
  • 未来
  • パヴァリア
  • シェム・ハ
  • 緒川さん
  • 弦十郎司令
  • あおいさん
  • 藤崇さん
  • エルフナイン
  • ノブレ
  • 自動人形
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