私が貴女を守るから……(本編完結)   作:タク-F

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響達が奇跡を纏う時……鏡香もまた自身の壁を超える。それは負けたく無い由紀の事を……超える為に……


奇跡を……力に!

 響達のエクスドライブの影響力は……鏡香にも及んでいた。

 

「神獣鏡が……共鳴してる? 響達が……エクスドライブに至ったんだね……」

 

「ね? 言った通りでしょう?」

 

「あはは……本当は私の力で勝ちたかったけど……それ以上に由紀に負けたく無いの! 」 

 

 神獣鏡を限定解除(エクスドライブ)させた鏡香は……大きなプレッシャーを放つ。

 

「流石私だね……とてもわかりやすい()()()()()なんだから……」

 

「由紀……絶対ぶっ飛ばす! 

 

 鏡香は解除された出力を以て急速に由紀との距離を詰めた! 

 

「つ!! 想定以上の速さじゃん!」

 

ハアァァァァ!! 

 

模倣・撃槍衝打! 

 

「その技は響の!? なんで鏡香が!?」 

 

「そもそも()()()()私と響へ二課へ接触するように進言したの! だからこそ私だってその特訓は受けているんだから!」

 

 鏡香は嘗ての響の技を努力して模倣した。その結果いくつかの技の再現が可能となっていた! 

 

「神獣鏡は鏡の性質を持つ……それはすなわち()()()()()()()()()()()()()()()()()って意味なのね!」

 

「だから私は立ち上がる! 1()()()()()()()()()皆の力を借りるから!」

 

 次に鏡香は蛇腹剣を手に取り……()()()()()()()

 

紫電ノ一閃! 

 

「これ……は! 翼さんの!」

 

「それだけじゃあ……無い!」

 

模倣・ETERNAL SABBATH! 

 

「クリスの……技まで!」

 

 鏡香は偏光させたエネルギーを放射線状に由紀へと放つ。()()()()()()()()()との成長は……鏡香を確実に良い方向へと歩ませていた。 

 

「鏡の性質……時に他者を・己を映して()()()()()()。だけど同時に……その姿を届けてくれる! 

 

「させない! これ以上……私達も負けられ無いの! 例え鏡香へと()()()()()()()()でも今だけは負けられ無い! 

 

 由紀も負けじと黒炎を巻き起こして周囲の環境を一変させる。しかし……

 

「切歌ちゃん……調ちゃん! 力を借りるよ!」

 

 鏡香はイガリマシュルシュガナを再現して由紀の身体をヨーヨーと鎖で拘束し始めた。

 

「動け……無い! これ程までの出力で再現できたなんて!」

 

「足を止めたなら……力勝負だ! 

 

 鏡香はガングニールへと形態を変化させると……由紀に真っ向勝負を挑む。

 

「私は……響が愛おしい! その背中を守りたい! 

 

「わかるよ! 愛しい相手の未来を守りたいその気持ちは!」

 

 由紀も腰の黒刀を抜刀して鎖とヨーヨーを切り裂いた。そしてそのまま鏡香へと斬りかかる! 

 

「翼……()()()()()()!」

 

模倣・風輪火斬! 

 

 天羽々斬を再現した鏡香は得た推進力を以て由紀と鍔迫り合いを始めた。しかし徐々に出力の差を感じ始めて……

 

「力比べは……負けられ無いの! 

 

「なら……この技で! 

 

模倣・逆羅刹! 

 

「しまった! 剣を蹴り飛ばされた!」

 

 由紀が剣を落とした隙を鏡香は見逃さない。故に間合いを急激に詰めて肉薄して全身全霊の拳と蹴りを以て追撃を始めた。

 

「だけど……ジャンヌ・ダルクの防御力は健在! ここで簡単に膝はつけないよ!」

 

 由紀も自身のタフネスを信じて素手で鏡香と殴り合う。()()()()()()()由紀だが……その力は常人を遥かに上回るのだ。

 

「やっぱり1撃が重いね……。意識が……揺れそうだよ……」

 

「神獣鏡の可能性……その境地を極めたんだね……」

 

 互いに譲れない想いを抱いた2人は純粋に殴り合う。しかし……互いの()()()()()が……戦況を左右しようとしていた。

 

「攻撃力は補正込みで互角……耐久力は私が遥かに劣る……だけど機動力はギアを模倣すれば……」

 

()()()()()()()()()()よ! エクスドライブの状態だから再現できるって事は……相当負荷がキツイ筈でしょ!」

 

 由紀の指摘通り鏡香は……徐々に追い詰められていた。ダメージレースは互角を演じるも、()()()()()()は圧倒的に鏡香の分が悪い。

 

「最も、肉体の負荷は……私が不利だけどね……」

 

 対する由紀もまた……その堅牢な鎧に少しずつ()()()()()が広がっていた。

 

「お互い……ままならない……とこまで……追い詰められたね……」

 

「なら……やるべき事は……決まっているよね! 

 

 すると鏡香はフォニックゲインを、対する由紀は魔力を徐々に高めていく。お互いの必殺技を以て……()()()()()()()()()! 

 

「鏡香……教えてあげるよ。ジャンヌの宝具……その力を! 」  

 

「由紀……私の()()()()()()()()この1撃に賭けるよ!」

 

 高まる緊張状態の中で先に動いたのは由紀だった。

 

「これは憎悪によって磨かれた我が魂の咆哮……吼え立てよ、我が憤怒 (ラ・グロンドメント・デュ・ヘイン)!」

 

「攻撃の密度が桁違い!? この……炎は!」

 

 包まれる黒炎の中で……鏡香は焼かれる己の肉体に鞭を打つ! 

 

「辛い……熱い……苦しい……逃げだしたい……」

 

「復讐の魔女の業火は……人の身に放つには重すぎるよ。だから私は……()()()()()()

 

()()()……私が諦める理由にはならない! 

 

 上空より照らされた鏡が……()()()()()()。すると闇は晴れて……由紀に光が向けられる! 

 

「喰らいなよ由紀! これが私の全力だぁ!」

 

暁光! 

 

「なんで……ギアが形を保って……?」

 

「私の想いに……()()()()()してくれた! なら私は……その想いを裏切ら無い!」

 

FIRE SCREAM! 

 

 光の中にいた鏡香は……幾重もの術式を展開する。そして由紀の身体を捉えたその時……全力の1撃が由紀の霊核を捉えた。

 

「あはは……ここまでかな……」

 

「どういう意味?」

 

()()()()()()。大丈夫……貴女はきっと……未来へ……すすめ……」

 

 由紀は最後まで言葉を紡げぬままに……その身体を粒子へと変えた。そしてその粒子は……()()()()()()()()()

 

『お疲れ様だな……鏡香。本当に……強くなったな……』

 

「……………………うぅ……」

 

 耳につける通信機から……洸の()()()()()()聞こえたものの……鏡香は返事ができずに意識を手放した。

 

「お帰りなさいませ……鏡香様

 

 倒れた鏡香は、ファラに抱えられて……一足早く本部へと帰投した。




神獣鏡の性質を以て【他者の力を模倣した】鏡香ですが……当然このようなぶっ壊れ技はエクスドライブ時しか使えない上に……【本来ならばスペックはかなり低下します】が、鏡香は負荷を度外視して100%の再現をしています。

ネフシュタンがなければ成り立たない程デス……

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鏡香ちゃんのメインヒロイン(恋人)誰にしよう……

  • キャロル
  • クリス
  • マリア
  • きりしら
  • 未来
  • パヴァリア
  • シェム・ハ
  • 緒川さん
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