私が貴女を守るから……(本編完結)   作:タク-F

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由紀と鏡香は決着を着けた。残る戦いは……譲れない想いを抱いた乙女達の戦いだ。


最後の……その時まで……

「決着が……ついたか。わかった……後は任せるぞ……」

 

「キャロル……ちゃん……?」

 

 キャロルが術式を展開すると……()()()()()()()()()()()()姿()が映し出された。しかし……由紀の姿はそこには無かった

 

「もう1人の……お姉ちゃんは……」

 

「安心しろ我が愛しき義妹よ……()()()()()()()()()()()()。オレの時と……同じさ……」

 

「そっか……。ならあたし達も負けられ無いな! 鏡香に恥じない決着をつけるぞ! 

 

「応とも! 私達もキャロルを打倒する! その決意は不変だ!」  

 

「エクスドライブでも足りないなら……響に全てを束ねるのよ! 

 

 マリアの号令により装者達はアームドギアを解き放つ。そしてそのエネルギーが……響へと託される。

 

『いっちゃえ響! ハートのゼンブで!』

 

「未来……任せてよ! 私は負けたく無いんだから! 

 

「響……今回の決め手はお前に譲るけど……()()()()()()()()()()()。だから……勝て! 今言えるのはそれだけだ!」

 

「ありがとうクリスちゃん。私が……ぶつけてくるから!」

 

「1年前のあの日よりも……逞しき姿になったわね。今の響は……()()()()()()よ……」

 

「ありがとうございます! 私も翼さんの事を尊敬しています!」

 

「響さんの事を……()()()()()()!」

 

「調ちゃんの信頼を……裏切ら無いよ!」

 

「響さんなら……必ずやってくれるデス! あたし達はその笑顔に……()()()()()()のデス!」

 

「ありがとう切歌ちゃん。だけど今では……切歌ちゃんの勇気も貰っているよ?」

 

『あの時の少女の面影が……最早ほとんど残っていないな。可愛いらしい撃槍が……大きな柱へと変わったな……』

 

「了子さんの言葉……実はまだちんぷんかんぷんです。でも……言いたい事はわかりました! 

 

「私から言う事は何もないわ。ただ……()()()()()! 勝って勝利を掴みなさい! 

 

わかりました! 最高の結果をお届けします! 

 

 響が装者達からギアと力を受け取る間に……()()()()()()()()()()()()

 

義妹(いもうと)よ……敗北を知って尚立ち向かうその意思は……評価しよう。仲間と紡いだ絆と力は……称賛しよう。勝利への渇望は……認めよう。だがな……オレはそれでも負ける訳にはいかんのだぁ! 特に()……お前にはなぁ! 

 

 キャロルは翠の獅子機を顕現させて……手足のように操った。

 

「凄く……大きい。だけど……お姉ちゃんが約束を果たしたなら……私も負けていられない!」

 

 響の覚悟に呼応するように託されたギアが輝き出す! 

 

「響に勝利を見せてあげて……天羽々斬! 

 

「あたし達の絆を見せてくれ……イチイバル! 

 

「今は小さな一歩かもしれません。でもそれが響さんの力になるのならお願い……シュルシュガナ! 

 

「なんなら魂ごと刈り取ってやるのデェス……イガリマ! 

 

「託すべきモノは全て託した! だから導けアガートラーム! 

 

『お願いです! 恋する乙女に心からの力を……ダインス=レイヴ! 

 

『そこにはないけど……貴女の力も響に貸して……神獣鏡! 

 

 ファラの背中で眠る鏡香の下げる神獣鏡のペンダントが……未来の言葉で明滅した。そこにはないが……伝えたい事は伝わったようだ……。

 

「ならば響よ……この1撃を凌いでオレへと想いを届けて見せろ!」

 

バニシングレイ! 

 

 獅子の咆哮は響を包んだ。しかし響の眼には……()()()()()()()が映し出されていた! 

 

「キャロルちゃんの想いも……受け止める! 私達が()()()()()()()()()()()()だからこそ! そこにはわかり合える理由がある!」

 

「良いだろう響……それでこそオレの愛しき響だ! 

 

 獅子の咆哮は尚も強くなっていく。そして受け止める響の拳には……()()()()()()()()()()()()……

 

「アームドギアが……」

 

「出力に耐えられ無いのか……」

 

「でも響さんの眼は……」

 

「勝利を捨てて無いのデェス!」

 

「それに……私達が()()()のよ……あれで終わりなんてあり得ないわ! 

 

「凄く……辛い。だけど……絶対に負けたく無い! が

 

 響は獅子の咆哮のエネルギーを完全に吸収した。そして己と仲間達のアームドギアを束ねてキャロルへと放つ! 

 

Glorious Break! 

 

「なんと恐ろしい事だ……オレのエネルギーまで取り込むとはな……」

 

 その呟きと共に……繰り出された拳はその身体を貫いた。しかしキャロルは……

 

「だが……それでもぉ! 

 

エレメンタル・ノヴァ! 

 

 キャロルは最後の瞬間まで勝利を求める。()()()()()()()姿()()()()()……そして嘗ての……由紀のように……

 

「そうだよね! これで終わりなんかじゃいられないよね! だから私も応えるよ……イグナイトモジュール……抜剣! 

 

ダイン=スレイヴ

 

 エクスドライブに重ねられたイグナイトの出力は未知数……しかし響に不安は無い。

 

「うおぉぉぉぉ!!」

 

我流・打々炎爆拳! 

 

「撃ち合いを望むか……良いだろう!」

 

 キャロルも響が撃ち合いの意思を見せた事により高揚感を覚えた。しかし煙が晴れるも……()()姿()()()()()()()()()()! 

 

「どこだ!? どこにいる響! 反撃の狼煙はあげ「まだ……終われない!」なんだと!?」 

 

我流・鳳凰双燕衝! 

 

 煙が晴れて()()()()()()()()()……キャロルへと強烈な連撃を放った! 

 

「今度は……止められ……無かったな……」

 

 キャロルは響の身体を……()()()()()()()()抱きしめた。拒めば振り解ける程力が込められていないのに……その抱擁を抜け出すつもりにはなれなかった。

 

「私達の……勝ちだよね?」

 

 キャロルは響の質問に答える事無く……()()()()()()()。そして離れ際に……響の首筋を叩いた。

 

「無理をし過ぎだバカ者め……鏡香に申し訳がたたないではないか……」

 

 そう言いつつもキャロルは()()()()()()()()()。穏やかな笑顔を向けながら……

 

「雪音……私達は……」

 

「あぁ……()()()()()()()()()な……。だけど不思議と……心地いいな……」

 

【キャロル・マールス・ディーンハイム】と装者達の最終決戦は……()()()()()()()()()()集結した。しかし両者の心に……わだかまりは存在していない。清々しい程の……激闘だった。




奇跡を纏い……全てを束ねてもキャロルには届かなかった。しかし……その背中は以前遥かに遠く見た時よりも……近くなっている。その場所に至る未来は……決して遠くは無い。

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鏡香ちゃんのメインヒロイン(恋人)誰にしよう……

  • キャロル
  • クリス
  • マリア
  • きりしら
  • 未来
  • パヴァリア
  • シェム・ハ
  • 緒川さん
  • 弦十郎司令
  • あおいさん
  • 藤崇さん
  • エルフナイン
  • ノブレ
  • 自動人形
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