彼の世界の聖遺物
嘗て弦十郎が深淵の竜宮にて回収した聖遺物であるギャラルホルンが明滅していた。そう……
「はぁ……オレにもわからない事態だな。鏡香……
ギャラルホルンの異変を受けて弦十郎はキャロルと鏡香を招集した。そして鏡香は由紀の記憶を掘り返していた。
「これは……
そしてその直後……
「……ギャラルホルンの導き……」
光が収まると……2人の男女がそこにいた。
「まさか……お前は……」
弦十郎の声が震えるのも無理は無い。何故ならその人物の1人は……
「あぁ……その認識で間違い無いよ。だって紛れもなく……
「そして僕は彼女の恋人です。最も……
「ならば教えて貰うとしよう。天羽 奏と……その隣を歩む者よ……」
「そうだね。じゃあ荒唐無稽とも取れる自己紹介を始めます。彼女はご存知天羽奏さんですが……その中には
「なんだと? どういう事だ?」
キャロルは怪訝な表情で問いかけると……その人物が自ら名乗りをあげた。
『我の名はシェム・ハ……
「シェム・ハだと!? 何故だ……何故存在している! 少なくともバラルの呪詛は解呪されていない! なのに何故だ! 」
キャロルは声を荒らげずにはいられなかった。そして……シェム・ハの横の人物が自己紹介を始めた。
「僕の名前は【勇】……名字に関しては混乱を招くので……この世界ではこう名乗らせて貰いますね。
高崎 勇
気軽に勇と呼んで貰えれば構いません」
「アタシも本当は【天羽】を名乗りたいけど……
高崎 奏
よろしく頼むな!」
現れた【勇】と【奏】は鏡香・キャロルに握手を求めた。2人は応じるも……来訪者の目的が見えなかった。
「さて……来訪の目的を聞こう。ただの観光には……些か歴史の狂った世界故にな……」
「だろうね。
勇はその目的を語り出した。その内容はキャロルさえも驚きを隠せない内容だった。
「
「パヴァリアの……救済だと? なんの為だ?」
「
『それにこの世界の我も過ちを繰り返すだろう。ならばその暴挙を止めるのもまた我だ。既にこの世界の巫女には手遅れだがな……』
「了子君の事も……理解しているのか。本当に君達が未来の並行世界から来た保証はあるのかな? もちろん……無理に証明させるつもりは無いが……」
「なら……【魔法少女事変】までの正史の内容を語りましょう。答え合わせはキャロルと……並行世界の記憶を持つ彼女の反応でわかると思いますよ?」
勇の語った正史の内容は……ルナ・アタックより始まりキャロルの引き起こした
「……由紀の記憶とこの世界の差異が寸分違わずあたっているね……」
「オレの起こした悲劇も良くわかっているみたいだな。少なくとも……ここまで精密にオレ達の引き起こしたイレギュラーを語れる者はこの世界にはいないだろうさ……」
「……なるほどな。ちなみに俺達にその悲劇を回避する為の智慧を授けるつもりは?」
「悪いな司令……それはナシだ。鏡香……つったな? お前達が自力で回避するのは構わねぇが、アタシ達は積極的な介入はしない。そもそも勇の師匠を助けたいタイミングが……
「ですが行うのはあくまでも自衛のみです。基本的には敷地から出るのは監視下かターニングポイントの時までですから……」
勇と奏の意思表示は……ターニングポイントまでの完全な中立だった。
「その代わりこの世界に対するイレギュラーの対応には全力で当たる事を約束しましょう。極論このギャラルホルンから
どうやら2人はやるべき事を邪魔させない事が重要な様子だ。
「それと……訓練の相手なら喜んで引き受けるぜ? 戦力の向上がそっちの意思で行われる分には…………問題無い筈だからな……」
「どうするキャロル? 悪い取引じゃあ無いと思うけど……?」
「そうだな。シェム・ハとのリターンマッチはオレも望んだ事でもある。本部内での特訓と……もう1つ対価を要求しても良いか?」
「構わないけど……何をさせるつもりかな?」
「この世界の
「
するとキャロルは笑みを浮かべて勇の手を握った。
「契約成立だ。よろしく頼むぞ?」
新たな来訪者【高崎 勇】・【高崎 奏】・【シェム・ハ】……その人物達は結社の誰を救うつもりかは明言しなかったが、監視下に置かれる以上は何れ判明する事実でもある。
来訪者は【天羽 奏】・【高崎 勇】・【シェム・ハ】と名乗っていた。ちなみにこの3人の関係性は少しずつ語る事とします!
よろしければ感想・高評価・メッセージ・お気に入り登録等もお待ちしています!アンケートの回答もしていただければ嬉しいデェス!
鏡香ちゃんのメインヒロイン(恋人)誰にしよう……
-
キャロル
-
クリス
-
響
-
翼
-
マリア
-
きりしら
-
未来
-
パヴァリア
-
シェム・ハ
-
緒川さん
-
弦十郎司令
-
あおいさん
-
藤崇さん
-
エルフナイン
-
ノブレ
-
自動人形