私が貴女を守るから……(本編完結)   作:タク-F

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チーム旋律には鏡香と奏が合流した。これはこれで過剰戦力の投入と言えるだろう……


チームアップ 旋律+α

 チーム激唱がプラントでの活動を行う中……鏡香を筆頭とした【チーム旋律】は大統領の拠点へと赴いていた。

 

「ひとまずは私がステルスで侵入するから……ガリィちゃんは通信機器の準備を、ファラさんは退路の確保をお願いね?」

 

「本当……鏡香さんは凄いデスよねぇ……。あたし達も負けたくないんデスけどねぇ……」

 

「でも……そんな人だから安心して任せられます」

 

 イレギュラーを考慮し、あの後ファラもチーム旋律と行動を共にする事となった。その結果()()()()()1()()同行者が増える事となり、当初向かうつもりだった朔也とあおいは本部での支援に徹する事となった。

 

『というか流石自動人形(オートスコアラー)だよね。リアルタイムで不自然無く本部に情報を送受信できるんだから……』

 

「ですが()()()()()()()は既に封じられていると言っても過言ではありません。特に緊急用のシグナルは鳴らさないでくださいね?」

 

『みたいだな。サンジェルマンめ……既にアンティキティラの回収目前まで事を進めていたとはな……』

 

 そんな中……鏡香はサンジェルマン達の会話(音声のみ)を本部へと中継する。

 

「ティキ……凡そ400年振りの対面ね……」 

 

「お前を探すのにかなりの手間がかかったワケダ……」

 

「まっ……それはそれで中々の刺激だったけどね……」

 

()()()()()()()()()()()()()()()()彼女達は……そのエネルギーを集めていた。

 

「78374……私達の為に散った命は、無駄にしないわ。それだけの覚悟を以て……私達は人類を救済しなければならないのだから……」

 

「そして残念な事に……」

 

()()()()()()が潜り込んでいるワケダ……」

 

『ッ! 撤収準備だ! ジェムを使え! 

 

「なら……アタシが殿を務めるよ。それと鏡香……手を貸してくれ!」

 

「わかりました! マリアさん! これが私の視点で集めたデータです! 報告はお願いします!」

 

 鏡香はマリアへと記録済チップを投げ渡すと、サンジェルマン達へと姿を表して向かい合う。

 

「わかったわ! 生きて本部で会いましょう! 

 

 マリア達はテレポートジェムを使い先行して撤退を完了させた。そして残るは……

 

「神獣鏡の正式なシンフォギア装者である……

 

【立花 鏡香】

 

ね? 残念だけど……貴女達を待ち構えていた私達にはその作戦は無意味だったのよ?」

 

「みたいですね……。なのでここは殿を務めさせて貰いますよ?」

 

 鏡香は戦闘開始の瞬間に備えている。すると……来訪者の片割れである奏が語り出した。

 

「勇……どうやら待ち構えられていたみたいだ。キャスリングで交代するぞ?」

 

『了解! お願いします!』

 

 すると一瞬で()()()()()()()()()()()()()()()()! 

 

「お前は……」

 

「何者かしら? さっきまでそこにいた天羽奏は……間違い無く死者だった筈よ?」

 

 プレラーティとカリオストロも来訪者達の出現に動揺を隠せない。しかし……勇はそれでも語り出した。

 

「やはり……()()()()()()()()()()()()()()()()。そしてそれが……ティキの人形ですか……」

 

「ッ! カリオストロ! プレラーティ! この2人を捕らえるわよ! 

 

 サンジェルマンは生贄より抽出したエネルギーを用いて【アラミタマ】の概念を付与した。対する勇も……エレメンタル・ユニオンのファウストローヴを纏った。

 

「それはキャロルの!? 君は本当に何者だ!」

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()……ですよ。もっとも……キャロルとは袂を分かつ事となりましたけどね……」

 

 勇は涙を流して悲痛に語った。しかし……

 

「師匠達の過ちを……僕は止めたい。それだけの想いで世界を超えた……()()()()2()()()()()()()ですよ! もちろん師匠達は超1流ですけどね!」

 

「並行世界ね……確かにあり得ないとは言わないわ。でもね、例え私達の弟子だとしても……人類の救済は邪魔させないわよ! 

 

「浮遊するキューブから放たれるエネルギーとヨナルドバストーリが激しく衝突した!? 一体どれほどの高密度なエネルギーを!」

 

()()()()()()はしません!これは僕の……掴んだ力です!」

 

 互角の戦いを見せる勇とヨナルデバストーリの傍らで……鏡香は2人の錬金術師と向かい合う。

 

「投降を進言しましょう。彼もそれを望んでいます!」

 

「お願いです! 目を覚ましてください! 貴女達が行おうとしてる事がどれほど無意味な事かを僕は識っているんです! だから!」

 

 勇は心からの説得をサンジェルマン達へと続けた。しかしその返答は変わる事は無く……

 

「投降も計画の凍結もしないわ。それに……()()()()()()()()()()()()()()()!」

 

ミリアドスフィア! 

 

「勇! 建物が崩落する! ひとまず脱出をするよ!」

 

 鏡香は勇の身体に蛇腹剣を巻きつけると建物より脱出した。しかし……

 

ドゴォォン! 

 

 ヨナルデバストーリが姿を現して鏡香達を撃退せんとその牙を剥く。その姿に勇は……()()()()()を抱いていた。

 

「やっぱり……こうなるよね。だからこそあの時の取り引きが……どれほどの価値を持っていた事がよくわかるよ……」

 

「勇……感傷に浸るのはそこまでだよ。勇の助けたかった人達があの人達なのはわかった。でも……今はこの状況を!」

 

「ええ! ひとまずはこの化け物を僕が倒しますので……お願いします!」

 

 勇はエネルギーを溜め始め……一気に放出した。鏡香はその技の名前を識っている……

 

エレメンタル・ユニオンだよね……。凄い発動速度だよ……」

 

勇はその1撃を以て……ヨナルデバストーリを撃退した。

 

「嘘! あのボウヤ……ラピスのエネルギーをあれ程の精度と威力なのにこの展開速度で扱うの!?」

 

「私達の弟子を名乗る事は……恐らく嘘では無いワケダ……。まぁ……キャロルとも袂を分かっているみたいでもあるワケだな……」

 

「ユニオンの出自をご存知の以上……それが僕の言葉の証明です。だからこそもうこの言葉を貴女達に贈ります……

 

本当の平和に……犠牲を用いないでください

 

 僕達はその事に気づくのが……遅すぎたので……」

 

 勇はそれだけ告げるとテレポート・ジェムを起動した。鏡香はその間合いに入ると……サンジェルマン達を見据えて流れに身を任せた。




大幹部達は感知用の結界を構築して待ち構えましたが、単純に勇のスペックを識らない為に撃破されました。ちなみにユニオンは【本当の切り札ではありません】。所謂サブの礼装となります。

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鏡香ちゃんのメインヒロイン(恋人)誰にしよう……

  • キャロル
  • クリス
  • マリア
  • きりしら
  • 未来
  • パヴァリア
  • シェム・ハ
  • 緒川さん
  • 弦十郎司令
  • あおいさん
  • 藤崇さん
  • エルフナイン
  • ノブレ
  • 自動人形
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