私が貴女を守るから……(本編完結)   作:タク-F

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切られるカードは1つでは無いが、対処出来ない程無力では無い。故に彼女達は本懐を果たすべく何度でも行動するのみだ……


再会の私達は……

 バルベルデ以来となるパヴァリア光明結社の大幹部達との再会は……鏡香達にとってもあまり良い印象は無い。

 

「こっちデース! 慌てずに避難するデース!」

 

「私達が絶対に守り抜きます! だから信じてください!」

 

「この先の道を使わずに迂回をお願いします! ここが戦場になっています!」

 

 3人は響達の戦闘を支援するべく、二次災害の抑制に動いていた。そして完了間際に()()()()()()()()()()()

 

「鏡香さん! 響さん達の姿が!」 

 

『先程アルカ・ノイズの出現調光を確認している。恐らくは何らかの絡繰があるだろうな……』

 

「切歌ちゃん! そうなれば連中は近くにいるよ! 背中合わせで警戒ね!」

 

「了解デース! ……あっ! 彼処に連中が!」

 

 切歌の視線の先にはアルカ・ノイズの動向を観察するサンジェルマン達の姿が存在した。そして本部からマリアも戦場へと合流する。

 

「遅くなってごめんなさい! 状況は把握しているわ! 被害の拡大抑制と首謀者達の補足が終わったところよね?」  

 

「その通りなんですが……マリアさん達に()()()2()()をお任せしても良いですか? じゃないと恐らく連携精度で私達が不利ですから……」

 

「了解したわ! カリオストロは私が、プレラーティは切歌と調に任せるから……3()()()()()()私達は被害の拡大を抑えましょう?」

 

 その合流の後に4人は動き出し……ステルスを発動させた鏡香はサンジェルマンへと不意打ちのNIRVANA GEDONを叩きつけた。

 

「ッ! 立花鏡香か! ステルスを起動させて背後へ周り込んでいたのね!」

 

「その反応……やはり()()()()()()感知用の結界でも仕込んでましたね? ですがこの国に来たばかりの貴女達は()()()()()()()その姿を隠さなかった! それが今の状況ですね!」

 

「サンジェルマン!? 今助け「残念だけどそれはさせないわ! 」歌姫マリア!? なんでここに!」

 

 カリオストロが鏡香をアグレッシブバーストで吹き飛ばそうとした時……作戦通りマリアがカリオストロを受け持った。そして残るプレラーティも……

 

「お前の相手は……」

 

「あたし達デース!」

 

「ザババの双刃……面倒なワケダ!」

 

 正史でのこの時期の3人は、バルベルデの任務に於いて【モデルKと呼ばれたLinker】を使用していた。()()()()()()()()()そもそもフィーネが調の中で在命しており、尚且キャロルの機転でDr.ウェルのLinkerレシピを既に解析済なのだ。つまりその出力は……

 

「何が時限式の装者なワケダ! 明らかにあの3人と変わらない実力なワケダ!」

 

「私達の為にたくさんの人が助けてくれる!」

 

「その気持ちにあたし達は応えたいんデス!」

 

 障壁を展開して攻撃を防ぐプレラーティだが、確実に追い詰められていた。そして残るカリオストロも……

 

「私達は互いの絆があるからこそ頑張れる! 貴女達も確かな絆がある! だから衝突する事はあると識っている!」

 

「何よ……この気迫! 一体何が……貴女を変えたのよ!」

 

【アグレッシブバースト】は展開されるアガートラームの短剣に相殺され、新たに展開する隙を探すのは、今のマリアを相手に片手間で行うには困難だった。そして時間をかければかける程……

 

『お前達! 奴等の召喚したアルカ・ノイズに囚われた3人が攻略の糸口を見出した! 後は時間の問題だ!』

 

「この短時間で攻略されたのか!? どれほどの実力を秘めていると言うのだ!」

 

「私の妹達を舐めない事をオススメするよ! それに……そもそも……頼れる恋人が私達を後ろで支えてくれるからね!」

 

 既に【シンフォニックドライブ】を発動させている鏡香はサンジェルマンにそうそう押される程弱くは無い。その為にデータ採取という目的を果たせずに逃げの1手を打たざるを得ない程3人の錬金術師は追い詰められていた。

 

「既に勇君から貴女達の目的は識っている! だからこそ私達もそれをさせる訳にはいかない! 絶対に()()()()()()()()()()()()()よ!」

 

「何故……その事を……彼は」

 

「投降すればいくらでも!」

 

 サンジェルマンを拘束する為に人体の急所こそ()()()()鏡香だが、その1撃が直撃すれば意識を刈り取る事は造作もない。

 

『響ちゃん達がイグナイトモジュールを使用してノイズの異空間の攻略を開始しました! 残り時間カウントします!』

 

「使わざるを得ない程の脅威か……相手の土俵なら仕方無いよね……」

 

「鏡香さん! 響さんがイグナイトを!」

 

「今報告が来たよ! この3人を退けたら撤収準備をするよ!」  

 

「呪われし旋律……やはり脅威ね!」

 

 サンジェルマンもイグナイトによる出力の強化を識っている。その為に活動時間や特性による弱点も検討をつけていた。

 

「やはりラピスの完成が不可欠なようね……今回はここまでかしら……」

 

「サンジェルマンごめん! 今回は流石に退かないとマズいかも!」

 

「これ以上は不利なワケダ! 3人の装者に脱出されたら勝ち目が完全に消えるワケダ!」

 

 残り時間こそあれどそれがどれほどかわからない以上、無難に撤退を進言する2人にサンジェルマンも受け入れていた。

 

「そうね……最大で7人の装者を相手取るには()()()()には荷が重いかしらね……」

 

「撤退ですか? そうして貰えると助かりますが……投降も歓迎しますよ?」

 

「悪いけどその選択肢は存在しないわ。私達には人類の救済という大義があるのだから!」

 

 攻撃の隙を見てサンジェルマンと合流するカリオストロとプレラーティがテレポート・ジェムを起動した。そしてアルカ・ノイズの撃破を前に撤退を完了させていた。

 

『亜空間のアルカ・ノイズの撃破完了しました! 響ちゃん達が戻って来ます!』

 

 鏡香達の前に転移して来た響は()()()()()を使用していた。

 

「結構強引な攻略をしたんだね……」

 

「うん! お姉ちゃんに早く会いたかったから!」

 

 鏡香へと正面から抱きつく響を見て、クリスも負けじと背後を取った。当の鏡香はやれやれと言わんばかりの表情をしている。

 

「それじゃあ……帰ろうか……」

 

 装者達は無事に錬金術師達を退けたが……起動していた自動人形のティキはサンジェルマン達の帰還後に日本での【神降ろし】が都合が良いと言い切った。




空間掌握型のアルカ・ノイズはキャロルに攻略されています。そもそもキャロルが結社と敵対している時点でアルカ・ノイズの攻略は容易デェス!

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鏡香ちゃんのメインヒロイン(恋人)誰にしよう……

  • キャロル
  • クリス
  • マリア
  • きりしら
  • 未来
  • パヴァリア
  • シェム・ハ
  • 緒川さん
  • 弦十郎司令
  • あおいさん
  • 藤崇さん
  • エルフナイン
  • ノブレ
  • 自動人形
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