私が貴女を守るから……(本編完結)   作:タク-F

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サンジェルマンと向かい合うのは立花姉妹。互いの信念と誇りをかけてその立場故に想いをぶつけ合う!


激闘の中で重ねるコトバ

 分裂するアルカ・ノイズを各個撃破した装者達は勇達との合流を急いだ。そして同時にアダムもまた……戦場へと現れた。

 

「返そうじゃないか……借りをね!」

 

「まぁ……来るとは思っていましたけど遅かったですね? とりあえずシェム・ハさん……行きますよ?」

 

「了解した! ひとまずはこの人形をどけるとしよう!」

 

 勇達はアダムと対峙すると場所を変えた。そこで取り残された大幹部達の前にシンフォギア装者達が集結する。

 

「イグナイトの無いお前達を脅威とは見ていない! 目下最大の脅威は彼等だからな……」 

 

「知っていますよ? ですが私達を舐めない方が良いですね。何せ私達も……ゆずれない願いがありますから!」

 

「私達は手を取り合える筈です! だからこそ教えてください! なんでこんな事を!」

 

「…………わかった。意識を入れ替えるから下手は打たないでね?」

 

「調? あぁ……なるほどね。ひとまずは出て来てくれるなんて珍しいじゃない……フィーネ

 

 響が大幹部達へと問いかける事に合わせて調も内なるフィーネと意識の入れ替えを始めた。

 

「久しいなパヴァリア結社。凡そ400年振りか? フロンティア事変では世話になったが……」

 

「その声……まさかフィーネか! お前がシンフォギア装者の肉体に転生していたとはな!」

 

「それは流石に驚きなワケダ」

 

「あんまり穏やかじゃあいられないわね……」

 

 カリオストロ・プレラーティ両名は改めてシンフォギア装者への警戒心を引き上げた。

 

「まず私自身の知恵と経験に基づく結論をくれてやろう……バラルを呪詛の解呪など無意味だ。エンキの意思を捻じ曲げてる事に他ならないのでな……」

 

「お前が……それを語るのか? あれ程までに恋に盲執したお前が?」

 

「残念ながらも事実ですよ。フィーネは既にバラルの解呪を諦めた。これは並行世界の彼等が教えてくれた大切な情報のおかげでね……」

 

 鏡香はシェム・ハによる謝罪に立ち会っていた。故にその言葉の真意に気付いている。

 

「まっ……イグナイトの借りを返すにはちょうど良い相手だ。あいつ等に世話になり続けるのはあたし達も不本意だからな……」

 

「とはいえ私達は8人がかり。しかも1人はイグナイト無しでも充分強いわよ?」

 

「彼我の戦力差がわかるならば撤退を推奨しよう……」

 

「どうしますか?」

 

 装者達は毅然としてサンジェルマン達へと向き合っていた。しかしその答えは……

 

「無意味な提案ね。私達は計画を止める理由が無いのだから……」

 

「本当に……ダメなんですか?」

 

 響の問いかけの答えは……1発の銃弾だった。

 

「それが答えだというのなら……私達は躊躇いません。後悔をしたく無いんですから……」

 

 響・鏡香がサンジェルマンと向かいあった。そして翼・マリア・クリスがカリオストロと、そして切歌・未来・フィーネがプレラーティと向かい合う。

 

「イグナイト無しでも私達が強い事を……教えてあげますよ?」

 

 装者達は各自散開して大幹部との交戦を開始した。

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

「じゃあ……行くよ響。()()()()その信念を置いていってね?」

 

「うん……今は私達も負けられ無いからね……」

 

 鏡香は響に手を取る為に躊躇う事を禁じた。手を差し伸べる事は響の美点であると同時に……明確な弱点と化している為だ。

 

「意外だな……君は妹の意見を尊重すると思っていたが……?」 

 

()()()()()()()()尊重しますよ? でも……貴女達が人の生活を脅かす以上……私達は負けられません。それに……()()()()()()()()()機会はいくらでも作れますから……」

 

「ありがとうお姉ちゃん。私達の絆を……サンジェルマンさんに見せてあげよう! 

 

 鏡香はエレクライトとネフシュタンの出力を上昇させた。そして響もフォニックゲインを高めていく。そう……これは

 

ユニゾンね。確かにイグナイト無しでもその境地に至るならば油断は出来ないわ!」

 

 サンジェルマンは直ぐに観察を終えて射撃を始める。しかし鏡香はこれを発勁と震脚で掻き消した。

 

「度重なる展開で少しずつ出力が上がっているね。ひとまずは相性が五分五分なら問題無いと見て良いかな?」

 

「なるほど……フィーネと伍するだけの実力は本物なのね。そして貴女自身はキャロルの伴侶……その真価たる神獣鏡を取り込んだシンフォニックドライブを発動させたならば……ラピスの力すらも凌駕すると言えるわね……」

 

 鏡香の出す雰囲気と積み上げた実績にサンジェルマンは最大限の警戒を以て戦闘に臨む。しかし()()()()()()()響への警戒心が薄れていた。

 

「相手はお姉ちゃんだけじゃあ……無い!」

 

「なんて高威力だ!」

 

 懐に潜り込んだ響の拳はラピスの輝きを纏うサンジェルマンの動揺を引き出すには充分だった。それもその筈装者達は……

 

「キャロルちゃんが! 私達の為に! 力を授けてくれたんだ! だから私達も……その期待に応えたい!」

 

「それに……()()()()()()()()()()の実力を超える為に私達は特訓を重ねている! だから簡単には折れ無いよ!」

 

 嘗てキャロルはミカの実力を前の世界の自分と同程度と語っていた。つまりそれは……()()()()()()()()()()()()()()()()()の特訓相手がいる事を意味している。

 

「そして私は響を守る為に強くなった! だから貴女を倒して響の話を聞いて貰う!」

 

 鏡香は銃弾を防ぐとネフシュタンで拘束を試みていた。その連携にサンジェルマンもじわりじわりと精神を削られていく。

 

「これが君達の力か! イグナイト無しでここまで私達を押すとは思いもしなかったぞ!」

 

「私達は話し合う事ができます! でも貴女達が話し合おうとしないなら……私は何度でも拳を以て貴女達の凶行を止めます! その先に何も無いと識っている私達だから!」

 

 響の拳がサンジェルマンの右頬を掠めた時……彼女は撤退を決意した。

 

「ここまでにしましょう……次は負けないわ!」  

 

 テレポート・ジェムを起動して直ぐに消えたその姿を……響と鏡香は見送った。




この2人のユニゾンは既に(鏡香が)最強クラスなので正攻法での撃破を可能としています……

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鏡香ちゃんのメインヒロイン(恋人)誰にしよう……

  • キャロル
  • クリス
  • マリア
  • きりしら
  • 未来
  • パヴァリア
  • シェム・ハ
  • 緒川さん
  • 弦十郎司令
  • あおいさん
  • 藤崇さん
  • エルフナイン
  • ノブレ
  • 自動人形
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