私が貴女を守るから……(本編完結)   作:タク-F

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彼女が撃爪を纏う時……避けられ無い戦いの日々が始まる。そして……彼女は望まない力を手にする事となる。


無印編 望まぬ力と守るべき相手
訪れてしまった〈その日〉


 鏡香達がリディアンで生活を始めて1年が経過した2043年4月……響は現在町を走っていた。

 

「はぁ……はぁ……どうしよう……すぐそこまで……ノイズが……」

 

 それは響が、風鳴翼のCDを購入しようと書店を訪れ……会計を済ませた時に見た光景だった。本来人の往来がある通りで……炭の塊が……複数存在したのだった。

 

ピリリリリ! 

 

響! 今直ぐにシェルターに逃げなさい! ノイズが出現してるわ! 翼が殲滅するまで隠れるためにも! 早く! 

 

わかった! すぐに逃げるから! 

 

 響は鏡香からの指示通りシェルターへ向かって避難を始めた。幸い……先程の通りではノイズの気配をもう感じなかったことから……この付近に現れたのは少数だったのかもしれない。

 

「今の内に……逃げないと……」

 

 しかし……()()()()()()()()()()()()()ので、響はシェルターへ向かう事になった。

 

「おかあさん……どこぉ……」

 

「ッ! こんな時に子供が!」

 

 響は危険を覚悟で聞こえた泣き声の主を探し……発見に成功した。

 

ノイズから逃げるのよ! お姉ちゃんに掴まって! 

 

 荷物を放り投げ……少女を抱えた響はシェルターへの移動を開始した。しかし……()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「うそ……もう少し……なのに……」

 

 目的地のシェルターはその場所から凡そ300メートル程離れた場所にあったが、運悪くその最短距離にはノイズが存在してしまった。

 

「別の道を……」

 

 そう響が迂回ルートを探そうとしたと鏡香はだった。

 

「お姉ちゃん! みぎから!」

 

「ッ! しまった!」

 

 右から現れたノイズを見て……響は考えてしまった。

 

(私……ここで死ぬのかなぁ……? お姉ちゃん……ごめんなさい……)

 

 涙が流れ落ちそうな時……胸の内から()()()()()()()()()

 

(わからないけど……人生の最後まで……あがいてみよう……)

 

Balwisyall nescell gungnir tron〜♪ 

 

 そしてこの日から……響の日常(守られるだけの生活)唐突な変化をする事となった。

 

「なに……これ……?」

 

「お姉ちゃんカッコいい!」

 

 腕に抱える少女から絶賛された響は……シンフォギア(奏の忘れ形見)を纏った。そしてそんな響をノイズが襲う! 

 

「しまった!?」

 

「きゃあ!」

 

 響は咄嗟に少女を突き飛ばしたが、蛞蝓のようなノイズの体当たりで響は吹き飛ばされた。しかし……シンフォギアの恩恵により炭化する事は無い。

 

「私……生きてる? でも……これなら!」

 

 響は自身に起こった現象を正しく理解している訳では無い。しかし……()()()()()()()()()()()()()()()である事はわかった。ならば後は戦うだけだった。

 

「やあ! せい! はあぁ!」

 

 我武者に拳や蹴りを振るって向かい来るノイズを1拍遅れたカウンターで倒す。当然タイミングがずれているので、響自身にもダメージが及んでいた。

 

(動きが……早くて……タイミングが……)

 

 それでもなんとか数を減らしていた時……声が聞こえた。

 

私が倒すから下手に動かないで! 

 

「ッ!? ……はい!」

 

千ノ落涙! 

 

 次の瞬間響の周囲に無数の斬撃が降り注ぎひとまずの安全は確保された。そしてその人物を見た響は声が漏れてしまった……

 

「風鳴……翼……さん……」

 

貴女の事は後で聞くわ! まずはその娘の安全を確保しなさい! 

 

「わかりました!」

 

 翼はそれだけ告げるとノイズを殲滅した。そして殲滅が終わると緒川が登場した。

 

「お久しぶりですね立花響さん。すみませんが……再び本部に来て貰いますね?」

 

 シンフォギアが解除された響に告げた慎次は手錠をかけた。

 

「私……やっぱり……」

 

「その説明は改めて詳しくしますから……」

 

 とはいえ……過去に起こった展開でもある為か……響も何処か受け入れた様子だった。そして……それは未来と鏡香にも伝わる事となる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜二課side〜〜

 

ノイズの出現を確認! すぐに翼さんに連絡します! 

 

 二課ではこの日もノイズの出現の対応に追われることとなった。しかしこの日は……()()1()()()()()が確認された。

 

ノイズの出現場所にもう1つの反応を確認! アウフヴァッヘン波形……この反応はまさか!? 

 

()()()()()()だとぉ!? 

 

ガングニールの反応……つまりそれは()()()()()()を表していた。

 

大至急響君の端末情報を追え! 絶対に遅れるなよ! 

 

『了解です! 翼さんに随時位置情報を送信します!』

 

 既に監視対象であった響は二課の端末より位置情報が把握されていた。これにより正史よりも早く翼は響を補足する事に成功する。

 

そして鏡香君と未来君への連絡も急げ! 彼女達にもこの事は伝えろぉ! 

 

 同時にこの状況を隠す事が出来ない2人への連絡が届いた。鏡香はまだ民間協力者だったが……未来にとっては悲劇の追い打ちとなる。

 

「済まないな鏡香君……やはり……響君を……戦わせる事になってしまうだろう……」

 

 伝えられていた可能性……しかし……簡単に受け入れる事が出来る人間はそう多くはいない。

 

「恨んでくれて構わないさ。その代わり俺達は……」

 

 弦十郎は悪役を買ってでも……3人の安全を確保する事を選んだ。

 

〜〜二課sideout〜〜




翼さんはある程度の気持ちの整理をこの1年で続けてきました。もちろんその傍らには鏡香の助力もあります。

〈もし響が覚醒したら……〉

そんなやり取りを彼女達は1年かけて積み重ねました。
 
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鏡香ちゃんのメインヒロイン(恋人)誰にしよう……

  • キャロル
  • クリス
  • マリア
  • きりしら
  • 未来
  • パヴァリア
  • シェム・ハ
  • 緒川さん
  • 弦十郎司令
  • あおいさん
  • 藤崇さん
  • エルフナイン
  • ノブレ
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