私が貴女を守るから……(本編完結)   作:タク-F

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カリオストロの問答無用な襲撃に翻弄される装者達。しかし彼女達の背後には頼もしい仲間がいるのだ!


乗り越えてこその過去

 カリオストロの奇襲によって語らいの場は戦場へと変わり果てた。現場の装者達は応戦を強いられる事となり……

 

「良くもまぁ……これだけのアルカ・ノイズをぶち撒けてくれたよね……。絶対に許さないから!」

 

「クリスちゃんがせっかく頑張っていたのに!」

 

『既にイグナイトは搭載済だ。カリオストロの想像を上回ってやれ!』

 

「了解しました! 彼女の策を上回って勝利を掴みます!」

 

 アルカ・ノイズ迎撃の為に戦場へと向かう他の装者達。しかしカリオストロの表情から余裕が見て取れる。

 

「やっぱりイグナイトを攻略したからこその余裕だね。とりあえずは目に物を見せるよ!」

 

「「了解! 」」

 

 鏡香は響・クリスへと的確な指示を出す。そしてカリオストロを見据えて挑発をした。

 

「大幹部自らが単騎で敵国へ……ね? ()()()()()()としか思え無いけど……神の降臨は予想の範疇だよ?」

 

「ッ! 計画が漏れた事は確認していないわ! だけどその単語……まさかあの坊や達が!? 

 

「あぁ……並行世界とはいえあたし様の可愛い……? 弟だ! あたし様に嘘をつく理由なんざねぇんだよぉ!」

 

神の降臨……アダムが告げた()()()()()()()1()()であり、結社の最終的な目的だ。

 

「彼の話では私達の対応は後手後手だけど、()()()()()()()()からね! ()()()()()もう1度勧告するよ! 私達の元へ全面的な降伏を推奨します! 要求を蹴るならば排除も辞しませんよ!」

 

「言っておくが鏡香は有言実行をするオンナだ! ハッタリだと思うなよ!」

 

「冗談にしては趣味が悪いわよ? あーし達がそう簡単に諦めると思うかしら?」

 

 互いの信念故に交渉は決裂する。しかし装者達は()()()()臨んでいた。そして同時に……

 

「後ろがガラ空きだな!」

 

「ぶった斬ってやるデース!」

 

「今回は私の出番。フィーネはお休みね?」

 

 翼・切歌・調も合流した。しかしカリオストロも次の一手を講じる。

 

「背後の建物はどうかしら!」

 

「残念ながら既に対策済みよ!」

 

 同行していた奏と、遅れて現れたマリアが残るアルカ・ノイズを殲滅。カリオストロは完全に包囲されていた。

 

「……と思うわよね?」

 

「どういう……ッ!? まさか!?」

 

 鏡香はカリオストロの表情から()()()()()()事を確信した。しかし一拍遅く分断を余儀なくされてしまう。

 

「響! 鏡香! 調!」

 

「翼! 切歌!」

 

 召喚された3体のアルカ・ノイズが5人の装者を別空間へと幽閉した。残された装者は……

 

「あたしとマリアか……。随分と狡い手を講じたな!」

 

「私達を分断してイグナイトを封じれば勝てると思ったかしら? 随分と甘く見てくれたわね! 

 

 クリスを後衛に下げてマリアがカリオストロへと肉薄した。そしてその腹部へと銀腕を叩き込もうとした時……

 

「残念だけどあーしは武闘派なのよ♡」

 

「マリア!」

 

「しまっ……!」

 

 クリスの叫び声も虚しくマリアはいつぞやの意趣返しと言わんばかりに拳を右頬に叩きつけられ地に伏せられた。

 

「てめぇ!」

 

「待ちなさいクリス!」

 

「ッ!」

 

 クリスはその銃爪へと手をかけたが、()()()()()()()()()()指を動かせ無かった。

 

「口調程悪い娘じゃないわね♡でも残念……あーし達は手段を選ばないの♡」

 

 ファイティングポーズをとったカリオストロはクリスへとジャブ・フック・アッパーを繰り出しながらも、合間にエネルギーを叩きつける事によってその手数を維持していた。オマケに出力の高さを識っているクリスは防戦一方となっていた。

 

「コイツは中々面倒くさいな。()()()()()()()だと倒すにはユニゾンしかねぇんだけど……」 

 

「そのユニゾンも()()()()()と思えるわよね? でも残念……キャロルは識っているのよ!」  

 

「だからこそあたし達は確信したぜ! てめぇは()()()()だってなぁ!」

 

「「イグナイトモジュール……抜剣! 」」

 

ダイン=スレイヴ

 

 クリスとマリアはモジュールを抜剣して呪いを纏う。しかし改修を終えたそのイグナイトギアは……

 

なんであんた達のギアがそこまで()()()()を纏っているのよ! ダイン=スレイヴは呪いの魔剣の筈でしょうが! 

 

「甘いわね。こっちの技術者はそもそもキャロルなのよ? 貴女達の策なんて()()()()()()()()()()だったの。その理由は貴女が投降したら語ってあげるわよ?」

 

「そもそもキャロルはこのギアにさらなる進化をさせると言っていた。つまり……昨日までのあたし達と同じだと思うなよ! 

 

 信頼してイグナイトを預けたクリス達にとっては初心を思い出して特訓をしていた。故に全力以上の力を発揮する事ができるのだ。

 

「流石キャロルね……。こんな化け物をあーし達が相手にしている以上サンジェルマンの為に負ける訳にはいかないわ!」

 

「ッ! マリア! 来るぞ!」

 

「ええ! でもクリス……()()()()()()壁の1つや2つぐらい超えられるわ!」

 

「来ないで……来ないでよぉぉ!! 

 

 カリオストロは2人に近づかれまいと必死にエネルギーを放つも、2人は()()()()()()()圧倒的なプレッシャーを与えていた。

 

「悪ぃな。あたし達だって護りたい日常と世界があるんだ。ここで止めさせて貰うぜ?」

 

「私達は退かないけど……()()()()()()()()()()()」  

 

「ッ! だめよ! あーしは負ける訳には……」

 

 クリスとマリアのユニゾンにより発動したChange †he Futureは高い機動力と勝負を決める決定打を持っていた。それを悟ったカリオストロは全力で回避を試みるも……

 

「逃がすかぁ!」  

 

「絶対に逃さないわ!」 

 

「なんて執念ッ! なら……あーしの全てを込めてぇぇ! 

 

 最後の最後で覚悟を決めたカリオストロは撃ち合いを望んだが、その圧倒的な火力差に為す術もなく2人の放った1撃に姿を包まれた。

 

「終わったな……」

 

「キャロルの……皆のおかげね……」

 

 クリスとマリアは()()()()()()()のおかげでこの戦いを勝利できたと確信していた。故に勝利をする事ができて安堵していた。

 

バリイィィン!! 

 

「そらあぁぁ!!」

 

 強引な1撃で空間を支配していたアルカ・ノイズを倒した鏡香はシンフォニックドライブを以て帰還したが、2人の表情から()()()()()()事を確信した。

 

「クリスとマリアさんが撃退したんですね。ははっ……見せ場が取られたなあぁ……」

 

 続いて響・切歌・翼・調も無事にアルカ・ノイズを撃退して装者達は無事に帰還する事になった。

 

「それじゃあクリス……ソーニャさん達に挨拶をしないとね……」

 

「あぁ……ソーニャ達がパパとママの夢を継いでくれた事を……あたしは忘れ無い為にな!」

 

 そうして無事その晩にバルベルデへの飛行機にのりヴィレーナ姉弟は出国した。本当はもう少し日本を見て貰いたかったが……

 

「いつか世界が平和になったら……その時は改めて遊びに行こうね?」

 

「そうだな……そうしよう!」

 

 クリスも新しい目標を抱いて未来を歩む事となった! 




キャロル様のイグナイト改修は原作以上の魔改造が施されています。(そもそも改修者がチート……)

終わってみればこれだけ圧倒的な戦力差となっています。

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鏡香ちゃんのメインヒロイン(恋人)誰にしよう……

  • キャロル
  • クリス
  • マリア
  • きりしら
  • 未来
  • パヴァリア
  • シェム・ハ
  • 緒川さん
  • 弦十郎司令
  • あおいさん
  • 藤崇さん
  • エルフナイン
  • ノブレ
  • 自動人形
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