私が貴女を守るから……(本編完結)   作:タク-F

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嘗て神に捨てられた【人でなし】の計画は……佳境へと差し掛かる。しかしその為に行われる出来事は……そう受け止められるモノではない!


アダムの陰謀

 サンジェルマンは祭壇設置の為に別行動をし、その過程でアダムに呼び出されたプレラーティは驚愕の真実を聞かされていた。

 

「そんなの……認められないワケダァ! 

 

 とあるホテルの1室にて彼女が聞かされた神降ろしの儀式。その計画の遂行の為にサンジェルマン達3人の犠牲を是としたアダムの本性を識ったプレラーティは逃走を決意した。しかし……

 

「サンジェルマンへの念話が……届かないワケダ! 妨害されていて面倒な事になったワケダァ!」

 

 嘗て己を救ってくれた恩人共々計画遂行の犠牲とされるならばその計画を認める事は出来ない。その一心でプレラーティはサンジェルマンの元へと向かっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

「見えました! プレラーティ師匠が単独行動を開始した姿を確認しました!」

 

【S.O.N.G】本部にてプレラーティの単独行動の報告を受け、勇が【囁告篇帙】(ラジエル)の力を用いてその姿を補足していた。

 

「とうとう奴の行動が本格的になって来たか……。それでは手筈通りに頼んだぞ?」

 

 キャロルは翼・調へと視線を向けていた。そして勇も今回は同行を名乗り出た。

 

「プレラーティ師匠が単独行動をするのは後にも先にもこの時のみです! 今回は協力してください! 必ず師匠の暴挙はここで食い止めますから!」

 

「任せて。天羽々斬の機動力を以て奴の動きを補足するわ。調も手を貸してくれるかしら?」

 

「はい翼さん! ここで彼に恩を返しましょう! 前線を彼が維持していた事は私達も助かりましたから!」

 

 実際の襲撃こそ無かった。結社大幹部と単騎で渡り合える勇を相手に単騎で挑む愚か者は世界全体でもそう多く無いのだ。

 

「それと翼……その足で調君と月神社へと向かって欲しい。調君と面会を望む者がいるそうでな……」

 

「わかりました。調もそれで良いかしら?」

 

「私に関する事がわかるなら是非!」

 

 既に心の壁の使い方をフィーネ・鏡香とのやり取りを経て学習した調は自身の情報を求めていた。そして今回はその足取りを拾えるかもしれないところまで来ているのだ。

 

「敵の位置情報はオレがリアルタイムで伝えよう。心置きなくやってくれ!」

 

「ついでに被害は僕の能力を以て復元します! お2人は追跡と交戦に集中をお願いします!」

 

 こうして本部が誇る高機動部隊がプレラーティを補足・戦闘をする流れが決定した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

「もう少しでサンジェルマンの元へと到着するワケダ! ここで止まるワケダにはいかないワケダ!」

 

 目的地へと一心不乱に進むプレラーティの視界の前方で突然氷壁が出現した

 

「ッ! 何者なワケダぁ!」

 

「ここから先は通行止めですよプレラーティ師匠。既にここから先は【氷結傀儡】(ザドキエル)の力を以て止めました。そして直に装者達も到着します! 貴女が命を落とす必要は無いんですよ!」

 

「お前は……勇! そこを退くワケダ! 私はサンジェルマンに伝えなけばならない事があるワケダ!」

 

()()()()()()。その上で僕は今ここに立っているんです!」

 

「戯言をぉぉ!!」

 

 プレラーティは炎の錬金術を発動させて氷壁の突破を試みるも、氷壁は尚も健在だった。そしてその場所に調と翼も合流を果たす。

 

「遅くなったわね。貴方のおかげで被害を最小限に留められて助かったわ……」

 

「ありがとうございます。助かりました!」

 

「続々と忌々しいワケダ!」

 

 時間を経るに連れて形成を悪くするプレラーティは自身の恩人の危機に駆けつけてられない事態に苛立ちを隠せなかった。そこに勇は交渉を始める。

 

「投降の勧告です! ここでプレラーティ師匠が矛を収めるならば()()()()()()()()()()()()()()()()()()!」

 

「ッ! お前には関係無いワケダアァ!! 

 

「調! 動きを止めるわよ!」  

 

「わかりました翼さん!」

 

 調はヨーヨーを、翼は影縫いを用いてプレラーティの拘束を試みるも、ラピスの1撃を以て防がれてしまう。

 

「こうなったらイグナイトよ! 私達のユニゾンで勝負を決めるわ!」

 

「わかりました! 必ず翼さんに()()()()()()()

 

「「イグナイトモジュール……抜剣!! 」」

 

ダイン=スレイヴ

 

 翼と調の身体がイグナイトの闇に覆われたのも束の間……すぐに呪いは純粋な力と想いへと変換をされる。

 

「私達は護りたいものがあります!」  

 

「それは人命であり……土地であり! 人々の想い出でもある!」

 

「貴女達がそれを壊すと言うなら私達が止めます!」

 

「綺麗事を……お前達の綺麗事にはうんざりなワケダ! 私達は()()()()()()()()()()()()()()そんな彼女の為にも私達は負けられないワケダアァ! 

 

 氷壁の破壊を諦めたプレラーティは2人の装者を撃破して迂回ルートの検索を選択肢に入れた。しかし……

 

「師匠の動きは()()()()()()! お2人は前方からの1撃を()()()()()()()()()!」

 

「了解したわ! 調……アームドギアを!」

 

「短刀……お借りします!」

 

 翼が調のヨーヨーを、調が翼の短刀をそれぞれが手に取り2()()()()()()()()()()()()()()

 

「その策略ごと潰してやるワケダアァ!!」

 

シャッテンヘルシャフトを発動したプレラーティの()()()勇が攻撃へと割って入り受け止めた。そして自身諸共彼女の身体を凍結する。

 

「今です! お2人のユニゾンで僕ごとお願いします!」

 

「勇……()()()()()()!」

 

 氷結に加えて2人のアームドギアで形成された拘束具がプレラーティを覆い、完全に動きを封じる。そしてユニゾンによる合体技が解き放たれる! 

 

風月ノ疾双! 

 

 シュルシュガナの機動力と天羽々斬の機動力……2人の高機動シンフォギアを()()()()()()放った高速の連携は彼女の反応を超えてその身へ刃を突き立てる。そして凍結した勇とプレラーティの2人は()()()()()()姿()()()()()

 

「翼さん、勇さんと……彼女が……」

 

「わかっているわ。でも……これが勇の狙いなの。少しだけ本部へと連絡をさせて貰うわね……」

 

 翼はそれを伝えると本部へと連絡を始めた。

 

「翼です。()()()()()()()2人が海面へとその姿を消しました。()()()()()()にそうお伝えください……」

 

『わかった。損な役回りをさせて済まなかったな。お前達はそのまま月神社へと向かってくれ。そこで一息入れて来い!』

 

 弦十郎はそれを告げると通話を終了した。

 

「翼さん……司令はなんと?」

 

「月神社へと足を運ぶわよ。貴女にまつわる情報があるかもしれないとの事だから……」

 

 翼と調は()()()()()()本部へと帰投せずに月神社へと向かった。ここで調は……自身の事を識る人物との出会いが待ち受けていた。




勇君は再生能力により鏡香以上の自己犠牲戦法を使います。これはキャロルを失い……シェム・ハと出会うまでに心が擦り減った時の名残りです。今続けると周囲にめちゃめちゃ怒られます……

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鏡香ちゃんのメインヒロイン(恋人)誰にしよう……

  • キャロル
  • クリス
  • マリア
  • きりしら
  • 未来
  • パヴァリア
  • シェム・ハ
  • 緒川さん
  • 弦十郎司令
  • あおいさん
  • 藤崇さん
  • エルフナイン
  • ノブレ
  • 自動人形
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