私が貴女を守るから……(本編完結)   作:タク-F

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さて……響が戦場に立つならば……鏡香と未来は黙っていない。2人は受けた連落を元に本部へと急行する!


届いたレンラク

 響がシンフォギアを纏った事はすぐに鏡香と未来へ連絡された。

 

「響……そんな……」

 

「鏡香さんは……どうするんですか?」

 

 1年遅れてリディアンに入学した鏡香が……再び二課の職員として活動するのでは無いか……そう未来は聞いて来た。

 

「…………ひとまずはリディアンで過ごすよ? でも……私も()()()()()()かな? だって……()()()()()()()ではいられないから……」

 

「そんな……それじゃあ……」

 

 未来は2人の心が遠い場所に行ってしまうように感じてしまった。しかしそれは後に……未来にとっては思いもよらない方法で防がれる事となる。

 

「まずは本部で説明を受けるよ? 状況を正しく理解しないと……何も言えないから……」

 

 2人は重い足取りのまま……響達も向かう本部へと動き出した。

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それでは今回の顛末を確認したい。藤尭……時系列順に頼むぞ?」

 

「はい。まずは響ちゃんが16時前に下校して書店へと向かいました。恐らくは翼さんのニューシングルの購入の為かと……」

 

「うぅ……」

 

「ッ!」

 

 件の2人は顔を赤面させた。当然だがアイドルのCDを買おうとして……今まさに本人が隣にいるので当然だが……

 

「そして数分遅れてノイズが出現しました。この時はまだ書店と距離があり響ちゃんは買い物を終えましたが……その時に()()()()と遭遇します」

 

 響が保護した少女は現在説明を受けており……程なくして帰る事が出来るそうだ。そして問題はここからだった。

 

「響ちゃんがノイズからの逃走中にガングニールを覚醒……その為にこちらは響ちゃんの端末情報を確認しました。並びに鏡香さんと未来ちゃんにも連絡しました」

 

 この2人への連落をしたのはあおいだった。そして……戦闘終了後である今までの状況説明が終了した。

 

「そうなると……響はやっぱり……」

 

「戦士として……戦うんですね?」

 

「………………………………済まないな………」

 

 未来と鏡香は悲痛な表情で弦十郎に問いかけた。そして……その表情が……何よりの答えだった。

 

「わかりました。なら……()()()()()()()()()()

 

「鏡香君の……覚悟だと?」

 

「私……実は2年前にライブ会場で気絶して……夢の世界で言われたんですよ……。今よりも少しだけ背の高い響に。恐らく……今から1〜2年ぐらい先の時間にいる響だと思いますけど……」

 

「夢の世界で……未来の響君に? どういう意味だ?」

 

「それをお話するのがこれからです。少し推測も入りますし、荒唐無稽と思われるかもしれません。でも……信じて貰えますか?」

 

 鏡香は賭けに出た。自分がヒビキと語った内容を……信じて貰う為に……。

 

「私の聞いた話では……響が未来でガングニールの覚醒をする事……そしてその日二課に接触される事でした。その未来では隣に未来がいなかったらしく……未来を守って欲しいと頼まれました」

 

「私が……いない? …………まさか!」

 

()()()()()……だな? 事実として鏡香君は自宅で襲撃された為に搬送された。未来君のご両親が引っ越しを計画したとしてもありえない話では無いだろうな……」

 

「そんな……未来が……」

 

 響は未来が隣にいない生活が想像出来ない程身近な存在となっていた。そう……()()()()2人の関係性はそれほどのモノとなっていたのだから……

 

「だから私は響が民間人の内から二課に補足して貰う為に動いたの。私自身の入院は想定外だけど……結果として保護される時期が前倒されたから悪い事ばかりじゃないと思っているよ?」

 

「確かに……響さんが既に二課と関わりがあったので、位置情報の把握と保護は本来よりもスムーズだったと思われます……」

 

 響を連行した慎次はその接触が無ければここまで順調に進むとは思え無かった。

 

「なら……鏡香ちゃんは他に何か聞いた話は無いかしら? 例えば……ノイズに関係する話とか……」

 

「ごめんなさい。その時に聞いた話は……響に迫る危険と……二課の存在があると伝えられただけでした。本当に……それ以外は……」

 

 ここで今まで黙っていた了子が口を開いた。しかし……鏡香の答えは彼女の興味を示す程の回答は引き出せ無かった。

 

「なら……夢の世界の響ちゃんは……()()()()()を防ぎたかったのかもしれないわね。よく言うじゃない? 

 

 〈過去を変えれば未来も変わる

 

 ……とね? 話しぶりから……あまり良い未来じゃないのかもしれないわね……」

 

 〈櫻井 了子〉を演じるフィーネですら防げなかった未来……それがどんな意味を持つか理解出来ない程フィーネは愚かでは無かった。故に野望の叶わなかった未来の話は切り上げたかった。

 

「だが……鏡香が私と接触しなければ私と響の邂逅はさんざんな状況だったでしょうね。容易に想像出来てしまうわ……」

 

「翼さん……私が……ガングニールをむぐう!? ……」

 

 しかし……響が最後まで話すことは出来無かった。鏡香が響の口を塞いだからだ。

 

「響……間違っても()()()()()()()とは言わせないよ? 響は響。私の可愛い可愛いたった1人の妹で……未来の親友。だから代わりなんて言えば私は響を許さない。絶対に……ね?」

 

「鏡香……大丈夫よ? 私は貴女を()()()()()()()()()から考えてきたわ。奏の残したモノが何か……どう向き合うべきか……ね?」

 

 同時に翼自身もあれから考え続けた。そしてようやくではあるが、それでも翼は……

 

 〈響と奏が別人である

 

 という当たり前の事実を受け入れた。例え力量が圧倒的に不足していたとしても……

 

「では響君……改めて聞かせてくれないか? 君がなんの為に戦うのかを?」

 

「響……」

 

「……………………ゴクリ……」

 

 場の緊張感が最高潮になろうとした時……響は口を開いた。

 

「私は……()()()()()生き残ったのか未だにわかりません。でも……そんな私でも大好きなお姉ちゃんや未来がいます。だから……2()()()()()()()()()()戦います。()()()()じゃない……自分が守りたい2人の為に……」

 

 響は……正直に話した。偽りの無い……自分自身の本音を……。

 

「私……自分勝手ですか? 救われた身ですけど……ダメですか?」

 

 響の表情に不安が現れたが……弦十郎は答えを聞き届けた。

 

「あぁ……それでも良いさ。突然日常が変化したんだ。最初はそれでも良い。戦いを知らずにいれた響君に……初めから正解を求められる人間がいてたまるか! 

 

 弦十郎は響の想いを肯定した。そしてそれは鏡香も同じだった。

 

「ありがとう響。その言葉が聞けたお姉ちゃんは……幸せだよ?」

 

 涙でぼやける視界で……鏡香は響の事を抱きしめた。

 

「うう……お姉ちゃん! ありがとう! 嬉しい! ありがとう! ありがとう! 

 

響は頑張った! だから良いの! 周りの大人を頼れば良いの! 

 

「「うわわあああああぁぁぁぁぁぁぁん!!! 」」

 

 その後2人は周囲の目を気にせずに……お互いを想って10分以上泣き続けた。

 




さぁ……楽しいひびひびタイムの始まりだぁ!

ってあれ?393?ちょっと落ち着いて……「ヒビキハワタシノオヒサマダヨ?ダレニモアゲナイヨ?」って嘘だろ!洒落になら…バシュウゥン……(塵になりました。)

「よろしければ感想・高評価・メッセージ・お気に入り登録等もお待ちしています!アンケートの回答もしていただければ嬉しいですが……ヒビキハワタシノオヒサマデスヨ?」

鏡香ちゃんのメインヒロイン(恋人)誰にしよう……

  • キャロル
  • クリス
  • マリア
  • きりしら
  • 未来
  • パヴァリア
  • シェム・ハ
  • 緒川さん
  • 弦十郎司令
  • あおいさん
  • 藤崇さん
  • エルフナイン
  • ノブレ
  • 自動人形
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