私が貴女を守るから……(本編完結)   作:タク-F

134 / 177
姉の会に新たな入会者が現れます!乞うご期待デェス!


私の妹(姉)は可愛いぞ!(AXZ)

 それは響の誕生日会をしている最中に知らされた事だった。

 

「という事でサンジェルマンさんも【姉の会】への入会を決定します! 後日開催場所は追ってご連絡しますね?」

 

「え……えぇ。それにしても凄い勢いね立花鏡香は。それに……あのキャロルまで……」

 

 現在新規入会者がいなかった【姉の会】は逸材を探していた。そして今回の事変を以てサンジェルマンの入会を決意したのだ。

 

「ふふふ……2次会は楽しくなりそうね……」

 

 鏡香以外はアルコールを取り寄せて宴会になり得るのだが、それもまた本音が聴ける為に暗黙の了解となっている。

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

「という訳でカリオストロさんやプレラーティさんとのエピソードを教えてください!」

 

「ふふっ……中々奔放なお2人ですからね。苦労されたエピソード等はさぞお有りだと思われますわ……」

 

「それでも結社を纏めた貴女は立派な姉よ!」

 

「是非オレも聞きたいものだな!」

 

 じわじわとサンジェルマンを包囲する会員達にサンジェルマンは別の意味で冷や汗を掻いていた。そしてそんな会場に……

 

お前等ぁ!! 面白そうな事やってるならアタシも混ぜろおぉぉ!! 

 

「む……来ましたか最古参装者の1人にして翼さんの姉貴分の奏さん!」

 

「面白いわね! あの剣のエピソードでも聞かせて貰えるかしら!」

 

 唐突な乱入者にも会員は動じない。寧ろ有資格者の来訪には歓迎ムードとなるのだ。

 

「そんじゃお言葉に甘えて翼の事を語るぜ? まぁ……そっちの翼に無い話だと良いな!」

 

〜〜奏回想〜〜

 

「翼! そろそろステージの幕が上がるぞ! 緊張してばっかだとお客さんまで固まるぞ!」

 

「待ってよぉ奏ぇ……緊張するよぉ……」

 

 あの頃の翼は初のツヴァイウィングのライブの開催に緊張で固まっていた。そりゃあもうガチガチだったな……。

 

「大丈夫さ! アタシ達の歌声はちゃんと届く! だからこそ皆にこの歌声を聞いて貰うぞ!」

 

「待って奏ぇ! 歩ける! 自分で歩けるからぁ!」

 

 ビクビク震えて固まる翼を……アタシは強引にステージへと連れ出した。そして最初のステージだったあの時はまだあまり客席の間隔はまばらだったけど……

 

「それでもここから……アタシ達のステージが……そして両翼の活動が始まるんだ! 

 

 そこからアタシ達は夢に向かって羽ばたき出したんだ。

 

〜〜奏回想終了〜〜

 

「そうね。最初のライブは……とても緊張するわ。寧ろ奏は期待に胸を踊らせていたのね?」

 

「あぁ! アタシの歌声を聞いてくれる人がいる……それだけで生きる理由には充分だったのさ!」

 

「ふふっ……翼ちゃんらしいですわね。そんなに守られる乙女な頃の姿……是非みたいものですわ……」

 

「良い話だな。オレも初めての挑戦の時には不安で潰れる事もあった。そんな時にお前は真なる理解者となりて支えていた。姉の会の誇りそのものだな!」

 

「ははっ! 本当だよ! 翼はどこの世界でも翼だね! そんな姿は確かに皆見ていたいよ!」

 

 鏡香もその話を聞きながらその瞬間を想像していた。しかし同時に、()()()()()()()()を思い出していた。

 

「確かにお姉ちゃんは支える事が多いよね。でも……調ちゃんも言ってたように()()()()()()()も姉としては嬉しいよね? 今回私は……皆に助けられたから……」

 

 鏡香は神の依代として一時的に囚われの身となった。しかし装者や勇達の協力の元で現在は生還する事ができている。故に感謝を忘れてはいない。

 

「姉だって支える事も支えられる事もある。だけど今回の私は()()()()()皆に救われている。本当にありがとう!」

 

「鏡香……」

 

 キャロルは真っ先に立ち上がり鏡香を抱きしめた。

 

「済まなかったな。1番辛い時に助けられ無かった事はとても悔しい。しかし……それでも鏡香が戻ってきてくれて本当に良かった!」

 

 続きマリア・ファラ・サンジェルマン・奏も鏡香を抱きしめた。そしてひとしきり鏡香は泣き続けるも、次の議題を進行すると決めた。

 

「それじゃ次はサンジェルマンさんだね……。秘密のエピソードに期待してますから!」

 

「え……期待に応える事ができるかはわからないが……」

 

 サンジェルマンは少しおどおどしながらも回想を始めた。

 

〜〜サンジェルマン回想〜〜

 

 あれは確か……結社の計画を進める過程での出来事だったかな……。

 

「プレラーティの発明品とカリオストロの外交により組織は何とか軌道に乗った……か。ここからだ……ここから私達は人類を支配から解放せねば!」

 

 あの時はバラルの呪詛を壊す事に妄信していたな。そしてそんな私を心配して2人が気を利かせてくれていたか……。

 

「サンジェルマンは少し休むワケダ。外交はカリオストロが、事務仕事ぐらいは私達でも可能なワケダ。アダムはまぁ……トラブルを起こさなければ充分なワケダ」

 

「……局長の下りが完全に不安でしかないのだけど……」

 

「…………気の所為なワケダ。ひとまずはカリオストロの手配した宿で休むワケダ……」

 

 時々2人が私に無理矢理休暇を押し付けてくる事があったけど……その度に2人は私の分まで頑張っていたのが想像できる。故に私も2人の事をとても大切に思っていた。だからこそ……

 

「2人に犠牲を強いる事態は……あって欲しく無いわね……」

 

 しかしその時の私の祈りは……届かない物へとなってしまったわね…………

 

〜〜サンジェルマン回想終了〜〜

 

「そんな事があったのにアダムの裏切りだもの……もう何を信じれば良いのかわからなくなったわ……」

 

「だな……。信じる物を()()()()()()()()()()オレ達だからこそ、これからの未来を作ればいいのさ。もちろんオレ達のような例外もいるが、それでも手遅れでは無いのだからな……」

 

 キャロルの言葉は……全員の気持ちを代弁したものだった。そして彼女達は()()()()()()()備え始める事となる。

 

 

 

 




原初にしてシンフォギア装者の姉貴分【天羽奏】とパヴァリア結社の姉貴分【サンジェルマン】が入会しました。大分会員が増えたなぁ……

よろしければ感想・高評価・お気に入り登録・メッセージ等よろしくお願いします!アンケートの回答もしていただくと嬉しいデェス!

鏡香ちゃんのメインヒロイン(恋人)誰にしよう……

  • キャロル
  • クリス
  • マリア
  • きりしら
  • 未来
  • パヴァリア
  • シェム・ハ
  • 緒川さん
  • 弦十郎司令
  • あおいさん
  • 藤崇さん
  • エルフナイン
  • ノブレ
  • 自動人形
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。