私が貴女を守るから……(本編完結)   作:タク-F

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その予想は裏切られてはいなかった。これは鏡香すらも想定外の事態となる。


危惧されていた可能性

「ちょっと待ってよ……冗談だよね……」

 

「そんな……事って……」

 

「やべぇな……」

 

 3人は今まさに窮地に立たされている。何故ならば……

 

「ア(・)ナ(・)ザ(・)ー(・)デ(・)ィ(・)ケ(・)イ(・)ド(・)に(・)誘(・)い(・)出(・)さ(・)れ(・)た(・)……なんてね……」

 

 危惧していた最悪の可能性が具現化しているのだから……。その為に2時間前の出来事から振り返る事となる。

 

 

 

 

 

2時間前…………

 

 

 

 

 

 

 

 順調にアナザーライダー達を撃破していた装者達とディケイドだが、とうとう翼と奏が負傷した報告が届いた。

 

『ごめんなさい……不覚をとったわ……』

 

『すまねぇ……まさかあんな攻撃が来るとは……』

 

 1度立て直しの為に本部への帰投をする事になった2人の為にも、響とクリスは意気込む。

 

「大丈夫です翼さん! 私達がその間は持ちこたえますから!」

 

「あぁ! あたし達もようやくライダーとの戦闘に慣れてきたんだ! 今の間にやれるだけやるさ!」

 

 しかし鏡香は一抹の不安を抱えていた。

 

「戦闘を重ねる程に敵が厄介になる? それはつまり……こ(・)ち(・)ら(・)の(・)情(・)報(・)を(・)得(・)て(・)い(・)る(・)って事だよね? 」

 

 しかしそうであればやるべき事もまた明確だった。

 

「2人共……私達は敵(・)の(・)想(・)定(・)を(・)上(・)回(・)り(・)続(・)け(・)る(・)必(・)要(・)が(・)あ(・)る(・)よ? じゃないと……私達まで……」

 

「大丈夫だよお姉ちゃん! 私達ならへいき……へっちゃらだよ! 」

 

「あぁ! あたし達なら絶対に負けない強い絆がある! ここで折れるつもりはねぇよ!」  

 

 2人が自身に満ち溢れている時、無情にも出撃要請が入った。

 

『エジプトの砂漠にエネルギー反応を検知! 出撃をお願いします!』

 

「勇……お願い……」

 

「わかってます!」

 

 鏡香は不安を現実にしない為にも、戦闘で勝利をしなければならなかった。その為にエジプトに転移した3人が見たのは鬼のようなライダー……【アナザー響鬼】だった。

 

「アナザー響鬼ですか……これは強敵ですね。音を操るライダーですから……」

 

「一応の策はあるから……どれほど通じるか試してみよう……」

 

 鏡香はシンフォニックドライブを発動させて一気に畳み掛ける事にした。

 

「やるよ2人共! 音響戦士ならペースは握らせ無いよ!」

 

「了解だ!」

 

「任せてお姉ちゃん!」

 

 鏡香はステルスの発動準備を始め、響が正面に……そしてクリスが後方からミサイルでの援護を可能にして待機した。

 

「おおぉぉぉ!!! 」

 

 バチを振り上げるその動きは僅(・)か(・)に(・)緩(・)慢(・)故(・)に(・)1つの可能性が危惧された。

 

『攻撃エネルギーの上昇を確認! 叩きつけられたら被害は免れません!』

 

「ッ! 2人共!」

 

「わかってるよ!」

 

「させない!」

 

 クリスがミサイルを射出して視界を塞ぎ、響が腕を蹴り上げてバチを落とさせる。これで被害を抑えた……かのように見えた。

 

『ッ! 熱反応確認! 気をつけて!』

 

「逃げろ響!」

 

 アナザー響鬼は貯めたエネルギーを使い火(・)を(・)吹(・)い(・)た(・)。

 

「火炎放射!? 逃げないと!」

 

 しかし攻撃の反動が残る響にこのタイミングでの回避は不可能だったが、ネ(・)フ(・)シ(・)ュ(・)タ(・)ン(・)の(・)蛇(・)腹(・)剣(・)が響へ巻き付いて引き寄せる。

 

「まさかの攻撃……流石は鬼のライダーってところかな……」

 

「怖かったあぁ…………」

 

 流石に予想外の攻撃があった事で動揺を隠せない3人だが、幸いにも周囲を気にしなくて良い為に勇もサポートへと入る。

 

「流石に援護しますよ! 【鏖殺公】(サンダルフォン)! ……【最後の剣】(ハルヴァンヘレヴ)! 」

 

 勇の紫電の1撃がアナザー響鬼を捉え少なくないダメージを与えた。そして同時に……3人は畳み掛ける体勢へと入る。

 

「うおぉぉぉぉ!!! 」

 

我流・燕撃槍! 

 

「これで……終わりだぁ!」

 

RED HOT BLAZE! 

 

「勝機は溢さない!」

 

ドライリングシュヴェルト

 

 3人のコンビネーションで手負いのアナザー響鬼は倒れ伏した。しかし鏡香は勇の援護込みとはいえあ(・)っ(・)さ(・)り(・)と(・)倒(・)せ(・)過(・)ぎ(・)た(・)事を疑問視していた。

 

「確かに勇の斬撃に反(・)応(・)は(・)で(・)き(・)て(・)い(・)な(・)か(・)っ(・)た(・)。だけどそれでも……」

 

 そして次の瞬間……悪夢が訪れる。

 

「そりゃあそうさ。そもそも響鬼はただの足止め役だからな……」

 

「ッ!? それじゃあまさか!?」

 

 そして振り返ると背後に……アナザーディケイドが立っていた。

 

「2人共逃げて!」

 

「なっ……!」

 

「しまっ……!」

 

 しかし時すでに遅く……クリスは組み伏せられ、響は【Attack Ride Slash】を受けて吹き飛ばされた。そして煙が晴れるとボロボロになりギアが解除されていた。

 

「響!」

 

「お前も……同じだろぉ!」

 

 続いてクリスも【Attack Ride Bullet】を受ける事になった。ただ……クリスは響が吹き飛ばされるのを見ていた為に……

 

「ぐ……うぅ……」

 

「小癪にも咄嗟にリフレクターを展開したか? まぁ……それでもギアの解除は免れ無いみたいだな……」

 

 クリスは何とか意識を保ったが、限界を感じていた。しかし致命傷な事実は変わらない。

 

「2人から……離れろぉぉ!!」

 

 鏡香は怒りに任せてNIRVANA GEDONを放ったが、アーサーは直撃したにも関わらず平然としていた。

 

「はぁ……そんなに死にたいのか? なら望み通り殺してやるよぉ!」

 

 クリスを蹴り飛ばして鏡香へと接近戦を仕掛けるアーサーはライドブッカーで斬りかかる。

 

「やっぱり……重い……」

 

 鏡香は一太刀受けただけ力量差を自覚する。しかし既に切り札のシンフォニックドライブは発動済だ。その力量差をひっくり返すナニカを鏡香は見つけなければならなかった。

 

「防戦一方か! 威勢の割に情けないな!」

 

「好き勝手……言いすぎなんだよ!」

 

 神獣鏡のマーカーを急激に光らせて目眩ましを行い鏡香はアーサーから距離を取った。

 

「光による目眩ましか!? 中々賢しいな!」

 

「これが……私の全力! 」

 

 鏡香はドライリングシュヴェルトをアーサーへと叩きつけるも、アーサーに目(・)立(・)っ(・)た(・)ダ(・)メ(・)ー(・)ジ(・)は(・)確(・)認(・)さ(・)れ(・)な(・)か(・)っ(・)た(・)。

 

「良い攻撃だが……無意味だな。その程度では俺には及ばない!」

 

「冗談……でしょ……」

 

 直撃を受けて尚も平然とするアーサーと鏡香の力量差は明白だが、鏡(・)香(・)は(・)戦(・)闘(・)を(・)続(・)行(・)す(・)る(・)理(・)由(・)が(・)あ(・)っ(・)た(・)。

 

(勇……早く……2人を……!)

 

鏡(・)香(・)が(・)撤(・)退(・)す(・)る(・)の(・)み(・)な(・)ら(・)ば(・)神獣鏡のステルスで可能だが、それをすれば響(・)と(・)ク(・)リ(・)ス(・)が(・)よ(・)り(・)危(・)険(・)に(・)晒(・)さ(・)れ(・)る(・)のだ。しかしよく見れば……

 

(2人が……いない。なら……後は……)

 

 どうやら勇が無事に2人を回収したようだ。そして後は鏡香のみだが……

 

「この力量差の前に考え事か! 余裕だな!」

 

! 

 

「しまっ……!」

 

 鏡香はアーサーからディメンションキックの直撃を受けて吹き飛ばされた。その威力は嘗て優斗の放ったソレを大きく上回る。

 

「そういえばあれは……連戦……だった……ね……」

 

 ダメージの蓄積に限界を感じる鏡香だが、もちろん彼女とて1(・)人(・)で(・)は(・)な(・)い(・)。

 

「もう1度頼むよ! 【鏖殺公】(サンダルフォン)! ……【最後の剣】(ハルヴァンヘレヴ)! 」

 

「新手……いや! 響鬼に不意打ちを与えた奴か!」

 

 アーサーも勇の斬撃に反応が遅れてダメージを負った。しかし不意打ちが通じるのは1度が限界だ。次に見据えるターゲットは勇へ変わった。

 

「そうだね! これ以上お前にやらせる訳にはいかないからね!」

 

 勇は更に【灼爛殲鬼】(カマエル)を展開し、戦斧を振るってアーサーのダメージを重ねた。

 

「面白いな! お前が噂の来訪者か! 骨があるじゃないか!」

 

「遊びに付き合うつもりは無いよ! 【砲】(メギド)!」

 

 炎の砲撃がアーサーを更に襲い、完全に鏡香は意識から外された。そして神獣鏡に力を込めて……

 

「最後に1撃くらいはね……」

 

 戦闘中のアーサーの上空から天光を浴びせた。

 

「助かりました鏡香さん! 勝負は預けるよアーサー!」

 

 度重なる不意打ちによりダメージを蓄積させたアーサーは視界を取り戻すも、その周囲に装者達はいなかった。

 

「逃げた……か。つまらない奴等だ……」

 

 

 

 

 

 


 


 

 

 

 

 

 

 

 鏡香達もアーサーの急襲により負傷をし、特に響は致命的なダメージを負っていた。

 

「響……へいき、へっちゃらとは言わせないからね? ダメージが1番深刻なのは響だから……」

 

「少なくとも今回の事変ではここまでだ。これ以上は認められないな……」

 

 本部にて告げられた響の戦線離脱……それは不可避の事態となっていた。

 

「わかり……ました」

 

 力無く俯く響だが、同時に警報が鳴り響く。

 

「アナザーライダー……【アギト】が九州地方に出現しました! 既に異常な数です!」

 

「こんな時に!」

 

 悔しさに拳を握る鏡香だが、勇は既に冷静だった。

 

「間(・)に(・)合(・)っ(・)て(・)ま(・)す(・)よ(・)。モニターを見てください……」

 

 するとモニターの先には交戦する人影がいた。その正体は……

 

「マリアさん! 切歌ちゃん! 調ちゃん!」

 

「自動人形(オートスコアラー)にキャロル!」

 

「サンジェルマンさん達まで!」

 

 既にこの未来を予知していた勇はアナザーアギトの撃破手段を構築していた。

 

「僕達がやるべき事は次(・)に(・)繋(・)げ(・)る(・)事(・)です。どうやってアーサーを倒すか……それを考えましょう?」

 

 悪化の一途を辿る事態にも1筋の光が差し込む。今は小さな光でも……彼女達を必ず照らす光へと変わるのだ! 

 

「それと……わかった事だけどア(・)ー(・)サ(・)ー(・)は(・)シ(・)ン(・)フ(・)ォ(・)ギ(・)ア(・)の(・)攻(・)撃(・)に(・)強(・)い(・)耐(・)性(・)が(・)あ(・)る(・)み(・)た(・)い(・)なんだ。僕の天使が不意打ちとはいえ致命傷になって、鏡香さんの天光が致命傷にならないのはね。どっちも不意打ちなのに……だよ?」

 

「出力の問題だろ? 天使の中でも屈指の攻撃力のあるって勇は以前言ってたじゃねぇか……」

 

「その可能性も考慮したけど、それでも腑に落ち無いんだよね……」

 

「………………言われてみれば。確かに私達の攻撃より勇の攻撃が……」

 

 鏡香はアナザー響鬼やディケイドへのダメージの差異に違和感を覚えていた。そんな時……ふと考えてしまった。仮面ライダーの力があれば……と。

 

「わかりますよ鏡香さん。貴女の葛藤……凄くわかります。そして僕も打(・)開(・)策(・)を(・)考(・)え(・)ま(・)し(・)た(・)。その為には優斗との合流をしましょう……」

 

 勇は次の一手を打つ為に合流を進言した。そして彼女達はそれぞれの信念の根幹へと触れる事となる。

 




そしてキャロル達は既に原作以上の力を秘めているので【自動化された】アナザーアギトの撃破を行えます。なのでこの裏で撃破が行われていました。

さぁ……合流した装者と優斗はどんな打開策を用いるか……お楽しみにお願いします!

※本コラボはバトン形式なのでレイドさん側の投稿と合わせて閲覧をお願いします。

https://syosetu.org/novel/237050/

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鏡香ちゃんのメインヒロイン(恋人)誰にしよう……

  • キャロル
  • クリス
  • 響
  • 翼
  • マリア
  • きりしら
  • 未来
  • パヴァリア
  • シェム・ハ
  • 緒川さん
  • 弦十郎司令
  • あおいさん
  • 藤崇さん
  • エルフナイン
  • ノブレ
  • 自動人形
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