私が貴女を守るから……(本編完結)   作:タク-F

144 / 177
とうとう発見された南極の棺……それは最後の事変の序章となりて……


南極の棺

 南極に安置された【シェム・ハの棺】。その調査に向かった人物が消息不明になった報告が【S.O.N.G】へと寄せられていた。

 

「この地点より情報の発信が確認されている。調査の為に向かって貰えるな?」

 

「わかりました! 全装者で向かいます!」

 

 鏡香はそう告げると学生組の招集をかけ、未来も本部へと呼び寄せた。

 

「鏡香さん……大丈夫ですよね?」

 

「心配いらないよ。今回勇君達は同行こそしないけど、その代わりにキャロルがファラさん達と前線入りしてくれるんだって!」

 

キャロルの前線入り】……嘗てアダムとの戦闘の際に提案された案件だが、当時は勇が暴れ尽くした為に不完全燃焼で終わる事となっていた。

 

「あ〜……それなら安心ですね。確かに過剰戦力とも言えますから……」

 

 そうして装者達はシェム・ハの棺を調査するべく南極へと向かった。

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

「あれが……この世界の……」

 

「シェム・ハさんを安置している棺か……」

 

 見据えた棺の防御機構を見て装者達は戦慄していた。

 

「まぁ……心配はいらんだろう? オレ達も手を貸す。存分に暴れてみせろよ?」

 

「それじゃ……派手に行くかぁ!」

 

「そうね! 私達も続くわよ!」

 

 クリスの号令を皮切りに戦士達は戦場へと降り立った。そして規格外の戦闘が始まる。

 

「まずはアレの防御力を推し量るよ! クリスとマリアさんで砲撃をお願いします!」

 

「任せろ鏡香ぁ!」

 

「私達に任せなさい!」

 

MEGA DETH PARTY! 

 

HORIZON†CANNON! 

 

 マリアの砲撃とクリスのミサイルによる先制攻撃が直撃したものの、棺に損傷らしい損傷は確認され無かった。

 

「防御力は折り紙付きの硬さだね……。末恐ろしい限りかもしれないかな……」

 

「ッ! あの棺から何かが出て来る!」

 

「あれは……なんだかたくさん出て来るデース!」

 

 調・切歌の視線の先には棺が放出したと見られる排撃用の端末が視界を埋め尽くす程展開されていく。

 

「なるほどな……。各個撃破を試みるわよ! まずは調査部隊の避難が完了するまで粘るわよ!」

 

「了解したよ! という訳で急ぎ避難をお願いします!」

 

「わかりました! ご武運を!」

 

 南極の調査部隊が戦闘の余波を避ける為に撤退を始め、自動人形はその護衛として同行した。その為に現在の戦場では……

 

「左方向11時から7時までは切歌ちゃん・調ちゃん・マリアさんでお願いします! 正面の11時から2時までは私と響で! 2時から5時までは翼とクリス! 5時から7時はキャロルに任せるよ!」

 

了解! 

 

 鏡香の指示の元各々の防衛範囲を明確化する事で足止めと敵の防御行動を割り出そうとする事で打開を試みる。そして()()()()()()()()()()()()()成功した。

 

「あの棺は一定範囲に近づいた対象を排除する役割を持っているから! だから私達はその内側で注意を引けば調査部隊の撤退は間違い無いよ!」

 

『わかりました! 急ぎ避難を指示しますのでもう少し耐えてください!』

 

 咲也も鏡香からの報告を受けて調査部隊の安全な避難ルートを割り出し誘導を行っていた。

 

「やっぱり一定範囲より外には進行しない……この調子ならきっと!」

 

 しかし装者達は撤退の時間稼ぎは果たせても()()()()()()()()()()()()()()。戦いはまだ始まってもいなかったのだ。

 

「クリス! 端末の撃破情報はどうなってる!」

 

「順調に撃破中だけどこのままだとジリ貧だ! 攻めに転じきれてねぇぞ!」

 

「1度全ての端末を撃破しましょう! そうすれば再展開されるまでの隙が確保できます!」

 

「ナイスアイディアデース! それならちゃっちゃと片付けるデース!」

 

 切調コンビの提案も打開策の1つとしてはかなり有効だ。その為にキャロルへとアイコンタクトが送られる。

 

「了解した! 一息にオレが活路を拓くとしよう!」

 

エレメンタルノヴァ! 

 

 キャロルの放つ4元素の1撃が棺までの道を作り出した。そしてその道を駆けるのは……

 

「行きますよマリアさん! 響!」

 

「ええ! 任せなさい鏡香!」

 

「どこまでも行こうお姉ちゃん!」

 

 響は右腕のガングニールを、マリアは左腕のアガートラームを、鏡香はエレクライトの力を込めて棺へと肉薄した。そしてそれぞれが最高峰の1撃を放つ。

 

我流・撃槍衝打! 

 

ドライリングシュヴェルト! 

 

「ついでのオマケだぁ!」

 

「そのまま突き進め!」

 

「行ってください3人共!」

 

「任せたデース!」

 

 翼は蒼ノ一閃を、クリスはRED HOT BLAZEを、切歌は切・呪リeッTぉを、調はα式 百輪廻をそれぞれが放って3人を援護しつつ()()()()()()()()1点を目指す。

 

「響! マリアさん! 喉元が損傷しました! 私達も彼処を!」

 

「わかったよお姉ちゃん!」

 

「了解したわ! 派手に叩きつけるわよ!」

 

 同じく3人も損傷箇所へと攻撃を集中させて更に喉元の亀裂を広げていく。その結果棺は()()()()()()()()()()()()()()

 

「ッ! 何かが来る! 全員回避! 

 

「クッ……! 眩しい!」

 

 棺が放つ光に包まれた装者達の内、()()()()()()()()()()身動きを封じられていた。

 

「ッ! ……なるほどね! 今の光は拘束の為の!」

 

「鏡香! 時間を稼いでくれ! エルフナインとオレでこの現象を解明する! そして解放した後に反撃に出るぞ!」

 

「わかったよ!」

 

 キャロルは装者達の救出に、鏡香はその時間稼ぎへと目的を変更する。既に避難は完了している為に後ろは装者達しか残されていない。そんな時だ。

 

「お待たせしましたわ!」

 

「遅くなり申し訳ありません!」

 

「ここからはアタシ達も暴れるゾ!」

 

「ガリィちゃん達にお任せください!」

 

トルネード・パイレアイシクル・コフィンベネレイド・ロッドエクスプロージョン・コインが棺へと直撃した。そしてその攻撃の使い手は……

 

「ありがとうファラさん! レイアさん! ガリィちゃん! ミカちゃん!」

 

 頼れる自動人形が誘導を終えて戦線復帰を果たしていた。

 




自動人形が戦線復帰!さぁて戦力充分!棺の対応に乞うご期待!

よろしければ高評価・お気に入り登録・感想・栞・メッセージ等お待ちしています!

鏡香ちゃんのメインヒロイン(恋人)誰にしよう……

  • キャロル
  • クリス
  • マリア
  • きりしら
  • 未来
  • パヴァリア
  • シェム・ハ
  • 緒川さん
  • 弦十郎司令
  • あおいさん
  • 藤崇さん
  • エルフナイン
  • ノブレ
  • 自動人形
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。