私が貴女を守るから……(本編完結)   作:タク-F

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どんなに抗えども打開出来ない事は存在する。しかしそれは【諦める理由】に足り得る訳には……いかないのだ……。


覚めぬ夢に包まれて……

【風鳴翼が目を覚ました】……その一報が入ったのは勇がノーブルレッドの3人を退けてすぐの出来事だった。その同時期に……

 

「【シェム・ハの腕輪】の起動を確認。これより我々も活動を開始します」

 

「私達も成すべきことをなす為にこの力を振るいます」

 

「既に手筈は完了しました……」

 

 風鳴訃堂の元に新(・)た(・)な(・)る(・)戦(・)力(・)が(・)集(・)結(・)し(・)て(・)い(・)た(・)。

 

「主らの役割は存じているか? それを果たせぬならば価(・)値(・)は(・)無(・)い(・)と(・)知(・)る(・)事(・)に(・)な(・)る(・)ぞ(・)?(・)」

 

「ノーブルレッドの行動を隠れ蓑に我々が目的地へと輸送。装者と彼女達の戦闘中に【(・)S(・).(・)O(・).(・)N(・).(・)G(・)】(・)の(・)本(・)部(・)を(・)占(・)拠(・)す(・)る(・)事(・)……それが私達の役割ですよね?」

 

「わかっているならば良い。しかして覚えよ……主らの全ては儂の手の内にある……とな?」

 

 その人物は3人組の女性であり、訃堂の新たなる兵力となっていた。そしてこ(・)の(・)世(・)界(・)で(・)そ(・)の(・)兵(・)装(・)の(・)正(・)体(・)を(・)知(・)る(・)者(・)は(・)い(・)な(・)い(・)。

 

「さて……連中が装者と小競り合いを始めるようだ。早速働いて貰うぞ?」

 

 彼女達は現在首元に爆薬付のチョーカーをしている。それは嘗てのクリスにつけられた首輪を上回る威力を誇っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 翼の復帰直後……やはりノーブルレッドは活動を再開した。

 

「アルカ・ノイズの反応を確認! やはりこれはノーブル・レッドの反応も紛れています! 」

 

「出て来た……か。連中は勇から提供された物資を受け取る事で一時的に撤退した。そして今回活動をしたって事は……」

 

「恐らくソレを用いるのは明白だな。だけどあたし達は……」

 

「やるしかないよ? 彼女達を止める為にもね?」

 

 鏡香は沈む雰囲気の中でも出撃を決意した。しかし……

 

「響……先(・)に(・)向(・)か(・)っ(・)て(・)く(・)れ(・)る(・)?(・) (・)私(・)も(・)後(・)で(・)必(・)ず(・)合(・)流(・)す(・)る(・)か(・)ら(・)……」

 

「お姉ちゃん……? うん……わかった……」

 

 遅れて出撃する事に疑問こそ残るが、響はその疑問を飲み込んで出撃した。そして残ると告げた鏡香は……

 

「エルフナイン……ちょっと一緒に出掛けるよ? 」

 

「鏡香さん……? わかりましたけど……」

 

 その行動に疑問を感じつつも鏡香はエルフナインを本部より連れ出した。そして同時にキャロルも本部の外へと移動していた。

 

「鏡香は……わ(・)か(・)っ(・)て(・)い(・)る(・)んだな?」

 

「うん。これは間違い無く囮だよ。だからエルフナインだけでも避難をしなくちゃいけない。今回は【月のチフォージュ・シャトー】に避難をお願いね?」

 

「無論ファラ達を護衛につける。いや……敢(・)え(・)て(・)戦(・)力(・)を(・)分(・)断(・)す(・)る(・)ぞ?」

 

「ついでに勇達の姿が見えない。恐らくは私達と同じ事を考えている筈だからね……」

 

 鏡香は敢えて敵の作戦の裏をかく事にした。今回の出現が明らかにキナ臭い動きをしているのだ。

 

「頼んだよ響……必(・)ず(・)反(・)撃(・)す(・)る(・)為(・)に(・)ね(・)?」

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 そして勇達もまた……驚(・)愕(・)の(・)真(・)相(・)へ(・)と(・)行(・)き(・)着(・)い(・)て(・)い(・)た(・)。

 

「…………最悪です。そんなのは……無いですよ……」

 

「どうした勇? その表情……あ(・)り(・)得(・)ざ(・)る(・)事(・)態(・)と(・)言(・)わ(・)ん(・)ば(・)か(・)り(・)の(・)声(・)色(・)を(・)し(・)て(・)……何があった?」

 

「あってはいけない兵器が存在しています。まさかこんなモノを……持ち出されたなんて……」

 

 苦虫を噛み潰したように苛立つ勇は……覚(・)悟(・)を(・)決(・)め(・)ね(・)ば(・)な(・)ら(・)な(・)か(・)っ(・)た(・)。

 

「事態の穏便な終息は最早絶対に不可能です。ここまで来てしまったなら……徹底的に抗わないと……」

 

 勇はサンジェルマンへと急ぎ連絡をした。最早これは勇(・)に(・)す(・)ら(・)も(・)想(・)定(・)外(・)なのだから……。

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

「ようやく到着した! エルフナインの安全を確保する為に時間を割き過ぎた!」

 

 鏡香はこの為に出撃を遅らせてまで行動していた。そして現場に到着した時に見たのは……ノ(・)ー(・)ブ(・)ル(・)・(・)レ(・)ッ(・)ド(・)の(・)展(・)開(・)す(・)る(・)巨(・)大(・)な(・)術(・)式(・)だ(・)っ(・)た(・)。

 

「アレは……封印系の術式か……? 少なくとも穏やかな雰囲気じゃないよね……」

 

 神獣鏡のステルスを利用してヴァネッサの背後へと回り込んだ鏡香は不意打ちの飛び蹴りを叩きつけた! 

 

「響達はあの中にいるのか! 今すぐに解放しろぉ! 」

 

「しまったぜ!? 立花鏡香はこの戦場にいなかったんだぜ!?」  

 

「これは想定外であります! このままでは【ダイダロスエンドの迷宮】の維持が!」

 

 鏡香はヴァネッサを取り押さえた事で術式が瓦解した。そして解放された響達は……ボ(・)ロ(・)ボ(・)ロ(・)の(・)姿(・)を(・)し(・)て(・)い(・)た(・)。

 

「聞いておくよ? 皆に何をしたの? 」

 

 ヴァネッサの首元を力づくで絞める鏡香は怒りの表情で問いかける。既にシンフォニックドライブを発動させている為に出力はヴァネッサを超えていた。

 

「私……達……3……人の……力……を……以……て……彼女……達を……幽……閉………………そ……の……後空……間……を圧……縮……し……て……」

 

「そう……もう充分だよ?」

 

 鏡香はヴァネッサの腹部に凶悪な蹴りを叩き込む。酸欠の二重苦にもだえ苦しむヴァネッサだが、鏡香の怒りを見て立ち上がる装者がそこにはいた。

 

「お姉ちゃんが……来てくれた。なら私は……立ち上がれないと……いけない。サンジェルマンさんとの約束を……果たす為に!」

 

「コイツ……さっきまで倒れ伏していた筈なんだぜ! なのに……なんで急に!」

 

「しかも感じるエネルギーが異常であります! こんなのが今のヴァネッサを襲ったら……ひとたまりもないであります!」

 

 響の再起に驚愕するエルザとミラアルクはヴァネッサの救出の為にも鏡香を退け無ければならなかった。

 

「響! 今(・)の(・)私(・)達(・)に(・)で(・)き(・)る(・)事(・)を(・)間(・)違(・)え(・)無(・)い(・)で(・)!(・)私達が戦う理由は……いつだって! 」

 

「わかっているよお姉ちゃん! お(・)姉(・)ち(・)ゃ(・)ん(・)は(・)私(・)を(・)!(・) (・)私(・)は(・)お(・)姉(・)ち(・)ゃ(・)ん(・)を(・)守(・)る(・)為(・)に(・)! 」

 

「だからこそ行こう響! 私達の力を重ねるよ!」

 

 立花響と立花鏡香は手を握り合い立ち上がる。そこに確かな絆を信じて……




【ダイダロスエンドの迷宮】を凌ぎ切った響は鏡香と合流を果たす。その絆は決して折れる事はないのだろう……

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鏡香ちゃんのメインヒロイン(恋人)誰にしよう……

  • キャロル
  • クリス
  • 響
  • 翼
  • マリア
  • きりしら
  • 未来
  • パヴァリア
  • シェム・ハ
  • 緒川さん
  • 弦十郎司令
  • あおいさん
  • 藤崇さん
  • エルフナイン
  • ノブレ
  • 自動人形
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