私が貴女を守るから……(本編完結)   作:タク-F

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チフォージュ・シャトーに誘拐されたエルフナインが反撃に転じる。ここから逆転の一手を構築し始める!


反逆開始

 チフォージュ・シャトーへ連行されたエルフナインと響……しかし現在の響は拘束された後に強力な睡眠薬で眠らされていた。

 

「キャロルの言っていた……僕の戦い。それは()()()()()()()()()()()()()()……」

 

 1足早く目が覚めたエルフナインは既に反逆の準備を始めていた。

 

「キャロル……()()()()()()()()僕は囚われました。そして神の依代は響さんです……」

 

『…………わかった。そうか……まさかオレの義妹(いもうと)に手を出すとはな……』

 

「未来さんの回収はどうなっていますか?」

 

『それについては本人より語らせよう』

 

 キャロルは通信のチャンネルを未来へと譲渡した。

 

『エルフナインちゃん……あの時私が見たのは()()3()()()()()()()()()()()()姿()……そして捨てさせられたガングニールだよ。もちろんガングニールは私がステルス状態で回収したけど……』

 

 未来の悔しさが滲み出る声色は……相当な苦痛を強いたとも言えるだろう。

 

『故にエルフナイン……シャトーの機能を使い()()()()()。勇の推測通りであればそこにいるのは……』

 

ドォォン! 

 

「テラジ……由美……これが私達の最後の仕事だよ……」

 

()()()()()命令を遂行する創世の姿を見てエルフナインも理解した。

 

「貴女方の正体はわかっています。勇さんの……そして()()()()()()()()で!」

 

 エルフナインは3枚のクラスカードを天へと投げる。そして祈りを捧げた。

 

「この局面を切り抜け……()()()()()()()()()()()……」

 

 そしてクラスカードから光が溢れてその形を構成する。

 

「何なのよ……その力は! 

 

 由美の構えた矢がエルフナインへと向かうが、黒炎によって燃え尽きる。

 

「サーヴァント【アヴェンジャー】ジャンヌ・ダルク……彼女の祈りに応えて参上よ!」

 

 創世も斬りかかるが、それもまた妨害を受ける事となる。

 

「サーヴァント【アルターエゴ】メルトリリス……その祈りに応える為に参上したわ……」

 

「こうなったら……貫きます!」

 

 詩織は背後よりエルフナインへと槍を構えた。しかしその槍を……()()()()()が阻んだ。

 

「疑似サーヴァント【セイヴァー】木原 由紀。()()()()()()()紛い物だ……」

 

「貴女は……まさか……!?」

 

「敢えて名乗るならこの名前が相応しいか? カナ・マールス・ディーンハイム……オリジナルに後を託されたただの残滓だ!」

 

「まずはこの場を切り抜けるわよ!」

 

 邪ンヌが黒炎を巻き上げ3人の視界を潰しメルトがシャトーの機能を完全掌握。隔壁の操作等を組み合わせて逃走経路を形成。そしてカナが即席でトラップを形成した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 エルフナインが反撃に転じた時、残るシャトーの機能を掌握した。そして本部へと連絡を開始した。

 

『ご心配をおかけしました! 現在地上のチフォージュ・シャトーにて響さんも捕まっているそうです! ボクも()()()()()響さんを助けたいです!』

 

「エルフナイン……無事だったのね。そしてそこにいるのはもしかして……」

 

『はい! ()()()()()()()()()()()()が由紀さんの身体を借りて助けてくれました!』

 

「その後ろにいるのはメルトリリス君とジャンヌ・ダルク君……それにキャロル君……か? 確かにそういう意味では好機とも取れるだろうな……」

 

『オレの事は便宜上【カナ】と呼べよ? 妹を危険に巻き込む以上……オリジナルに申し訳が立たないからな?』

 

『このシャトーに囚われた響さんを救出します! いえ……ここの戦力はボク達で倒します!』

 

【それでは不足である。故に我が向かう。持ち堪えよ】

 

 第3者による通信……その人物の正体は既にわかっていた。

 

「奏の中のシェム・ハ君か! ありがたい!」

 

【この世界の我が蘇る以上……嘗て話したシャルロットと呼べよ? 我々はそもそも……()()()()()()()()だからな?】

 

『わかりました! 必ず生きて耐え抜きます!』

 

 エルフナインはそう告げて通信を終了した。しかしシャルロットは通信を継続して本部へと情報の共有を始める。

 

『エルフナインを襲撃した連中は既に使い捨てられた。あの場所の戦力の無効化は我々に任せよ……』

 

「どういう事!? それに……貴女はその人物の正体を!?」

 

『…………済まない。ここから先の話は()()()()()聞いて欲しい……』

 

 シャルロットの声色から既に事態が深刻なところまで追い立てられているのは明白だった。故に告げられる言葉を聞く事は相当な覚悟を強いられる事となる。

 

『まずは今回の謎の3人組の兵装の正体はメックヴァラヌスであり……()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「なんで貴女がそれを!? いや……まさか勇さえも!?」

 

『肯定しよう。この事態は()()()()()()()()()だ。救わなければならない命が増えた事実……故に最善の可能性は潰えた。しかし我等の策は尽きていない。()()()()()()()……否! 嘗ての我等のやり方を以てこの世界に力を貸そう。その対価は……後に語るとしよう……』

 

 シャルロットの声色から()()()()()()()()()()()()()()()()のは明白だった。故に彼女達の正体に本部の全員は息を飲んで構える事となる。

 

『【安藤創世】・【板場由美】・【寺島詩織】……この3人がメックヴァラヌスの急造運用者だ。故に我の力を以て救うと誓おう!』

 

 シャルロットはそれを告げて通信を終了させた。

 

「……思えば3人が私達とカラオケに同行するタイミングは()()()()()()()()()()()()。あの時は響を……そして翼を助ける為だと思っていたけど……」

 

「蓋を開けたらコレ……か。だけどもっけの幸いガングニールはここにある。だけどコレは……」

 

 クリスは視線をマリアへと向けるが、マリアは首を横に振る。

 

「扱うならば最も相応しい人物がいるわ。そうでしょう……鏡香?」

 

 鏡香はその言葉に答える前に未来へ問いかける。

 

「未来……受け取る前に言わせて欲しい。響が攫われたのは未来の所為じゃないよ? それだけは……覚えておいてね?」

 

「はい。私は()()()()()()()この力を振るいます。だからこそ鏡香さんは……」

 

ガングニールは私が使うよ? だからこそ……」

 

 鏡香は未来と手を重ねた。そして続々と装者達はその手を重ねる。

 

「あたしだって可愛い義妹が攫われたんだ……腸が煮えくり返る思いだよ……」

 

「それは私も同じね。響も……可愛い後輩だもの……」

 

「私達の妹を危機に晒した……それだけで立ち上がる動機足り得るわ!」

 

「響さんはお日様デース! 絶対に帰って来ないとダメなのデース!」

 

「響さんが苦しんでいるなら……今度こそ私が助けたい!」

 

 装者達は響奪還の為に立ち上がる。敵は強大……しかし諦められない理由が……確かにそこには存在するのだ! 

 

 

 




最後のカード【セイヴァー】は【木原由紀の器を借りた、消えた筈のキャロル】です。そしてメックヴァラヌスが活動開始!果たして彼女達を救えるのか……

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鏡香ちゃんのメインヒロイン(恋人)誰にしよう……

  • キャロル
  • クリス
  • マリア
  • きりしら
  • 未来
  • パヴァリア
  • シェム・ハ
  • 緒川さん
  • 弦十郎司令
  • あおいさん
  • 藤崇さん
  • エルフナイン
  • ノブレ
  • 自動人形
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