私が貴女を守るから……(本編完結)   作:タク-F

154 / 177
エルフナインの覚悟は力へと変わる。そして装者達も動き出す!


覚悟を力へと!

 エルフナインの祈りにより顕現した3人はメックヴァラヌスとの交戦を開始した。

 

「それではオレが先陣を切るとしよう……存分に灼き尽くせ!」

 

 カナの放つ風と火の錬金術の規模はサンジェルマン達が3人がかりで起こす【4元素(アステリオス)】のどの錬金術をも凌駕する。

 

「このデタラメな火力……お前は本当に!」

 

巫山戯るな……オレの錬金術など児戯にすぎないさ……理想の錬金術師(命題の答)に比べたらな……」

 

「ッ! やっぱり私達じゃあ正面からやりあうのは無謀かもね……」

 

「ですがそれでも……!」

 

()()()()()()()()()()私達だけなんだから!」

 

 創世・詩織・由美は己の命を賭けて響の命を救う為に行動していた。その為に提示された()()()()()宿()()()現在目の前に立っている。

 

「少し時間を割きすぎる可能性があるわね。感傷に浸らない内に片付けるわよ!」

 

 邪ンヌは黒炎を巻き上げて創世へと斬りかかる。獲物の上では対等なものの、その出力は歴然としていた。しかし彼女達が恐れているのは……

 

ここであたし達が任務遂行しないと()()()()()()()()()()()! だからあたし達は負けられないの! 

 

 由美が力の限りを込めてつがえた矢を放つ。出力で勝るカナが恐れる必要はないが……戦場の天秤を傾けるのはいつだって()()()()()()だ。

 

「精神論は苦手ですが……私達にも意地がありますわ!」

 

 詩織も黒炎の影に身を隠してキャロルの喉元を射抜こうとするも、それをメルトリリスが装具で受け止めた。

 

「お生憎様……私自身槍の使い手とはやり慣れているの。貴女がその力量に劣る以上……私を打倒する事は不可能よ?」

 

「それでも……私達はぁ!」

 

 竜姫としての活動をする前から確かにこの3人には強固な絆が存在する。故に連携のタイミングは各々を信頼して動いている。

 

ぶちかませ由美! こうでもしないとこの化け物共は! 

 

「不本意だけど……ゴメンねビッキー!」

 

 由美は全力を込めて3人へとその矢を放つ。しかしその矢は到達前に炸裂した。

 

「目眩ましね……恐らく義妹ちゃんの安置場所へと赴く筈よ?」

 

 メルトリリスの推測を頼りにカナ達3人は追撃を開始した。この時点で完全に戦況をひっくり返すも、事態は簡単に崩れる程の脆さを見せていた。

 

「その前に本部へと連絡を! 竜姫の情報は不足してますから!」

 

「良いだろう……連中の目的をはシェム・ハの依代だったのはず」

 

 それなりに戦闘データを採取した結果彼女達竜姫は()()()()()()()()()()()()。だからこそこの局面に配置された理由は明白だった。

 

「響さんの【命を守る事】を条件に彼女達は時間稼ぎをさせられています。確かに彼女達が時間稼ぎを成功させれば()()()()()()()()同時に……」

 

「だろうな。()()()()()()()()()()使()()()()()()()()()放り込まれたのだろう? まぁ……それは()()()()()()だがな……」

 

「カナ……」

 

 消え入りそうなエルフナインの嘆き……しかし戦況は変わらずにサーヴァントが優勢を保っている。

 

「メルト……あくまでも私達の目的は……」

 

「天羽奏の到着までの()()()()()()()そしてできればあの兵装の破壊でしょう?」

 

「わかっているならば良いわ。だけど厄介極まりないわよ?」

 

「えぇ……()()()()()()()()()()()()()()からね……」

 

 手合わせの感触から戦力差を見積もる2人にカナは次の一手を講じる。

 

「ならばオレ達はなすべき事を終えるまでだ。そうだろう……エルフナイン?」

 

「ありがとうございます! 協力をお願いします!」

 

 エルフナインは()()()()()()のこの場所を自身の戦場と定義した。その為に奏との合流を急ぐ。

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 響が捕まった事で本部の戦力低下は免れない事態となった。苦肉の策として未来を前線入りさせるものの……

 

「正直私は【マリアさん以上で響未満】の適合係数しかないからね……だからこそやらないと……」

 

 そんな中エルフナインから再度連絡が入る。

 

『皆さん! このシャトーを皆さんのフォニックゲインで起動してください! ボクに託された情報では装者7人の唄を以て戦況を打開できます! その為にまずはあの番人を倒してください!』

 

 現在のチフォージュ・シャトーの防衛ラインとして配置された神の力の結晶端末は3体。シャトー内部に直接赴く奏と違い装者達は踏み込むには正規のルートしか存在しないのだ。

 

「わかってる。そっちは任せたよ……」

 

 鏡香はここからの激闘の為に1つの作戦を立てた。

 

「嘗て託された七つの音階……それを用いてあの番人を撃破できますよね?」

 

『あぁ。恐らく今のお前達ならば可能だろうな……』

 

「やるしかねぇんだよ! その為にあたし達は!」

 

「…………………………」

 

 しかしその中で()()()()()()。そして鏡香はその異変に気付いている

 

「でも……それを告げられる程の局面じゃない。()()()()()()()()今のままなら……」

 

 それでも鏡香は翼を信じている。仲間を助ける為に力を貸してくれると……。




不審な挙動が増える翼……最後まで彼女を信じ抜きたいと……鏡香は切に願い続ける。

よろしければ感想・高評価・お気に入り登録・メッセージ等よろしくお願いします!アンケートの回答もしていただくと嬉しいデェス!

鏡香ちゃんのメインヒロイン(恋人)誰にしよう……

  • キャロル
  • クリス
  • マリア
  • きりしら
  • 未来
  • パヴァリア
  • シェム・ハ
  • 緒川さん
  • 弦十郎司令
  • あおいさん
  • 藤崇さん
  • エルフナイン
  • ノブレ
  • 自動人形
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。