私が貴女を守るから……(本編完結)   作:タク-F

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物語の舞台は宇宙へ至り……全ての陣営の動きが見え隠れする……


月遺跡への足掛かり

 勇が地上で訃堂を殺害し、シェム・ハがユグドラシルを屹立させた頃……月遺跡では最後の詰めが行われようとしていた。

 

「それではボクがここで鏡香さん達を待ちますから……皆さんは響さんを!」

 

「あぁ……オレたちの家族へと手をかけた落とし前は……必ずつけさせる。その為には……」

 

「はい! 必ずここは死守します! キャロルも後は頼みます!」

 

「連中の拘束は私達が手伝います。貴女は地上を守り抜いてよね? じゃないと……私達は貴女を許しませんからね? 女の嫉妬……識らない貴女じゃないでしょう?」

 

「違い無いな。故にオレはお前達を信じて後を託せる。連中の……そして鏡香の迎えを……頼んだぞ?」

 

「お生憎様……寧ろ正念場なのは貴女でしょう? その為に全戦力を投下するのだから……」

 

「あぁ。それと月読調には……」

 

「そちらも既に首尾は整えた。後は任せてくれ……キャロル・マールス・ディーンハイム……」

 

「そうだな。ならばここは任せるぞカナ・マールス・ディーンハイム」

 

 キャロルはそれだけ告げて地上へと転移を果たした。そして月遺跡にて装者達を待つエルフナインと錬金術師達は静かにその時を待つ。

 

 

 

 

 


 


 

 

 

 

 

『ノーブルレッドの出現を確認! 場所は種子島宇宙センターです!』

 

 ついに現れたノーブルレッドがシェム・ハの命令により種子島宇宙センターのロケットを破壊するべく活動を始めた。しかしその現場には既に先回りがされていた。

 

「この世界の我が使わせた……か。やはり我は我よな。()()()()()()()()()()()。果に作り直して完成させて統治する。何とも哀れよな……

 

 シャルロットは仮にも元の世界では【()()()()()()()()()()()()】だ。その為にこの世界でシェム・ハが起こす行動は容易に検討がついていた。

 

「だからこそ哀れよな……」

 

「何が……言いたいんだぜ?」

 

「意味がわからないであります!」

 

「ここを襲う事が……哀れ? ッ! まさかあれは!? 

 

 ヴァネッサはシャルロットの言葉の意味を()()()()()()()

 

2人共! あのロケットは見せかけだけの囮よ! ここにロケットは存在しないわ! 

 

「どういう意味なんだぜ!?」

 

「説明して欲しいであります!」

 

『神様……バレてるぞ?』

 

「みたいだが……我等はここにて奴等を釘付けにするぞ?」

 

 シャルロットはガングニールを展開すると()()()()()()()()()()()

 

「コレはあの防人の!?」

 

「影縫いかよ!?」

 

「動け無いであります!」

 

 ノーブルレッドを拘束したシャルロットは……屹立するユグドラシルを見据えていた。

 

「舞台は整えた。後は頼むぞ……勇。そして始めようか……我よ」

 

「遺憾である。神の身でありながら()()()()()()()()()()()()()に身を委ねるとはな……」

 

 シェム・ハはシャルロットを一瞥するとため息をついた。しかしそれはシャルロットの琴線に触れていた。

 

「奏……【私】は奴を討ち滅ぼそう。それだけの理由が私達には存在するだろう?」

 

『だな。神様の想いを侮辱するのは異世界の神様でも許せねぇ。だけど気をつけてくれよ? アタシ達の世界と違ってこの世界での依代は響だ。出力は正直最高レベルかもしれないぞ?』

 

「であろうな。故に援軍も直に到着するであろう。ならば私達等とて無駄に攻める必要はあるまい?」

 

『だな。まぁ……威力偵察だな!』

 

 神と神の……そしてガングニールとガングニールの戦いが幕を開けた。片や神殺しの拳を携える神代の改造執刀医。片や並行世界より来訪した愛を識る乙女。

 

「語らいは終わりだ出来損ない。面汚しは早く間引くとしよう……」

 

「抜かせ。哀れはどちらかその身に刻んでやろう……」

 

 裂槍と撃槍が互いの信念を……想いを載せて戦いを始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 


 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして鏡香達も遅れてノーブルレッド達と対峙していた。

 

「その雰囲気……やっぱり完全な怪物に……」

 

「えぇ……。神様からの任務はこれから始まるもの。()()()()()()()()()()こそが私達の真の任務よ!」

 

 ヴァネッサが掲げる大型のテレポート・ジェムの起動範囲に囚われた装者達は陣の内側へとその身を包まれた。しかしこれはあくまでも()()()()()。真に掌の上にいる人物が誰なのかは……当人以外は知る由もない事だった。

 

「好都合だよ。邪魔者無しで徹底的に叩くから!」

 

 同時に鏡香は好戦的な笑みを浮かべてその時を待った。

 

「行こう。チャンスは今しか無いんだから……」

 

 勇も【封解主】(ミカエル)を起動して後を追った。これで勇自身もノーブルレッドを救う為に駆け出す事ができるのだから……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 


 

 

 

 

 

 

 

 

 大規模テレポートを行って装者達とシェム・ハを隔離したヴァネッサ達だったが、其処に待ち受けていたのは新生パヴァリア光明結社の錬金術師だった。

 

()()()()()()()よヴァネッサさん。ようこそボク達の居城チフォージュ・シャトー……そして此処が新生パヴァリア光明結社の本部です」

 

「嘘……でしょ。此処が……月遺跡が……()()()()()()()……? 悪夢よ……悪夢だわ……」

 

「嘘で……あります……よね? 月遺跡が……装者達の手の内だなんて……」

 

「笑えねぇ……冗談でも笑えないんだぜ……」

 

 月遺跡にて待ち受けこの面々を迎えたのはエルフナインであり、その背後には【カナ】・【邪ンヌ】・【メルト】も控えていた。

 

エルフナイン! 良かった! キャロルは!? キャロルは此処にいないの!? 

 

 鏡香はすぐにエルフナインへと駆け寄ると質問を始めた。対するエルフナインも鏡香の質問に答えるつもりだが、()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「落ち着いて話をする為にまずはヴァネッサさん達を無力化します! 皆さんの力を貸してください!」

 

 深々と頭を下げるエルフナインに鏡香は優しく微笑んだ。

 

任せなさい! お義姉(ねえ)ちゃんが役目を果たしてあげるから! 

 

「もうこうなれば後の事は知らないわ! 諸共滅ぼしてやるんだから!」

 

 ノーブルレッドとシンフォギア装者の最終決戦が……()()()()()()()()()()()()()幕を開けた! 

 




とうとう月遺跡にて新生結社とその協力者がノーブルレッドと対峙した。怪物達の最後の戦いが今……始まる。

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鏡香ちゃんのメインヒロイン(恋人)誰にしよう……

  • キャロル
  • クリス
  • マリア
  • きりしら
  • 未来
  • パヴァリア
  • シェム・ハ
  • 緒川さん
  • 弦十郎司令
  • あおいさん
  • 藤崇さん
  • エルフナイン
  • ノブレ
  • 自動人形
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