私が貴女を守るから……(本編完結)   作:タク-F

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無力化されたノーブルレッドと合流した装者達。地上への帰還に向けた最後の準備が始まった!


決着後の合流

 ノーブルレッドとの戦闘に於いて、嘗ての彼女のサーヴァントや新生結社の錬金術師達の支援により無事に装者達は合流を果たした。

 

「皆さんありがとうございました! おかけで彼女達を必要以上に傷つけずに済みました!」

 

「……私達を拘束してどうするつもりかしら?」

 

「いつでも殺せるつもりならさっさと殺して見せるんだぜ! ウチらは今更死を恐れ無いんだぜ!」

 

「お前達の目論見通りには動いてやらないんであります!」

 

 そんな様子で敵意をむき出す彼女達だが其処に勇が現れた。

 

「風鳴訃堂の元から貴女達を助ける事ができず……申し訳ありませんでした……」

 

 開口一番に勇は拘束されている3人へ深々と土下座をしていた。しかしミラアルクの怒りは収まる事は無かった。

 

「っ…………! 遅すぎんだよ! そこまで言うならなんで南極の時点てウチらを助けてくれなかった! あの時お前が助けてくれさえすればこんな事には! 

 

 行き場の無い怒りが勇へと叩きつけられる。それでも勇は3人に向き合い頭を下げる。

 

()()()()()()()()何時だって可能でした。でも……それをすればまたいずれ皆さんが命や力を狙われるのは明白です。()()()()()貴女達を救う為に僕達は地盤を固めて来ました。誰にも文句を言わせない為に……入念に……。でも……その結果が……」

 

「私め達は()()()()()()()()()()()であります。そしてその蘇生の際に完全な怪物となり得ているのであります。それでも貴方は私め達に同じ事が言えるのでありますか?」

 

言えます。それだけの手段を揃えて僕はここにいます。そしてこの世界のシェム・ハさんの魔の手すら今は凌ぐ事ができます。これでは不足ですか?」

 

 勇はミラアルク・エルザ・ヴァネッサの瞳を見ながら強く頷く。そしてヴァネッサは降参と言わんばかりに()()()()()()()

 

「それでは()()()()()()()()()()()()()はありますか? お姉ちゃんは妹を守る義務がありますからね?」

 

埒外物理学と僕の天使の力を使えば、()()()()()()()()()()()()()()()()()その結果は自ら認識してくだされば嬉しいです!」

 

 勇は儀式を始めると2つの天使を呼び出した。  

 

「始めますよ……【贋造魔女】(ハニエル)……【刻々帝】(ザフキエル)ろ……【四の弾】(ダレット)

 

 勇は既に()()()()()()()()()()()()()()()()()()。故に後はその身体を元に戻すだけなのだ。

 

「でも……()()()()()()()()()()()……」

 

 勇は3人から取り除いた怪物としての力【霊結晶】(セフィラ)へと注ぎ更にペンダントを生成した。

 

「貴方……一体何を?」

 

 ヴァネッサは流石に状況の変化に着いて行けずに勇に問いかけた。すると勇も笑顔で返答をする。

 

「可能性の話ですけど……()()()()()()()()()()()()に残す保険ですよ。まぁ……厳密には今取り除いた力を結晶化させてそれをペンダントに組み込んだだけですけどね? もちろん当人以外ではこの力は扱えません。この結晶には()()()()D()N()A()()()()()()()()()使えますから……」

 

「話の壮大さに着いていけないんだぜ……」

 

「それでも……私め達を想って真摯に取り組む姿勢は理解できるのであります……」

 

 エルザとミラアルクも勇の行動に驚愕を隠せないが、それでも勇は作業を続ける。

 

「そもそも……僕の世界では貴女達を救えたのがこのタイミングだけだったんですよ。だからあの時も……」

 

 勇の懺悔は止まらないが、だからこそヴァネッサはその姿勢に納得をしていた。

 

「よくわかったわ。ごめんなさいね……私達の為に」

 

「いえ……好きでやっているだけですから……」

 

 しかし忘れかけていたがノーブルレッドが装者達を月遺跡まで転移させたのは足止めの為であり、現在の地上の戦力との分断を目的としていた。

 

「そう言えば……装者達はどうやって地上へ戻るんだぜ? ウチらだけなら【ダイダロスエンドの迷宮】を活用すれば帰れるけど……」

 

『その件は既に準備を終えています。装者の皆さんは最初の部屋までお願いします。案内役を手配しますので……』

 

 するとエルフナインのアナウンスにより装者達は最初の部屋へと向かう事となる。

 

「勇……()()()()()()()()()()()

 

「はい。シャルロットさんが待ってますから!」

 

 それだけ交わすと鏡香は装者達を連れてエルフナインの元へと向かった。

 

「なぁ……ウチらの計画……()()()()()()()()()()()()()

 

最初から……です。訃堂に接触される事、稀血を欲する事、怪物の力を恐れている事、完全な怪物へと至る事……全て識っているんで……」  

 

「それで……私め達の……」

 

 エルザも動揺を隠せないが、納得できる要素は少なからずそんしていた。

 

「これからの計画……あるんでしょう?」

 

「もちろんですよ。屹立するユグドラシルの対処は土壇場になりますけど、()()()()()()()()()既に終えています。それに……」

 

「まだ何か?」

 

パズルの最後のピースを揃えますよ?」

 

 勇は不敵に笑っていた。

 

 

 

 

 

 


 


 

 

 

 

 

 

 エルフナインの元へと合流した装者達の前で大規模転移陣が既に起動準備を終えていた。

 

「この転移陣で地上へと戻れます。そして調さん……この結晶に祈りを捧げて貰えますか?」

 

「…………? ……わかった……」

 

 調は手渡された結晶を受け取ると()()()()()()()()が結晶へと吸い込まれた。

 

「今のは……何?」

 

「少しだけ待って下さい。アレをお願いします!」

 

 エルフナインが錬金術師を呼ぶと彼はホムンクルスを運んで来た。そしてその結晶をペンダントに仕手ホムンクルスの首へとかける。

 

「これは……まさか……?」

 

 ホムンクルスは()()()()()()()へと姿を変えた。

 

「フィーネさん……貴女とシェム・ハの因縁は識っているので、彼女を殴りたくありませんか? まぁ……急造品なので短時間ですけど……」

 

「面白いな……あの神を殴れる機会が来るのか……」

 

 仮の物とはいえ肉体を手にしたフィーネ。しかも武装はネフシュタンとデュランダルを用意していた。

 

「さぁ……ラグナロクを始めましょう!」  

 

 神と人類の戦いが……始まろうとしていた。

 




フィーネさん復活!

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鏡香ちゃんのメインヒロイン(恋人)誰にしよう……

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  • パヴァリア
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