私が貴女を守るから……(本編完結)   作:タク-F

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地上の戦力も疲弊を始める頃、響もできる事を始めた。シェムたんへと歩み寄る彼女の信念は……果たして報われるのか……


激化する攻防戦

 チームアップが決まり交戦が開始した連合軍だが、有効打を持ち合わせているのはその実2人のみ。残るメンバーも1人が一騎当千の実力者ではあるが、いかんせん相手が悪すぎた。

 

「チッ……! 流石は神か! 攻撃がここまで直撃しても動揺しないとは!」

 

「コレ……あーし達は響ちゃんを心配している余裕ないじゃない! 素で負けそうな出力差よ!」

 

「グチグチ言っても仕方が無いワケダ! 大人しく攻撃をしのぎ続けるワケダ!」 

 

「ビッキーを取り戻すんだから!」

 

「絶対に退くつもりはありませんわ!」

 

 サンジェルマンのスフィアや銃弾、カリオストロの光弾、プレラーティの炎と氷の錬金術、詩織の槍の一閃、創世の斬撃全てがシェム・ハにノックバックを与えるものの、数秒もすれば埒外物理学の法則によりダメージがかき消されていた。

 

「やはり単発の攻撃では足りないか……ならば! シャルロットよ! ()()()()()()()()()()

 

「承った! 唱えヒトよ! 未来を祈れ!」

 

 キャロルとファラ達の隣にいた詩織がシャルロットと入れ代わり前衛に踊り出た。そして後衛7人が()()()()()()()()()()()()

 

「まさか気づいていたのか!? 我等の有する調律方法を! 出来損ないのお前が何故!」

 

「簡単な事さなよ……【お前】と【私】を明確に分けた要素を忘れたか?」

 

 キャロルとシャルロットは虹の旋律で調律された剣と槍を持ちシェム・ハへと接近戦を仕掛けた。

 

「数合わせが……こうも煩わしいとは!」

 

「キャロル達の援護よ! 私達のできる事を果たしなさい!」

 

 サンジェルマンはズィークシュトラールを、カリオストロはカイザーフィストを、プレラーティはシャッテンヘルシャフトを放ち、創世はNEXUS FULGURを、由美はNEXUS FLAMMAを、詩織はNEXUS INPULSAを用いてシェム・ハの四肢に少しずつ損傷を与えていく。

 

「ダメージの有無など気にするな! あの2人を全力で支援しろ!」

 

『了解(です)!』

 

 サンジェルマンの指示の元シェム・ハの攻撃に対しての妨害を6人が行い、2人の攻撃のみを通していく。

 

「しかし……解せぬ。何故()()()()()其処にいるのは6人だと言うのに!」  

 

 そう……確かにシェム・ハの視界には6()()()()()()()。しかし戦場全体でみれば……

 

『レイアさんの妹さん! 良かった! 駆けつけてくれて!』

 

「ぐっ……調子ずくなこの依代が! 貴様は我の依代! それ以上でもそれ以下でもない!」

 

 シェム・ハは未だに反抗的な響への対応にも追われ、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「ご細工を……人間め…………」

 

 忌々しいと言わんばかりのシェム・ハだが、更に予期せぬ出来事が彼女を襲う。

 

「月遺跡に遣わせし端末が無力化されて遺跡の掌握に失敗しただと!? 何処までも抵抗するか人類よ!」

 

 更に保険としてヴァネッサに仕込ませたシェム・ハの断片は()()()()()()()()され、月遺跡の掌握に失敗。何なら全員生存を果たしてさえいたのだ。

 

『キャロル! こちらの不確定要素は片付けました! 後は大元を叩くだけです! 鏡香さん達も地球へ転移を開始しました!』

 

「よくやったエルフナイン! そのままシェム・ハのネットワークジャマーを妨害しろ! 現場はオレ達が抑えている! 気にせずやってしまえ!」

 

『はい! 任せて下さいお姉ちゃん!』

 

 月遺跡で別行動をしていたエルフナインからの進展状況の報告で更に士気を高めるキャロル。その姿にシェム・ハは小さく無い動揺を続けていた。

 

「何故……何故誰も解らぬ! 人類の呪いが相互理解を阻むと識っているにも関わらず何故だ! お前達は相互不理解を疎ましく思わないのか!? 不完全なそのつながりに不安を抱かないのか!? 解らぬ! 我にはその状態を受け入れるお前達の心持ちがよく解らぬ! 

 

 荒れ狂うシェム・ハの感情の大波は依代たる響にさえも多大な影響を与えていた。彼女が苦しむ時……()()()()()()()()()()

 

『辛いです……私だって親友と……未来と喧嘩別れをしちゃった事が辛いです……。おまけに元凶の貴女を止める為に私と未来を引き離した創世ちゃん達だって私に刃を向けないといけない……そんなの……苦しくて仕方が無いです!』

 

「黙れ……黙れえぇぇぇぇぇぇぇ!!! 

 

 シェム・ハは度重なる響の抵抗にどんどんと主導権を侵食される気配を感じていた。しかし……それでも()()()()()()

 

「私の最愛の妹に……涙を流させているんじゃあねえぇぇぇぇぇ!!!! 

 

 戦場に虹の流れ星が降り注ぎ8()()()()()が降り立った。

 

もう逃さないよシェム・ハ! お前をぶっ飛ばして響を取り戻す! 覚悟してろ! 私達の怒りは止まらない! 絶対に響を連れ戻すまで止まらないから! 

 

「捨て置いた筈の神殺しだと!? 何故お前がソレを纏う! しかもなんだ……その輝きは!? 

 

 シェム・ハの視線の先にいた装者達は()()()()()()()()()()()()()()

 

「久しいなシェム・ハ……先史文明期以来か? まぁ……今となっては些末な事だが教えてやろう……」

 

 フィーネはシェム・ハへと歩みよるとその瞳を覗き不敵に笑う。

 

「その輝きの正体は……全ての生物の根底に存在する感情だ。…………お前が【個】の不完全さに嘆いたその衝動の正体さ……」

 

 シンフォギア装者はバーニングエクスドライブへと至りシェム・ハと対峙する。対するシェム・ハからは余裕が消えて神獣鏡のファウストローヴを纏った。

 

「最終局面だよ! 皆行くよ! 

 

「もちろん僕も参戦します! ここで止めます!」

 

 全ての役者が出揃い本当の総力戦が開始された。

 

 




装者の帰還!姉妹再会!さぁ……シェムたん!お前の罪を数えろぉ!

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鏡香ちゃんのメインヒロイン(恋人)誰にしよう……

  • キャロル
  • クリス
  • マリア
  • きりしら
  • 未来
  • パヴァリア
  • シェム・ハ
  • 緒川さん
  • 弦十郎司令
  • あおいさん
  • 藤崇さん
  • エルフナイン
  • ノブレ
  • 自動人形
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