私が貴女を守るから……(本編完結)   作:タク-F

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なんだか好評なので本日は持ってけダブルだ!(唐突な愛されガール感)



さて……アンケートですがそう言う事です。奏さんの生存は現在の展開上考慮しておりません。

ですが皆様……そういうことですか……?
僕には……その選択肢しか……ありませんか?

それでは皆様本編へどうぞ!


現れる悪夢

 15時27分……ツヴァイウイングが歌い観客の興奮が高まっていた時の事だった。

 

「きゃあああ!!」

 

 1人の女性観客が悲鳴を上げた。そして……その視線の先には既存の兵器で対抗できない〈特異災害指定生物〉であるノイズがライブ会場に出現した。

 

「お姉ちゃん……」

 

「落ち着こう響。今動いたらそれこそ……」

 

 震える妹の手を握り、ノイズと遭遇した時の心得を鏡香は思い出していた。

 

(音を立てない。ノイズは音に反応するから……)

 

 しかし突然の災害生物に観客は大混乱を起こしていた。そして小さな出口に向かって我先にと飽和する程の人々が押し寄せていた。

 

「どうしよう……私達……死んじゃうの……?」

 

「こんなところで死ねないよ。ツヴァイウイングのライブの日が命日だなんて……私は諦めたくないから。だから響……私を信じてくれる?」

 

「うん。お姉ちゃん……最後まで一緒にいようね……」

 

 生存を半ば諦めた響と、可能性に賭けた鏡香。対照的な2人だが、事態は彼女達の予想外の出来事が起こった。

 

奏! 無茶しないで! いくら私達でも囲まれたら! 

 

「ノイズは殺すんだ! アタシみたいな人を増やさない為に!」

 

 トップアーティストのツヴァイウイング……その人物の名前は〈風鳴 翼〉と〈天羽 奏〉。しかし……先天的な適合者である翼に対して奏は後天的な装者だ。どちらが先に限界が

 訪れるかは明白だった。

 

「あれは……ツヴァイウイング? でも……ライブの格好と……違う?」

 

「ノイズが減ってる……? ノイズは……倒せ無い筈じゃあ無いの?」

 

 鏡香は響と2人で崩れた舞台に身を潜めていた。そのかいもあり、人々の将棋倒しに巻き込まれずに……そしてノイズにも感知されずにいた。しかし……

 

ガシャアァン! 

 

 彼女達が身を隠していた瓦礫は戦闘の余波で崩れてしまいその姿を晒してしまった。

 

「生存者? ……奏! 逃げ遅れた人がいる! 

 

なんだと!? どういう事だよ! 緒川さん達の誘導が失敗したのか!? 

 

「多分混乱で伝わりきらなかったんじゃ……」

 

 2人が鏡香達の存在に気付いてしまい、そこから連鎖してノイズ達も鏡香達を補足してしまった。

 

「お姉ちゃん……」

 

 震える手で姉の手を握る響は、既に半ばパニックだった。そして奏がそんな2人の前に立った。

 

ここは危険だ! 今すぐ逃げてくれ! 

 

「でも……何処に!」

 

 生存者の安全を確保したい奏と、今では何処へ行けば正解かわからない鏡香。どちらも状況としては最悪と言えた。

 

「奏! 避けて!」  

 

「なっ!?」

 

 翼の悲鳴が聞こえて反応するも……消耗した奏には素早く反応する程の体力は残されていなかった。そのために彼女は、ノイズからの手痛い一撃を腹部に受けた。

 

ああ……がああぁぁ!! 

 

 更に吹き飛ばされた余波で()()()()()()()が、起こっていた。

 

「ひび……き……?」

 

 鏡香の戸惑う声……そしてその視線の先には、()()()()()()()()()()()()()()()()()の姿がそこにあった。

 

響いぃぃぃ!!!! 

 

「ガハッ! ……ちくしょう……ちくしょおおぉぉおぉぉ!!! 

 

 奏は残る体力の采配を度外視して我武者羅にノイズへと槍を振るった。出力の上がった攻撃にノイズは消滅するも……奏の消耗はこれまでの比ではない程に加速していた。

 

落ち着いて奏! 今の貴女じゃぁ! 

 

 そして相方である翼も……それ以上の被害を拡大させない為の戦闘を余儀なくされた。

 

「嘘でしょう……響……目を……開けてよ……」

 

下手に動かすな! 傷口が開くぞ! 

 

 奏はそう叫ぶも……この状況を打開しなければならない事もわかっていた。

 

「翼……ゴメンな……」

 

「奏……? まさか……?」

 

 奏の心中を察した翼の心には衝撃が走った。しかし……状況は刻一刻を争う事態だ。故に……彼女自身もまた……()()()()()()()()()()()。しかし……それでも叫ばずにはいられない。

 

いけない奏! 歌ってはダメえぇぇぇ!! 

 

「お前達……ゴメンな? せっかくアタシ達のライブに来てくれたのに……こんな目に遭わせて。いつか……心の底から詠ってみたかったんだ。だから最後に聞いて行ってくれよ……アタシの……最後の絶唱(うた)を……」

 

「奏さん……? それは……どういう……」

 

 鏡香の質問の答えが……詠われた……

 

Gatrandis babel ziggurat edenal〜

 

絶唱……それはシンフォギアの限界を引き出す装者の大技だ。

 

Emustolronzen fine el zizzl 〜

 

 しかし……それは装者の負担を考慮しない。

 

Gatrandis babel ziggurat edenal〜

 

 もしも使えば……装者は強力な反動に襲われる。

 

Emustolronzen fine el zizzl 〜

 

 そして……消耗しきった今の奏では……

 

(憎しみの絶唱(うた)は……アタシで……終わりに……)

 

 その瞬間……山吹色の光が……ライブ会場を包み……衝撃波が走った。

 

うおおおおおおおお!!!!! 

 

奏ええええぇぇぇぇ!! 

 

奏さあぁぁぁぁぁぁぁん!!! 

 

ドゴオォォォン!!! 

 

 立花鏡香は……その余波に巻き込まれて壁に叩きつけられた。

 

(ひ……びき……)

 

 そして妹の身を案じて……意識を手放した。




正直ライブ生存者の中でビッキーはかなり重要人物なので本作品ではこの形で行きます。




よろしければ感想・高評価・メッセージ・お気に入り登録等もお待ちしています!アンケートの回答もしていただければ嬉しいデェス!

鏡香ちゃんのメインヒロイン(恋人)誰にしよう……

  • キャロル
  • クリス
  • マリア
  • きりしら
  • 未来
  • パヴァリア
  • シェム・ハ
  • 緒川さん
  • 弦十郎司令
  • あおいさん
  • 藤崇さん
  • エルフナイン
  • ノブレ
  • 自動人形
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