私が貴女を守るから……(本編完結)   作:タク-F

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ここで鏡香は更にパワーアップします。そう……〈あの聖遺物〉デェス!




シンフォギア……イチイバル

「なら……教えてやるよ! あたし様の……本当の実力をな!」

 

 クリスの放ったクロスボウの速さはNIRVANA GEDONを大きく超えており、先程までの速度に慣れていた響には手痛い一撃となった。

 

「弓矢……? なんで……今迄…………?」

 

「確かにね。鞭の扱いよりも断然早いのに……どうして出し惜しんだの?」

 

 するとクリスは怒りで身体を震わせていた。

 

「なら教えてやるよ! あたしは歌が嫌いだ! 人に夢を見せて……散々誑かすだけの詠なんか特に大ッ嫌いだ! 」

 

MEGA DETH PARTY! 

 

「ミサイル!? 響! 逃げて! 」

 

「遅え遅え! 」

 

「うわぁぁぁぁ!!! 」

 

 ミサイルを躱し切れ無かった響に数発が直撃してその姿は爆風に包まれた。

 

「チイィィ!!」

 

 鏡香はクリスに震脚で攻撃を図ったが、それは跳躍で回避された。

 

「てめぇの馬鹿力には注意してんだよ! そうそうくらわねぇよ!」

 

BILLION MAIDEN! 

 

 更に上空から放たれたガトリングガンに2人は晒され……少なく無い数の銃弾をその身に受けた。

 

「なんて……速さ……コレが……本来の……」

 

「真っ直ぐで……綺麗なのに……どうして……」

 

「あぁ? 響と言ったな? 今なんつった?」

 

 クリスは響の呟きを聞き逃さなかった。そしてそれは……響の言葉に揺さぶられた事を意味していた。

 

「なんでこんなにも真っ直ぐな眼をしてるのに! こんなにも鮮やかな戦い方を識ってるの! なんでそんなに悲しそうにするの!」

 

「うるせぇ……うるせぇうるせぇうるせぇ!! もう遠慮は無しだ! 手足を全て折ってでも連れ帰るぞ! 」

 

MEGA DETH PARTY!  

BILLION MAIDEN! 

 

 クリスは激情に任せて必殺技を2発連続で放った。それは負傷した響と、予想外の戦力に次の一手を模索する鏡香には反応出来ない攻撃となり、そのままクリスの高火力に包まれた。

 

「うわぁあぁぁ!! 」

 

「響いぃぃぃぃ!! 」

 

 煙が晴れるとそこには血を流す鏡香と、外傷こそ軽微だが足に痛みが相当蓄積した響がいた。どうやら響が鏡香を庇う為に咄嗟に動いたようだ。

 

「ごめんね……響……」

 

「間に合わ無くて……ごめんね……」

 

 2人は負傷しながらも、己の身より互いを気遣っていた。そしてそんな2人を見たクリスは更に感情が昂ぶっていた。

 

「やめろ……やめろぉぉぉ!! あたしにこれ以上見せつけるな! あたしをこれ以上苦しめるな! あたしに……憐れみをむけるなぁ!!! 」

 

「させ……るかぁ!」

 

 クリスは我武者羅に銃を構えて2人へと放つ。しかし感情に流されて放たれた銃弾は立ち上がった鏡香によって防がれた。

 

「地面を盛り上げて防ぐだと!? どんなデタラメだよ!」

 

「師匠譲りのやり方だよ!」

 

 しかし鏡香のこの行動には2(・)つ(・)の(・)意(・)味(・)が隠されていた。

 

「ッ! しまった! 融合症例が!」

 

 クリスは響を視界から外してしまい困惑していた。しかし……それは致命的な隙を晒す事となる。

 

「そりゃあぁぁぁ!! 」

 

 響の正拳突きはクリスの腹部へ深々と突き刺さった。しかしクリスもただでは終わらない。

 

「ゼロ距離射撃だぁぁ!!」

 

「しまった!? うわぁぁぁぁ!! 」

 

 技でこそないがゼロ距離射撃の威力は凄まじく……響は鏡香の近くまで吹き飛ばされた。そして2人は膝を付きながらもなんとか立ち上がろうとしていた。

 

「はっ! 流石はあたし様の襲撃を2度退けただけ事はある。だけどな……? これで終いなんだよぉ!!」

 

MEGA DETH QUARTET! 

 

 クリスはミサイルに威力を込めて動きの鈍った2人へと止めのつもりで放った。しかし……そ(・)の(・)攻(・)撃(・)が(・)2(・)人(・)に(・)届(・)く(・)事(・)は(・)無(・)か(・)っ(・)た(・)。

 

「なんだ壁か!? 木々の崩落か!?」

 

「いや……剣だ! 」

 

 煙が晴れるとそこには第1号聖遺物である天羽々斬を纏ったシンフォギア装者……風鳴 翼が巨大な剣と共に現れた。

 

「加勢するわよ2人共。なぁに……状況が良くないのは見てわかっているわ!」

 

「お〜お〜絶唱の反動からもう立ち直ったのか! もう1度病室に送り返してやるよぉ! 」

 

 クリスは翼をもターゲットに加えた。そして何とか立ち上がった2人は翼の元へと駆け寄った。

 

「翼さん……大丈夫なんですか?」

 

「いや……やせ我慢してるでしょ? まったく……無理をするんだから……」

 

「ええ……お世辞にも万全とは言い難いわ。2人の力……貸して貰えるかしら?」

 

「もちろんです! 私達で力を合わせましょう! 」

 

「掩護くらいは出来るけど……メインアタックは任せたよ……」

 

 鏡香は出血多量で少しずつ体力が奪われていた。しかし……状況は不(・)幸(・)ば(・)か(・)り(・)で(・)は(・)無かった。

 

「別れの挨拶は済ませたなぁ! もう終わりにしてやるよおぉぉ! 」

 

 クリスは再びミサイルを展開して来た。しかし……翼が戦列に加わった事で対象と迎撃者の人数が増える事となった。

 

「弾除けは果たして見せるわ! だから響……、決めて来なさい! 」

 

「翼さん……はい! 」

 

 翼の宣言通りクリスの銃弾は翼の放つ〈千ノ落涙〉で相殺され……クリスへの道は確保された。  

 

「届けえぇぇぇ!! 」

 

我流・撃槍衝打! 

 

 響は拳を込めてクリスへと技を放つ。

 

「ッ! 喰らう訳には!」

 

 クリスは回避行動に移ろうとしたが、ネ(・)フ(・)シ(・)ュ(・)タ(・)ン(・)の(・)鞭(・)に足を取られてしまった。

 

「動け……あぁぁぁぁぁ!!! 」

 

ズドォォン!! 

 

 響の拳はクリスの腹部を見事に捉え……直撃を受けたクリスの息は絶え絶えだった。

 

「なんて……威力……それに……ネフシュタンまで……」

 

 クリスは鞭(・)の(・)先(・)に(・)い(・)る(・)人(・)物(・)……すなわち鏡香へと視線を向けた。

 

「貴女の鎧の話は翼から聞いていた。だから強引に身体へ取り込んだのよ。もちろん……かなりの激痛だけどね……」

 

「なんて……馬鹿な事を……」

 

 その苦しみを知るクリスは鏡香の行動が理解出来無かった。故に動揺が隠せない……そんな時だった。

 

「命じた事も出来ない無能とはね。失望したわよ……クリス……」

 

「ッ! そこにいるのは誰だ! 」

 

蒼ノ一閃! 

 

 翼は声のした方に斬撃を放つが、現れた女性は障壁を展開しており無傷だった。

 

「フィーネ……なんで……」

 

(フィーネ? 音楽用語で終わりを表す言葉?)

 

「はぁ……あわよくばそこの融合症例を回収したかったけど……も(・)う(・)必(・)要(・)は(・)無(・)い(・)わ。どことなり好きなところに行きなさい。まぁ……この場を乗り切れたらね! 」

 

 フィーネがそう呟くと周囲に大量のノイズが出現した。

 

「あぁそれと……立花鏡香……やってくれたわね。ネフシュタン……一部を貴女が回収するなんて想定外よ? まぁ……それもあるからひとまずは退却させて貰うわね?」

 

 そう告げてフィーネは蜃気楼のように姿を消した。周囲に大量のノイズを残して。

 

「翼さん! ひとまずは!」

 

「ノイズを殲滅するわ! 鏡香は下がって!」

 

ブォン! 

 

 翼は鏡香へと叫ぶも……鏡香はネフシュタンの鞭を振るってノイズを撃破した。

 

「うん。悪くないね。ひとまず自衛は出来そうだから2人はノイズを早く殲滅して!」

 

「わかった! お姉ちゃん! 無理しないで!」

 

「やるわよ立花! ノイズを早く倒さないと!」

 

 3人がノイズとの戦闘を始めた時……クリスはフィーネの言葉を信じられずにいた。

 

「嘘だろ……フィーネ……」

 

 クリスはそう呟くとフィーネが消えた方角……つまり今の根城へと足を進めた。そして3人はエージェントが合流する時まで……クリスの存在を認識出来ない程追い詰められていた。

 




ネフシュタンの欠片ゲット(強奪)!

鏡 香 は パ ワ ー ア ッ プ し た !

これにエレクライトが加わるんですよ?(暗黒微笑)

次回はクリスちゃんのお話デェス!

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鏡香ちゃんのメインヒロイン(恋人)誰にしよう……

  • キャロル
  • クリス
  • 響
  • 翼
  • マリア
  • きりしら
  • 未来
  • パヴァリア
  • シェム・ハ
  • 緒川さん
  • 弦十郎司令
  • あおいさん
  • 藤崇さん
  • エルフナイン
  • ノブレ
  • 自動人形
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