私が貴女を守るから……(本編完結)   作:タク-F

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鏡香は夢の世界で〈彼女〉と出会う。そして……大切なお願いをされる事になる。


そして……ついに……

 悪夢のライブから一夜が明け……立花姉妹は翼の証言から、二課が保有する病院に搬送されていた。

 

「奏……どうして……絶唱を……」

 

 〈守る者の為に命を燃やした歌姫と、任務失敗をした上に取り残された片翼〉。そして……〈目の前で生死を彷徨う命と、側にいる事しか出来無かった姉〉の二組があの戦場にいた。

 

「翼さん……奏さんはもう……」

 

「緒川さん……」

 

 そして……その病室には、

 

「響……戻って来て……」

 

「鏡香……目を開けてくれよ……」

 

 昏睡状態の娘の身を案ずる夫婦がいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜鏡香side〜〜

 

 〈ねえ……私の声……聞こえてる? 〉

 

 誰? 誰の……声? 

 

 〈そこにいるよ? だけど……姿は……見せられない……〉

 

 どうして? なんで見せてくれないの? 

 

 〈私に引き摺り込まれたら……ダメだから……〉

 

 どういう事? 

 

 〈私は……並行世界の立花響。だけど……孤独な……少女だから……〉

 

 並行世界の……響? なら……私に姿を見せても……? 

 

 〈見たら驚くよ。だって……貴女と瓜二つだよ? 〉

 

 そう言って現れた響は本当に私と瓜二つだった。でも……響と私が……どうして? 

 

「どうして私を……呼んだの?」

 

 〈渡したい物があったから。だけど……憎しみに飲まれてほしくも……無かったから……〉

 

「どういう意味?」

 

 〈この力は……私の憎しみが籠もってしまってる。でも……貴女の助けになれる力が……私にはこれしか用意出来無かった……〉

 

 並行世界の響がソレを纏うと……紫色を基調とした鎧へと変化した。

 

 〈この鎧の名前はエレクライト……憎しみに染まった私が手にしてしまった……おぞましい力。だけど……そんな力でも……〉

 

 並行世界の響は今の私よりも少し背丈が高い。おそらく……17〜8歳ぐらいなのだろう。

 

「だけど……そんな鎧を渡す程の……事が……」

 

 〈うん……()()()()()()()()()()よ。だけど……響を……守りたい。そして……未来を……失いたくないから……〉

 

 未来……か。確かに今の響が未来を失えば心の拠り所が減ってしまう。

 

「それほどの事が……起こるんだね……?」

 

 〈だからあの娘を守って欲しい。その為にこんな力しか渡す事ができない私だけど……〉

 

「良いよ。貴女は間違い無く頑張った。そして……私は響のお姉ちゃんだよ? なら……必ず響を守るし、憎しみに囚われる訳にはいかない。だから……私を信じてくれるかな?」

 

 私は響を抱きしめた。その身体は冷たく冷え切っていたけど、確かな優しさを響から感じた。

 

「なら……響に誓うよ? 私が絶対に妹を守るよ。絶望させない為に……頑張るから!」

 

 〈……ありがとう。なら……急いで欲しいの。もうすぐ……()()()()()()()が現れるから……だから……()()()()()()()()を必ず握って欲しいの。だって……そこの司令は……超が付くほどのお人好しだから……〉

 

「どういう意味?」

 

 〈会えばわかるよ? それと……()() ()()()には気を付けてね? 私の力も含めて……狙っている筈だし、何よりも融合症例が欲しい筈だから……〉

 

「わかったよ響……後はお姉ちゃんに任せなさい! そして……貴女の優しさは……確かに連れて行くから!」

 

 〈ありがとう……()()()()()()()

 

 響がそう告げて私は夢の世界から現実へと引き戻された。

 

〜〜鏡香sideout〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「以上の事は他言無用でお願いします。もし外部に漏れれば……」

 

「う……ん……?」

 

「「鏡香ちゃん!」」

 

「お父さん……お母さん……」

 

 鏡香は2人の呼び声に反応するも……1人の男性は複雑そうな表情をしていた。

 

「あ〜……すまんな……実は君の事も含めて重要な話の最中でな……」

 

「……そうでしたか……。タイミング……悪かったですね……」

 

 お互いに気まずさが漂うも、先に口を開いたのはその男性だった。

 

「俺の名前は風鳴弦十郎だ。先のライブで歌っていた、

 〈風鳴翼〉の叔父だな。まずは君の名前から教えてもらえかな?」

 

 ……ここで改めて自己紹介が行われた。

 

「私の名前は〈立花 鏡香〉。そこで眠る響のお姉ちゃんです。今日の要件とは一体なんですか?」

 

「……話が早くて助かるが、どうやら警戒させてしまったかな?」

 

「いきなり政府の人と遭遇して警戒しない程の子供では無いですから……」

 

「ははは……済まないな……」

 

 弦十郎は申し訳なさそうに対応するも、鏡香は夢で響に頼まれた事を思い出した。

 

「名刺……貰っても良いですか? 何故こんな緊張状態なのか今の私にはわかりません。なので……改めて説明してもらえるようにして欲しいです。もちろん響のときにもお願いしますね?」

 

「ほおぅ……しっかりしてるな。わかった! 詳しい説明をする時はその名刺に記載してある番号からかけるとするから、登録を頼むぞ?」

 

 そう言って弦十郎は名刺を渡した。

 

特異災害対策機動部? って……えぇぇぇ! じゃあノイズとの()()()に関わりがあるんですか!? 

 

「ほう……勤勉だな……? なら……いっその事リディアンに来るか? さっき言った通り俺には姪の翼がいる。翼は来年にはリディアンに入学するのでな。翼を通して俺達と接触するか?」

 

「良いんですか?」

 

「問題無いさ。たまたま姪の進学する学校に君が入学するだけだからな!」

 

 本当ならば情報処理の観点から関わりを避けるのがセオリーだが、この時の弦十郎は鏡香の頭の回転の速さからナニカを察した。故に独学で調べかねない状況よりも、ある程度把握しやすい状態を優先させた。

 

「これで良かったんだよね響……」

 

 鏡香の部屋に突然現れたエレクライトが微かに明滅した。鏡香の行動に……感謝を告げるように……。そして……鏡香が帰宅した時……彼女がエレクライトの存在に気付く事になる。

 

 




はい!という事で鏡香の装備はエレクライトに決定しました!(大変)

さぁて……次回は響の退院後まで時計を進めますので、バッシングの結果はその時に判明します!


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鏡香ちゃんのメインヒロイン(恋人)誰にしよう……

  • キャロル
  • クリス
  • マリア
  • きりしら
  • 未来
  • パヴァリア
  • シェム・ハ
  • 緒川さん
  • 弦十郎司令
  • あおいさん
  • 藤崇さん
  • エルフナイン
  • ノブレ
  • 自動人形
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