溢れるフォニックゲインをその身に纏う少女達は……奇跡の力をその身に宿した!
その輝きを……嘗ての櫻井了子はこう告げていた。
「シンフォギアの限界を解除した……奇跡の象徴。全てのセーフティを解除する事ができる時……1つの可能性を見い出せるだろう……」
そして今……彼女の前で奇跡を纏った3人と、そこに導かれた少女がいた。
「響に……翼まで!? その状態はどうしたの!? 」
『わからない。でも! なんだか今なら全てが…………
へいきへっちゃらに思えるよ!』
『今までに無い力強さを感じるわ。今の私達なら貴女の力になれるわよ?』
『まっ……あたし様に任せておけば大船に乗ったようなモンだがな!』
「あれ……クリスの声? 3人の声が頭の中に流れて来る! 」
鏡香は離れていた筈のクリスの声が聞こえた事でいち早く念話の存在に気がついた。
『ほう? 忌々しい限りだな。全てのセーフティを解除するのみに飽き足らず念話まで扱うとは……』
「もう1度言ってやるよフィーネ! あたし達はまだあきらめてねぇ! 何度でも立ち上がってみせるんだよ! 」
そこに舞い戻ったクリスがフィーネへと改めて言葉を伝えた。そしてフィーネもまた……苛立ちを顕にしていた。
「枷の外れたギアを纏ってすっかりその気か! この私を見くびるなよ小娘共!」
「フィーネが嘗てカ・ディンギルを建造した巫女だと言うなら……私達はまさに小娘だろうね。悠久の時を過ごした貴女と20にもならない私達の全てでは……ね? でもそれがどうした! 私達だって今を懸命に生きている! それは貴女と変わらない! いや……次の保障が無い分私達は尚も懸命に生きると誓ってる! 」
「鏡香の言う通りだ。私達と櫻井女史では過ごした時間も……内容とて大きく異なるだろう。だが私達にも託された想いと譲れない誇りがある! 」
そして最後に響が自身の信念を告げた。
「私だってたくさんの人と関わって来ました! そして……誰よりも大好きで守り……守られたい存在と巡り会えたんです! 了子さんの恋にだって負けない想いがあります! 」
「ならば私とて退く理由足り得ないな! 今一度叩き潰してくれるわぁ! 」
フィーネはソロモンの杖をかざすと空を……地を……そして海を満たすとも言える程のノイズを召喚した。中には嘗て倒す為に相応の準備をした超大型ノイズとて少なくは無い。
「地上のノイズは私が叩くよ! 3人は空のノイズをお願い! いや……私だってすぐに救援に行くから! 」
鏡香はそう言うと街のノイズの殲滅に動き出した。
「ハッ! 鏡香にばかり良い顔させるかよぉ! 」
クリスもそう言うと鏡香と反対側の空にいるノイズを殲滅し始める。
「翼さん……私……あの時……」
「皆まで言わなくてもわかるわよ? でもそうね……今度は
「ッ! ……はい! 楽しみにしています! 」
翼は響の後悔と謝罪を飲み込ませた。然るべき時に……また話し合えば良いのだから……と。そして装者3人は3方に分かれて空中のノイズとの戦闘を始めた。
「…………限定解除をした事を加味しても……希望に満ち溢れている……か。その中心にいるのは立花鏡香……そして響か……」
フィーネはその戦闘の最中……自身の想定外のイレギュラーについて思う事を考えていた。
「オラァ! 」
「せぃやぁ! 」
「ハアァァァ!! 」
「だあぁぁぁ!! 」
クリスの射撃が……翼の斬撃が……響の拳が……鏡香の雷が無数と蔓延るノイズを毎秒毎に殲滅していく。嘗て苦戦したノイズもただの一撃で倒せる程に4人の勢いは止まらない。
「やはり……お前達こそが私の前に現れる真の障害……という事か……」
「やっさいもっさい! 」
「街を守る! 皆を守る! 」
「少し気恥ずかしいけど! 」
「自分が抱いた想いと正義の為に! 」
しかし……それは
「ノイズの数は着実に減っている!」
「もう一踏ん張りだ! 」
しかし……殲滅し損ねたノイズが
「あれはまさか! ソロモンの杖!?」
「ノイズに取り込まれて……? 違う! フィーネがノイズを取り込んでいるんだ! 」
「なんで……ノイズが……」
『ならば教えてやろう。そもそもノイズとはバラルの呪詛によって相互理解の出来なくなった人類が、同じ人類を滅ぼす為に作り上げた生物兵器だ。バビロニアの宝物庫より迷いい出たノイズを私はソロモンの杖で使役しているだけに過ぎない! 』
フィーネは念話で語る間もノイズを取り込み続け……その姿は嘗てのカ・ディンギルに相当する程の大きさとなった。
「ッ! フィーネの砲撃かよ!」
フィーネは4人の集まる場所へと高出力のエネルギーを放った。その威力はカ・ディンギルの砲撃と遜色無い程の規模と化していた。
『来たれデュランダル!』
フィーネの攻撃を躱す事に集中していた4人はフィーネによるデュランダルの回収を止める事は出来無かった。その結果フィーネの右手にはデュランダルが握られていた。
『ふん……今こそ叩き潰してくれるわぁ!』
デュランダル・グリエ!
振り下ろされたデュランダルの斬撃が4人に襲いかかるが、鏡香はこれを受け止めた。
「………………それ以上私の響を傷モノにしたら……私はお前を許さない! 」
ドライリングシュヴェルト!
鏡香のエレクライトが雷を放ち……その姿を槍のように鋭利にしていく。そしてフィーネの斬撃を押し返した!
「なんだと!? 鏡香アァ! お前が纏うソレはなんなのだあぁ!! 」
「凄い……お姉ちゃん凄いよ! 」
「いや……対して堪えて無いね。はっきりとした手応えを感じて無いから……」
体勢の崩れたフィーネが鏡香へと語りかけたが、その身体への損傷はごく僅かでしか無かった。
蒼ノ一閃!
ETERNAL SABBATH!
クリスと翼が追撃に入るも、その一撃も決定打には程遠い。
「うおおぉぉぉぉ!!! 」
我流 特大撃槍!
そこに響の拳も入るが結果は変わらなかった。
「無駄だぁ! お前達の使役する欠片如きでこの私を超えられるものかあぁぁ!! 」
何事も無かったかのように立ち上がるフィーネに……4人は言いえぬ恐怖を感じた。
フィーネも負けじとデュランダルを回収して赤い龍となりました。次回がフィーネとの最後の戦闘回となります!
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鏡香ちゃんのメインヒロイン(恋人)誰にしよう……
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