廃病院にて装者を待っていたのは……ウェルだけでは無かった。
フィーネからの情報の重みを彼女達は理解します!
フィーネによってもたらされた情報の結果……二課のメンバーは元〈F.I.S〉の装者達と、いち早く再会しなければならなくなった。
「まさか……フィーネが既に転生を果たしていたとはな……」
「本当にこの時代にいたんですね……」
「でもあの時の小娘に宿っていたとはな……」
三者三様ではあるが、調にフィーネが宿っていた事に驚きは隠せない。そして追い打ちでもたらされた〈月の落下〉の回避とその方法は……彼女達のみで成し得る事が困難であるとも理解した。
「フィーネがこの手の嘘をつく理由は無いな。少なくとも2年間一緒にいて危険絡みでは嘘をついて無かった……」
「表向きの櫻井女史としての仕事振りも誠実だった。それが仮の姿でもな。私も彼女の言葉に嘘は無いと考えている」
「そもそも司令達が裏付けをしてくれますが、私も信じて良いと思いますよ?」
残る3人も〈月の落下〉がフィーネの不利益になること、そしてその回避には協力を惜しまないだろうと認識していた。
「なら……近く緒川さんがマリアさん達の拠点の情報を纏める筈だよ? まぁ……今回はフィーネ自身が導いてくれるだろうけど……」
「なら……私が調ちゃんと話をしたいですね。
「未来……
「大丈夫だよ響。私だって響の想いを知っているから。だけど……その想いを聞いておくのも悪くは無いよね?」
「妥当だな。まぁ……叔父様や緒川さんがいれば節度を以ってくれる筈だ。響の心配してる事態にはならないだろうな……」
「あたし達の学祭も近いだろ? 何なら響お得意の歌で正面から向き合うのも1つの方法だろうな?」
「あっ! それ良いね。未来……
「望むところですよ? 私だって響とステージに立ちたいんですから……」
少女達は近く戦闘が避けられ無いにも関わらず、何事もないように今後の予定を決めていた。5人にとってはこの日常こそが最も守るべきものだから……
リディアンの学祭の3日前の夕方……装者達は本部へと招集されていた。
「裏付けが取れましたので翼さん達には武装組織〈フィーネ〉が拠点にしている廃病院に向かって貰います。どうやら病院の機器と食料品……果てには武器まで搬入しているとの噂もありますが……」
「多分武器ってのは聖遺物かもしれませんね。新しいシンフォギア装者ないしは、本当に未知の武器かも……」
「だけどフィーネは最後のシンフォギア以外は作って無いとも言ってただろ? じゃあ何なんだろうな……」
「行って確かめれば良いんだよクリスちゃん! それにマリアさんに会えば!」
「化けの皮を剥がして協力を取り付ける事も可能かもしれないな。まぁ……そこは鏡香が交渉するだろう。寧ろ私達はその援護に徹するぞ雪音?」
「じゃあ私は本部で調ちゃんと〈お話〉しておきますね? 何か情報があれば纏めておきますから……」
「頼むよ未来……どうやら私達には無理みたいだからね……」
其々が己の役割を分担して……この日〈フィーネ〉の拠点が二課の襲撃を受ける事となった。
『すみませんね。明日も学校があるどころか学祭までのこの期間で……』
「気にしないでください。響の事を侮辱した小娘は捕らえましたけど、組織としての被害は軽微な筈です。私達がやらないとノイズを使役されるだけですから……」
「廃病院……か。出るモノが出そうだな……」
少女達は覚悟を決めて病院へと突入した。
「待っていましたよ特異災害対策機動部二課の皆様。私こそが〈元F.I.S〉の研究員であり、今回の指導者をしていますナスターシャと言います」
「これはご丁寧にありがとうございます。ご存知とは思いますが私の名前は立花鏡香です」
「お姉ちゃんの最愛の恋人の立花響です!」
「風鳴翼です。しかし……解せませんね……」
「雪音クリスだ。何故あたし達の前に姿を現したんだ? 身の危険がわからないとは思えねぇが……」
互いが名前を名乗ると同時に翼とクリスはナスターシャの行動を不審に思っていた。しかし驚きの展開へと至る。
「お願いします。私の子供を……調を解放していただけませんか? 私達には果たすべき目的があります。彼女の助力無しに達成するのは極めて困難なのです。お願いします。どうか……どうか……」
「ナスターシャさん……」
響の視線の先にはマリアの時同様に土下座をしたナスターシャがいた。しかし……鏡香は無情な言葉を投げかけてしまう。
「断りますよ? 調ちゃんが響へと謝罪をするまで解放するつもりはありません。しかし……それでは事態が思わしくない事も承知しています。そもそも……彼女の謝罪を欲してる我々が何故この場所にいるのか……それを察していますか?」
「貴女方の怒りは最もです。しかし……私達には猶予が残されていません。その為にも……お願いします。私達の目的をお話しします。それほどまでに急を要する事態なのです……」
それでも顔を上げない教授に信念と覚悟を感じた装者達は互いの顔を見合わせた。そして頷き合うと〈F.I.S〉にとっては
「端的に言えば〈櫻井 了子〉の死後……
「貴女達がフィーネと対面……そんなまさか! 」
「間違いねぇよ。オッサン……つまりは二課の司令も周知している。その上でこの場所への突入を指示したんだからな……」
「櫻井女史の死後にフィーネが宿った先は……貴女達の仲間であるシンフォギア装者の月読 調です。間違ってもマリアには宿っていません……」
続いてクリスと翼もフィーネの転生先を無情に告げた。そして畳み掛けるように鏡香は語り出した。
「貴女達の目的である月の落下の阻止。それに伴うフロンティアの浮上後に月遺跡を再稼働させる事も把握しています。無論バラルの呪詛が発動しますが、今回はフィーネも協力を申し出ました。後は貴女達の行動次第……そうなりますよ?」
全てを見透かした
ナスターシャ教授登場!しかしまさかの調Inフィーネ!この事実は全ての陣営にとっての厄ネタとなりました。さぁて……そろそろスパイスが働きますよ?
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鏡香ちゃんのメインヒロイン(恋人)誰にしよう……
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キャロル
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クリス
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響
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翼
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マリア
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きりしら
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未来
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パヴァリア
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シェム・ハ
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緒川さん
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弦十郎司令
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あおいさん
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藤崇さん
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エルフナイン
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ノブレ
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自動人形