異なる思惑を抱いて……彼女達はステージへと一歩踏み出した!
『凄いですよぉ! 最高得点更新です! この後に登場する参加者は果たしてこの点数を超えられるのでしょうか!』
「鏡香は……見てくれたかな……?」
クリスは純粋に胸の内にある想いを歌に乗せて奏でた。そしてソレは会場中で溢れていた。
「さて……じゃあ行くよ2人共……。クリスを超えてみせないとね?」
「もちろん! クリスには負けたく無いから!」
「行こう! お姉ちゃん! 未来!」
鏡香達も自分達の出番の準備を始めた。
『さて! 次の挑戦者は昨年の覇者である立花姉妹です! 今回は響ちゃんの親友である小日向未来さんと3人での挑戦となります! 』
「鏡香の歌……一体何を歌うんだ……?」
『私達が歌うのは3ヶ月前に嘗てのリディアン付近現れた、無数のノイズと戦った少女達が歌ったあの時の歌を歌います。彼女達の胸の内に何があったのかはわからないけど……それでも私達の心に残ったから!』
「先輩……鏡香はもしかして……」
「まさか響から歌詞を聞いたのね。そしてこの舞台で歌うつもり……か。雪音……私達も聞いて見たかったんじゃない? あの歌をこういった視点で見る機会を……」
『それではお聞きください! 私達3人で……
【FIRST LOVE SONG】……です!』
鏡香はそう告げると曲の前奏が流れ始めた。そしてこの歌を再び聞く事になると思わなかったフィーネも驚きを隠せないでいた。
『……まさかこの歌を再び聞く事になるとはな……』
「フィーネ? 知ってるの?」
『鏡香達が私を退けた時に歌い……月の欠片を砕いた時の歌だろうな……まさかここで……な?』
「恐らく……私達に向けたメッセージでもあるのでしょう。調……しっかりと聞き届けていきなさい。彼女達が本当に偽善者かどうかはそれでわかると思いますよ?」
会場の2人もこれから始まる歌に魅入られるだろうと……薄々察していた。
『ぎゅっとほら……恐くは無い……♪ 』
『わかったの……コレがイノチ……♪ 』
『後悔は……したくは無い……♪ 』
『夢……ここから始まる〜♪ 』
「響はとにかくとして……小日向が私の……そして鏡香は雪音のパートなのね……」
「あぁ……これは泣けるな……」
一方の別の観客席でも……3人の歌を聞いて影響を受ける者達がいた。
「温かい……ですね。彼女達は戦う過程でも……この温もりを忘れずに月の欠片を……そしてフィーネを退けたのですね……」
『あぁ……。本当に私の悲願を尽く打ち破ったからな……。だが……今はあの時以上に温もりを提供している。そして何よりも……』
「自分達が楽しんで歌っている……こんなにも会場を包んでいるのに……」
『とめどなく〜♪』
『溢れてく〜♪』
『この力〜♪』
『これが想い合うシンフォニー♪』
調の瞳から涙が零れ落ちた。そしてフィーネは……再度問いかける事にした。
『どうだ調……まだ響達を偽善と言えるか? まぁ……お前に1つ面白い言葉をくれておこう
やらぬ善よりやる偽善
どちらが人の心を動かすか……今ならわからないか?』
「それ……は……」
調の中でナニカが揺れるモノを感じたが、フィーネの言葉が今までで1番胸に刺さった瞬間だった。そして別の観客席でも……その歌に影響を受ける少女がいた。
『響け絆……』
「コレは……偽善じゃないかもしれない……デス。こんなにも胸を刺激する歌を歌う人間が……偽善者なワケ……」
切歌もまた……目的と温もりの狭間で揺れる事となった。
『御三方ありがとうございました! 素晴らしい歌です! 雪音さんの歌を超える程の温かさを私は感じました! 果たしてその結果は…………満点! 満点です! 文句なしのチャンピオンです!』
「あぁ……鏡香達に負けちまったなぁ……。でも……悔しいのに……納得しているあたしがいるんだよなぁ……」
『さて……! チャンピオンに挑戦する方々はいらっしゃいますか? 優勝はないかもしれませんが……私個人での副賞の手配も承ります!』
すると調が席を立った。
「マム……私……あの人に挑みたい。例え負けても私の想いを伝えないといけないような……そんな気がするから……」
「ええ。行って来なさい。今の調ならば堂々としていける筈ですから……」
「私がチャンピオン達に挑戦します! 」
『おお!? 挑戦者ですね! それでは準備をお願いします!』
調は名乗りを上げて舞台裏にむかう。そして二課の装者達も舞台裏へと向かった。
「貴女達の歌をしっかりと聞き届けました。なら……今度は私の歌を聞いて欲しいです……」
「へぇ……良いね……楽しそうだよ……!」
鏡香は獰猛な笑みを浮かべたが、ここで意外な人物が名乗りを上げた。
「鏡香……私も貴女の歌を聞いて歌いたくなったわ。この娘と共にステージに立って貴女達と勝負するのも悪くないかもしれないわね?」
「翼まで火が点いた……? 良いじゃん! それでこそ私の親友だよ!」
すると翼は調へと向き直った。
「さて……月読調と……言ったわね? さっきも言った通り私もステージに立ちたくなったわ。それに……歌う予定だったのは
ORBITAL BEAT
でしょう? 係の人が準備しているのを聞いたわ。なら……私はこれ以上に無い適役よ?」
「…………まるで私の方が遅れを取るみたいに言わないで貰えますか?」
「本物の片翼……その実力が鈍ら刀かはステージで魅せてあげるわよ?」
翼はそれだけ告げると調を告げてステージへと足を進めて行った。
「…………まさかの展開だね。まぁ……トップアーティスト自らステージに立ったなら……2人も油断禁物かもね?」
「そうですね……確かに私達は
「それに……私達は2年前にこの曲を聞いて無いから、実は翼さんがこの曲を歌ってくれるのは……とても興奮してるよ!」
鏡香は驚きを……未来はプレッシャーを……そして響は興奮を隠せないでいた。コレは3人に……いや……嘗ての双翼の姿を知るモノにとってはどれほどの価値となるかは計り知れないだろう。
『機材の調整が終わり……ってええっ!? 大ニュースてす! なんと我が校が誇るトップアーティストの翼さんが新たなる挑戦者の月読さんとデュエットを了承したとの情報が入りました! 本日限りの双翼の再現です! 皆様……この興奮を味わってください! 』
「流石翼だね……。参戦決定の情報だけでこれ程の嵐を起こすなんて……」
「先輩の歌……しかと聞かせて貰おうぜ!」
そして曲が……流れ始めた。
『幾千億の祈りも〜♪ 』
『柔らかな光でさえも〜♪ 』
「これが……2年前のあの日……」
「翼さんと奏さんが歌う筈だった……」
翼が自身のパートを担当する事で調は奏のパートを全力で歌う事ができるようになる。ソレは奇しくも二課の装者と1つの共同作業をする事となるが……。
『届け! 届け! 高鳴るパルスに』
『繋げたこのBURNING HEART!
』
「響……調ちゃんの歌……わかるよね?」
「うん……私達に全力で想いを伝えようとしているね。その胸に灯る信念の炎が私にも感じられるよ……」
ステージの様子を見守る2人も……そのプレッシャーを肌で感じていた。
『暗闇を越えてぇ〜♪ 』
「翼さ〜ん! かっこいいですよぉよぉ〜! 」
「調ちゃん凄い歌唱力だよぉ! 奏さんの事を超えるかもしれないよぉ〜!」
そして曲が終了すると会場が沸き立っていた。調の歌唱力が当時の奏に匹敵すると評価されていた事は……装者達にとっては少しだけ複雑なモノとなるが……
『お前達レスプターチルドレンがその気になり、相応の修練を積めば天羽奏のアイドルとしての実績を超えるのは充分にあり得る事だ。まぁ……決めるのはお前自身だがな……』
「やけに今回のフィーネは節介焼きだな。まぁ……コイツに可能性があるのはあたしも認めるがな……」
「…………月読調。私の事を〈コイツ〉とか……
〈お前〉って呼ばないでください。私も貴女達を認めます。私達の乗り越える目標として……」
調は二課の装者達を【恐怖の象徴】ではなく、【乗り越えるべき目標】として見定めた。
「調……必ず助けるデスからね……」
切歌もまた……ステージに立つ覚悟を決めた。
め ち ゃ く ち ゃ 聞 き た い !(願望)
この3人の三重奏とか!つばしらのデュエット(もっと)聞きたい!運営さん!実装お願いします!
僕の聞きたい組み合わせを散々体現して見ました!皆様はどんな組み合わせで聞いてみたいですか?
よろしければ感想・高評価・メッセージ・お気に入り登録等もお待ちしています!アンケートの回答もしていただければ嬉しいデェス!
鏡香ちゃんのメインヒロイン(恋人)誰にしよう……
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キャロル
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クリス
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響
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翼
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マリア
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きりしら
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未来
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パヴァリア
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シェム・ハ
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緒川さん
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弦十郎司令
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あおいさん
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藤崇さん
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エルフナイン
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ノブレ
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自動人形