「ここは……二課の……?」
『気がついたか鏡香……お前は未来と共に米国船上で意識を手放した。しかし……調がギアを纏って飛び出したのでな。すぐに回収する事ができたぞ?』
「そっか……ごめんね調ちゃん。私達を助けてくれてありがとうね?」
するとフィーネは調へと意識の主導権を渡した。更に部屋の外へと視線を向けた。
『入って来い響に切歌。お前達2人にも関わる話をするのでな……』
「じゃあ……遠慮なく……」
「あたしも……良いんデスか?」
響は鏡香の元へ、切歌は調の元へと足を進めた。そして調は呼吸を整えて2人へと向き直る。
「響さん……貴女を偽善者と罵って申し訳ありませんでした。確かに響さんは私達の事を知りません。しかし同時に私達も響さんの過去を知りませんでした。その状態で響さんを偽善者と決めつけ……その心を傷つけてごめんなさい!」
「あたしも……調に同調して追い打ちをかけたデス。更に挑発をしてごめんなさいデス……」
調の切歌は深々と立花姉妹への謝罪を告げた。すると響は自分の本心を語った。
「ありがとうね2人共。私ね……あの時調ちゃんに偽善者って言われて……辛かった。だけどね……私達も調ちゃん達の事を知らなかった。だから……これから教えて貰えるかな?」
「はい! こんな私で良ければぜひ!」
「どうしないといけないか……それをこれから教えて欲しいデス!」
響は切歌・調と固い握手をした。すると鏡香は2人に向かって頭を下げた。
「ごめんね切歌ちゃん……君達の前で調ちゃんを奪った事……それはテロリストに対しての二課の戦闘員なら正解だったかもしれない。でも……
「それは……しかたないデス。鏡香さんはやるべき事をやりきっただけなのデスから……」
「それでも……だよ。私は少なくとも年長者としての冷静さが欠けていた。だから……本当に……ごめんなさい……」
鏡香は切歌に対して深々と頭を下げた。しかし……
「そして調ちゃん……調ちゃんの前でマリアさん・切歌ちゃんを傷つけて、更に皆から引き剥がした事は恨まれて然るべきだと思う。本当にごめんなさい。謝って許される事じゃあ無いと……わかっているけど……」
「鏡香さん……そこまでしなくても……」
調は切歌の時以上に深々と頭を下げる鏡香を見て胸の痛みを覚えた。それは怒りなどの感情からではなく……
「鏡香さんは響さんの事を侮辱した私達が許せなかっただけです。先に侮辱した私達だって響さんのあり方をあの時は受け入れる事ができなくてああ言ってしまいました。でも……
「調……」
「調ちゃん……そこまで……考えて……」
「本当にすみませんでした響さん。
「本当にわかってくれてるみたいだね。なら……私も2人を赦さないとね……」
鏡香も調を許す事が出来た。しかし……続くフィーネの言葉に4人は受け入れる事となる。
『マリアの暴走……その原因は鏡香が調を奪った事だ。そこでマリアは力が無ければ何も状況は変えられ無いとでも悟ったのだろうな。でなければ襲撃してきたアメリカ兵やお前達との奮戦はあり得ないだろう。つまりマリアを変えたのはお前だぞ……鏡香』
「思えばマリアがピリピリし始めたのは調がいなくなってからデス。そして……手を汚す事に……躊躇う事ご無くなっていた……デス……」
「今ならわかるよ。マリアさんの覚悟がなんであそこまで強くなったのか……」
「マリアさん……本当に怖かった……」
「私……あの時のマリアが見て居られ無かった。でも……」
各々が感じた事は違えど、マリアの暴走の一端を各々の解釈で受け入れ始めていた。
『そして行き着くところがナニか……わからないお前達ではあるまい?』
「ええ。なので……絶対に止めますよ。それが私達の責任の取り方ですから!」
「なら……そこに私の推測も入れて貰えますか?」
「っ!? 未来!? もう動いて平気なの!?」
鏡香は驚きを隠せないでいたが、未来は部屋を抜け出してここへやって来ていた。そしてマリアと対面した時の印象を語り出した。
「マリアさん……残り時間が少ない事は常々口にしていました。そして
「未来さんの言葉……とても刺さるデス。マリア……間違い無く暴走してから……
「なるほど……ね。なら……急がないとね!」
鏡香は全員の話を聞くと覚悟を決めていた。
「切歌ちゃん……調ちゃん……力を貸してくれるかな?
「ええ……。私が
「大丈夫だよ未来! 私がマリアさんを説得するから!」
「今の響さんの言葉なら!」
「マリアも聞いてくれるかもしれないデス!」
全員の意見が纏まった時、未来は最後の伝言を告げた。
「司令とナスターシャ教授……それに緒川さんと翼さんは先行してフロンティアへと向かいました。残るは私達だけみたいですよ?」
「ッ! 先に言いなさい! 響!
「もしかして鏡香さん……神獣鏡を……」
「うん! 何だか今なら纏える気がするから!」
響はエレクライトの腕輪を装着し、鏡香は神獣鏡のギアペンダントを首に下げた。そして調と切歌には……
「私達を助けて貰いたい。恐らくマリアさんの説得……それが最難関だから……」
「お姉ちゃんは……どうするの?」
「クリスを助けに別行動……かな? 確か神獣鏡にはステルス性能があったよね?」
「あるデスよ。そしてその力を恐らく今の鏡香さんなら!」
「絶対に使いこなせます! だって私達を倒した人なんですから!」
『とはいえネフシュタンも持ち出すのだろう? 連中にとって1番の脅威とは鏡香に他なるまい? まぁ……その鏡香はステルス移動となると悪夢そのものだがな……』
「なら……改めて組分けをしましょう?」
「あたしと調でマムとの合流を果たすデス!」
「じゃあ私がマリアさんを止めるから!」
こうして役割分担が決定した。そして未来も最後の詰めに取り掛かる。
「藤尭さんとあおいさんが翼さんや司令へのナビゲートをしています。だから……私が響のナビゲートをしますから!」
「……未来……大丈夫なの? ギアの反動とか……」
「このくらい〈へいきへっちゃら〉だよ! これが私の戦いだから!」
「ありがとうね未来……じゃあ……
「はい!
こうして少女達は次の行動を始めた!
和解完了!さて……次回は囚われのお姫様の登場かな?
ちょっとウェルの……そしてマリアの悪役ムーヴが限界を超え過ぎて作者の手にも負えて無いけど……
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鏡香ちゃんのメインヒロイン(恋人)誰にしよう……
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キャロル
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クリス
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響
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翼
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マリア
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きりしら
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未来
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パヴァリア
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シェム・ハ
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緒川さん
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弦十郎司令
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あおいさん
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藤崇さん
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エルフナイン
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ノブレ
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自動人形