「先輩……あたしはやるべき事がある。だから……さっさと倒れてくれるか?」
「断ろう。今の雪音の表情……見るに耐えないな。鏡香に見せる事などできはしない。故に私が雪音を下す……それだけの事だ」
フロンティアに辿り着いた二課の装者である翼の前にクリスが立ちはだかっていた。しかし……その首元には
『余計な事はしない方が身の為ですよ? 彼女の命が惜しいなら……尚更ね?』
既にフロンティアのシステムを掌握し始めたウェルはクリスの監視すらも片手間に行っていた。しかし……
「ソロモンの杖……約束通り終わったら渡して貰うんだからな!」
『ええ……貴女の働き次第ですけどね?』
「雪音……貴女そこまで……」
翼も
「二課の装者の足止め……それもマリアがフロンティアを起動するまでの……しかし……」
「あたし相手に余計な事を考えるなよ先輩! 」
「クッ! 今の雪音の相手をしながらでは……」
クリスはソロモンの杖を手に入れる事を条件にマリア達の手先と成り果てた。そして翼も……それを良くは思え無かった。
「済まないが雪音よ……ここは押し通らせて貰うぞ! 」
蒼ノ一閃!
「チッ! 先輩の斬撃か……だが……あたしを舐めんじゃねぇよ! 」
MEGA DETH PARTY!
翼の斬撃を凌いだクリスは反撃とばかりに得意のミサイル掃射で翼の迎撃を試みた。しかし…………
「甘いな雪音! 既にその技の軌道は知っているぞ!」
「……やっぱ一筋縄じゃあいかねぇか……」
当然翼もクリスの攻撃を危なげ無く捌く事に成功する。
「だが……今は時間が無いのでな! 強引にでも先に進ませて貰うぞ!」
「その時間を稼ぐのがあたし様の役割だ! 簡単に先には進ませてやらねぇぞ先輩!」
「しかし……流石雪音だな。この状態で己の役割を全うする為に行動できるのは!」
「ハッ! 生粋の防人に言われたかねぇよ!」
クリスの射撃……翼の斬撃、把握された地形……未開の地、それぞれの分野での有利不利は分かれるだろう。しかし……対面での戦闘には翼が、フロンティアに先行して入り込んだクリスには地の利が働いていた。
「ッ! 設置型のミサイルか!」
「その隙は貰ったぞ先輩!」
BILLION MAIDEN!
事前に仕込まれたクリスのミサイルが翼の意識を僅かに逸らせ、その隙にクリスは翼の回避先にガトリングガンを放った。
「グアァァァ!!」
「そのまま夢の世界に落としてやるぞ先輩!」
とはいえ距離を開けたまま戦い続けて天羽々斬の機動性で突破されてはクリスが足止めを果たす意味はなくなる。
「迂闊に近づき過ぎたな雪音!」
「ッ! しまった!」
逆羅刹!
クリスが一定以上の距離を取らない事に気が付いた翼は敢えて小回りの効く技を選び、それがクリスへの反撃へと繋がる事になった。
『おやおや……もっと働いて貰え無いとソロモンの杖どころか貴女の命も保証しませんよ?』
「わかってるよ! 黙ってあたしの監視も続けておけば良いんだよ! 」
「その首輪……やはりウェル博士の!」
「ウダウダやってるヒマはねェぞ先輩!」
翼がウェルのやり口に察しをつけようとした時、クリスは反撃に転じた。しかし……
「埒が開かねぇな……。とはいえあたしだって勝負を決めてさっさと杖を手に入れなきゃならねぇ。だから全力だ!
「ならば見せてみろ雪音。
MEGA DETH PARTY!
「ッ! 自らを巻き込む程の近距離でのミサイルだと!?」
逆羅刹!
「まだまだだぁ!」
BILLION MAIDEN!
「だが……既にその技はみき……「
RED HOT BLAZE!
翼は迫り来るミサイルを逆羅刹で迎撃するも、クリスはそれを見切ってBILLION MAIDENで追撃に転じた。そして詰めにクリスは
「グァァァ! ……だがぁ!」
蒼ノ一閃!
翼も負けじと打ち付けられた勢いを用いて斬撃を放った。その結果クリスも直撃を受ける事となる。
「はぁ……はあ……はあ……」
「ぜぇ……ぜぇ……ぜぇ……」
しかし……地の利が2人の戦いの明暗を分けようとしていた。
「そぉこぉだぁ!」
MEGA DETH QUARTET!
クリスは斬撃を受けた瞬間に生成したミサイルを発射して周囲を崩落させた。その結果翼の頭上から瓦礫が降り注いだ。
「が……ァァ……」
「はあ……はあ……はあ……ようやく……大人しく……なったかよ……先輩……」
パチパチパチ……
「ふぅ……ようやく大人しくなりましたか。中々時間はかかりましたが……まぁ……良いでしょう……」
「あたしは……約束を守ったぞ……早く……杖を……」
するとウェルは
「ええ……約束ですよ。ただし……生きていられたらなぁ! 」
「ッ……! この卑怯者ぉ!」
クリスの前に現れたノイズ……しかし今のクリスに迎撃する力は残っておらず……翼も倒れ伏してしまった。
「お前……まだ人を弄ぶのか?」
「は……え……?」
「お前がクリスに触るなぁ!」
「ウアァァァ!!」
「鏡香……なんで……ここに? それに……そのギアは……」
「そう……神獣鏡のシンフォギアだよ? 未来が纏ったこの力……今は私が使ってる。それに未来は今……響を支えているから……」
「何故だ……何故お前がここにいる! お前は……それに融合症例も身の安全は! 」
「お前に言われる筋合いは無いと言った筈だ!」
浮遊する鏡から光が放たれ……
「選べよ博士……このまま私達に捕まるか……自らの意志で投降するか……」
「ぐうぅぅぅ!!! 認めない! 僕は絶対に認めない! こうなったらフロンティアを使ってえぇ!! 」
ウェルはフロンティアに自身の左腕を接続して地形を変化させて逃走してしまった。
「逃げられたかな? いや……でもその先には……」
鏡香はフロンティアのメインコントロールパネルのある方角へと視線を向けた。そしてクリスは翼へと駆け寄る。
「先輩! 怪我は!」
「クリス……少しだけ待っててね?」
鏡香は翼と手を重ねると……ネフシュタンの力を流し込み始めた。
「ぐ……うぅ……」
「ごめん翼……もう少しだけ耐えて……」
すると翼の傷は何とか塞がり……意識を取り戻す事に成功する。
「済まないな……世話を……かけたな……」
「2人の休息がてら私達の事を……そして現状を伝えるよ。時間は残り少ないけど……功を焦ったら損をするからね……」
鏡香は本部での5人の会話の内容を2人へと語り始めた。そして事態は……全ての陣営を最後局面まで導こうとしていた。
ブチ切れちゃいましたねぇ……破壊神鏡香は容赦無し!(いいぞもっとやれ!)
ちなみにこの2人は打ち合わせ以前に本気で喧嘩していました……
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鏡香ちゃんのメインヒロイン(恋人)誰にしよう……
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キャロル
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クリス
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響
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翼
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マリア
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きりしら
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未来
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パヴァリア
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シェム・ハ
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緒川さん
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弦十郎司令
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あおいさん
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藤崇さん
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エルフナイン
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ノブレ
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自動人形