私が貴女を守るから……(本編完結)   作:タク-F

6 / 177
調子が良いので本日はリディアン到着回も投稿します!

そして投稿開始から1週間を経たずにお気に入り登録が増えていくのを見て僕はとても嬉しいです!皆様ありがとうございます!


説明

 鏡香が目覚めた後に3人はリディアンの地下にある本部に連れて行かれた。

 

「ここは……リディアン?」

 

「嘘……」

 

「学校にこんな設備……リディアンも政府の施設って事か……」

 

 そして到着した後の弦十郎の説明によると奏の槍は、聖遺物……そしてそれを謎の技術で加工した兵器だと説明された。

 

ガングニール……男の子達がよくやってるゲームに出てくるグングニルみたいだね……」

 

 未来の呟きに訂正を入れたのは意外にも弦十郎だった。

 

「いや……同じ物だ。まぁ……聖遺物自体は神話や逸話由来の物が存在しているらしいからな。そして近年のゲームは神話由来の世界観をモチーフにした物も珍しくはない。ただ……制作陣がどのような逸話を選ぶかはわからないがな……」

 

「意外ですね。大人が貴方みたいな人がゲームに詳しいとは思いませんでした。ごめんなさい……偏見を抱いてしまって……」

 

「ははは……構わんさ。それに……こう見えても俺にだって幼少期はあるんだぞ? 一昔前にはゲームくらい嗜むさ……」

 

ええ!? 風鳴さんがですか!? とてもそうには見えません! 

 

「うそ……」

 

2人共……。ごめんなさい風鳴さん。後で2人には説教をしておくので……」

 

 妹達の言動に頭を悩ませる鏡香だった。しかし……本部に到着してからはその和やかな雰囲気は終わりを告げる。

 

「さて……せっかくだからさっきのグングニルの話でもしようか?」

 

「ッ! お願いします」

 

 弦十郎の雰囲気の変化に気づいた鏡香はその説明を聞く事にした。

 

「まず前提だが、ガングニールとグングニルは同じ物だ。ただ……神話時代の事を記した文献の真偽がわからないだろう? 故に解読者によっては解釈が違う場合がある。今回ゲームに取り入れられたのは語呂の良いグングニルみたいだな」

 

「はえ〜……そう言う事もあるんですねぇ〜……」

 

「ちなみに響……ゲイ・ボルグって名前の槍はそのグングニルのレプリカらしいわよ?」

 

「お姉ちゃんの知識はどこまであるの……?」

 

 鏡香は当たり前のように告げたが、彼女自身も前世でそこそこのゲーマーだった。ゲーム知識に関しては完全に転生の恩恵だった。

 

「脱線した話を戻すぞ? 奏のガングニールや翼の天羽々斬は、ノイズを倒せる唯一の兵器だ。しかし……その技術は()()の成果なんだ。実体の無いノイズにダメージを与えられる唯一の兵器……しかしその実態は解明しきれていない」

 

 当然開発者の櫻井 了子(フィーネ)が情報を開示しなければその原理も含めてブラックボックスなのが現状だ。

 

「そこで聖遺物を起動させてその解明をするプロジェクトが政府で開始された。そしてその起動に必要な要素は歌の力。俺達はそれをこう呼んでいるんだ……フォニックゲイン……とな」

 

「フォニック……ゲイン?」

 

 響は首をかしげたが、未来は少しだけ表情をしかめて質問をした。

 

「まさか……あのライブが……関係しません……よね?」

 

「その嫌な予感通りさ。フォニックゲインを高める事が出来るのはシンフォギア装者だけでは無い。そう……秋のライブでは聖遺物の起動に必要なフォニックゲインを集める。それがあの日の本当の目的だったのさ……」

 

「その大掛かりな聖遺物の起動にはたくさんのフォニックゲインが必要で、観客からの声援すらも力に変わる。だからあの日……」

 

 鏡香はあの日のライブの核心に迫ろうとしていた。

 

「お姉ちゃん……」

 

 しかし……状況の大きさに震えた響は姉の腕を掴んだ。そうしなければ……耐えられないのだ。

 

「ライブ自体はたのしかったです。しかし……その裏側でこんな事が……」

 

「騙していた事……そして危険に巻き込んだ事には謝罪したい。しかし……既に君達は君達の認識以上に重要な存在となっている。奏のガングニールの破片……それが埋まった少女というのは……それ程までに重要人物なんだ……」

 

 弦十郎の言葉には重みがあった。そして鏡香は何故自分達をリディアンに……そして本部に連れて来たのか理解した。

 

「響を……戦わせるんですか?」

 

「俺自身にそのつもりも無ければ、そもそも響君がガングニールを扱える保証もない。だからそれは安心して欲しい」

 

「言ってしまえば響は心臓付近に武器の素がある状態ですからね。でも……私は認めません! 生死を彷徨った妹を危険に巻き込みたくはありません! 

 

「お姉ちゃん……私の為に……」

 

「鏡香お姉ちゃん……」

 

 鏡香は響が戦うかもしれない事にいち早く気づいた。そう……奏の武器が響の胸に突き刺さったあの日から……

 

「わかっているさ。だからこそ()()()()()()()()()()()()()協力して欲しい」

 

 弦十郎は3人に頭を下げた。そして……鏡香は響に確認した。

 

「響……もしかしたら響はこれからとても大変な事に巻き込まれて、奏さんみたいに戦う事になるかもしれない。だけど……私は今の状況は知って欲しいとも思ってる。響はどうしたい?」

 

「鏡香お姉ちゃん……それって……」

 

「ただ胸の付近に武器の破片があるだけなら少し不幸なだけで済む。寧ろ私はそうであって欲しいと思っているの……」

 

 それは鏡香にとって祈りのようなものだった。妹は不幸に巻き込まれただけ……本当にそれだけの1人の少女……そう願って止まないのだ。

 

「お姉ちゃん……私……検査を受けるね? お姉ちゃんを……安心させてあげたいから……」

 

「響……」

 

 未来は親友が何処か遠くに行ってしまう……そんな気がしていた。

 

「大丈夫だろう……何せ……今日まで何も無かったんだ……」

 

 弦十郎もそう願わずにはいられずに、言葉が漏れてしまった……。この場の4人は……響に何も起こっていない事を……強く願っていた。

 

 




後に入学する予定のリディアンに辿り着いた3人は……リディアンと二課の繋がりを知った。しかし……この保護によってノイズへの正しい知識を3人は知る事になった。

よろしければ感想・高評価・メッセージ・お気に入り登録等もお待ちしています!アンケートの回答もしていただければ嬉しいデェス!

鏡香ちゃんのメインヒロイン(恋人)誰にしよう……

  • キャロル
  • クリス
  • マリア
  • きりしら
  • 未来
  • パヴァリア
  • シェム・ハ
  • 緒川さん
  • 弦十郎司令
  • あおいさん
  • 藤崇さん
  • エルフナイン
  • ノブレ
  • 自動人形
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。