さぁて……皆様のお楽しみの1つの回が実現しました!
「もう1度言います! 最高に可愛いのは響です! 誰がどう言おうと譲りません!」
「冗談じゃないわ! 最高なのはセレナよ! 調や切歌よりもセレナが可愛いのを私は知っているの! 響の可愛さはあくまでも切歌や調のレベルと大差無いわ! もちろん2人は世界で2・3番ぐらいに可愛い! だからセレナが別格なのよ!」
「言いますねマリアさん! 響の小さい時のエピソードを聞かせてあげますよ!」
二課の1室で鉢合わせたマリアと鏡香は、いつかの約束としていた妹談議を始めていた。
「響は小さい頃からお姉ちゃんっ娘なんです! 事ある事に未来と私の3人で過ごしたがる可愛い妹ですから!」
「それは私も同じよ! ウクライナで過ごしていた時にはセレナも【マリア姉さ〜ん】って後をついてくるのよ! ペンギンみたいなたどたどしい足取りでね!」
「それは響も同じです! いつも【お姉ちゃん大好き! 愛してる! 結婚して!】って……プロポーズしてくれるんですよ! そんな可愛さを知っているなら異性のパートナーなんていりませんよ!」
「ぐぬぬ……セレナはそう言う事をする前に……」
マリアは歯ぎしりをしながら鏡香の勝ち誇る顔を見下ろしてた。本当に悔しそうである。
「マリア! 会いに来たデスよ!」
「お土産。今日はクリスさんと手作りのお菓子……」
「お姉ちゃん! 愛しい妹が会いに来たよ!」
「こら響! 鏡香さんは一応仕事中だよ! 非番の私達の代わりに本部の仕事をしてるんだから……」
すると騒がしい事にひびみくときりしらコンビが本部へとやって来た。賑わう時は一瞬で賑わうのも響の人柄故だろう。
「そんな響さんに切ちゃんも良い意味で影響されました。今では切ちゃんの出動の日も本部で賑わってますよ?」
「ほ〜う? 切歌ちゃんに……ね?」
すると鏡香は完勝したと言わんばかりにマリアへとドヤ顔を決めた。
「ね……マリアさんもわかりましたよね? 響はこんなにも人々を惹きつけられるんです! 響はさながらお日様の輝きなんですから!」
「っ……それは……そうだけど……」
マリアは悔しさを隠せずにいたが……すると調が口を開いた。
「マリアの真の妹愛は偏りが無いところ。私は知っているんですよ? 鏡香さんは……確かに響さんを溺愛しています。それこそ私達の知らないような事や知ることのできない事まで知っていると思います。ですが……
「調……貴女……」
「あ〜……なるほど……」
「ん? どういう事???」
「あたしも意味かさっぱりデース……」
2人程理解が遅れていたが、3人は構わず話を続けた。
「マリアの優しさは独占されるべき愛じゃあありません。私や切ちゃんだってセレナと同じようにマリアに愛されました。私達レセプターチルドレンはそれこそ数多くの少年少女が施設にいましたが、マリアはその全員に高い次元で好かれていました」
「…………確かに分が悪いかも……しれないね。フィーネさんの話だとそれこそ2ケタ以上の妹分や弟分を平等に愛せるのは年長者としても完璧だし、お姉ちゃんとしても1つの理想像と言える。私はあくまでも
鏡香は調の反論に明確な動揺を見せた。その様子を見て調は更に追撃を加える。
「確かに鏡香さんは響さん以外とも適度以上の関係を構築していますが、そのせいで未来さんは鏡香さんの事を3人ハーレムとして完成させざるを得なかったんですよ? 結果的にそれを年下に強いた鏡香さんよりもマリアの方が理想のお姉ちゃんだと思います。鏡香さんのお姉ちゃん像はその外側に放り出された時……
「う……うぅ……」
「あの鏡香さんが……」
「調ちゃんに……」
「完全に言い負かされたデスね……」
項垂れる鏡香に対して当のマリアは困惑していた。
「調……そこまで私を慕ってくれてたの? それに……切歌やセレナ以外にもそこまで貴女達程皆が私を慕っていたなんて……」
「それはマリアがマリアらしくして欲しいからデスよ? だって……マリアの愛情を1人占めしたら申し訳なくて胸が苦しくなるデス……。マリアは
切歌の勝利宣言に鏡香はとてつもない敗北感を覚えていた。
「でも未来……そうなると……」
「比べる土俵が違うんだと思うよ? マリアさんは広くて深い愛。鏡香さんは狭くてとことん深い愛だからね……。それこそ人の好み次第ではわからないけど……」
「これはわからなくなったわね……。完全に私の負けかと……覚悟していたけど……」
「姉からの愛は鏡香さんが、妹からの愛はマリアが圧倒的に有利。だから明暗を分ける要素が必要だと思います。そこで服を用意しました!」
調が用意したのはたくさんの服だ。そしてその量を見て2人は悟った。
「マリアが響さんを、鏡香さんが切ちゃんをより可愛くコーディネートできた方が勝ち。判定員は未来さんで……」
「ぐっ……中々バランスが取れてるわね。判定が贔屓目にならないようしっかりとバラけてる……」
「それじゃあ準備をお願いします! もちろん当人が嫌がる服装は判定対象外ですからね?」
「マリアさん……私負けませんから! マリアさんよりも切歌ちゃんを可愛くしますから!」
「あら? 響の可愛さを引き出せるのは鏡香1人じゃないのよ? 寧ろ私の方が有利ね!」
こうして2人はそれぞれの相方の冬コーディネートへと没頭した。そして……
「凄いよ響! お姉ちゃんみたいなマフラーが似合ってるよ!」
(並行世界のグレ響のパーカー要素をフリフリお姫様要素にしたマリア)
「可愛いよ切歌ちゃん! 緑色以外の色も着こなせるのはレベルが高いよ!」
(ゴスロリ衣装を着せつつもしっかりとプロポーションも主張させる鏡香)
「これは……」
『中々レベルが高いな……』
調とフィーネもその表現力に絶句していた。そして未来が選んだのは……
「う〜ん……マリアさんで! 今回は響を鏡香さんみたいにキリッとさせたギャップが大きかったと思います。でも……凄く悩みました……」
「ふふふ……逆転勝ちよ! 」
その日鏡香は……姉力で明確に倒すべきライバルを見つけた。以降【姉の会】の会員が増える事になるのを……彼女達はまだ知らない。
実際僕の想像する2人のお姉ちゃん像では、
鏡香は【響に対して頭の先から爪先まで把握するお姉ちゃん】で、
マリアは【妹分達を争わせないように、分け隔て無く愛せるお姉ちゃん】
となります。
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鏡香ちゃんのメインヒロイン(恋人)誰にしよう……
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キャロル
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クリス
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響
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翼
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マリア
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きりしら
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未来
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パヴァリア
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シェム・ハ
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緒川さん
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弦十郎司令
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あおいさん
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藤崇さん
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エルフナイン
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ノブレ
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自動人形