私が貴女を守るから……(本編完結)   作:タク-F

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G編最後の閑話は謎の女性である【木原 由紀】についてとなります!


その少女……木原由紀

 フロンティア事変の終盤で現れた謎の少女【木原 由紀】はとある少女を膝の上に乗せていた。

 

「由紀……事の首尾はどうなっている?」

 

「う〜ん……怪しい……かな? て言うかキャロル……本当に()()()()なのよね?」

 

「あぁ……このチフォージュ・シャトーからの観測でも同じ結果を出している。それに……()()()()()()()()()()()()()()()()()()で分けられた魂だからな……。探すのに凡そ18年もかかってしまったが……」

 

「嘘はダメだよキャロル……()()()()()()()()()()()()()()()()でしょう? 私の転生知識で時期を特定して、響がリディアンを卒業する年にキャロルが私と籍を入れる為に……ね?」

 

「あぁ……流石はオレの花嫁だ。そこまで頭が回るとは……な」

 

 このキャロル・マールス・ディーンハイムは……稀代の錬金術師にして()()()()()()()()()()()()()()()()()女性だ。そしてその目的は……

 

「オレと由紀が幸せに暮らせる世界を創る為だが……まさかシャトーが()()()()()()()()()()()()に現れる事になるとはな……」

 

「どうするの? 何もしないのも多分不味いよね?」

 

「非常に遺憾だがパヴァリアの連中にラフィスとアルカ・ノイズのレシピを送ってやる。まぁ……この世界のオレとの交渉を済ませた後だがな……」

 

「暴走したら?」

 

「捻じ伏せる。そもそも……()()()()()()頃のオレがなんと哀れだったか……。オレは由紀と出会ってこんなにも胸を熱くさせたのに……」

 

 キャロルは恍惚とした表情で由紀を見つめていた。そして互いの唇を重ねると……

 

「んん……由紀……」

 

「はいはい。わかってるよキャロル……()()()()()()()()()()

 

 そのまま2人は部屋の照明を落とした。

 

 

 

 


 

 

 

「キャロル……パパの命題を思い出して……あんなにも幸せそうなキャロルは……とても嬉しいなぁ……」

 

「エルフナイン……良いかしら?」

 

「ほえ? ファラさんどうしました?」

 

「次の歌姫の合同ライブの日……貴女は日本でS.O.N.Gに潜入する事になりますわ。なのでレイアちゃんと良く協議するのよ? 三文芝居とバレればマスターに余計な手間をかけさせてしまいますわ……」

 

 ファラはエルフナインを呼び止めると仕込みを始めた。そして……

 

「この世界のマスターは地味に暴走している。故にマスター自ら想い出を複写して伝えるだろう。しかし……」

 

「同じ人物がいる以上マスターは何かしらの細工を施すでしょう。そうなれば花嫁様が悲しみますわ……」

 

「じゃあ……どうするんですか?」

 

「説得だ。しかし……私達はその想いを安易に否定する事はできない。よってお前にはこの世界のマスターの想いを吐き出させた後、花嫁様の想いを伝えてやれ。そうすればあるいは……」

 

 エルフナインは意を決して言葉へと変えた。もしキャロルが答えを受け止めたその時は……

 

「分けられた肉体と魂が融合するんですね。そうすれば皆で今度こそ……」

 

「ええ。それとガリィちゃんの報告だとこの世界のマスターは【()()()()()()()()()らしいわよ?】」

 

「もしかしたら地味に躊躇っておられるのかもしれないな……」

 

「なら……絶対に僕達でこの世界のキャロルを止めましょう!」

 

「ふわ〜あぁ〜だゾ……ミカもお腹が減ったゾ……」

 

「ではデュランダルのエネルギーをどうぞ。マスターの機転でムーンセル・オートマトンより回収できて良かったですね……」

 

「ありがたく頂くゾ。それにしても……マスターが明るくなってアタシは嬉しいゾ!」

 

「えぇ……私達全員がマスターの幸せの為に……頑張って来ましたものね……」

 

「そしてマスターも我々に応えてくださる」

 

「これも由紀さんがキャロルと結ばれてくださったおかげですね!」

 

 このキャロルの拠点であるチフォージュ・シャトーは、現在は()()()()()()()()()()()、嘗てフィーネのカ・ディンギルによって月の一部が抉られた。その為にこの世界でも由紀の記憶通りの出来事が起こる事を彼女達は理解した。そして……

 

「いよいよマスターが花嫁様をお迎えになる時が来るのね……。その時は皆で……」

 

「派手に祝杯をあげるとしよう。そのほうがマスターに……そして花嫁様に……」

 

「たくさん喜んで貰えるゾ!」

 

 4人の従者と1人の妹は愛し合う2人を祝福しており、その笑顔の為ならどんな事でもするだろう。

 

「ならばまずはこの世界のマスターの説得だ。そして私達は……()()()()()()()()()()な。そうすれば花嫁様の見た未来を変えられるかも……しれないな……」

 

 しかし……キャロルはこの世界の自分と後に対峙してこう語る事となる。

 

「まさか由紀だけではなく、オレの魂の片割れもこの世界にいたのか。ならば……今度こそ想い出を充分に蓄えられたな……」

 

「ならばデュランダルを渡しましょう! きっとS.O.N.Gも求めている事でしょう……」

 

「私達はマスターの幸せの為に……」

 

 鏡香はこの次に起こる【魔法少女事変】の終了後に己の前世とキャロルの関係を知ることとなる。




チフォージュ・シャトー(月遺跡)はフィーネカ・ディンギルブッパで「あ……これ私達の世界だわ」となりました。

ちなみにこのシャトーのデュランダルは正確には【デュランダル・レプリカ】です。まぁ……キャロルがムーンセルの機能で作り直した訳ですけれど……

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鏡香ちゃんのメインヒロイン(恋人)誰にしよう……

  • キャロル
  • クリス
  • マリア
  • きりしら
  • 未来
  • パヴァリア
  • シェム・ハ
  • 緒川さん
  • 弦十郎司令
  • あおいさん
  • 藤崇さん
  • エルフナイン
  • ノブレ
  • 自動人形
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