シャトル救出作戦!
『ナスターシャ教授の遺体を載せたシャトルが帰還時のトラブルで大変な事に!』
『既に関係各位に出動依頼を出していますが……未だ承認は……』
フロンティア事変終了した年の暮……ナスターシャの遺体を回収したシャトルが地球へと帰還する事になった。しかし……帰りのタイミングでシステムトラブルが発生し……
『! 司令! 来ました! 活動申請が通りました!』
『既に軌道計算は終了しています!』
『聞いたな! すぐに向かってくれ!』
「だって! 行くよ2人共!」
「応とも! ナスターシャ教授には返さねばならない恩がある!」
「あたし達の為に月遺跡を再起動させてくれたあの人を今度こそ……恩返ししねぇとな!」
『う〜……私も行きたかったのにぃ……』
「響……? 我儘を続けるなら私でも怒るよ? 」
『……はぁい』
響は年末までの課題を日々の任務等ですっぽかす事が多かった。更にフロンティア事変の後処理に鏡香はかなり奔走する事が多く、その結果課題への注意を怠る事に繋がった。
「だいたい未来や私に相談すれば出来た事でしょうが! 今日は本部で監視されながら終わらせなさい! 」
『生殺しだよぉ……』
「何か言ったの? お仕置きがいる? 」
『何でもアリません……』
シャトルに取り付くまで鏡香は響への説教を続けていた。お目付け役は未来である。
『しかもガングニールまで没し「文句?」違うよぉ……』
最早響に他の選択肢は存在していなかった。
「鏡香! そろそろ接触するぞ!」
「了解! クリス……ミサイル頼んよ!」
「応よ!」
クリスは【MEGA DETH QUARTET】を宇宙で放ち……3人はそれに機乗して推進力を得ていた。
「バーニアをふかします! パイロットさんへの連絡を!」
「体勢の安定の為に機体に刃を刺します! ご容赦を!」
「頼むぞをオッサン!」
そうして大気圏突入を無事に果たした装者達だが、K2への直撃がこのままの軌道では不可避の事態であると通信が入る。
『依然K2への直撃コースです! なんとか対応を!』
「司令! K2を削ります! 申し訳ありません!」
『わかっている! 既に世界へは通達済だ!』
「クリス! 私達の機体の接触範囲に合わせてミサイルをお願い!」
「了解だ!」
鏡香はシンフォニックドライブを始めると神獣鏡のマーカーを展開した。そしてクリスはそれを足場にミサイルを発射し、続けて鏡香は機体が通れるだけの穴をくり抜いた。
「本当に器用だな私の親友は……」
『シャトル! 不時着を開始します!』
「2人とも! 私は直接押し返すから援護よろしく!」
「「了解だ!」」
『左に大岩があります! 軌道修正を!』
「了解しました!」
鏡香はオペレーターからの情報を頼りに、進行方向に完全な背を向けてシャトルを押し返そうとしている。しかし……障害物の破壊はマーカーを介して行っていた。
「次は左に大岩がある!」
「減速のペースは順調だけど……この進行方向には村があります!」
「あおいさん! 私達3人で機体を持ち上げれば機体を立てる事はできますか?」
『理論上は可能だけど……パイロットへの通信を急ぎます!』
「藤尭さん! 残り時間と距離は!」
『時間にして10分を切ってます! 距離は50キロ程です!』
「ッ! 頼むよ2人共!」
「「了解(だ)!」」
翼も天羽々斬の刃を地に突き立てて減速を試みる。クリスはバーニアをふかして機体を押し返そうと試みる。
「だけど……この……重さと……」
「勢いを止めるのは……中々に骨が折れるな……」
「キッツイけど……弱音は吐けないよ! 」
鏡香は2人を励ましながらも機体を押し止めようとしていたが、最も並行作業をしている彼女には疲労が確実に蓄積されていた。
「はあ……は……あ…………ヤバ……い流……石に……キ……ッ……ツ……イかも」
「鏡香は大分機体を減速させてくれた。雪音! 私達も踏ん張るぞ! 」
「おうよ先輩!
しかし……とうとう村への距離も近くなっていき……
『この速度では後2分で村に入ってしまいます! なんとか……なんとかしないと!』
『パイロットとの連絡……依然取れません! ですが……!』
「翼! クリス! こうなったら賭けに出るよ!」
「賭けだと!? 何をするつもりだ!?」
「減速は翼に任せて私とクリスで機体をぶん投げる! もし機体が浮上すればパイロットも!」
「チッ……鏡香が響みたいな事言ってるが……やってやるよ! 」
「「うらあぁぁぁ!!! 」」
翼に機体の制御を任せた2人は全力でシャトルをぶん投げた!
「はあぁぁ!!」
既にシャトルは該当する村の手前の平地まで接近してしまった。ここで持ち上げねば無への侵入は不可避だろう。
『頑張って! 鏡香!』
『翼さん! もう少しで!』
『クリス先輩! お願いするデス!』
「聞こえたよね2人共! 後一息ぃ!」
そして宙を舞ったシャトルは村の入口で
「さて……しんどいけど最後の一仕事だよ!」
「あぁ! 村の入口から!」
「手前の平地まで引っ張るぞ!」
3人は停止させたシャトルを移動させるべく押そうとした。しかし……
「ギアの……出力が……」
「限界に……達しているのか……」
「私達自身の……セーフティかも……」
既に疲労がピークに達した3人はシャトルを押し出す事ができずにいた。そんな3人の前に
「この機体を平地まで押すんですかぁ?」
「その……つもりな……ん……だ……け……ど……もう私……達の力……が……」
すると女性は平地までの道を凍らせた。
「後はあたしがやりますから動け無い人達はお帰り願えますかぁ?」
「些か癪だがそうさせて貰おう……」
「信じて……良いんだよな……?」
「ええ。
「じ…………ゃ……あ…………後……は…………お願い……す……る……ね…………」
鏡香はそう告げると意識を手放してしまった。どうやらシャトルを止めた事の安堵感で疲労を自覚したようだ。
「
女性の呟きを拾えた者は誰もいなかった。
現れた謎フードの少女……一体どこの【自動人形】なのか……
ちなみに響は課題のすっぽかしが発覚……これでこそビッキーよ!
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鏡香ちゃんのメインヒロイン(恋人)誰にしよう……
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キャロル
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クリス
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響
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翼
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マリア
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きりしら
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未来
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パヴァリア
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シェム・ハ
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緒川さん
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弦十郎司令
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あおいさん
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藤崇さん
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エルフナイン
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ノブレ
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自動人形